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Yamareco

記録ID: 828124
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
アフリカ

キリマンジャロ

2016年02月28日(日) 〜 2016年03月04日(金)
 - 拍手
k-ishikawa その他1人
GPS
128:00
距離
69.6km
登り
4,380m
下り
4,367m

コースタイム

1日目
山行
4:00
休憩
0:00
合計
4:00
15:00
マンダラハット
2日目
山行
6:00
休憩
0:00
合計
6:00
8:30
360
マンダラハット
14:30
ホロンボハット
3日目
山行
2:30
休憩
0:30
合計
3:00
9:00
90
ホロンボハット
10:30
11:00
60
ゼブラロック
12:00
ホロンボハット
4日目
山行
5:30
休憩
0:00
合計
5:30
8:30
330
ホロンボハット
14:00
キボハット
5日目
山行
11:10
休憩
3:10
合計
14:20
0:10
290
キボハット
5:00
5:00
50
ギルマンズポイント
5:50
6:00
150
ウフルピーク
8:30
11:30
180
キボハット
14:30
ホロンボハット
6日目
山行
6:40
休憩
0:00
合計
6:40
6:20
400
ホロンボハット
13:00
マラングゲート
ざっくり言えばスタート地点は1800メートル、4日かけて毎日1000メートルずつ登ります。そして登頂日も含めて2日間で2000メートルずつ下山するイメージです。なので登頂日だけは超ハードです。
天候 キリマンジャロ周辺は3月中旬から雨季となります。直前のシーズンでしたので、ホロンボハットまでは短い時間ですが雨が降ることもありました。ホロンボハットより上は雲より高いため気持ち良い快晴でした。気温は山頂明け方でマイナス10度…風が強かったので体感温度は更に低かったと思います。十分すぎる防寒対策をしてください。
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
関空からカタール航空でドーハ経由キリマンジャロ空港へ。モシに1泊して翌日から登山開始となりました。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。キボハットからギルマンズポイント以外はとても緩やかな登山道です。キボハットからギルマンズポイント間も富士山程度の斜面です。
ゼブラロック周辺にて。
麓の街モシより眺めるキリマンジャロ。5000メートルの標高差をもって眺めるその高さ、裾野の広さはただただ圧巻です。
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麓の街モシより眺めるキリマンジャロ。5000メートルの標高差をもって眺めるその高さ、裾野の広さはただただ圧巻です。
マラングゲートの事務所。ここで入山手続き。手続きには結構時間がかかります。
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マラングゲートの事務所。ここで入山手続き。手続きには結構時間がかかります。
このゲートをくぐるといよいよ登山スタートです。
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このゲートをくぐるといよいよ登山スタートです。
1日目は熱帯樹林の中を歩きます。
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1日目は熱帯樹林の中を歩きます。
1日目の宿泊指定地マンダラハット。登山者は4人部屋の小コテージに相部屋で泊まることになります。ソーラー電燈があり清潔で快適なコテージです。
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1日目の宿泊指定地マンダラハット。登山者は4人部屋の小コテージに相部屋で泊まることになります。ソーラー電燈があり清潔で快適なコテージです。
マンダラハットから30分ほど登ると視界が開け、マウェンジ峰と主峰キボ峰が見えるようになります…しかし、まだまだ遠い。
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マンダラハットから30分ほど登ると視界が開け、マウェンジ峰と主峰キボ峰が見えるようになります…しかし、まだまだ遠い。
進行左手にすり鉢状の小火口が見えます。ここで標高は3300メートルくらい。
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進行左手にすり鉢状の小火口が見えます。ここで標高は3300メートルくらい。
ジャイアントロベリアという花です。
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ジャイアントロベリアという花です。
ジャイアントセネシオというキク科の花です。木ではありません。
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ジャイアントセネシオというキク科の花です。木ではありません。
ホロンボハット周辺はジャイアントセネシオが群生しています。
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ホロンボハット周辺はジャイアントセネシオが群生しています。
2・3日目の宿泊地ホロンボハット。設備はマンダラハットとほぼ同じ。ここで高所順応で連泊したことが登頂に繋がったと感じています。
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2・3日目の宿泊地ホロンボハット。設備はマンダラハットとほぼ同じ。ここで高所順応で連泊したことが登頂に繋がったと感じています。
ゼブラロックまで小ハイキング。ここで標高はだいたい4000メートル。
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ゼブラロックまで小ハイキング。ここで標高はだいたい4000メートル。
ゼブラロックの裏手まで登るとキボ峰がその雄姿を見せてくれました。登頂意欲が高まりました。
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ゼブラロックの裏手まで登るとキボ峰がその雄姿を見せてくれました。登頂意欲が高まりました。
エバーラスティングフラワーが群生しています。この群生を過ぎるとこれより先は植物はありません。高所砂漠です。
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エバーラスティングフラワーが群生しています。この群生を過ぎるとこれより先は植物はありません。高所砂漠です。
路肩にストレッチャーがありました。急病または動けなくなるとこれに乗せられてマラングまで運ばれるのです。
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路肩にストレッチャーがありました。急病または動けなくなるとこれに乗せられてマラングまで運ばれるのです。
サドルと呼ばれる高所砂漠を歩きます。道中は簡易トイレが何か所がありますが、ここだけは隠れるところがありません。
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サドルと呼ばれる高所砂漠を歩きます。道中は簡易トイレが何か所がありますが、ここだけは隠れるところがありません。
最高所の宿泊指定地キボハットです。10名程度の大部屋となります。出発の深夜まで仮眠をとるのですが、アタックを前にして皆が緊張感を漂わせています。
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最高所の宿泊指定地キボハットです。10名程度の大部屋となります。出発の深夜まで仮眠をとるのですが、アタックを前にして皆が緊張感を漂わせています。
日の出前にウフルピークに登頂しました。あまりに寒く、また空気が薄いことで苦しい。ここで日の出を待つ元気は無く、下山しながら楽しむこととしました。
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日の出前にウフルピークに登頂しました。あまりに寒く、また空気が薄いことで苦しい。ここで日の出を待つ元気は無く、下山しながら楽しむこととしました。
下山途中、日の出前にギルマンズポイント方面を撮影。
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下山途中、日の出前にギルマンズポイント方面を撮影。
頂上直下に氷河が残っています。温暖化の影響で近い将来溶けて無くなってしまうそうです。
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頂上直下に氷河が残っています。温暖化の影響で近い将来溶けて無くなってしまうそうです。
ギルマンズポイントまで戻り、ウフルピークを撮影しました。
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ギルマンズポイントまで戻り、ウフルピークを撮影しました。
ギルマンズポイントより眼下にキボハットとマウェンジ峰を鳥瞰しています。ここからの急な下りで足を痛めないように気をつけて下さい…残りの長い下りが思いやられますから。
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ギルマンズポイントより眼下にキボハットとマウェンジ峰を鳥瞰しています。ここからの急な下りで足を痛めないように気をつけて下さい…残りの長い下りが思いやられますから。
キボハットまで下りてきました。疲れた〜。でも小休止後にこの日はホロンボハットまで下りなければなりません。
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キボハットまで下りてきました。疲れた〜。でも小休止後にこの日はホロンボハットまで下りなければなりません。
キボハットよりギルマンズポイントを振り返ります。中央の砂礫帯をジグザグに登降しました。
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キボハットよりギルマンズポイントを振り返ります。中央の砂礫帯をジグザグに登降しました。
マンダラハットへ向かう低木帯の中でカメレオンを見つけました。
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マンダラハットへ向かう低木帯の中でカメレオンを見つけました。
下山後、マラングにてガイドが登頂証明書にサインをしてくれます。
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下山後、マラングにてガイドが登頂証明書にサインをしてくれます。

装備

備考 とにかく頻繁に水を飲むように指示があるので、ハイドレーションシステムはあるととても便利です。だたし、アタックの日はチューブの中で凍結しますので、水筒との併用をお勧めします。

私はダイアモックスを利用しました。ダイアモックスは高山病の治療というよりは予防として利用する方が良いと思います。血液中に酸素を取り込みやすくする作用があるので高山病の発症を遅らせることができたと思います。毎日2回半錠ずつを服用。手足にしびれを感じる副作用はありましたが、高山病にはかからず登頂できました。

感想

 キリマンジャロは誰でも挑戦できる山。気力と体力があり、高山病対策ができれば登頂できます。高所順応日を外して5日間にすることもできますが、順応日があったことで体力と気持ちの余裕を持てました。
 キリマンジャロは個人で勝手に登ることはできません。日本か現地で旅行会社に依頼する必要があります。私は西遊旅行に個人旅行としてアレンジしてもらいました。私たち夫婦に2名のガイド、1名のコック、6名のポーターが同行してくれました。屈強で、心優しい方々でした。彼らのサポート、彼らとの信頼関係も登頂に不可欠なものでした。

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コメント

登頂おめでとうございます
キリマンジャロ登頂おめでとうございます。
セブンサミッツの1峰ですね★
私もいつか行ってみたい・・・。
ガイド同行が義務づけられているのですね。高度順応はいかがでしたか?

お疲れさまでした。
2016/3/16 0:28
Re: 登頂おめでとうございます
ありがとうございます。
ガイドだけでなくコックとポーターも同行するんです。
何から何まで荷揚げするのでびっくりするぐらいの人数になります。2人為に9人同行ですよ。でもこれが標準です。
高所順応はうまくゆきました。薬の効果もあったと思いますし、とにかくポレポレ(ゆっくり)登りますので。
いつか行けたらいいですね。
2016/3/16 0:48
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