近江富士 三上山〜野洲駅から周回

2016年03月19日(土) [日帰り]

• GPS: 06:03
• 距離: 15.4km
• 登り: 616m
• 下り: 618m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:00
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:02

8:52 野洲駅
9:28 9:37 御上神社
9:55 9:55 妙見堂跡
10:35 10:36 三上山
11:51 11:52 妙光寺山
12:05 12:10 妙光寺山磨崖仏
12:39 12:50 福林寺跡磨崖仏
13:17 13:52 野洲市歴史民俗博物館
14:06 14:06 桜生史跡公園
14:54 野洲駅

○コース参考
・山と渓谷社　新・分県登山ガイド[改訂版]24　滋賀県の山　「35　三上山」

天候

アクセス

利用交通機関：

電車

町田→新横浜　JR横浜線　　　　　　　　　↓
新横浜→京都　東海道新幹線　　　　　　　↓　ひかり493号　9,840
京都→野洲　　JR東海道本線（琵琶湖線）　8,290


起点・終点：野洲駅

野洲→草津　JR東海道本線（琵琶湖線）　200

草津アーバンホテル（泊）

コース状況／危険箇所等

・難しいところはないが、北尾根縦走路は地質的に脆い岩でザレていて滑りやすいので注意。
・駅から登山口までは道標はないが、登山道には道標が多くある。
・秋のマツタケの季節は、三上山から妙光寺山にかけてコースのほとんどが入山禁止になるようだ。

その他周辺情報

○有料施設
・野洲市歴史民俗博物館（銅鐸博物館）　200
○温泉　草津温泉　430
　草津駅から徒歩5分くらいのところにある銭湯。シャンプー・石鹸は別売り。
　群馬の草津温泉の湯の浴槽もある。
　営業は14時過ぎから。

写真

3/19 7:44

新幹線の車窓から。
米原を過ぎた辺り。
雨は止んでいるようだけど、低いところにも雲がある・・・

3/19 7:58

新幹線を降りて、琵琶湖線に乗り換える。

3/19 8:52

野洲駅。
1日目はここから周回。

3/19 8:54

駅近くを流れる水路、祇王井（ぎおうい）川。
800年の歴史を持つ人工の川らしい。

3/19 8:59

朝鮮人街道から中山道へ。

3/19 9:01

背くらべ地蔵。
比べるまでもなく大小差は歴然。

3/19 9:07

中山道を離れたら、新幹線の下を潜る。

3/19 9:10

正面に三上山・・・でも雲の中。

3/19 9:14

滋賀県名物、飛び出し注意看板。
この赤シャツが一番多いようだ。

3/19 9:16

3/19 9:18

あれ、雲が見る間に晴れてきた。

3/19 9:20

そして、近江富士、三上山の登場。

3/19 9:22

登山口へはこのまま車道を行けば早いけど、その前に右手の御上神社へ。

3/19 9:22

3/19 9:23

ここから御上神社へ。

3/19 9:24

鳥居の前の公園に巨大なタコが・・・
これは沼津の公園にもいたような。

3/19 9:25

そして、はちまきタコちゃん。
コレはどう遊ぶ遊具なのだろう・・・

3/19 9:29

御上神社の楼門。
これは国の重要文化財。

3/19 9:29

御上神社の本殿。
国宝。
三上山が御神体。

3/19 9:37

御上神社。

3/19 9:38

神社の境内には、樹皮が剥がれて真っ赤になったヒノキが目立つ。
自然に剥がれたようには見えないし・・・
神社の屋根に使う桧皮かな？

3/19 9:46

さて、登山口へ。
表と裏の登山道がある。
表から登る。

3/19 9:47

まずはイノシシ防護の扉を抜ける。

3/19 9:48

入口からすぐに、魚釣岩。
昔は湖岸がここまであって、岩の上で釣りをしていたとか。

3/19 9:52

青々とした森。

3/19 9:55

けっこう広い妙見堂跡。
今は燈篭と土台が残るのみ。

3/19 9:57

なかなかいい道。

3/19 10:04

異様に目立つ真っ赤なヒノキ。

3/19 10:09

割岩。
間を通れるらしいので行ってみよう。

3/19 10:09

こっちだよ。

3/19 10:09

本当に通れるのだろうか・・・

3/19 10:10

なんとか通れるかな〜と思ったら、
途中の段差で背中の荷物がつっかえて、しばらくもがく。

3/19 10:12

なんとか荷物を外して横向きになって抜けられた。

3/19 10:15

割岩を過ぎると、岩だらけの道。

3/19 10:18

野洲川の向こうに琵琶湖が見えた。

3/19 10:20

もうツツジが咲き始めている。

3/19 10:20

雨上がりのツツジ。

3/19 10:21

3/19 10:31

山頂直下の展望台に到着。
西側の眺めがあるが、野洲川の向こうは雲で見えない・・・

3/19 10:34

山頂近くにある御上神社の奥宮。

3/19 10:34

裏登山道からだとここに出るようだ。

3/19 10:35

奥宮の裏手に、山頂。

3/19 10:36

三上山の山頂。

3/19 10:48

道はジグザグの一般向けと、真っ直ぐな健脚向けに分かれている。
ここはのんびり一般向けを行く。
健脚向けを行く人の方が多いようだ。

3/19 10:54

ヒノキの森はシダに埋め尽くされている。

3/19 10:57

ここで左に折れて妙光寺山の方へ。

3/19 11:01

遠くでたくさんの黄色い花らしきもの。
なんだろう。

3/19 11:03

この小さな道標から北尾根縦走路へ。

3/19 11:06

時折ツツジが顔を出す。

3/19 11:09

こういう岩が随所にある。

3/19 11:10

向こうの平らな山が妙光寺山。

3/19 11:14

振り返ると、端正な近江富士。

3/19 11:16

北尾根縦走路は木々の背が低くて見晴らしがいい。

3/19 11:18

岩の門を通り抜ける。

3/19 11:20

ナナメに積み重なった巨岩。

3/19 11:22

四阿があったので寄り道。

3/19 11:23

四阿から、三上山。

3/19 11:25

東光寺日陽山、と書かれたピーク。

3/19 11:25

下には広い花緑公園。

3/19 11:26

北尾根縦走路は、ほとんどがこんな黄色い地面で、ザレていて滑りやすい。

3/19 11:33

こういう小さなピークをいくつも超える。

3/19 11:35

妙光寺山が目前。

3/19 11:35

あ、琵琶湖が見えた。

3/19 11:44

ここから三上山が見えなくなる。

3/19 11:46

妙光寺山磨崖仏へはここから下るが、その前に山頂までピストン。

3/19 11:51

分岐から5分ほどで、妙光寺山の山頂。
でも展望はない。

3/19 11:56

ヒサカキも咲いている。

3/19 11:58

3/19 12:04

分岐に戻ってしばらく急斜面を下ると、岩神神社。

3/19 12:04

銅鐸の道標。

3/19 12:05

妙光寺山磨崖仏。
思っていたより大きい。

3/19 12:08

少し下に、古い石仏がたくさん。

3/19 12:10

あまりわからないけど、靴を履いているのが特徴らしい。

3/19 12:16

登山口まで降りてくると、三神社。

3/19 12:16

三神水。

3/19 12:18

イノシシ除けを通って、登山口に到着。

3/19 12:20

次は福林寺跡磨崖仏へ。

3/19 12:21

藪の中に、ひっそりとマンサク。

3/19 12:22

この赤い舗装は濡れていると滑りやすい・・・

3/19 12:25

あと300mというところで、立入禁止。
仕方ないので回り道。

3/19 12:36

野洲中学校をぐるりと回り込むようにして、先ほどの道に出る。
動物除けの柵を通って、この橋を渡る。

3/19 12:37

地面には落椿。

3/19 12:39

福林寺跡磨崖仏。
周辺には小さな磨崖仏がたくさんあって、これはその中でも一番大きいもの。
先ほどの妙光寺山磨崖仏に比べると小さいけど、ここは数が凄い。
多くの磨崖仏が持ち去られてしまったそうで、写真左端の石仏には、持ち去ろうとした時のノミの跡が付いている。

3/19 12:41

こんなところにも。

3/19 12:41

小さな磨崖仏が驚くほどたくさんある。

3/19 12:43

もしかして持ち去られてしまった跡だろうか。

3/19 12:43

半分埋まっている。

3/19 12:45

このままに埋もれるに任せた方がいいのか、
掘り起こしてあげる方がいいのか。

3/19 12:49

この岩の周囲にも、計13体。
福林寺跡磨崖仏、意外に良かった。
やっぱり行ってみないと良し悪しはわからない。

3/19 12:53

この道は通行止めなので、左に下りて国道に出る。

3/19 12:59

国道に出た後、すぐにこの道に入る。
道標はない。

3/19 13:04

巨大灯篭を右に曲がる。

3/19 13:04

ここには青シャツ。

3/19 13:05

日吉神社に寄り道。

3/19 13:06

日吉神社。
・・・ん？屋根の上に何かある。

3/19 13:07

猿？

3/19 13:12

この辺りは、明治と昭和の2度に渡って大量の銅鐸が発見されたらしい。

3/19 13:15

博物館の前にある池。

3/19 13:15

エサを求めてコイが群がる・・・

3/19 13:19

銅鐸博物館に寄って、銅鐸についてお勉強。
展示物は撮影禁止なので、写真は入り口にあるこれだけ。
にしても、銅鐸の顔出し看板って・・・

3/19 13:52

野洲市歴史民俗博物館。通称、銅鐸博物館。
連休だというのに、自分以外に誰もいなかった・・・

3/19 13:53

博物館の近くに古墳もある。
石室の中にも入れる。

3/19 14:00

国道を潜って、中山道を行く。

3/19 14:01

子安地蔵堂。

3/19 14:02

子安地蔵堂の石仏たち。

3/19 14:06

新幹線に沿った道を行く。

3/19 14:06

「桜生」で「さくらばさま」って読むんだ・・・
古墳がある史跡公園。
寄ってみよう。

3/19 14:09

円山古墳。
この古墳は登れる。

3/19 14:10

円山古墳の頂上。
展望はちょっと微妙。

3/19 14:12

石室に行ってみる。
入口の前に立つと、突然に解説の音声が流れて、びくっとする。

3/19 14:17

次は天王山古墳。
ここは少しだけ眺めがいい。

3/19 14:18

古墳でおにぎり。
コンビニで見つけた甲子園ドライカレー。
おいしかった。

3/19 14:22

天王山古墳は前方後円墳。

3/19 14:24

次は、甲山古墳。
ここは登れないけど中には入れる。

3/19 14:26

桜生史跡公園を出たら、このまま中山道を行ってもいいが、新幹線の高架をくぐって、中山道を離れる。

3/19 14:27

すると、広い田んぼでいい眺め。

3/19 14:29

ひっきりなしに新幹線が通る。

3/19 14:32

東海道本線の線路に突き当たり、後は線路沿いを行く。

3/19 14:32

田んぼの向こうに、少しだけ三上山が頭を出している

3/19 14:54

野洲駅に到着。

3/19 15:02

琵琶湖線の電車に乗って宿泊場所の草津へ。

3/19 15:04

琵琶湖線の車窓から、三上山。

3/19 15:13

駅から出ると、草津宿。

3/19 15:14

草津駅に到着。

3/19 15:18

草津に来たら温泉宿、といきたいところだけど、それは群馬の草津。
今回の宿はこのビジネスホテル。

3/19 15:19

でも、宿から徒歩1分もないところに、草津温泉という名の銭湯がある。
宿に荷物を置いて、さっそく入る。
中には群馬の草津温泉の湯（湯の花か入浴剤かと思われる）がある。けっこういいお湯だった。

3/19 16:23

近くにある草津宿の本陣跡。
でも既に後片付け中・・・

3/19 16:24

草津宿。

3/19 16:26

脇本陣は、そのままの名前でカフェになっている。

3/19 16:29

草津川隧道。
街中にある何気ないトンネルだけど、名前の通り草津川の下を通っていたトンネル。
草津川が氾濫して堤防を作り、そのうちに川の底に泥が溜まってまた氾濫、堤防を高くして、また泥が溜まって氾濫し、というの何度も繰り返して、だんだんと川の位置が高くなったらしい。
上は工事中で見られなかったが、今は廃川になってもう川はないらしい。

3/19 16:32

草津宿は東海道の宿場町。
そして、ここ草津で中山道と分岐・合流する。

3/19 17:04

夕食は、大阪ではないけれど、お好み焼き。

3/19 17:20

ちょっともの足りないので、とん平焼きを追加。

3/19 19:32

宿に戻って、野洲駅近くで買った三上山に因んだお菓子。
百足伝説って・・・お菓子にムカデという名前を付けるとは。
でもおいしかった。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

年に一度は琵琶湖旅。
今年も3月の連休に琵琶湖周辺の山を1泊で2箇所。
1日目は近江富士の三上山と、磨崖仏がある妙光寺山。
草津に1泊して、
2日目は金勝アルプスの鶏冠山から竜王山を歩いた。（2日目は別レコで）

連休初日は雨予報。
雨が強ければどこか観光だけにするつもりだったけど、
現地に着いてみれば、雲は低くどんより曇ってはいるものの、
既に雨は止んでいて、天気は快方だし、決行。

最寄の野洲駅から、御上神社を経て三上山へ。
この山だけだと少し物足りないので、北尾根縦走路を経て妙光寺山とその中腹にある磨崖仏を加える。
これでもまだ時間に余裕があるので、近くにある福林寺跡磨崖仏と、
さらに銅鐸博物館まで足を延ばしてから野洲駅まで戻る。

遠くからでも良く目立つ、近江富士の三上山。
麓の信仰、そして山頂近くには岩、そしてそこそこの展望。
北尾根縦走路に入ると、景色は一変。
奇岩と背の低い木々で眺めもいい。
そして、妙光寺山の磨崖仏と福林寺跡の麻崖仏。
さらには銅鐸に古墳。
思っていた以上に盛りだくさんで満足できた。
ただ、始終曇り空だったのが惜しかった・・・雨に降られなかったけども良しとしなければ。

さて、翌日は金勝アルプスの鶏冠山と竜王山。
これは別レコで。

○2日目　金勝アルプス　鶏冠山・竜王山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-829996.html

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/71WZj55brynLSTcg7

○過去の琵琶湖旅
・2015年　比叡山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-754763.html
・2014年　竹生島と霊仙
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-540976.html
・2014年　賤ヶ岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-421178.html
・2014年　小谷山と虎御前山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-419164.html
・2013年　彦根城と佐和山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-291099.html
・2013年　繖山と安土山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-290251.html