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記録ID: 832072 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走八ヶ岳・蓼科

【阿弥陀岳】厳しくも美しき★今冬最後の雪の八ヶ岳

日程 2016年03月20日(日) 〜 2016年03月21日(月)
メンバー cajaroamaam
天候■3/20
 曇りのち晴れ
■3/21
 曇のち晴れ
 ・赤岳鉱泉 6:00 5℃
 ・阿弥陀岳山頂 10:00 -7℃ ほぼ無風
アクセス
利用交通機関
電車バス

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地図/標高グラフ


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歩くペース 1.0〜1.1(標準)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち77%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

1日目
山行
2時間42分
休憩
14分
合計
2時間56分
S八ヶ岳山荘13:0913:53やまのこ村13:5414:02美濃戸山荘14:0814:56堰堤広場15:0316:05赤岳鉱泉
2日目
山行
8時間15分
休憩
1時間41分
合計
9時間56分
赤岳鉱泉06:1106:54行者小屋06:5508:32文三郎尾根分岐08:4108:55中岳08:5709:10中岳のコル09:3310:26阿弥陀岳10:3711:15中岳のコル11:30中岳12:01文三郎尾根分岐12:0412:59行者小屋13:0013:21赤岳鉱泉13:5214:27堰堤広場14:3215:01美濃戸山荘15:0215:06やまのこ村15:1915:22赤岳山荘15:2316:07八ヶ岳山荘G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
★★阿弥陀岳直下で滑落アリ!要注意!

■美濃戸口~赤岳鉱泉
・赤岳山荘までは積雪はところどころある程度。
・赤岳山荘より上は全体的に積雪しており凍結箇所が多い。
 ノーアイゼンでもいけるが、不安な人はアイゼンを使ったほうが良い。

■赤岳鉱泉~文三郎尾根頂上(赤岳と中岳の分岐)
・赤岳鉱泉は積雪量は多く、雪も締まっている。
 テント泊をしたが、スノーペグは必要。
・行者小屋までは2月よりも積雪が多いと感じた。
・文三郎尾根の階段も鎖も完全に雪に埋もれている。
 ところどころ鎖の支柱の先端が見える程度。

■文三郎尾根頂上~中岳のコル
・文三郎尾根頂上からの下りは雪はほとんど溶けているが、
 中岳への登りからは先はしっかり積もっている。
 中岳山頂からはコルまでは雪稜を歩くため、注意が必要。

■中岳のコル~阿弥陀岳
・雪はしっかり付いているが、ところどころ岩や氷が露出している。
 はじめの階段は半分埋まっているくらい。
・夏道は完全に埋まり、60-70度程度の雪壁を登下降するところもあり、
 後ろ向きでないと降りれない。
 状況は悪い。岩や氷が隠れているところもあるので足場は要確認!
 目の前で人が20mほど墜落するような勢いで滑落した・・・
その他周辺情報改めて知ったが、茅野は、そばの名所なのですね。駅前の蕎麦屋はどこも手打ちで旨い!!

■蓼科
バス停から新宿寄りに歩いた所。踏切の近く。あるいて5分くらい。手打ちそばの店。そばは絶品!
三重もりは三段重で、3種類のつけダレでいただける。

■そば茶屋
バス停の前だし、、、と思っていたらかなりうまい。
葉わさび付きのそばは大人の味。
ふきのとうの天ぷらは絶品!
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 ベースレイヤー フリース ソフトシェル ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 インサレーション ダウンインサレーション ゲイター ネックゲイター ニット帽 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 テルモス プラティパス 地図 コンパス 計画書 ヘッドランプ スマートフォンGPS 予備バッテリー 筆記用具 保険証 時計(高度計) サングラス ゴーグル ストック カメラ ピッケル マット シュラフ 象足 ダウンパンツ ビーコン
共同装備 テント ポール 竹ペグ テントシート ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ツェルト スコップ ガス バーナー コッフェル カップ

写真

春の の〜んびりした山行であったけど、滑落を目の前でみるなど、いろいろ考えさせられる山行でもあった。
2016年03月21日 12:14撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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春の の〜んびりした山行であったけど、滑落を目の前でみるなど、いろいろ考えさせられる山行でもあった。
12
日も長いしゆっくりと行こうよ!といつもより遅いバスで行こうとしたら、勢い余って二本遅いバスになってしまったので、そばをのんびり食べる。
2016年03月20日 11:11撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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日も長いしゆっくりと行こうよ!といつもより遅いバスで行こうとしたら、勢い余って二本遅いバスになってしまったので、そばをのんびり食べる。
3
お不動様今回もよろしくお願いします
2016年03月20日 13:46撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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お不動様今回もよろしくお願いします
1
鉱泉への道は赤岳山荘から雪道になる。結構凍ってるので、チェーンアイゼンとかがあると楽だろう。
2016年03月20日 15:05撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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鉱泉への道は赤岳山荘から雪道になる。結構凍ってるので、チェーンアイゼンとかがあると楽だろう。
1
アイスキャンディも今日でおしまい。もう穴ぼこだらけです。
2016年03月20日 16:05撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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アイスキャンディも今日でおしまい。もう穴ぼこだらけです。
5
結局赤岳鉱泉には4時頃着いたのだか、日が長い。そしてあったかい!春ですね~!
2016年03月20日 16:08撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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結局赤岳鉱泉には4時頃着いたのだか、日が長い。そしてあったかい!春ですね~!
4
赤岳鉱泉から阿弥陀岳
2016年03月20日 16:41撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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赤岳鉱泉から阿弥陀岳
2
赤岳も見える
2016年03月20日 16:47撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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赤岳も見える
3
本当に日が長くなった。考えてみれば春分の日なのですね。
2016年03月20日 17:37撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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本当に日が長くなった。考えてみれば春分の日なのですね。
みんな写真を撮っているので何だろうと覗いてみたら、なんとも見事な月が!
2016年03月20日 17:53撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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みんな写真を撮っているので何だろうと覗いてみたら、なんとも見事な月が!
12
外でご飯を作っている人達も沢山いる。もう春なのだなあ・・・我々も自炊場のベンチでご飯を作った。今夜はビーフシチュー。ここで豚舌の切り身の嬉しいお裾分け。初めて食べたがタンの食感なんだね!ありがとう!
2016年03月20日 18:13撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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外でご飯を作っている人達も沢山いる。もう春なのだなあ・・・我々も自炊場のベンチでご飯を作った。今夜はビーフシチュー。ここで豚舌の切り身の嬉しいお裾分け。初めて食べたがタンの食感なんだね!ありがとう!
8
朝はガスで覆われていたが、霧氷が幻想的で美しい。
2016年03月21日 06:21撮影 by X-A1, FUJIFILM
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朝はガスで覆われていたが、霧氷が幻想的で美しい。
12
雪の道はどこか暖かい。
そしてとても静かだ。
2016年03月21日 06:21撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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雪の道はどこか暖かい。
そしてとても静かだ。
1
まるでサンゴのような霧氷
2016年03月21日 07:58撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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まるでサンゴのような霧氷
1
文三郎尾根はすっかり階段が埋まっている。数日前に低気圧が来ていたが、標高の低いところは雨で、高いところは雪が降ったのだろう。
2016年03月21日 07:58撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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文三郎尾根はすっかり階段が埋まっている。数日前に低気圧が来ていたが、標高の低いところは雨で、高いところは雪が降ったのだろう。
4
景色は全く見えないが、霧氷が神秘的である
2016年03月21日 08:01撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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景色は全く見えないが、霧氷が神秘的である
4
ヤマテンによると稜線は朝から晴れているという話だったが、全然晴れてないじゃないか。嘘つき・・・
2016年03月21日 08:05撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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ヤマテンによると稜線は朝から晴れているという話だったが、全然晴れてないじゃないか。嘘つき・・・
2
文三郎尾根の頂上の分岐から中岳に向かう道。この辺りだけは雪が少なく、地面が露出している。
2016年03月21日 08:42撮影 by X-A1, FUJIFILM
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文三郎尾根の頂上の分岐から中岳に向かう道。この辺りだけは雪が少なく、地面が露出している。
7
中岳から中岳のコルに向かう稜線はリッジ状になっているので、少しトラバース気味に巻く
2016年03月21日 08:59撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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中岳から中岳のコルに向かう稜線はリッジ状になっているので、少しトラバース気味に巻く
4
阿弥陀岳直下の登り、かなり急である。ストレートシャフトだと、シャフトが刺さりにくいので、ベントシャフトのピッケルが欲しなあ。
2016年03月21日 09:35撮影 by iPhone 6s, Apple
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阿弥陀岳直下の登り、かなり急である。ストレートシャフトだと、シャフトが刺さりにくいので、ベントシャフトのピッケルが欲しなあ。
4
アイスキャンディとかやってたから、別に難しいとは思わなかった。というか登るのが面白い。登った〜!!という充実感にみたされる。
2016年03月21日 09:48撮影 by iPhone 6s, Apple
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アイスキャンディとかやってたから、別に難しいとは思わなかった。というか登るのが面白い。登った〜!!という充実感にみたされる。
5
山頂につきましたがガスガスですな〜
なーんもみえない
2016年03月21日 10:33撮影 by X-A1, FUJIFILM
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山頂につきましたがガスガスですな〜
なーんもみえない
3
時折太陽が顔をのぞかせ、青空を期待させるが、また曇ってしまう。
2016年03月21日 10:30撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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時折太陽が顔をのぞかせ、青空を期待させるが、また曇ってしまう。
1
阿弥陀を降り(滑落を見てしまった!)さらに中岳を越えて文三郎に戻る。
2016年03月21日 11:32撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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阿弥陀を降り(滑落を見てしまった!)さらに中岳を越えて文三郎に戻る。
1
すると・・・雲の切れ目が・・・・!!
わおーーーー!!
2016年03月21日 11:38撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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すると・・・雲の切れ目が・・・・!!
わおーーーー!!
11
中岳の姿も見え始める。
2016年03月21日 11:42撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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中岳の姿も見え始める。
5
赤岳が全貌を現した!!!!
2016年03月21日 11:42撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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赤岳が全貌を現した!!!!
10
南八ヶ岳を覆っていた雲がどんどん消えていく。
2016年03月21日 11:54撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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南八ヶ岳を覆っていた雲がどんどん消えていく。
5
阿弥陀をバックに、文三郎の分岐に登り返す!
2016年03月21日 11:54撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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阿弥陀をバックに、文三郎の分岐に登り返す!
6
文三郎の分岐で振り返ると・・・・・・
やったー!!晴れたー!!見事な阿弥陀岳!!
2016年03月21日 11:57撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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文三郎の分岐で振り返ると・・・・・・
やったー!!晴れたー!!見事な阿弥陀岳!!
12
文三郎尾根を下っていきます。
2016年03月21日 12:04撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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文三郎尾根を下っていきます。
3
この辺りから見る阿弥陀は絵になりますな〜
ホントいいタイミングで晴れた!
おそらく今年最後の冬の南八ヶ岳だろう
2016年03月21日 12:13撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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この辺りから見る阿弥陀は絵になりますな〜
ホントいいタイミングで晴れた!
おそらく今年最後の冬の南八ヶ岳だろう
16
中岳と阿弥陀を眺めながら下っていく。
2016年03月21日 12:17撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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中岳と阿弥陀を眺めながら下っていく。
3
阿弥陀をバックに!
2016年03月21日 12:27撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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阿弥陀をバックに!
16
霧氷と横岳。青空に映える
2016年03月21日 12:29撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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霧氷と横岳。青空に映える
2
行程を遅らせた甲斐がありました♪ヤッホー
2016年03月21日 12:33撮影 by X-A1, FUJIFILM
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行程を遅らせた甲斐がありました♪ヤッホー
13
小同心にももう雪はない。もう春なのですねー
2016年03月21日 12:37撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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小同心にももう雪はない。もう春なのですねー
5
テント場に帰ったら誰かの傑作が迎えてくれた。
2016年03月21日 13:47撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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テント場に帰ったら誰かの傑作が迎えてくれた。
4
アズサの出発まで待ち時間があったので、バス停前のそば茶屋でカンパイ。フキノトウの天ぷらが美味かった!
2016年03月21日 18:15撮影 by FinePix S5Pro , FUJIFILM
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アズサの出発まで待ち時間があったので、バス停前のそば茶屋でカンパイ。フキノトウの天ぷらが美味かった!
4

感想/記録

■ガスガスでスタート!

今回は文三郎尾根から中岳経由で遠回りにピストンするルートを計画した。中岳沢を上がった方が早いのだが、雪崩の巣と聞いていたし、先日南陵で雪崩による死傷者も出ていたので避けたのである。

朝の天気は悪い。今までにないようなガスっぷりである。『ウェザーニュース』と『てんきとくらす』は午前中は曇りで12時から晴れ。ただ、ヤマテンは、下界は曇りだが稜線は晴れていると予報する。とりあえずヤマテンを信じて登ってみることにする。

しかし、いざ登り始めると降りてくる人の表情がなんだか暗~い。
『こりゃ絶対稜線ガスってるな』と思い予定を変更する。休憩を時間を潰しながらゆっくり登り、天候の回復を狙う作戦だ。

文三郎尾根の頂上の分岐まで来ると、案の定稜線はガスガス。ヤマテンの嘘つき・・・

『12時からの晴れが早く訪れないかな~♪』
と期待しながら阿弥陀に向けて稜線を歩いて行った。

さて、今回の核心部は阿弥陀岳直下の登降である。50-70度くらいの雪壁がずっと続き、モチロン一歩でも足を滑らせれば即滑落である。これまでのノンビリ気分が一気に吹っ飛んだ。

講習会で習い、ジョウゴ沢の氷瀑やアイスキャンディで何度も復習したフロントポインティングの重心移動の練習は本当にやっといてよかったと思った。安定して登降できた。

実は12月の講習会でも阿弥陀に登ったのだが、その時は、岩と氷がもっと露出しており、それはそれで爪をかけづらかったが、今回は雪壁の直登(直下降)なので、別の難しさを感じた。

山頂には特に問題なくたどり着いたがガッスガス・・・しばらく粘ったものの、晴れる見込みもないので退散することにした。


■人が目の前で滑落するのを見て・・・

さて阿弥陀直下の下りだが、恐ろしいことに、滑落に出くわしてしまった。

現場は60-70度くらいの傾斜でバック(後ろ向き)で降りねならないところであったのだが、3メートルほど横を人が墜落するような勢いで落ちて行った。

下に窪地があったので助かったのだが、(怪我もなく元気であった)原因は氷に爪をかけ損ねたことだったようだ。身体が回転してピッケルストップどころではなかったらしい。まあ実際それで止まるような傾斜でもなかったが・・・

バックだと足場が見づらいのに加え、すでに階段状になっているステップで足場が隠れて、覗き込むようにしないと蹴り込むポイントを確認しづらい。しかも、ところどころ雪の中に岩や氷が隠れており、よほどよく確認しないとうまく爪がかけられないのだ。

滑落したのはかなりクライミングをやられていたベテランの方で、技量不足には到底思えなかった。

『なんで落ちてしまったのだろう?』

と考えた時に思い当たったのは講習会でガイドさんから教わった、『無意識の意識』の話であった。

体操などのプロスポーツ選手は、無意識ではありながらも身体を動かし方に意識を払うという「無意識の意識」を働かせるのだという。

アイゼンワークでは、危険なところほど一歩一歩、最適な足場を探して選び、足の置き方や重心移動に高い精度が要求されるが、そのためには『常に足はこびに意識を向ける必要がある』という。

それは、"慣れ"や"体が覚える"といった概念とまったく異なるといわれた。

”意識"が緩んだり、足場の選び方や置き方に妥協があるなど、歩きに漫然さが混じってくると、運が悪ければ滑落を招いてしまうのだそうだ。これは技術が高くても起こりえることである。

事故の当事者の多くは『こんなはずではなかった』と思うのだそうだ。おそらくは『運の要因』が知らないうちに行動や判断の中に入り込んできてしまっているのだろう。

今回は自分なんかより技量や経験のある人の滑落であった。その理由を思い巡らすと他人事ではない。非常にシビアな世界なのだということを改めて思い知らされた。


■そして晴れ上がる八ヶ岳の空

そんなこんなで、トンデモ事件に出くわしてしまったが、無事で何よりだったと皆でほっとしつつ、我々は中岳から文三郎に戻ることにした。

みんな中岳沢から上り下りしてるので
『実は雪崩の危険はないんのではなかろうか?』
と思いつつも、ヨソはヨソ、ウチはウチと、無駄かもしれないが自分たちの判断を貫くことにした。

でもそのおかげで非常に良かったことがあった。中岳の山頂あたりで、ちょうど、12時になったのである。天気予報だと晴れる時間だ。

すると・・・・

ガスがときどき切れ始め、赤岳が少しだけ見えるようになる。

そして・・・・

ガスは見る見るうちに霧散してゆき、真っ青な青空にそびえる大迫力の赤岳がついに姿を表したのである!!振り返れば阿弥陀岳も姿を表しつつ合った。

文三郎尾根の分岐まで戻ると、八ヶ岳を覆っていたガスはすべて消えさり、南八ヶ岳の山々はその美しい姿を見せたのであった。

おそらく今シーズンで最後の雪の南八ヶ岳であろう。最後の最後で、雪の女神は振り向いてくれたのであった。


■ありがとう八ヶ岳

雪の南八ヶ岳には2シーズンで10回ほど来ているが、常に学びの場であった。

あるときは風に悩まされ、あるときは講習にきた。滑落現場も2回も出くわしてしまい、又、時には人の死を身近に感じた。そしてその雪山の厳しさだけでなく美しさを教えてくれた。本当にさまざまなことを教わり、様々なことを考えさせられた山だ。

思えば2年前に涸沢にスノーハイクに行った時に、いつかあの穂高の白い頂に立ちたいというところから私の雪山は始まった。

その目標に向け、2年間という長き準備期間を経て、これならようやく雪の穂高に登れるという確信を得ることができた。

ありがとう。八ヶ岳の山々よ!!
また来年もきます!!
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登録日: 2014/6/8
投稿数: 616
2016/3/26 5:17
 阿弥陀岳!!
cajaroaさん, maamさん、おはよーございます!

冬季の阿弥陀踏破おめでとーございます!
しかも見事な逆転勝ちで絶景にも恵まれて本当によかった
中岳からのリッジもいいですね〜
実はボクもずっとここを狙っていたんですが、
雪崩情報にビビってしまいました。
それなのに、なぜ三ノ沢だったのか ...
バカすぎる自分に呆れ果てています。
登録日: 2012/9/5
投稿数: 163
2016/3/26 11:55
 Re: 阿弥陀岳!!
shin1116さん こんにちわ!

コメントありがとうございます!

先日の雪崩事故はバリエーションルートの南陵で起こっており、中岳沢は避ければ良いので
(他の人のレコを見ると、当日はピットチェック等で大丈夫だという話も聞きます)
山というより、どのルートを使うかなのでしょうね。

中岳のリッジは短いので特に問題は無いですが、三ノ沢くらいの長距離になると、ルート取りの判断力を求められたり、トラバース等で神経を使うであろうことが予想されるので、自分たちの経験では、体力や精神力をすり減らし、足を引っ掛けるなどの事故のリスクがでてくるのでゆとりがなく、まだまだ無理そうな気がしています。

阿弥陀もそうですが、雪山はルート取りのスキルがまだまだ甘いので、実は基本的には一度行ったところにしか行かないようにしているんです。

垂直方向のスキルだいぶ高まってきているのですが、水平方向はまだまだなので、ステップアップしていきたいです!!

次は焼岳で、少しルートファインディングの練習をしてこようと思っています。

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