ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 835058
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

好天の谷川岳 西黒尾根から茂倉新道

2016年03月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:27
距離
16.9km
登り
1,638m
下り
1,717m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:09
休憩
3:16
合計
15:25
3:12
6
3:18
3:19
10
3:45
3:49
236
8:02
8:11
73
9:24
9:31
27
9:58
10:29
10
10:39
11:11
56
12:07
12:15
28
12:43
13:49
35
14:24
14:25
9
14:34
14:38
108
16:26
16:30
93
18:03
18:08
8
18:16
18:16
21
18:37
18:37
0
18:37
ゴール地点
天候 晴れ!
稜線部で微風
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
土合駅に駐車
1時半ころに到着、10台程度が既に駐車
土合駅のステーションビバークは1名+テント2張

帰りは19時33分、土樽駅発の電車で土合駅へ
スキーシーズンの臨時電車は15:24/◆17:09/18:09/◆19:33 ◆は臨時電車
コース状況/
危険箇所等
登山口〜トマノ耳 /西黒尾根
・登山口からしばらく進むと夏道が雪解け水で小川状態、夏道をはずして雪原の急登を進む。ルートをはずして登ったため途中藪漕ぎ、おかしなトレースをを残し後続の方、ゴメンナサイ
・最初のクサリ場は、クサリが出ていたが、通常のルートより左側を登ったような気がする。夏場は灌木に隠れていたのか?
・クサリ場を登るとノートレースのリッジを進む
・2、3番目のクサリ場は岩の上に新雪が乗った状態で、アイゼンの爪を引っ掛ける場所がなかなか見つけられない。仕方なく雪を除けてクサリを掘り起し登る
・クサリ場を越えてしばらく進みとラクダのコブにに到着、いつもなら2時間30分程度のところ、ここまで4時間30分以上かかった
・ラクダのコル以降が急登が続く、途中後続の方が追いつきラッセルのトップを変わっていただく
・スタートから6時間30分以上、トマノ耳には10時に到着

トマノ耳〜オキノ耳〜一ノ倉岳
・トマノ耳からオキノ耳までは15分程度
・オキノ耳に到着した頃、ロープウェイ・天神尾根経由の登山者がトマノ耳に到着したらしくトマノ耳の山頂はちょっとした混雑
・オキノ耳から一ノ倉岳までは、先行するパーティのトレースを使わせてもらう。一ノ倉岳までの登り返しが結構キツく、昼時になり気温が上がったせいかアイゼンに雪が貼り付き登りにくい
・前半のラッセルの疲れもありペースが上がらず、1時間30分近くかけて一ノ倉岳に到着。一ノ倉岳の山頂は広い雪原、山頂標識は雪の下

一ノ倉岳〜茂倉岳〜土樽駅 /茂倉新道
・一ノ倉岳から先への登山者なし。これ以上ラッセルで進むのは体力的に厳しいので折返し下山しようとしたところ、後から登られてきたお二方(ヤマレコユーザーのTOMOさんとJimny-Hikerさん)が茂倉新道から土樽駅に下山するとのこのとで、後をついて行かせて頂くことにする
・一ノ倉岳から茂倉岳は気持ちのイイ稜線歩き。途中BCの方が数名、一ノ倉沢に降りるの準備をしていた
・茂倉岳から矢場の頭までは尾根沿いの下り。トレースを辿らせて頂くものの、踏み抜き、アイゼンの雪団子に苦労し、ペースが上がらない。午後になり雪が緩んできていることもあり、一歩一歩足場を確認しながらの下山
・雪庇の崩落もあり、雪庇に近寄らないように注意
・矢場の頭から先は、前半に木の根の張り出し等、歩きにくいところがるが、そこを越えれば樹林帯のなだらかな下り
・土樽の駐車場(まだ雪で利用できない)から先は、除雪された車道を進み、18時30分土樽駅に到着


西黒尾根のラッセルは、ラクダのコルの先で後続の方にトップを変わって頂いたものの、想像以上にキツかった
その代わりトレースのついていない、リッジに自分の足跡をつけて行くのは気持ちいい。早朝で雪が締まっていたこともあり、怖いという感じもしなかった

怖いという意味では、下山の茂倉新道の方が、午後になり雪が緩んできて、体重をかけると足元が崩れていく感じが怖い

今回は、ラッセルのキツさと、トレースのありがたさを改めて実感した山行だった
3時15分、暗闇の中、土合駅を出発
2016年03月26日 03:16撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 3:16
3時15分、暗闇の中、土合駅を出発
登山指導センターで登山届を出して
2016年03月26日 03:45撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 3:45
登山指導センターで登山届を出して
西黒尾根から登り始め
2016年03月26日 03:51撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 3:51
西黒尾根から登り始め
夏道は雪解け水で小川状態
2016年03月26日 04:12撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 4:12
夏道は雪解け水で小川状態
ルートを外れて雪面を登る
この時点で膝下ラッセル
2016年03月26日 04:17撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
2
3/26 4:17
ルートを外れて雪面を登る
この時点で膝下ラッセル
ルートを外したせいで途中藪漕ぎ
へんなトレースをつけてしまい後続の方ゴメンナサイ
2016年03月26日 05:17撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 5:17
ルートを外したせいで途中藪漕ぎ
へんなトレースをつけてしまい後続の方ゴメンナサイ
尾根沿いの登山道に合流
トレースなし
2016年03月26日 05:21撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 5:21
尾根沿いの登山道に合流
トレースなし
ラクダのコブで日の出を見る予定だったが...
2016年03月26日 05:54撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
10
3/26 5:54
ラクダのコブで日の出を見る予定だったが...
薄らと赤く染まる谷川岳
木々の間ではなく、真正面から見たかった
2016年03月26日 05:53撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 5:53
薄らと赤く染まる谷川岳
木々の間ではなく、真正面から見たかった
進行方向には足跡なし
2016年03月26日 06:02撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 6:02
進行方向には足跡なし
動物の足跡と
2016年03月26日 06:05撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 6:05
動物の足跡と
振り向けば自分の足跡だけ
2016年03月26日 06:05撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 6:05
振り向けば自分の足跡だけ
やっと最初のクサリ場
2016年03月26日 06:41撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
2
3/26 6:41
やっと最初のクサリ場
クサリは出ているが、いつも使っているクサリとは違う?
普段はここより右側の岩場にクサリがついていたと思う
2016年03月26日 06:55撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 6:55
クサリは出ているが、いつも使っているクサリとは違う?
普段はここより右側の岩場にクサリがついていたと思う
最初のクサリ場を上から
2016年03月26日 06:57撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 6:57
最初のクサリ場を上から
クサリ場を登ると視界が開け、正面にはリッジ
足跡をつけるのが勿体ない
2016年03月26日 07:13撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
7
3/26 7:13
クサリ場を登ると視界が開け、正面にはリッジ
足跡をつけるのが勿体ない
が...
自分の足跡をつけていくのは言いようもなく気持ちイイ
2016年03月26日 07:18撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 7:18
が...
自分の足跡をつけていくのは言いようもなく気持ちイイ
ナイフリッジもあるが、雪が締まっているお蔭で見た目ほど怖くない
2016年03月26日 07:24撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 7:24
ナイフリッジもあるが、雪が締まっているお蔭で見た目ほど怖くない
2番目のクサリ場
少しだけクサリが出ている
2016年03月26日 07:30撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
2
3/26 7:30
2番目のクサリ場
少しだけクサリが出ている
3番目のクサリ場
クサリは完全に埋没、どこに足を置けばいいのか
2016年03月26日 07:34撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 7:34
3番目のクサリ場
クサリは完全に埋没、どこに足を置けばいいのか
岩の上に新雪が積もっているため、アイゼンが引っかからない
結局、クサリを掘り起こしてから登った
2016年03月26日 07:43撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
6
3/26 7:43
岩の上に新雪が積もっているため、アイゼンが引っかからない
結局、クサリを掘り起こしてから登った
クサリ場を越えたところから谷川岳
視界を遮るものなし
2016年03月26日 07:43撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
9
3/26 7:43
クサリ場を越えたところから谷川岳
視界を遮るものなし
ラクダのコブ
予定より2時間遅れ、本当はここで日の出を見たかった
2016年03月26日 07:50撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 7:50
ラクダのコブ
予定より2時間遅れ、本当はここで日の出を見たかった
ラッセルもキツクなってきたので後続を待ちたかったが、なかなか登山者が現れないので先に進む
2016年03月26日 08:00撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
8
3/26 8:00
ラッセルもキツクなってきたので後続を待ちたかったが、なかなか登山者が現れないので先に進む
歩いている横で雪庇が崩落
ビックリ
2016年03月26日 08:06撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 8:06
歩いている横で雪庇が崩落
ビックリ
ラクダのコルを越えたあたりで振り返ると
2016年03月26日 08:12撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 8:12
ラクダのコルを越えたあたりで振り返ると
後続の人影が見える
2016年03月26日 08:15撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 8:15
後続の人影が見える
急登を登るが後続の人が待ち遠しく、ペースを落とす
2016年03月26日 08:25撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
2
3/26 8:25
急登を登るが後続の人が待ち遠しく、ペースを落とす
トップを交代して頂き一安心
この時点で腿はパンパンに張っている
2016年03月26日 09:17撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 9:17
トップを交代して頂き一安心
この時点で腿はパンパンに張っている
天狗のザンゲ岩
2016年03月26日 09:25撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 9:25
天狗のザンゲ岩
振り返って西黒尾根と、白毛門、朝日岳
2016年03月26日 09:29撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
7
3/26 9:29
振り返って西黒尾根と、白毛門、朝日岳
道標が見えてきて、トマノ耳への最後の登り
2016年03月26日 09:46撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
2
3/26 9:46
道標が見えてきて、トマノ耳への最後の登り
お馴染みのアングル
道標、肩の小屋越しの主脈の稜線
素晴らしい景色にこれまでの疲れも...吹っ飛ばない
2016年03月26日 09:55撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
7
3/26 9:55
お馴染みのアングル
道標、肩の小屋越しの主脈の稜線
素晴らしい景色にこれまでの疲れも...吹っ飛ばない
10時、トマノ耳到着
ここまで6時間半オーバー、今までで一番疲れた
2016年03月26日 10:02撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 10:02
10時、トマノ耳到着
ここまで6時間半オーバー、今までで一番疲れた
トマノ耳からオキノ耳
2016年03月26日 10:31撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 10:31
トマノ耳からオキノ耳
トマノ耳でのんびり休憩した後はオキノ耳へ
2016年03月26日 10:39撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 10:39
トマノ耳でのんびり休憩した後はオキノ耳へ
青空の下、モコモコなトマノ耳の山頂
2016年03月26日 10:35撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
6
3/26 10:35
青空の下、モコモコなトマノ耳の山頂
エビの尻尾
白いサンゴのよう
2016年03月26日 10:41撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 10:41
エビの尻尾
白いサンゴのよう
オキノ耳
山頂標識の下半分はまだ雪の下
2016年03月26日 10:49撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 10:49
オキノ耳
山頂標識の下半分はまだ雪の下
オキノ耳からトマノ耳
この後、トマノ耳にはロープウェイを使った登山者が到着し人混みができる
2016年03月26日 10:55撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 10:55
オキノ耳からトマノ耳
この後、トマノ耳にはロープウェイを使った登山者が到着し人混みができる
主脈の稜線
西黒尾根でトップを替って頂いた方は俎蔵をめざし歩いていた
写真では分からないが、稜線を歩く姿が小さく見えた
2016年03月26日 10:55撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
7
3/26 10:55
主脈の稜線
西黒尾根でトップを替って頂いた方は俎蔵をめざし歩いていた
写真では分からないが、稜線を歩く姿が小さく見えた
一ノ倉岳、茂倉岳方面
ひとまず一ノ倉岳まで先に進む
2016年03月26日 10:55撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 10:55
一ノ倉岳、茂倉岳方面
ひとまず一ノ倉岳まで先に進む
オキノ耳から先に進んだところにある浅間神社
2016年03月26日 11:19撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 11:19
オキノ耳から先に進んだところにある浅間神社
祠は屋根が少し出ているだけ
2016年03月26日 11:20撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 11:20
祠は屋根が少し出ているだけ
一ノ倉岳
疲労のせいかいつもより遠く見える
2016年03月26日 11:31撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 11:31
一ノ倉岳
疲労のせいかいつもより遠く見える
一ノ倉岳までは先行するパーティがトレースのお蔭で少しラクだが、腿の筋肉が張って思うように足が上がらない
2016年03月26日 12:11撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
2
3/26 12:11
一ノ倉岳までは先行するパーティがトレースのお蔭で少しラクだが、腿の筋肉が張って思うように足が上がらない
13時、ヘトヘト状態で一ノ倉岳に到着
2016年03月26日 13:07撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 13:07
13時、ヘトヘト状態で一ノ倉岳に到着
一ノ倉岳の広いい山頂から
オジカ沢ノ頭、万太郎山、仙ノ倉山
2016年03月26日 13:07撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 13:07
一ノ倉岳の広いい山頂から
オジカ沢ノ頭、万太郎山、仙ノ倉山
馬蹄形縦走路の向こうに巻機山への縦走路
巻機山の山頂は雲に隠れている
2016年03月26日 13:08撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
6
3/26 13:08
馬蹄形縦走路の向こうに巻機山への縦走路
巻機山の山頂は雲に隠れている
燧ヶ岳、至仏山方面
2016年03月26日 13:11撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 13:11
燧ヶ岳、至仏山方面
上州武尊山方面
2016年03月26日 13:12撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 13:12
上州武尊山方面
茂倉方面への登山者はなく
さすがにこれ以上のラッセルは体力的に無理なので、天神方面に下山するつもりでいたが
2016年03月26日 14:00撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 14:00
茂倉方面への登山者はなく
さすがにこれ以上のラッセルは体力的に無理なので、天神方面に下山するつもりでいたが
後から登ってきたTOMOさんとJimny-Hikerさんが茂倉新道で下山されるというこのなので、後からついて行かせて頂くことにする
2016年03月26日 14:05撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
7
3/26 14:05
後から登ってきたTOMOさんとJimny-Hikerさんが茂倉新道で下山されるというこのなので、後からついて行かせて頂くことにする
トレースを追って、遅れて茂倉岳の山頂
2016年03月26日 14:28撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 14:28
トレースを追って、遅れて茂倉岳の山頂
ここから矢場の頭へ向けて下っていく
2016年03月26日 14:31撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3
3/26 14:31
ここから矢場の頭へ向けて下っていく
茂倉岳のなだらかな山頂
避難小屋の屋根が少し見えている
2016年03月26日 14:38撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 14:38
茂倉岳のなだらかな山頂
避難小屋の屋根が少し見えている
踏み抜き、アイゼンに雪がくっつきペースが上がらない
2016年03月26日 14:54撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
5
3/26 14:54
踏み抜き、アイゼンに雪がくっつきペースが上がらない
午後になり雪が緩くなり足元が不安定
西黒尾根よりも緊張した
2016年03月26日 15:03撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
7
3/26 15:03
午後になり雪が緩くなり足元が不安定
西黒尾根よりも緊張した
小ピークを越えて行くTOMOさんとJimny-Hikerさん
2016年03月26日 15:19撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
8
3/26 15:19
小ピークを越えて行くTOMOさんとJimny-Hikerさん
矢場の頭をすぎて、後は樹林帯の下り
2016年03月26日 16:35撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 16:35
矢場の頭をすぎて、後は樹林帯の下り
前半、木の根の張り出した歩きにくい場所があるが
2016年03月26日 17:01撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 17:01
前半、木の根の張り出した歩きにくい場所があるが
後半はなだらかな樹林他をのんびりと下っていく
この時点で18時8分の登り電車はあきらめ
2016年03月26日 17:21撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 17:21
後半はなだらかな樹林他をのんびりと下っていく
この時点で18時8分の登り電車はあきらめ
18時、茂倉新道の登山口まで到着
2016年03月26日 17:58撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
1
3/26 17:58
18時、茂倉新道の登山口まで到着
駐車場をすぎると、後は除雪された車道を進む
2016年03月26日 18:13撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
3/26 18:13
駐車場をすぎると、後は除雪された車道を進む
18時30分、土樽駅に到着
出発から15時間以上が経過、さすがに疲れた...
2016年03月26日 18:40撮影 by  NIKON D70s, NIKON CORPORATION
4
3/26 18:40
18時30分、土樽駅に到着
出発から15時間以上が経過、さすがに疲れた...
撮影機器:

装備

個人装備
ザック
1
30L
ストック
1
ピッケル
1
アイゼン
1
水筒
2
0.5L(保温)+1L
ヘッドランプ
1
ストーブ
1
カートリッジ
1
ライター
1
コッヘル
1
カトラリー
1
ナイフ
1
食糧
2
昼食+予備1食分
携行食
アンダーウェア
1
Tシャツ
2
予備あり
フリース
1
ミドルウェア
1
パンツ
1
ソックス
2
予備あり
スパッツ
1
グローブ
2
予備あり
オーバーグローブ
1
1
タオル
1
地図
1
山と高原地図
コンパス
1
GPS
1
予備電池
単3・単4 各2
ツェルト
1
エマージェンシーシート
1
ファーストエイドキット
1
携帯電話 
1
健康保険証/運転免許証

感想

このところ週末の外出が続いていたので、今週は家でのんびりと考えていたが
金曜日の天気予報で、それまで好天は期待できなかったが、晴れマークに変わっている

いつもなら4月に入って、残雪期の谷川岳、西黒尾根
今年は雪も少ないようなので、3月下旬でも大丈夫だろうと、会社から帰り、山行の準備を整え、マイカーで土合駅に向かう
1時30分頃に土合駅に到着し、車中仮眠

いつもの西黒尾根登りのパターンで、
3時過ぎにスタート、5時半ころラクダのコブで日の出を鑑賞、運が良ければ谷川岳のモロゲンロート
8時頃には山頂に到着、ロープウェイで天神平から登ってくる登山者で混雑する前に、ゆっくりと山頂からの景色を堪能
さらに今回は茂倉岳まで足を延ばし、運が良ければ足跡のついていない茂倉尾根で下山...という予定を考えていた

2時30分に起き、出発の準備
まだ真っ暗な3時15分、土合駅をスタート、予定通り西黒尾根から登り始める
登山道は雪解け水で泥濘、小川状態になっているので、コースを外して、雪の斜面を登っていく。途中、藪漕ぎもあったものの尾根沿いのルートに復帰
出発時には真っ暗で気付かなかったが、今回は前日の積雪でノートレース、変なトレースをつけてしまい後続の方に申し訳ない...

コースに復帰して初めて前日の積雪でトレースがなくなっていることに気付く
膝下、膝丈の積雪を踏みしめながら進む、比較的雪質が軽いのが救いだったが、それでもソロでのラッセルはシンドイ

ラクダのコブで日の出...と思っていたが、森林限界を越える前に陽が登り、薄らと赤く染まった谷川岳は木々の向こう。残念

それでも好天を期待させる日の出、朝日に照らされる雪原には動物の足跡のみ、一番最初に足跡をつける楽しみを味わう

最初のクサリ場を越えると一気に視界が開け、正面にはまだ人の足跡がなく、鋭角を残しままのルート
足跡をつけるのが勿体ないと思いながらも、足を踏み出し、自分の足跡を最初に付けていく快感を味わう

2番目のクサリは少し出ていたので掘り起こして登る
3番目のクサリが厄介で、岩の上に新雪が乗った状態で、アイゼンが引っかかる場所が見つけられない。クサリと岩面を掘り起こしてよじ登る

3番目のクサリを越えしばらく進むとラクダのコブ
正面に青空を背景に谷川岳の全容が広がる。ここでモロゲンロートを見ることができなかったのは残念だった

景色を楽しみつつ歩いてきたものの、すでに予定より2時間以上オーバー
膝丈、場所によっては腿丈のラッセルで足がパンパンに張ってきている
のんびり休憩していたが後続の登山者の姿はまだ見えず、先に進む

ラクダのコルを越えたあたりで、後続の方が視界に入りホッとする
西黒尾根の急登に入り、少々あからさまなくらいのペースダウン、さらに小刻みに休憩を入れ、後続の方が早く追いついてくれるのを期待しつつ登る

後続の方が追いつくとトップを変わって頂き、そこからは先行する方の足跡を辿っての登り、やっと一息
後半TOPを変わって頂いた方に感謝!

10時トマノ耳に到着
スタートから6時間半以上、これだけ疲れた西黒尾根は初めて

トマ、オキと、まだロープウェイからの登山者が着くまでの人の少ない山頂でたっぷりと景色を楽しみ、一ノ倉岳へ
一ノ倉岳へは先行するパーティがつけたトレース辿る
ここまでの疲労もありスローペースだが13時に一ノ倉岳に到着

予定では茂倉岳から茂倉新道で下山するつもりでいたが、茂倉岳方面に進む登山者はなく、体力的にこれ以上のラッセルはキツイこともあり、天神平からのロープウェイ下山に予定変更
オキノ耳に向かい下山を始めたとことで、後から登ってきたお二方、TOMOさんとJimny-Hikerさんが茂倉新道から下山するとのこと
(Jimny-Hikerさん、最初お名前を聞いたのに失念してしまいました。ゴメンナサイ)

トレースがあるなら何とか先に進めるだろうと、後をついて行かせて頂くことにする
休憩をとっている間、先行されたお二方のトレースを辿って、茂倉岳、茂倉新道へ
トレースのありがたさをつくづく実感

茂倉岳避難小屋から矢場の頭までの痩せ尾根ルートは、午後に入り雪が緩んで、足元が不安定
アイゼンで体重をかけると谷側に足が流されそうになるので、ピッケルで確保しながら、慎重に歩みを進める
後から思えば、西黒尾根の登りよりも緊張した

お二方が作ってくれたトレースを後から追いながら無事下山
18時40分に土樽駅に到着
スタートから15時間30分、さすがに疲れた

好天に恵まれ、誰も歩いていない雪景色に足跡をつけ、たくさんの方とお話をして、疲労感以上に、印象に残る楽しい山行だった

西黒尾根で途中からトップを替って頂いた方、一ノ倉岳までトレースをつけてくれた若者3人のパーティ、茂倉新道でトレースを追わせて頂いたTOMOさんとJimny-Hikerさん
改めて感謝、感謝です


レコを登録しながら
大変だったことと、
楽しかったことと、
感想の長さは比例するんだなと、
下半身の筋肉痛と、ヒリヒリとした顔の日焼けの痛みを感じながら、つくづくと実感

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:795人

コメント

谷川岳
 ARAQ さん、よくぞ西黒尾根から茂倉新道まで歩き通したこと。
かなり疲れたでしょう。恐れ入りました。
私達は、天神尾根で楽をしたので茂倉新道を下る事が出来ました。
途中で足元の尾根の雪が崩れ落ちた時は、ひやりとして生きた心地がしませんでした。
クラストした上に新雪タップリの茂倉新道は、表面の雪が滑ってしまい歩くのが困難でした。
残雪期とは言え山をなめていました。

一緒の方は、山レコユーザーのJimny-Hikerさんです。
私のサイトは、山歩きが多いのでかなり更新が遅れます。
Tomoの奥利根山歩き http://okutone.web.fc2.com
2016/3/27 18:00
Re: 谷川岳
TOMOさん、昨日は本当にありがとうございました

一ノ倉岳の山頂で先に進むのをあきらめて折り返すところでしたので、あまりのタイミングの良さに、登りのラッセルで苦労した分のご褒美を、お山から頂いたのかと思いました(大げさでしょうか?)

レコにも書きましたが、登りの西黒尾根よりも、下りの茂倉新道の方が怖かった
西黒尾根の登りは、ラッセルはキツカッタものの、雪はしっかりと締まっていたし、まだクラックをお気にせず登れました
茂倉新道の下りは、足元不安定で、体重をかけると谷側に滑り落ちそうで、緊張のしっぱなしでした

時間はかかったものの、お二方のトレースのお掛けで予定の土樽まで歩きとおすことができ、大変だった分、以上の楽しくも大満足な山行になりました

ブログも拝見させて頂きました
自分も谷川岳近隣はよく行く場所なので参考にさせて頂きます
今年の予定は
・残雪期の朝日岳から巻機山への縦走
・日帰り馬蹄形
・蓬新道から平標新道への裏馬蹄
・中芝新道
あたりを計画していますので、またどこかでお会いできましたらいいですね

改めてありがとうございました
2016/3/27 20:16
お疲れ様でした!
ラッセルお疲れ様でした。 自分も同日に西黒尾根より山頂を目指しました。 お陰様で難なく無事登頂できました。
この日は本当に天気も良く最高でしたね。
初めての雪残る西黒尾根、思い出深い山行になりました!
2016/3/27 20:49
Re: お疲れ様でした!
1031sbさん、コメントありがとうございます。

ラクダのコブから日の出を見ようと深夜に出発したため、西黒尾根の登山口からのおかしなトレースをつけてしまっていたので、後続の方に迷惑をかけたのではないかと、少々気がかりでした。
自分も後半は、他の方のトレースに助けられ、ラッセルの大変さと、トレースの有難さを実感する山行になりました。
2016/3/28 21:55
ゲスト
変化に富んだルートですよね!
ARAQさん、初めまして♪

昨年の4月に同じルートを歩き、土樽駅でTomoさんにお会いした者です。

今年は全般的に雪が少ないですが、谷川連峰はここにきて例年並みみたいですね。
私の時はラクダの背〜肩の広場、のぞき〜土樽までノートレースを歩きましたが、その時より雪が多いみたいです。

でも、西黒の急登、嫌らしい一ノ倉への登り返し、茂倉へのゆったりとした稜線歩き、木の根地獄の茂倉新道と変化に富んだルートで、ARAQさんのレコを見ながら当時を思い出していました
茂倉新道の最後はシリセ天国じゃなかったですか?

私もまた機会があればこのルート歩きたいと思っています
15時間超のロング、お疲れ様でした!
2016/3/28 16:53
Re: 変化に富んだルートですよね!
vino_rossoさん、コメントありがとうございます。

西黒尾根のラッセル、茂倉新道からの下山と、なかなかハードな1日でした。
茂倉新道は先行して頂いた方のトレースに助けられ、へろへろ状態の下山でしたので、シリセードを楽しむというより、すべり落ちるといった感じ。

自分の場合、ヒップソリの代わりに大きめのごみ袋を持参し、尻に巻いて滑ります。
かさばらず、濡れず、良く滑って、なかなかいいですよ。
少々、体裁が悪いのが難点ですが...
2016/3/28 22:49
ゲスト
お疲れ様でした
ARAQさん、こんばんは!

西黒尾根-茂倉新道縦走、本当にお疲れ様でした。
朝3時から15時間の山行は、馬蹄形縦走に匹敵するものでしたね

午後の茂倉新道は本当に雪がグズグズで、アイゼンでもスノーシューでも滑り、Tomoさんが歩いていた尾根が音を立てて崩れた時は本当に胆を冷やしました。今後慎重に冬山へ挑みたいと思います。
残雪期の縦走路、みんな無事で本当に良かったです。

日焼け止めを使用しない私はサングラス焼けバッチリで、顔の色が2色になっています(^^)/
既に次の目標がたくさんありますね。私はぼちぼち歩いて行きます。
また谷川山塊でお会いできるといいですね
2016/3/28 23:01
ありがとうございます!
ARAQさん、はじめまして。トマ、オキでいろんなお話を聞かせていただきありがとうございました。とても刺激になりました。
私はあの後、天神平からロープウェイで楽ちん下山させていただきましたが、ARAQさんは予定通りの茂倉新道〜土樽まで完遂されたとは!すごいです!
しかも、西黒尾根で一番乗りでバージンスノーをラッセルしてきたとは聞いていましたが、ここまでの激ラッセルだったとは・・・!
私が登頂できたのもARAQさんのトレースのおかげです!ありがとうございます!
また、谷川初心者の私にいろんなルートや山域を教えていただきありがとうございました!

谷川は自宅から近いので、教えていただいたいろんなルートを散策していきたいと思います。

また会いましょう!
2016/3/30 20:53
Re: ありがとうございます!
tirolwanwanさん、コメントありがとうございます。

先日は天気にも恵まれ、少々たいへんな思いはしましたが、楽しい山行を満喫できました。
谷川の山域は、まだまだ歩いてみたいルートはたくさん残っていますので、またお会する機会もあると思いますので、よろしくお願いします。
2016/3/31 21:22
ラッセルありがとうございました
ARAQさん
西黒尾根でお会いした赤ヘルです。
ラクダのコル先までのラッセル、本当にありがとうございました。
私も本当は土合駅を4時頃出るはずだったのですが、寝坊してしまいました。時間通りに出ていれば、交代でラッセルできたのに申し訳ないです。トレースを借りさせていただいて追いつけて、少しでも貢献できて嬉しいです。

今までヤマレコはユーザー登録せずに参考にさせていただくだけだったのですが、一言お礼のメッセージをと思って登録してしまいました。

茂倉行かれたのですね。さすがです。
私は結局、俎嵒までたどり着けずにオジカ沢の頭で敗退しました。時間・体力的にギリギリだったのと、雪が緩んだらオジカ沢の頭から中ゴー尾根分岐までの下降が危ないと判断しました。

またどこかの山でお会いできますことを願っています。ありがとうございました。
2016/3/31 23:37
Re: ラッセルありがとうございました
tirolwanwanさん、コメントありがとうございます。

前半こそツラい登りですが、途中からは逆に先行する皆さんのトレースに助けられて、当初の予定の土樽まで歩きとおすことができました。

ちょうどオキノ耳で休んでいた時に稜線を進む、tirolwanwanさんの姿が小さく見え、西黒尾根で一緒になった方としばらく眺めていました。
積雪期の主脈の稜線歩きは気持ちよさそうですが、あの痩せ尾根を歩くには勇気がいりそうですね。

どこかでお会いしましたら、よろしくお願いします。
2016/4/1 22:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら