北高尾山稜〜陣馬〜南高尾山稜 花粉まみれ山行
- GPS
- 06:21
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 1,889m
- 下り
- 1,890m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。ただ、小仏城山〜陣馬山の稜線の一部は霜柱や先週降ったと思われる雪が溶けてグチャグチャずるずるで走るづらい状態でした。 |
その他周辺情報 | 初めて高尾山温泉極楽湯に立ち寄りました。冷えた体に染み渡る〜。駅から近いのも良いですね。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
|
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感想
今年のトレラン初めは、高尾山口駅を起点に北高尾山稜、堂所山〜陣馬山で折り返し小仏城山から南高尾山稜を経由して高尾山口駅へ帰ってくる、約35kmのコース。
重度の花粉症のため主要花粉供給源での山行はめらいましたが、せっかくの平日休み。山へ行かないわけにはいかない!ということで、覚悟を持って決行です。
【高尾山口駅〜駒木野登山口】
7:40頃に高尾山口駅に到着。いやー、まだまだ寒いですね。
この日の装備はこんな感じ。
・モンベル ジオラインLW Tシャツ
・Patagonia Capilene Lightweight T
・CW−X アームカバー
・TNF IMPULSE ジャケット
・TNF IMPULSE ロングパンツ
・TNF ウルトラトレイル
スタートまでは、フリースも着込んで行きました。
高尾山口駅は、改札を出て左に行くと、\300のコインロッカーがあります。ここで下山後の楽しみのお風呂セットを入れた登山用バックパックを預けます。
高尾山口駅から甲州街道を八王子方面へ100mほど進むとファミマが、相模湖方面へ200mほど進むとサンクスがあります。
山と高原地図にはなぜかサンクスしか記載していなかったので、北高尾山稜とは反対のサンクスで水とお楽しみのグレープフルーツジュースを購入。水に飽きた終盤にグレープフルーツジュースを飲むのが、最近のマイブームです。
この時期、スタート前に外で準備するのは凍えます。ハイドレーションにささっと水を入れて、いざスタート。
天気も良く、気持ち良く高尾駅方面へ走ります。少し体が温まったところでストレッチ。温まる前は寒すぎてストレッチもできませんでした。
高尾駅方面へ向かい西浅川の信号を折り返し気味に左へ。坂を少し登っていき、大きめの病院をやり過ごします。数百m進むと、駒木野のバス停。あれ?行き過ぎた?
地図を見返し、数十m戻って北への小道に折れます。すぐに線路の上の橋を渡り、中央道をくぐると登山口です。
【北高尾山稜】
事前にWebで調べたところ、北高尾山稜はアップダウンが多くとてもきついという意見が大半でした。とはいえ高尾だし、去年は黒戸尾根もドンドコ〜鳳凰〜中道も走ったし、大したことないでしょ!とタカをくくっていましたが、登山口からトレイルに入ると様子が違います。ほう。なかなかの急登じゃないか。あれ。次は劇下り。なんと、また登るのか。次は下り!また登り・・・!!!
何度もなんども急登と急な下りを繰り返します。確かにこれは辛い。ランニングウォッチを見ると、500m〜580mくらいの間を行ったり来たり行ったり来たり。
陣馬山が800mとちょっとということは、あと300mくらい登らなきゃいけないんだけど・・・でもなかなか標高が上がらない。あ、またそんなに降っちゃうの。てことは登るんだよね?
そんな感じの山稜です。伝わりますかね笑
でも、ところどころ景色も開けていて関東平野が眺望でき、気持ち良く走れるトレイルもありガレ場やちょっとした岩場など、色々な表情を楽しめる良いトレイルだと思います。
【堂所山〜陣馬山〜小仏城山】
やっとの思いで堂所山へたどり着き、高尾山〜陣馬山の山稜に出ると、登山者が多いからか、一気に泥濘トレイルが増えます。しかも、若干標高が高いので気温が低く、霜柱ができるのか、暖かくなってきた昼前にはぐちゃぐちゃでした。明王峠を過ぎるとうっすらと雪が見えてきます。それとともに気温もぐっと下がり、陣馬山頂に着く頃には何度だったのでしょう。ウィンドシェルを脱いだ状態ではとても休憩できませんでした。ここでウィンドシェルを着込んで小休止。5個入りクリームパンを4つとこれまた最近マイブームのスポーツヨーカンを頬張ります。お腹は満たされましたが、あまりの寒さに長居はできず、早々に出発。
小仏城山までに泥濘に足を取られてなかなか進めず、変に負荷がかかったのか足が攣ります。20kmそこそこで足が攣るとは・・・まだまだ修行が足りません。
【南高尾山稜】
城山から大垂水峠までは、結構な急下りが1.5kmくらい続きます。大垂水峠で久しぶりに人里へ。少しほっとしたのもつかの間、陸橋を渡ってすぐにまた山中へ入ります。南高尾山稜は、北高尾山稜と違って巻き道もあり(そうそう、北高尾は巻道ないんですよ)、ゆるやかな下り基調。路面も整備されていて、いわゆる走れるトレイル。走れるトレイルということは、走らねば・・・それはそれで辛い。でも、そんな時、なぜかムキになって走ってしいます。上り坂では、なんとなく歩く言い訳ができるので足を休めつつ、下り&平らなトレイルを走ること約10km、標識に従い梅ノ木平へ折れるとしばらく林道へ。林道を抜け、高級そうな料亭を通り過ぎ、甲州街道をひた走ってようやく高尾山口駅に到着です。
【まとめ】
北高尾や南高尾は、高尾山〜陣馬山の稜線に比べると格段に登山者が少なく、トレイルランナーにとっては走りやすい道だと思います。
こういう住み分けも良いですね。堂所山から陣馬山へ行かず、そのまま南高尾へ向かえば、28km程度に短縮できますし、色々なルートを取れるのも高尾の魅力ですね。しかも、それが新宿から1時間かからずに行けるというのは素敵ですね。次は高尾山温泉でビールを飲んでから帰りたいと思います。
しかし、高尾山と侮ってはいけません。特に北高尾山稜はアップダウンの激しいつらーいコースでした。
【花粉症】
余談ですが・・・
丹沢や高尾、奥多摩あたりはスギ&ヒノキ林だらけ。もちろん、今回のコースも例に漏れずスギ&ヒノキ花粉の巣窟です。そんな鬼ヶ島のようなところに果敢にも生身で攻め込んできました。こちらの武器はクラリチン(飲み薬)とフルメトロン(ステロイド入り目薬)、サングラス、イオンで花粉を跳ね返すスプレー。
走っている途中は少し鼻水が出るくらいで、帰りもけっこう平気、夜寝る時にはひどくなるかなと思いきや、疲れていたせいかぐっすり安眠。
あれ。花粉症軽くなった?あっさり花粉に勝利?
と思ったのもつかの間、翌日の午前中からかつてないほどの目の痒さと鼻水鼻づまりに襲われ、活動停止状態に。完全に負け戦さです。
花粉症って、体内に溜まった花粉で翌日に発症するものなんですかね・・・
それとも年のせいで反応が遅くなっているのか。
とにかく、この時期の山行は相応の覚悟が必要だということが再認識できました。
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