越後駒ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,366m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回も前々から機会をうかがっていた山行へ。シーズンも終盤になり少しは歩ける体になってきたかなと思い、ロングルートの越後駒ヶ岳へ初挑戦。
シルバーラインは6時開通。「もっと早くに開通してくれればいいのに」なんて思っていたが、朝見事に30分以上寝坊。高速でなんとか帳尻合わせて、シルバーライン入口を6時5分すぎに通過。
石抱橋を7時に出発。左岸と林道を行くルートがありそうだが、無難に林道を選択。1、2か所雪が切れそうなところがあったが、すべてシール歩行可能。尾根取り付きまではほとんど標高はあがらない。
柳沢出合から尾根への取りつきを探す。予定していた支尾根に取り付いたつもりが、ひとつ手前だった。細尾根でやや登りづらい。尾根上にあがると、先行者が見えた。のちにわかったが、hareharawaiさんでした。
道行山への急登は一部雪が切れているが、スキー登高可能だった。道行山は南西面をトラバース。そこからの下りはシールのまま滑走。面倒くさがらず、外した方が距離伸ばせたかも。小倉山も南面をトラバースすると、いよいよ駒ヶ岳への主稜線に取り付く。
1400m手前で小休止。快晴で気温も上昇、下部では雪面は緩み始めて登りにくいところもあったが、この辺りまでくるとさすがに雪面はクラストしたまま。滑走時に外したクランポンを付け直す。風はほとんどないので、背中は汗だく。アンダーウェア一とアウターのみに装備変更。
百草ノ池を過ぎ急登が出てきた。そろそろスキーは無理かなぁと、先行する
hareharawaiさんを見上げるが、一向に担ぎ上げる気配なし。しかも、ほぼ直登。トレースを見るとクランポン部分が掘れている。なるほど〜これがフィン付きかな⁉幸い私のアイオンクランポンも比較的効いてくれるので、スキーでがんばる。
そして、駒の小屋手前の急登。他の人の記録では担いでいるものが多いと思われる場所。さすがにここは…と思ったら、左に巻きながら登って行ってしまった。ならば、私も!トレースを拝借し、一歩一歩足場を作りながらスキーであがる。小屋の上に出て、山頂まであとは難しいところはなさそうだ。
山頂でhareharawaiさんとご挨拶。先に降りて行かれる。私も景色を楽しんで滑走へ。上から見たオツルミズ沢は最高に気持ちよさそうだ。しかし、余裕をもって下山するには、このまま往路を戻りたい。ここは次回のお楽しみとして取っておこう。後ろ髪をひかれつつ、往路を戻る。稜線から大きく外れない程度に沢の源頭部を落としながら、1241m手前の登り返し点まで滑走。
再び、hareharawaiさんにお会いして、この先、同行させてもらうことに。聞けば、山は30年以上の大ベテラン。山スキー3、4年の私では、足元にも及ばない。後ろにくっつきながら、いろいろお話を伺う。いつも単独、独学でやっているので、とても勉強になる。
道行山手前のトラバース点からは、滑走再開。林道に合流したら、シールなしのヒールフリーで行く。こういうところで、経験と技術の差が出る。hareharawaiさんについていくのに必死。最後、林道は若干登りがきついので、左岸へ降りる。数メートル、雪がきれており、板をもって歩く。崖下は川でやや緊張する。まもなく無事に車に戻ってゴール。
3Dアセントwith finの威力はこれまで各山域で十分思い知らされていました。そろそろ体力が衰えて来たため、今シーズンからDenaliとChoOyuの2台のスキーにベースをつけました。自分では特に何も考えないで登行しているのですが、後続の方から驚かれるので、これが3Dアセントwith finの威力なのか、と改めて感じました。ケスレー ツアーランドーネ、コフラック アルボナプロ、エメリーアルチチュード オートマ&クトーを池袋秀山荘で始めて購入してからこれまで30年間山スキーに携わってきましたが、そろそろ体力の衰えを実感する年代になってしまいましたので、3Dアセントwith finの導入に至ったという経緯です。
happachobiさんはまだお若いので、純正のクトーで十分かと思います。でもいつか体力が衰えて登りが困難になったら、1つのアイディアとして心に留めておいてもよいかと思います。当日は自分の話にお付き合い頂き、どうもありがとうございました。
hareharawaiより
山スキーは道具選びも奥深いですよね。経験者の方が使っている道具を参考にさせてもらうことはとても勉強になります。その分、欲しいものが次々に出てきて大変ですが…。私は体力がある方ではないので、まねさせてもらう日は近いかもしれません
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