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記録ID: 839789 全員に公開 アルパインクライミング道北・利尻

利尻山 東北稜→東稜→南稜

日程 2016年03月24日(木) 〜 2016年03月29日(火)
メンバー gt2010, その他メンバー1人
アクセス
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コースタイム [注]

3/24 晴れ、Co900からガス (08:20) 鴛泊港(09:40)アフトロマナイ林道(11:30)石崎山(15:00)Co1300=C1
寒気が入りどっしりとした雲に利尻山は覆われている。間違ってアフトロマナイ川の3km手前の橋でバスを降りてしまい、民家裏から入山するハプニングを経て、 アフトロマナイ林道から再入山。除雪は無い。

雪はよく締まっておりワカンの出番がないまま予定より早く予定C1に着きテンバを進めることにする。ガスの中、雪庇に注意しながらCo1300まで行きブロック積んでC1。

3/25 ガスガス (06:50) C1発(09:00)窓(10:30)懸垂終了(12:00)N峰(13:30)東稜分岐(15:30)鬼脇山
5時発で起き、風が弱まるのを待って出発。-12℃+風で結構寒い。相変わらず視界は無いが雪は安定しており稜線の判断は可能だ。門手前のナイフリッジからアンザイレン。2pで門の上まで。すぐにローソク岩に着き、懸垂支点の掘り出し作業に精を出す。が、ガチガチに雪が締まっておりハイマツの掘り出しに苦労。顔面ビバでまつげも凍り付きようやく懸垂開始、約40m。あとは雪壁を登り、N峰まで。パートナーは利尻初登頂でガスに覆われ何も見えないが喜んでいる。本峰から懸垂20mで本峰〜南峰コルに降り、前半戦の核心である東稜への下降に入る。南峰基部を20m程進み、表面が氷の堅く締まった急な雪壁をクライムダウン。慎重にルートファインディングしながら東稜の稜線に出る。途中、堅い斜面の上に20cm程の吹きだまりがありロープ出す。踏み込むと板状に崩れ雪崩落ちて行った。鬼脇山までの間も視界なく斜面の状態が判断し難い箇所があり4回程スタカットでロープ出した。鬼脇山手前には8mはあろうか巨大な雪庇が出ていた。
Co1400から先の稜線が不明瞭で判別し難く、 スタカットで一回確保して進んだ。Co1000からようやくガスの下に抜け出て、ヤムナイ沢Co520まで降りてC2。のっこし成功を祝う。焼豚とウイスキー。

3/26 快晴 (07:30) C2発(10:00)1200P(14:30)Co1470=C3
無風快晴。ようやく利尻が姿を見せた。南稜1200Pから先で懸垂2回。Co1350辺りで1回ロープ出す。Co1470、大槍とローソク岩に囲まれた抜群のロケーションでC3。ブロックを積む。

3/27 強風、ガス C3=C4
南よりの風が強く、視界もゼロで停滞。利尻がゴーゴー唸っている。5℃くらいまで気温が上がり湿度100%で結露がすごい。16時頃風は弱まる。

3/28 快晴 (05:40) C4発(8:30)P2下降点(12:00)バットレス取り付き(19:00)本峰(20:00)長官小屋=C5
快晴。P2までツルベで行く。気温は0℃程度だが風が冷たく、ほぼビレイジャケットのまま行動した。バットレス基部は吹き上げが特に強い。バットレスは右ルートを行く。日が沈み、満天の星空の下北峰へ。足下を港の灯火がぐるりと囲み夢の中にいる様な気分で長官小屋まで。

3/29 晴れ (05:30) C5発(7:00)北麓キャンプ場
朝日を背に、下山。




写真

アフトロマナイ林道
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アフトロマナイ林道
鬼脇山の巨大雪庇
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鬼脇山の巨大雪庇
1
ヤムナイ沢でC2
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ヤムナイ沢でC2
南稜のナイフ
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南稜のナイフ
6
大槍とバットレス
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大槍とバットレス
8
南稜Co1400=C3=C4
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南稜Co1400=C3=C4
4
バットレス取り付き
2016年03月28日 11:40撮影 by TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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バットレス取り付き
2
バットレス 右ルート
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バットレス 右ルート
3
南稜と仙法志稜
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南稜と仙法志稜
5
朝日を背中に下山
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朝日を背中に下山
7

感想/記録
by gt2010

8日分の日程で入山、前半の東北稜〜東稜は視界無くルートファインディングが難しかったが2日で抜けることが出来た。この時期寒気入るとCo1000以上は終始ガスに包まれ気温は-10℃以下まで下がる。今回は冬シュラフを使用。東稜の鬼脇山付近は巨大な雪庇が出る。P2〜バットレスは吹き上げが強い。南よりの風でも冷たいため気温0℃でも体感は-15℃くらいに感じた。南稜は1停滞のちに晴れ、最高のクライミングとなった。
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