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Yamareco

記録ID: 843553
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東北

早春の会津駒ケ岳〜三岩岳縦走

2016年04月09日(土) 〜 2016年04月10日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
27:19
距離
25.8km
登り
1,896m
下り
1,974m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:53
休憩
0:40
合計
8:33
6:49
48
スタート地点
9:13
9:13
121
11:14
11:40
58
12:38
12:39
133
14:52
14:59
23
15:22
2日目
山行
4:23
休憩
0:08
合計
4:31
5:38
54
6:32
6:40
209
10:09
ゴール地点
天候 両日ともよい天気で、気温高め。
稜線上でも日中は雪が腐りまくりで、要対策。
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
都内より東北道北上で西那須塩原IC、そこから桧枝岐まで100KM。
途中道の駅はわかる範囲で3つ。
一番登山口に近い、道の駅番屋で前泊。
(24時間トイレ、自販機あり)

駐車場
会津駒登山口のトイレ脇のスロープには4〜5台停められるスペース。
我々はそこから200Mくらい?の桧枝岐の役場手前にあるテニスコート、グランドの駐車場に駐車。

トイレ
登山口、グランドのトイレも冬季閉鎖。
利用できる一番近いトイレは桧枝岐の役場前のウオッシュレット完備のトイレ(24時間&駐車スペース有)

コンビニ
西那須野塩原ICから登山口までの約1時間半、24時間営業のコンビニは1件もありませんでした。物資調達は高速に乗る前に。
コース状況/
危険箇所等
三岩岳からの下山路は、地図上標高1300m地点で2つにわかれています。
北側のコースは「国体コース」南側は「黒桧沢ルート」
わたくしたちは、事前の調査不足で黒桧沢ルートを下降してしまいました。
写真にもありますが、黒桧沢ルートは通行禁止という看板が登山口にありました。
地図で見る以上に細かい沢と尾根が入り組んだ地形でした。
閉鎖の一番の理由は黒桧沢渡渉の橋がなくなっているからかと思われます。
上流の沢筋にはまだまだたっぷり雪が残っていますので水量はこれから益々増えると思われますので危険です。
黒桧沢ルートには入りこまないほうが無難かと思います。
その他周辺情報 桧枝岐村は日本で1番人口密度が少ない市町村だそうですが、調べると他にもさまざまな逸話?があります。興味がある方は下記リンクをどうぞ。
http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E6%AA%9C%E6%9E%9D%E5%B2%90%E6%9D%91

前泊した、道の駅番屋はそばもおいしかったです。

日帰り入浴
小豆温泉 窓明の湯は2015年3月より休業中です。

ゆめの湯 (会津高原駅近く)
http://www.yumenoyu.com/index.html
500円 シャンプー・ボディーソープあり。
HPに100円割引券あり。
はるばるやってきました桧枝岐
グランド前に駐車
2016年04月09日 06:48撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 6:48
はるばるやってきました桧枝岐
グランド前に駐車
登山口までは5分ほど歩きます
2016年04月09日 06:48撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
4/9 6:48
登山口までは5分ほど歩きます
なんとなく尾瀬という感覚ではないなあ
2016年04月09日 06:52撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 6:52
なんとなく尾瀬という感覚ではないなあ
林道を詰めると鉄階段
実質ここがスタート
2016年04月09日 07:39撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/9 7:39
林道を詰めると鉄階段
実質ここがスタート
歩き始めて1時間、ようやく雪がでてきました
2016年04月09日 08:03撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
4/9 8:03
歩き始めて1時間、ようやく雪がでてきました
いい感じ!!
2016年04月09日 09:44撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/9 9:44
いい感じ!!
左手に見えるのは・・・
2016年04月09日 10:08撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 10:08
左手に見えるのは・・・
燧ヶ岳!!
2016年04月09日 10:08撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 10:08
燧ヶ岳!!
東北らしい、たおやかな感じ
2016年04月09日 10:35撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 10:35
東北らしい、たおやかな感じ
会津駒ヶ岳登頂!
これで74マウンテン!
2016年04月09日 11:18撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 11:18
会津駒ヶ岳登頂!
これで74マウンテン!
尾瀬ヶ原方面
2016年04月09日 11:19撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
4/9 11:19
尾瀬ヶ原方面
奥白根もよく見えました
2016年04月09日 11:19撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
4/9 11:19
奥白根もよく見えました
けっこう広い山頂です
2016年04月09日 11:19撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5
4/9 11:19
けっこう広い山頂です
休憩もそこそこに縦走開始
2016年04月09日 11:43撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 11:43
休憩もそこそこに縦走開始
大戸沢岳が正面
2016年04月09日 12:17撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 12:17
大戸沢岳が正面
踏み抜き地獄に耐えかね、アイゼンからスノーシューに装備変更
2016年04月09日 12:23撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 12:23
踏み抜き地獄に耐えかね、アイゼンからスノーシューに装備変更
三ッ岩だけがみえてきました!
2016年04月09日 12:52撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6
4/9 12:52
三ッ岩だけがみえてきました!
いったんコルにおりて登り返します
2016年04月09日 12:59撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
4/9 12:59
いったんコルにおりて登り返します
・・・
なるべく木が生えてるほう歩かなきゃヤバイ
2016年04月09日 13:15撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 13:15
・・・
なるべく木が生えてるほう歩かなきゃヤバイ
雪庇ゾーンをぬけてもうひとがんばり
2016年04月09日 13:44撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 13:44
雪庇ゾーンをぬけてもうひとがんばり
もうちょっとでピークと同じ高さ
2016年04月09日 13:44撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 13:44
もうちょっとでピークと同じ高さ
もう会津駒ははるか遠く
2016年04月09日 13:52撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/9 13:52
もう会津駒ははるか遠く
天気よくてよかったね〜
2016年04月09日 13:52撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 13:52
天気よくてよかったね〜
ピーク直下のコル
絶景です
ここでテント張るのもよさそう
2016年04月09日 13:55撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6
4/9 13:55
ピーク直下のコル
絶景です
ここでテント張るのもよさそう
奥只見越しに越後三山
2016年04月09日 14:20撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
4/9 14:20
奥只見越しに越後三山
最後の登り!
2016年04月09日 14:31撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7
4/9 14:31
最後の登り!
三ッ岩岳のピークは木に覆われていました
2016年04月09日 14:46撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/9 14:46
三ッ岩岳のピークは木に覆われていました
1/25000図にものってない避難小屋を偶然発見
2016年04月09日 15:23撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 15:23
1/25000図にものってない避難小屋を偶然発見
せっかくいい天気なので小屋ではなく予定通りテント泊
2016年04月09日 16:18撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10
4/9 16:18
せっかくいい天気なので小屋ではなく予定通りテント泊
雪から水がつくれるか心配でしたが、掘ればきれいな雪が出てきました
2016年04月09日 16:19撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 16:19
雪から水がつくれるか心配でしたが、掘ればきれいな雪が出てきました
日があたってとても雪上テントとは思えぬ暖かさ
2016年04月09日 16:19撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
4/9 16:19
日があたってとても雪上テントとは思えぬ暖かさ
乾杯!
2016年04月09日 16:36撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 16:36
乾杯!
うまいよ〜
2016年04月09日 16:36撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/9 16:36
うまいよ〜
ビールかついできてよかったね〜
(かついだのはkame)
2016年04月09日 16:37撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
16
4/9 16:37
ビールかついできてよかったね〜
(かついだのはkame)
風の音で不安な夜でしたが、天気自体はそんなに悪くない朝
2016年04月10日 05:32撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6
4/10 5:32
風の音で不安な夜でしたが、天気自体はそんなに悪くない朝
貸切り!!
2016年04月10日 05:42撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 5:42
貸切り!!
曇ってるけど、これはこれで幻想的
2016年04月10日 05:42撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5
4/10 5:42
曇ってるけど、これはこれで幻想的
三ッ岩岳に別れを告げます
2016年04月10日 05:48撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 5:48
三ッ岩岳に別れを告げます
下降を黒桧沢コースにとったら、悪いこと悪いこと
2016年04月10日 08:13撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6
4/10 8:13
下降を黒桧沢コースにとったら、悪いこと悪いこと
後で思えばここの橋が流されたから通行止めになっているんでしょうね
なかなか危ない渡渉を強いられました
2016年04月10日 08:25撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7
4/10 8:25
後で思えばここの橋が流されたから通行止めになっているんでしょうね
なかなか危ない渡渉を強いられました
黒桧沢コースの最後はなんとトンネルの上
2016年04月10日 09:13撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 9:13
黒桧沢コースの最後はなんとトンネルの上
トンネルの端っこから降りれる様子。
よかった〜
2016年04月10日 09:16撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 9:16
トンネルの端っこから降りれる様子。
よかった〜
先に言ってよ〜
2016年04月10日 09:17撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 9:17
先に言ってよ〜
とりあえず無事下山!
2016年04月10日 09:17撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 9:17
とりあえず無事下山!
国道に降りたはいいが、車は8km先。
バスの時間は微妙にあわない・・・
ということでわざわざかついだトレランシューズ
2016年04月10日 09:20撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 9:20
国道に降りたはいいが、車は8km先。
バスの時間は微妙にあわない・・・
ということでわざわざかついだトレランシューズ
身軽モードにチェンジ!
2016年04月10日 09:25撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 9:25
身軽モードにチェンジ!
いってきまーす
ずーっと登りできつかった・・・
2016年04月10日 09:25撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/10 9:25
いってきまーす
ずーっと登りできつかった・・・
これを全部持って舗装道を8km歩くよりは、走ったほうが楽でした!
2016年04月10日 10:16撮影 by  RICOH WG-5 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7
4/10 10:16
これを全部持って舗装道を8km歩くよりは、走ったほうが楽でした!
前泊した道の駅番屋でそばを食べました
ふきのとうの天ぷら、うまかった〜
2016年04月10日 11:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
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4/10 11:16
前泊した道の駅番屋でそばを食べました
ふきのとうの天ぷら、うまかった〜
夢の湯の説明
よーく読むといろいろ微妙
2016年04月10日 12:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
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4/10 12:23
夢の湯の説明
よーく読むといろいろ微妙
説明書きは不思議でしたが、泉質は抜群!
いい湯でした!!
2016年04月10日 12:24撮影 by  iPhone 6s, Apple
7
4/10 12:24
説明書きは不思議でしたが、泉質は抜群!
いい湯でした!!

装備

個人装備
冬山基本装備 スノーシュー
共同装備
テント
備考 スポーツドリンク2L、テルモス500ML、水2Lを持参。
夕食時に1.5Lほど雪から水を作りました。
雪はぼちぼち汚れています。気になる人は全て担ぐことになるかと。

感想

雪山歩きを始めた頃からずっとあこがれていた会津駒ケ岳〜三岩岳の縦走にやっと行けました!

金曜日夜に都内出発。
なんと去年のGW東北遠征以来の東北道。
ロングドライブになるので高速はkameの運転ですが相変わらず走りやすいです。
登山口の桧枝岐は高速を降りてからが長いので遠く感じますね〜
まずは「道の駅番屋」にて車中泊。綺麗な暖房付きのおトイレがあります。
この日はかなり冷え込んで翌日山中でテント泊した夜より寒かったです。

翌日、晴れでも強風!
朝ご飯を食べて会津駒ケ岳登山口へ出発。
好天の土曜日なので車が多いと思ったけど6時半くらいの時点で登山口トイレ(閉鎖中)脇に4台と
隣接の滝沢グランドの駐車場は我々が一番乗りでした。

明け方は冷え込みましたが日が昇ると気温がぐんぐん上昇。
風は強いままですが生温い風です。
スタートはまったく雪のない林道歩きからであっという間に汗だく。
レイヤリングへたくそなhibaは着込み過ぎで暑さにやられたか、まったくもってペースが上がらない。
1500m辺りから雪道になり、10歩に1回踏み抜き始めるともう息も絶え絶え。。
こんなペースじゃ今日中に三岩岳までたどりつけないよ〜と心配になる。
1700M辺りの平坦な場所で出来る限り薄着になって、パンと冷たい飲み物にアミノバイタルのドーピング。
するとなんとかペースが上がってきて、駒の小屋が視界に入るようになるとようやく元気になった。

まだ冬期休業中の駒の小屋には寄らずに山頂へ真っ直ぐ進みます。
樹林帯を抜けて景色がよく、これから進む縦走路が見えて二人ともテンションアップ↑↑
小屋の直下辺りから踏み抜きがひどくなってきたのでスノーシューをつける。
ちなみにここまではつぼ足。
先行するハイカーやスキーヤーが見えます。皆さん好天の素晴らしい景色に立ち止まることが多くなっている様子。
もちろん我々も。

山頂到着!
なだらかな優しい山頂でGWに尾瀬から平ケ岳を歩いた時を思い出しました。
今年はやはり雪が少ないようで山頂標識がしっかり出ていました。
風はまだ少し強めですが気温はさほど低くなく、のんびりパンを食べたり温かい飲み物を飲んだりして
山頂からのステキな景色を楽しみました。
気温が高いため遠望はききませんが尾瀬の燧ケ岳や至仏山はもちろん、日光白根山や越後駒ケ岳に上越の山々がよく見えます。
美しい稜線が続き、hibaが「谷川岳まで続いているよ。うひひ。」と恐ろしいことを囁きます。
さっきまでたいしたことのない登りでヘロヘロしていたのに図々しいやつです。

さてまだまだ先が長いので縦走スタート。
会津駒ケ岳山頂までのペースがあまりにも遅かったので三岩岳から少し下りたところにある避難小屋あたりまで
今日中にたどり着けるか心配でしたが稜線を見ると途中にテントが張れそうな場所もありそうだし、
午前中強かった風も徐々に弱くなってきているので慌てずに稜線歩きを楽しむことにする。
最初はアイゼンで歩き出しましたが気温がどんどん高くなってきたせいか踏み抜きが酷いのでスノーシューに履き替える。
この縦走路は久しぶりに本当にリボン等のないルートでした。
トレースは平日の雨でうっすらとしか残っておらず、本日は我々の貸切のようです。
視界がよければ東側のせっぴに気をつけて歩けばキケンな箇所はありません。
ただ雪融けのせいか一部1〜2Mの波が打っているような雪面が続き、
緩やかなルートのはずが細かいアップダウンの繰り返しと高い気温でスノーシューでも足が沈むので楽勝ではありませんでした。、
でも大戸沢岳を越えて三岩岳も駒ケ岳山頂で見た感じよりは遠くないようなので慌てず素晴らしい景色の貸切稜線歩きを楽しみながら歩きます。
この縦走路の面白いところは、稜線上のポコよりもコルの方が景色がいいということ。
特に三岩岳山頂手前のコルからの眺めは素晴らしかったです。
この日の夜にまた風が強くなる予報なので稜線でのテントは日和ましたが日没の景色は絶対に素晴らしいと思います。
次ぎ来る時は絶対ここにテントだなぁ。

そして無事三岩岳に到着!
標識があるはずですが雪の下のようです。
振り返り、自分達のトレースのついた縦走路を眺めて感激。
窓明山への稜線もすごくいい感じです。
景色を堪能したら、毎度お馴染みの「ビール!ビール!」で避難小屋辺りまで下ります。
縦走路のトレースはうっすらでしたが三岩岳からはまたトレースが増えました。
「ちょっと見つけ辛い」という避難小屋に注意しながらポクポク下ります。
下りに爪を痛めペースダウンのhibaを待とうと足を止め、ふと左側を見ると避難小屋の真横でした。
小屋は1階の入口の雪が掘り返され中に入ることもできましたが中はもちろん真っ暗。
まだ4時前、せっかくの好天で日没までまだ2時間以上あるので小屋脇にテントを張る事にしました。
火事場の馬鹿力というかビールの馬鹿力というか二人で破竹の勢いでテントを張り、
ご褒美のビールで乾杯!いや〜うまい。美味過ぎる!
ポカポカ陽気のテント脇でのんびりビールを飲めるなんてこんなプライスレスな贅沢ありません。
あとはカレーライス食べて、焼酎飲んで、デザートと紅茶で締めて静かな山中でのテント泊を楽しむ。
気温はさほど下がらずhibaはダウンを着ず、フリースだけで寝ても寒くなかったそうです。
夜半から風の音は大きかったですがテントを揺らすほどではなくゆっくり眠れました。

翌朝、日の出は雲に隠れあいにく見えず。でもまずまずのお天気です。
朝からカレーを食べてテント撤収して下山するだけ。
この日はレコ友のフレさん、テンさん、ガンコさんがBCスキーで三岩岳を登ってくるとのことだったので下山途中にお会いできるのを
すんごく楽しみにしていたのに我々の調査不足で皆さんとは違うルートを下山したためお会いできず。。
本当に残念無念。(涙)

我々の下りた「黒桧沢コース(小豆温泉コース)」は2016.04.10現在閉鎖となっております。
そのためレコには詳しくは書きませんが一部地形が複雑で一部キケンな渡渉があります。
通行可能な国体コース(尾根コース)との分岐で明らかにトレースは国体コースの方しかなかったのですが
いつもはポクポクとトレースに引き込まれるくせに今回はきっちり下調べした沢コースのルートをたどる残念なkamehiba隊。
最後まで気の抜けない下りでようやく登山口にたどり着きほっとしました。
「なんだかすんげーワイルドな登山道だったなぁ」と思い登山口脇を見ると「コース閉鎖」のたて看板が。。
あれーー、そういうことーー。と二人で変に納得。
このたて看板、この沢コースの登山口でしか見かけませんでしたので三岩岳ピストンの人は大丈夫だと思いますが
会津駒からの縦走や国体コースからの周回をしようとしたら気が付かないと思います。
まぁ我々の下調べが足りないだけなのですが。

小豆温泉の登山口から車をデポしてある会津駒ケ岳登山口まで約8キロ。
一番早いバスが12時過ぎと遅いのでhiba軍曹がランニングシューズに履き替えて走って回収に行きます。
微妙に登りで気温も高く大変だったみたいですよ。うふっ。
kameは荷物番という重要任務がありましたのでのんびりコーヒーを飲みながら芝生でごろごろ留守番犬。わんっ。
1時間かからずhiba軍曹が車で帰還。
会津尾瀬駅近くの渓流が見下ろせる眺めの良い温泉にのんびり浸かってすっきり。
車中泊した道の駅番屋でおそばと山菜の天麩羅を食べて帰ります。
東北道はまだ時間が早かったお陰で渋滞もなく、栃木に入ると道脇の桜が綺麗だったなぁ。

雪は少なめだったけど、楽しみにしていた縦走路には雪がたっぷり残っていたし、景色は最高で本当にステキな週末でした。
2日目、レコ友さんに会えなかったのが返す返す残念でしたがそれはまた今度お会いする時までのお楽しみということで。
やっぱり東北の山はいいですね〜
実は今年のGWも東北シリーズだったりします。
また今回のような好天に恵まれるといいなぁ。待っててね〜東北のお山さん〜。
ありがと〜〜。










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コメント

愛しの会駒、初めてだったのね〜\(^o^)/
kameちゃん、hiba軍曹、おはようございます〜

今回はお会いできるのをほんとに楽しみにしてたのに〜
って、今日もしつこいおっさんで〜す

土曜日は青空で良かったね
羨ましいな〜

GWも東北ピークハントの旅ですか
爺さん達も東北の予定ですが雪があるか心配です
おっとその前に赤鬼さんのお怒りが静まりますように〜
2016/4/13 8:43
Re: 愛しの会駒、初めてだったのね〜\(^o^)/
フレさん、こんにちは〜
日曜日は本当に失礼しました
思えばフレさんに「どのコース」と聞かれた時にもう少しよく考えれば。。
うちも中々遭遇できないので「スタート遅かったのかなぁ。テンさんがまた起きれなかったのかなぁ。」なーんて言ってたんですが、なんてことない自分達が違うコースで下りてました

土曜日は暑いくらいのお天気でラッキーでした
あの縦走は本当に気持ちがいいですよ。フレさんも早いうちに是非

ハスラー君のケガはそんなに重いの
GWまであと2週間ちょっと、早く奥様のお怒りが静まるようにお祈りしております
2016/4/13 17:40
Re[2]: 愛しの会駒、初めてだったのね〜\(^o^)/
kamehibaさん こんばんは

あははと今回は5時半には起きました。
オッサンの睡眠時間は22-8が基準です

今回は田舎の映画館に入ってしまったようでジェラッシックパークを再放映していました。
勿論廊下に退避しました
恐竜の息が途中で止まる

ここから見える山々がおっさんの居場所です
2016/4/15 21:08
Re[3]: 愛しの会駒、初めてだったのね〜\(^o^)/
テンさん、お会いできず残念でした

怪獣の寝息?!?はそんなに酷かったのですね〜
毎度廊下で寝てるようでお疲れ様です。

南会津のお山、いいですね〜
近いうちにお会いできるとうれしいです!
2016/4/17 22:01
kamehibaさん、こんにちは
遠いですよね。桧枝岐。
会津駒ヶ岳は、好きな山の一つです。一回しか行ったことないですけど。
GWの東北遠征、どちらに行かれるのでしょうか。
東北の山はどこも大好きなので、楽しみにしております。

夢の湯? どこかと思ったら、湯船を見て思い出しました。
駐車場の狭いところですよね?
内湯しかないですけど、外から丸見えという開放感が素晴らしい温泉でした。

番屋のそば、旨そうですねえ。そこのは食べたことないですけど、桧枝岐ですと、裁ちそばでしょうか。
2016/4/16 11:25
Re: kamehibaさん、こんにちは
moglessさん、こんばんは!
桧枝岐、尾瀬の南側はあんなにに近いんですけどね〜
でもとってもいいお山でした。
GWは鳥海山と月山の予定です。お天気に恵まれればいいのですが。。

夢の湯、まさに開放的でしたね。
思わず挑発的にガラスに向かって仁王立ちになりたい衝動にかられました

裁ちそば、だったのかなぁ。すみません、おそばは勉強不足で。
でも美味しかったのは確かです
次の東北遠征でも美味しいものが食べられそうです

コメント、ありがとうございました!
2016/4/17 22:02
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