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Yamareco

記録ID: 843954
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ハイキング
丹沢

石棚山稜から大杉山域へ

2016年01月04日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.7km
登り
1,025m
下り
1,036m

コースタイム

出発7:05ー県民の森7:10ー沖ノ沢ロスタイム7:45〜8:35ー沖ノ沢左岸尾根取付き8:40ー890m痩尾根9:15ー1100m岩場帯休憩9:45〜10:20ー右岸尾根ルートと合流11:10―石棚山11:40〜12:30ー1210m峰分岐13:15ースラブ13:50ー950m圏コブ14:15〜14:30ー弥七沢の頭15:20〜15:40ー林道16:50ーゴール16:55
天候
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
丹沢湖東端の玄倉から玄倉林道を進み、小川谷沿いの仲ノ沢林道に入る。2kmほどで西丹沢県民の森に着く。空き地に適当に駐車できる。なお、仲ノ沢林道の入り口にゲートがあり、昨年の3月は閉まっていたが、今回は開いていた。
コース状況/
危険箇所等
登山地図には、西丹沢県民の森から石棚山に登る道が破線で示されている。これは仲ノ沢右岸尾根に付いているが、今回使った尾根は仲ノ沢の左岸尾根。途中までは林業用の仕事道が付いている。標高1100m付近の岩石帯からは不明瞭になるが、登りなので迷うことはない。
石棚山から石棚山稜1210m峰までは階段や木道が整備され、道標も随所に建てられた立派な登山道。
1210m峰から大杉山域へ向かうには、950m圏のコブまで高度の読図力が要求される。その先は尾根筋が明確なので道に迷うことはないが、ザラザラした痩尾根が何カ所かあるので滑落に注意
弥七沢の頭から降りる尾根は踏跡が明確なので、特に問題はないだろう。
なお、1月というのに雪は全くなかった。また、全ルートに渡って藪漕ぎの心配はない。
「西丹沢県民の森」の入り口。立派な階段を登っていけば石棚山まで道は続いているはずだが、今回は使わない
2016年01月04日 07:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 7:11
「西丹沢県民の森」の入り口。立派な階段を登っていけば石棚山まで道は続いているはずだが、今回は使わない
林道から小川谷沿いの巻道に入り、仲ノ沢左岸尾根を乗り越す個所から登り出す。最初だけざらざらして、歩きにくい
2016年01月04日 08:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 8:37
林道から小川谷沿いの巻道に入り、仲ノ沢左岸尾根を乗り越す個所から登り出す。最初だけざらざらして、歩きにくい
すぐに整備された仕事道に出る。急な植林帯をまっすぐ突き上げる
2016年01月04日 08:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 8:45
すぐに整備された仕事道に出る。急な植林帯をまっすぐ突き上げる
標高890m付近で尾根は痩せて右側(東)にザラ場が落ち、足場も悪いので緊張する
2016年01月04日 09:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 9:15
標高890m付近で尾根は痩せて右側(東)にザラ場が落ち、足場も悪いので緊張する
植林帯の急斜面をひたすら登る。仕事道に小枝が散乱して歩きにくい
2016年01月04日 09:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 9:27
植林帯の急斜面をひたすら登る。仕事道に小枝が散乱して歩きにくい
植林帯が終わり標高1100mを越えると岩が積み重なる急斜面となる。踏跡はないが岩の間を適当に抜けていけばよい
2016年01月04日 10:20撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 10:20
植林帯が終わり標高1100mを越えると岩が積み重なる急斜面となる。踏跡はないが岩の間を適当に抜けていけばよい
富士山がきれいだ。でも、1月初めなのにあまりにも雪が少ないのは寂しい
2016年01月04日 10:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
1/4 10:32
富士山がきれいだ。でも、1月初めなのにあまりにも雪が少ないのは寂しい
隣に大杉山域の弥七沢の頭が見下ろせる。今日は右手前の尾根を登り、左に延びる尾根を降りる予定
2016年01月04日 10:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 10:32
隣に大杉山域の弥七沢の頭が見下ろせる。今日は右手前の尾根を登り、左に延びる尾根を降りる予定
岩の積み重なり帯が続く。適当に抜けて行けばよいが、歩きにくい
2016年01月04日 10:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 10:40
岩の積み重なり帯が続く。適当に抜けて行けばよいが、歩きにくい
標高1270m付近で、県民の森から登って来た道と合流した後、じきに石棚山稜に出る。道標が立ち、立派な木道が整備されている
2016年01月04日 11:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 11:22
標高1270m付近で、県民の森から登って来た道と合流した後、じきに石棚山稜に出る。道標が立ち、立派な木道が整備されている
ここが石棚山の頂上? 檜洞丸と箒沢公園橋を指している道標の隅に「石棚山」と記されているだけ。うっかりすると通り過ぎてしまう
2016年01月04日 11:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 11:40
ここが石棚山の頂上? 檜洞丸と箒沢公園橋を指している道標の隅に「石棚山」と記されているだけ。うっかりすると通り過ぎてしまう
石棚山の三角点。これで石棚山と確認できるのかしら
2016年01月04日 11:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 11:40
石棚山の三角点。これで石棚山と確認できるのかしら
県民の森の分岐点まで戻り、西に向かって石棚山稜を降りる。1210m峰が大杉山域への下降点。写真の道標の裏から降りる
2016年01月04日 13:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 13:14
県民の森の分岐点まで戻り、西に向かって石棚山稜を降りる。1210m峰が大杉山域への下降点。写真の道標の裏から降りる
降り始めは尾根筋が明瞭だったが、次第に広がって30度超の急斜面を下る。岩石帯となり踏跡は見当たらない
2016年01月04日 13:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 13:21
降り始めは尾根筋が明瞭だったが、次第に広がって30度超の急斜面を下る。岩石帯となり踏跡は見当たらない
標高1000m付近で左手にスラブが現れた。大杉山に繋がる尾根はスラブの向こう側だった。ミスした。上り返して尾根を乗り移るべきか
2016年01月04日 13:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 13:50
標高1000m付近で左手にスラブが現れた。大杉山に繋がる尾根はスラブの向こう側だった。ミスした。上り返して尾根を乗り移るべきか
逆に少し下るとスラブは傾斜が緩まっているので、足場を拾いながらスラブを斜め下にトラバースした
2016年01月04日 13:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 13:51
逆に少し下るとスラブは傾斜が緩まっているので、足場を拾いながらスラブを斜め下にトラバースした
無事に980m圏の平坦部に出た。これで大杉山域へ繋がる尾根に乗れた
2016年01月04日 13:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 13:51
無事に980m圏の平坦部に出た。これで大杉山域へ繋がる尾根に乗れた
痩せたコルを通過する。足場がザラザラして不安定なので緊張する
2016年01月04日 14:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 14:01
痩せたコルを通過する。足場がザラザラして不安定なので緊張する
950m圏の丸いコブに着く。のどかな雰囲気に今までの緊張が解け、思わず一服
2016年01月04日 14:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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1/4 14:14
950m圏の丸いコブに着く。のどかな雰囲気に今までの緊張が解け、思わず一服
926m峰(穴ノ平沢ノ頭)まではなだらかな尾根が続くが、ここで進路が変わる上、箒沢乗越へは岩場を下るので要注意
2016年01月04日 14:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 14:45
926m峰(穴ノ平沢ノ頭)まではなだらかな尾根が続くが、ここで進路が変わる上、箒沢乗越へは岩場を下るので要注意
箒沢乗越から950m圏のコブ(弥七沢の頭)までの標高差150mの登りは、足場の悪い急登や痩せ尾根が続き、結構厳しい
2016年01月04日 14:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 14:53
箒沢乗越から950m圏のコブ(弥七沢の頭)までの標高差150mの登りは、足場の悪い急登や痩せ尾根が続き、結構厳しい
振り返ると石棚山稜が屏風のようにそびえているのが木の間越しに見える
2016年01月04日 15:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
1/4 15:14
振り返ると石棚山稜が屏風のようにそびえているのが木の間越しに見える
弥七沢の頭に着いた。大杉山までは行かず、ここから仲ノ沢林道に降りる方が車に近い
2016年01月04日 15:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 15:19
弥七沢の頭に着いた。大杉山までは行かず、ここから仲ノ沢林道に降りる方が車に近い
下りの尾根は踏跡も明瞭で、気楽だ
2016年01月04日 15:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 15:50
下りの尾根は踏跡も明瞭で、気楽だ
左手(北側)に石棚山稜がそびえている。左端のピークから手前に落ちている尾根を降りてきたのだ
2016年01月04日 16:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 16:06
左手(北側)に石棚山稜がそびえている。左端のピークから手前に落ちている尾根を降りてきたのだ
鹿除け柵が現れた。車に近い林道に降り立つために、尾根の途中から左に折れる
2016年01月04日 16:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 16:11
鹿除け柵が現れた。車に近い林道に降り立つために、尾根の途中から左に折れる
踏跡が怪しくなったが、そのまま降りて行くと下に林道が見えてきた
2016年01月04日 16:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 16:29
踏跡が怪しくなったが、そのまま降りて行くと下に林道が見えてきた
尾根の末端はかなりの急斜面で踏跡も見当たらないが、適当に降りた。仲ノ沢林道を400m程歩けば車に戻れた
2016年01月04日 16:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1/4 16:47
尾根の末端はかなりの急斜面で踏跡も見当たらないが、適当に降りた。仲ノ沢林道を400m程歩けば車に戻れた
撮影機器:

感想

丹沢湖のすぐ北にある大杉山は登山道の空白山域である。ここにはルートを変えて既に2回登ったが、そのたびに北側に屏風のようにそびえている石棚山稜が気になった。今度はあそこから大杉山域に降りてこよう、ということで、今回実行した。

西丹沢県民の森から石棚山に登る道が仲ノ沢右岸尾根に付けられている。それなのに、これを使わずに未知の左岸尾根を登るなんて、物好きというか、酔狂にも程があるかな。

左岸尾根に取付くために、沖ノ沢を少し詰めてから側面を登って左岸尾根に立とうとした。しかし、かなりの急斜面である上、岩場まである。何ヶ所かトライしたが危険と判断。結局、小川谷の巻道が左岸尾根を乗り越す所から取り付いた。近道しようとした結果50分もロスしてしまった。急がば回れですね。

石棚山に着いてびっくり。山頂はふつうコブ状に盛り上がっているのに、ここはなだらかな尾根の途中で、山頂のイメージは全くない。ここを目指して登ってくるなんて、物好きの二乗ですね。

石棚山稜1210m峰から大杉山域の950m圏のコブ(弥七沢の頭)までが、今回一番厳しい道であった。前半では大杉山域に繋がる尾根に正確に乗り移るためのルートファインディングに気が抜けなかった。後半はアップダウンが激しく、ザラザラ道の痩尾根に緊張した。

上りに使った沖ノ沢左岸尾根は、地形図からの情報だけで取付いたので、登れるかどうか保障は無かった。しかし特に問題点もなく、あっけなく登れて拍子抜けであった。これに対して1210m峰から弥七沢の頭までの下りは、バリエーションハイキングとして紹介されており、通り抜けられることはまず間違いない。ただし、上りルートで案内されているので、今回は下りとして使ってみると、なかなか手強く、それだけに面白いルートであり、大いに楽しめました。

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