花が咲く!花が咲く!春の北アルプスへの旅【焼岳・新中の湯ルート】
- GPS
- 08:18
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
天候 | 4/9 晴れ 4/10 晴れ時々曇り 山頂気温6℃ ほぼ無風 ■服装 ドライレイヤー+ベースレイヤー1枚でも暑かった。 頂上近辺で風が出てきたら、薄手のウィンドシェルを羽織った。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿(6:05発)→松本(9:15)(高速バス\3430) 松本⇔三溝・安養寺(松本電鉄\片道400) 松本→中の湯温泉(送迎車:無料) 無料) ■復路 新中の湯→中の湯バス停(送迎車:無料) 中の湯バス停→松本(路線バス\2200) 松本→新宿(JR中央線あずさ\6360) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 ・中間地点となる「広場」から山頂へはルートの取り方に注意が必要である。時期によって危険箇所や、危険の対象が変わるため事前の情報収集は肝要。 ・基本的なアイゼン・ピッケルワークができていれば歩行技術においてさして難易度の高いルートではない。斜度もゆるく、キツくてもせいぜい40度程度。一箇所30〜40度ほどの斜面をトラバースするところだけは注意。 ・トレースはバッチリだった。また、樹林帯は赤テープが豊富にあるので、確認してゆけば迷うことはないであろう。 ■雪の状況と雪崩について ・宿の人の話だと、今年は雪が少なく雪崩も落ち着いているので、南峰(本来なら立ち入り禁止)を目指す冬道ではなく、谷筋から北峰を目指す夏道を行くようにアドバイスされた。実際、トレースも夏道(谷のほぼ中央)をたどっている。 ・南峰の斜面及び、広場から登った時の進行方向右側の谷にデブリの跡があった。ところどころクラックやシュルンドができ始めており、注意が必要。 ・森林限界は踏抜き地獄・・・・(。>﹏<。)。 ・雪は締まっており、ラッセルはない。ワカンを念のため持って行ったが全く不要であった。 ■落石について ・雪が溶け始めることよる落石が起こり始めている。特に山頂近辺北峰側より、落石のあとが多数見られた。この点については宿の人に注意された。 ★注意! 新中の湯ルートの登山口には登山ポストはない。 事前に警察にメール等で届け出るか、釜トンネルの入り口のポストに入れることになる。 |
その他周辺情報 | ■安養寺の枝垂れ桜 ・松本から上高地方面に向かう国道158号線沿いにある浄土真宗本派のお寺。親鸞聖人蓮如上人御用跡だそうだ。大きな枝垂れ桜が20本ほど植えられている。 ■松本城の桜 ・アルプスの街、松本市のシンボル松本城。現在国宝に指定されており、場内にたくさんの植えられた桜は咲き乱れ、壮観である。 ■温泉 ・中の湯温泉旅館 1泊2日11000円(一番安い部屋) ・宿泊客には無料送迎サービスがある。 松本→中の湯 14:45発 中の湯→松本 12:00発 ・なお、帰りは、時間外であったので、中の湯温泉旅館から中の湯のバス停までは車を出してもらえた。 ・朝食は7:00。出発が早い人に対して、朝ごはんはおにぎりを作ってもらえる。 ・中の湯温泉旅館は日帰り入浴もできる 宿泊客は500円。帰りに一風呂浴びてから帰ろう。 |
写真
装備
個人装備 |
ベースレイヤー
フリース
ソフトシェル
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
インサレーション
ゲイター
ネックゲイター
ニット帽
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
テルモス
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
スマートフォンGPS
予備バッテリー
筆記用具
保険証
時計(高度計)
サングラス
ゴーグル
ストック
カメラ
ピッケル
ビーコン
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ツェルト
スコップ
プローブ
カップ
|
感想
今回は久しぶりに旅をした・・・という気持ちになった。
特に今年は冬は雪山の拡げるため、エネルギーに満ち満ちた山行が多かったから。
赤岳や阿弥陀岳の雪壁、アイスクライミング・・・厳しく危険な冬に抵抗するがごとく、立ち向かうようでもあった。
だが通いつづけた八ヶ岳の雪も溶け、そんなシーズンも終わりを告げる。
春である。
なかなか人を寄せ付けなかった北アルプスの山々の門も少しずつ開かれてくる。
このような時分におとずれるに手頃な雪の山はないかと想像を巡らせた時に、挙がったのが上高地の玄関口にある焼岳。
だがこれがなかなか天気に恵まれず・・・
来週、また来週と先送りとなりった。
雪がなくなってしまうのではなかろうか?
春は刻々と雪を溶かし、山の様相を変えていく。
そして今回ようやく天気に恵まれた。
ただひとつだけ・・・
思い残すことがあった。
今年は、桜をまだ見ていない。
東京の桜はもう散りはじめており、この機会を逃したら見ることができないだろう・・・
しかし、その先送りは運命的な機会を与えてくれた。そのとき松本は桜がちょうど咲き乱れていたからだ
焼岳に行くには、一泊はしなければならない。なら早めに東京を発ち、花を観に松本を巡りたい!!
そこで枝垂れ桜で有名な安養寺に立ち寄ることにした。
百花繚乱と咲き乱れる枝垂れ桜を目で楽しみ、街を歩いて甘味などを舌で楽しんだ。中の湯温泉でゆっくりとくつろぎ、山の幸の贅を尽くした夕食を頂く。
そして雪の焼岳には厳冬期のような厳しさはなく、優しく迎えてくれた・・・
昔デザインの授業でこう問われたことがある。
氷が溶けると何になる?
・・・水になる?
いや・・・
教師はこう説明する。
春になる
なあ・・・美しいだろう?
今年の春はいつもより少し輝いていたような気がする。
cajaroaさん、おはようございます。
中の湯温泉、宿泊してみたくなりました。宿から見える「穂高連峰」、いつかは自分の足で頂きに立ってみたいです。
来月、穂高に行かれるのですね。
また、山行記録楽しみにしております。
いつもお二人で山へ行かれているみたいで、とっても仲が良いのですね💕
我が家は、主人は釣りが趣味なので、夫は海🌊、妻は山⛰とバラバラです(笑)
それはそれで、気楽なのですが・・・!
ak0211さん
こんばんは
まあ、仲がいいというか。一緒は一緒で大変でもあったりします。
場所決めとか。。たとえば特に私は学生時代から登っているので、
雲取山など、もう登りすぎて行きたくないところもあるのですが、そういう所に行こうといわれると、結構揉めたりします。
穂高の山頂にはかれこれ4回ほど登っていますが、ここは何度も行ってもいいなと思います。
無雪期に涸沢から奥穂にピストンするだけなら、難易度はさほど高くありません。
山頂に行かず、涸沢に、紅葉を見に行くだけとか、雪を踏みに行っただけとかそんなこともあります。いいところですよ!
cajaroa, maam さん、こんばんは!
中の湯に泊まっての焼岳登山 ...
んんん〜憧れています。
中の湯は相部屋なんですか?
もしかして個室で完全に脱山小屋ですか?
桜も綺麗ですね〜
カメラの腕も抜群ですね!
春が近づき、雪山は踏み抜き多発注意報〜
特に焼岳は火口の影響で危険な個所もあるとか ...?
昨年は唐松の下山でも結構踏み抜きました。
乗鞍は大丈夫だろうと思いましたが、やはり時々踏み抜きました。
GWは奥穂ですか?
ボクは、今のところ北穂狙いにしています。
どこかでお会いできるかな〜?
shinさんこんばんは
中の湯温泉は旅館なので相部屋ということはないですよ。しかも部屋までザックを運んでくれます。こんな汚いザックを申し訳ないという感じです。
大変ブルジョワジーな気分になれます。( ^ω^ )
花見て旅館止まって・・・こんなのんびり旅行がいいんですけどね〜・・・
・・・GWの連日のテント生活に耐えられるか自信がなくなってきました(^^;;
焼岳は山頂ドームの熱の影響で溶けてるという話でしたが、単純に山頂に雪がないので、雪面から地面に移るときによく場所を選んだ方が良いという話だと思います。山頂近辺で踏み抜くようなところはありませんでした。むしろ樹林帯で10回近く踏み抜きましたけど・・・
涸沢だけでGW前半に最低2泊はいるハズなので、(天気悪ければもっと)タイミングが合えばお会いしましょう!
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