早春の尾瀬沼と尾瀬ヶ原（戸倉〜大清水〜三平峠〜沼尻〜見晴〜山ノ鼻〜鳩待峠〜戸倉）

2016年04月08日(金) 〜 2016年04月10日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 42.6km
• 登り: 1,056m
• 下り: 1,058m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:05
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:40

10:00 戸倉（鳩待峠行バス連絡所）
12:10 12:15 大清水
14:00 14:15 一ノ瀬休憩所
16:40 16:45 三平峠(尾瀬峠)
17:00 17:10 三平下(尾瀬沼山荘)
17:40 尾瀬沼テン場

2日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 0:10
• 合計: 5:40

6:50 尾瀬沼テン場
7:40 7:40 長英新道分岐
9:10 9:20 沼尻平
10:00 10:00 白砂峠
12:00 12:00 見晴新道分岐
12:30 見晴テン場

3日目

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:35
• 合計: 8:10

7:00 見晴テン場
7:40 7:45 竜宮十字路
8:40 8:50 牛首分岐
9:40 9:50 山ノ鼻
12:00 12:10 鳩待峠
15:10 戸倉（鳩待峠行バス連絡所）

天候

8日（金）：晴れ後曇り
9日（土）：快晴のトレッキング日和り
10日（日）：曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

8日（金）：JR上毛高原駅〜戸倉（鳩待峠行バス連絡所）、関越交通バス、約1時間50分、2,450円
10日（日）：戸倉（鳩待峠行バス連絡所）〜JR沼田駅、関越交通バス、約1時間20分、2,050円

コース状況／危険箇所等

★★戸倉〜大清水：鳩待峠〜戸倉★★
舗装されている県道をひたすら歩きます。車が通らないのがせめてもの救いです。

☆☆大清水〜三平峠〜尾瀬沼☆☆
林道の途中から雪が現れます。一ノ瀬を越えると雪が多少増えますが所々に夏道と木道が現れてます。さすが三平峠辺りからは雪も深く私はスノーシューを使用しました。赤ペンキ・テープはかなり有ります。

☆☆☆尾瀬沼〜沼尻〜見晴☆☆☆
ほぼ平坦な道でスノーシューで歩き易かったです。沼尻までは時々燧ヶ岳を見ながら楽しい歩きが出来ます。段小屋坂の雪が少ない所はスノーシューを外し、トラバース箇所は6本アイゼンを使用しました。この区間も赤ペンキ・テープはかなり有ります。

☆☆☆見晴〜山の鼻〜鳩待峠☆☆☆
至仏山を正面に見ての快適な歩きを楽しめます。竜宮小屋を過ぎて暫くすると木道が現れます。ここから先はスノーシューを外しました。山の鼻近くで木道は雪に覆われますが慎重に行けば踏み抜きは防げると思います。山の鼻から峠まではほとんど夏道を行きました。スノーシューとワカンの跡があり楽に歩けました。赤ペンキ・テープは少ないです。

その他周辺情報

＊テン場、トイレ
１日目はネットで見て長蔵小屋の冬期小屋を使用する予定でしたが現地で入り口が分からず止むを得ず平地にツェルトを張りました。
２日目は見晴らしのキャンプ場の隅に張りました。どちらも正式なテン場開設前なので水場・トイレは使えません。
この山域では戸倉の鳩待峠バス連絡所を含め公共のトイレは使用出来ません。さらに山小屋もまだ営業していないので入山の場合は携帯トイレは必須です。

写真

4/8 10:02

戸倉のバス停です。また尾瀬に来ました。

4/8 10:03

先ずは大清水へ向かいます。

4/8 10:11

すぐにゲートです。ここが開くのは来週（4月15日）です。

4/8 10:42

好感のもてる標識です。

4/8 11:22

この直線は見た途端にメゲました。

4/8 12:02

沢を見ると気持が安らぎます。

4/8 12:09

2時間かけて大清水に到着です。声を掛けて小屋前の水を頂きました。

4/8 12:10

駐車場に車はありません。

4/8 12:26

山の神様に安全を祈願しました。

4/8 12:31

ここからは砂利道なので足の負担は軽くなります。

4/8 12:51

途中から雪がでてきます。

4/8 14:01

一ノ瀬に到着です。

4/8 14:59

雪は少なく十二曲あたりは木道が現れてました。

4/8 16:01

しかし尾根筋に入ると雪はかなり残ってます。

4/8 16:36

やっと三平峠です。

4/8 16:37

トレースは雪解けではっきりしません。テープを頼りに下ります。

4/8 16:53

木々の間からチラッと尾瀬沼が見えました。

4/8 17:07

雪原の向こうに燧ヶ岳が見える素晴らしい景色に感動しました。

4/8 17:03

峠を越えてきた苦労が一瞬で吹き飛びました。

4/8 17:13

夕焼けに間に合う様に長蔵小屋へ向かいます。

4/8 17:42

雪原に太陽が映る素晴らしい夕焼けを見ることができました。

4/8 17:47

雲の形が崩れましたがこれも素晴らしい光景でした。

4/8 23:32

夜は燧ヶ岳に登る星々を見れました（ちょっとピントが甘かったです）

4/9 1:31

頭上に輝く星も素晴らしかったです。

4/8 23:49

久々に北極星をとらえました。眠気をこらえて撮影しました。

4/9 5:03

ほんのりと朝焼けがありました。

4/9 5:11

風もない静かな朝を迎えられました。

4/9 5:10

川筋の氷が溶けて素晴らしい景色を創ってます。

4/9 5:11

この景色を見れて大満足です。

4/9 6:38

太陽も昇り、堂々とした燧ヶ岳を見れました。

4/9 7:21

雪解けで現れた橋を渡ります。

4/9 7:24

青空のもと”三本カラマツ”の立派な姿に感激しました。

4/9 7:31

明るい樹林を抜けます。

4/9 7:42

長英新道分岐です。

4/9 7:52

湿原の個所は燧の展望台です。

4/9 8:37

さらに歩きます。

4/9 8:44

ここでも燧を望みます。

4/9 9:06

沼尻に到着です。

4/9 9:12

雪原の尾瀬沼を振り返ります。夏とは違う広がりです。

4/9 9:15

2度目の使用ですが昨日から大活躍です。

4/9 9:15

今回から投入のGPSも活躍してます。

4/9 10:00

春の息吹を感じますね。

4/9 10:06

白砂峠を越えてさらに進みます。

4/9 12:01

見晴新道の分岐点です。尾瀬ヶ原まであと少しです。

4/9 12:26

樹林を抜けると又も素晴らしい光景が飛び込んできました。

4/9 12:27

どっしりとした至仏山です。

4/9 12:27

景鶴山もくっきり見えます。

4/9 12:30

弥四郎小屋の水は勢いよく出てました。

4/9 12:56

見晴のメインストリートです。

4/9 14:38

ツェルトを張り早々に夕食です。

4/9 16:01

昨年、宿泊した桧枝岐小屋です。屋根の雪はすっかり溶けてました。

4/9 17:41

今日も素晴らしい夕焼けです。

4/9 17:46

色鮮やかな光景でした。

4/10 5:13

翌朝、燧の方向が少し赤らんでました。

4/10 5:13

至仏山も凜とした構えです。

4/10 6:51

早春の雪原を至仏山を目指して歩きます。

4/10 7:10

橋の雪は溶けてました。

4/10 7:25

雪解けの流れにも春の暖かさを感じます。

4/10 7:29

竜宮小屋です。人の気配はありませんでした．

4/10 7:44

至仏山をバックに1枚撮りました。春の風を受けて誰もいない雪原を楽しみました。

4/10 7:54

暫く歩くと木道に雪が無くなりました。

4/10 8:03

木道の下に小さな水芭蕉の芽を見つけました。

4/10 8:11

此の先で「水芭蕉の様子を見に来た」と言う青年に会いました。この後、至仏山に登るそうです。若いな〜。

4/10 8:41

牛首分岐です。

4/10 9:12

木道横の池塘は凍ってました。

4/10 9:13

反対側はすでに溶け出してました。

4/10 9:14

”逆さ燧”です

4/10 9:15

ここの池はまだ凍ってます。

4/10 9:35

原の川、川上橋を慎重に渡ります。

4/10 9:45

山の鼻で小休止です。

4/10 10:00

この先は樹林帯の中の歩きです。

4/10 10:04

新しくなった川上橋を渡ります。

4/10 10:29

小さな水芭蕉の芽が出てました。花が咲くのはもう少し後でしょう。

4/10 10:57

木道に雪が被さり嫌らしいトラバース個所もありました。

4/10 11:27

ここで至仏山に別れを告げます。

4/10 11:58

鳩待峠の標識です。

4/10 12:00

自転車が3台ありました。至仏山を目指した方々でしょう。

4/10 12:18

戸倉まであと3時間の歩きが残ってます。

4/10 12:26

道路脇にちらほらとフキノトウが咲いてました。

4/10 13:18

1時間で津奈木橋です。

4/10 13:17

雪で少し標識が曲がってました。

4/10 13:23

2時間目の歩きに備え氷砂糖の補給です。

4/10 13:34

流れの音を聞きながらの歩きです。

4/10 13:39

津奈木橋から20分ほどの所の湿地です。

4/10 13:39

驚いた事に水芭蕉が咲いています！

4/10 13:40

予想も期待もして無かったのでびっくりです。

4/10 13:42

小さいですが10株ぐらいありました。

4/10 13:45

これは綺麗に咲いてました。やはり尾瀬には水芭蕉ですね。

4/10 13:46

県道を歩いた人へのご褒美かな？

4/10 14:37

あと少しの歩きです。弥四郎小屋で汲んだ水も少なくなりました。

4/10 15:00

ゲートに到着です。ここが開くのは4月22日と書いてありました。

4/10 15:14

運よくバスが停まってました。3分後に発車でした。

4/10 19:26

乗換駅で”おにぎりセット”です。会津味噌を使った味噌汁も美味しかったですね。リフレッシュの3日間でした。

撮影機器：

LUMIX DMC-GM5 パナソニック

感想

soratokaze

　♪　早春の尾瀬　♪
いや〜楽しかったですね。天気に恵まれ3日間とも気持ちよく歩けました。また、かねてから望んでいた尾瀬沼と尾瀬ヶ原で素晴らしい夕焼けを見ることが出来ました。さらに思いもかけず下山途中で水芭蕉を見ることができた大満足のトレッキングでした。

　♪　計画と準備　♪
先月アヤメ平に入ったので雪の感じはつかめてました。前年に此の逆コースを歩いているのでスノーシューで歩く場合は十二曲と白砂峠の登りが問題かなと見当はつけてました。結果は、一方は雪がなくもう一方は「逆ハの字歩行」でそんなに苦労せず登れました。また、ルートミスが怖いのでガーミンeterx10（英語版）を購入し事前にルートを登録して山に持ち込みました。晴天でしたが不注意でテープ、トレースを見失なった時に
思った以上に役立ちました。GPSの使用方法を日記に纏めました　
　　　　　　　　　　↓
http://www.yamareco.com/modules/diary/38864-detail-118992

　♪　そして　♪
いつもながら帰りのバスに乗ると無事下山できた安ど感と達成感がこみ上げてきます。これも季節を問わず木道・標識・テープ等々を整備されてる方々のおかげと思います。本当にありがとうございました。

コメント

today

春の香り満載の尾瀬
こんばんは　　soratokazeさん
そうですか・・・尾瀬でしたか。
尾瀬は雪がまだまだ深いとはいえ、もう春の香りが漂ってくるようですね。　　
えっ　もう水芭蕉が・・・って感じです。季節はうらぎらないんですね。着実に冬から春へ・・そして初夏へ・・変わっていくんですね。
雪原に夕暮れもすばらしいのひとことです。それと星空・・最高です。
ありがとうです！！　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　

soratokaze

Re: 春の香り満載の尾瀬
TODAY さん　こんばんは

尾瀬沼で夕焼けを見るか、谷川で日の出を見るかを天秤にかけ
尾瀬に行ってきました。
尾瀬沼は氷も溶け始め、尾瀬ヶ原も木道が現れてと春に向かう
尾瀬を満喫できました。
２日目は計画では一気に鳩待までと思っていたのですが、あの天気で
あの景色を見たら見晴で足が止まってしまいました。
翌日春風を感じながら尾瀬ヶ原を歩けて大満足です