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Yamareco

記録ID: 845401
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

釈迦ヶ岳〜大日岳の鎖場は途中敗退

2016年04月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:04
距離
13.0km
登り
1,052m
下り
1,058m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:34
休憩
0:24
合計
4:58
8:04
30
8:34
8:35
31
9:06
9:06
42
9:48
9:50
35
10:25
10:25
25
10:50
10:57
12
11:09
11:21
49
12:10
12:10
22
12:32
12:34
27
13:01
13:01
1
13:02
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
太尾登山口に駐車場あり。
コース状況/
危険箇所等
釈迦ヶ岳までは全く危険箇所はありません。大日岳の鎖場は非常に危険ですが、普通の感覚があれば登るのを躊躇うのではないかと思います。
その他周辺情報 168号線沿いに大塔温泉夢乃湯があります。
駐車場・登山口から写真を撮っていたのですが、なぜか最初の5枚ほどが消えてしまいました。
これは登り始めて15分ほどの地点だと思います。
2016年04月10日 08:18撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:18
駐車場・登山口から写真を撮っていたのですが、なぜか最初の5枚ほどが消えてしまいました。
これは登り始めて15分ほどの地点だと思います。
登り始めてすぐ、釈迦ヶ岳が見えてきました。
2016年04月10日 08:19撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:19
登り始めてすぐ、釈迦ヶ岳が見えてきました。
一つ目の小ピーク。ここから先は展望が開けてきます。
2016年04月10日 08:21撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 8:21
一つ目の小ピーク。ここから先は展望が開けてきます。
右手、大峯奥駆道方向、ピョコッと飛び出たピークが気になり始めました。
2016年04月10日 08:23撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 8:23
右手、大峯奥駆道方向、ピョコッと飛び出たピークが気になり始めました。
ギョウジャニンニク?と思って臭いを嗅いでみたのですが、違いました。バイケイソウかなと思います。
2016年04月10日 08:25撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 8:25
ギョウジャニンニク?と思って臭いを嗅いでみたのですが、違いました。バイケイソウかなと思います。
まだ木の葉がなく、気持ちの良い道を歩きます。
2016年04月10日 08:25撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:25
まだ木の葉がなく、気持ちの良い道を歩きます。
左を振り返ると、旭ダムが見えていました。写真の真ん中。
2016年04月10日 08:30撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:30
左を振り返ると、旭ダムが見えていました。写真の真ん中。
多くの木が北側に倒れていました。
2016年04月10日 08:34撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:34
多くの木が北側に倒れていました。
林道途中から登れる道と合流。
2016年04月10日 08:35撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:35
林道途中から登れる道と合流。
若木にネットが被せてありました。シカの食害防止だと思います。
2016年04月10日 08:46撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:46
若木にネットが被せてありました。シカの食害防止だと思います。
右奥のが釈迦ヶ岳ですね。晴れていればもっと気持ちの良い景色だったんだろうなぁ・・・
2016年04月10日 08:50撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 8:50
右奥のが釈迦ヶ岳ですね。晴れていればもっと気持ちの良い景色だったんだろうなぁ・・・
シカのフン出た−
2016年04月10日 08:54撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 8:54
シカのフン出た−
2016年04月10日 09:01撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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古田の森に到着。
2016年04月10日 09:05撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:05
古田の森に到着。
森、と言っても稜線上はこんな程度の疎林ですね。やっぱり北側に木が倒れています。若木が少ないのが気になります・・・
2016年04月10日 09:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:07
森、と言っても稜線上はこんな程度の疎林ですね。やっぱり北側に木が倒れています。若木が少ないのが気になります・・・
ピークは巻かずに登ってみます。
2016年04月10日 09:09撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:09
ピークは巻かずに登ってみます。
七面山の絶壁が見えました。その奥は弥山かな?右側は八経ヶ岳でしょうかね?
2016年04月10日 09:12撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:12
七面山の絶壁が見えました。その奥は弥山かな?右側は八経ヶ岳でしょうかね?
古田の森周辺でコココンとキツツキの音が聞こえてきました。肉眼で鳥が見えたので撮ってみました。
2016年04月10日 09:17撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:17
古田の森周辺でコココンとキツツキの音が聞こえてきました。肉眼で鳥が見えたので撮ってみました。
上の写真の真ん中を拡大すると、キツツキが写っています。アカゲラ?
2016年04月10日 09:17撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:17
上の写真の真ん中を拡大すると、キツツキが写っています。アカゲラ?
歩いてきた方向を振り返ります。
2016年04月10日 09:24撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
1
4/10 9:24
歩いてきた方向を振り返ります。
何か動物の穴かと思いましたが、獣の臭いはしませんでした。
2016年04月10日 09:24撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:24
何か動物の穴かと思いましたが、獣の臭いはしませんでした。
千丈平でシカに遭遇。
2016年04月10日 09:27撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:27
千丈平でシカに遭遇。
カメラを向けているとこっちを向いてくれました。
2016年04月10日 09:28撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
3
4/10 9:28
カメラを向けているとこっちを向いてくれました。
2016年04月10日 09:30撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:30
いよいよ山頂手前の登りです。
2016年04月10日 09:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:33
いよいよ山頂手前の登りです。
山と高原地図には「かくし水」って書いてあったけど、目立つところに赤い看板があって全然隠されていません(^^;)
2016年04月10日 09:34撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:34
山と高原地図には「かくし水」って書いてあったけど、目立つところに赤い看板があって全然隠されていません(^^;)
山頂直前で大峯奥駆道にぶつかりました。
2016年04月10日 09:42撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:42
山頂直前で大峯奥駆道にぶつかりました。
2016年04月10日 09:42撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:42
そして山頂!釈迦如来像のお出迎えです。うーん、天気が悪いなぁ・・・
2016年04月10日 09:49撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:49
そして山頂!釈迦如来像のお出迎えです。うーん、天気が悪いなぁ・・・
旭川の上流方向です。
2016年04月10日 09:50撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 9:50
旭川の上流方向です。
七面山を正面に見下ろします。右奥は八経ヶ岳かな?
2016年04月10日 09:53撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
1
4/10 9:53
七面山を正面に見下ろします。右奥は八経ヶ岳かな?
ちなみにこれは旭川で渓流釣りをしていたときに撮った七面山。絶壁がすごく印象的でした。
2009年04月29日 13:47撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/29 13:47
ちなみにこれは旭川で渓流釣りをしていたときに撮った七面山。絶壁がすごく印象的でした。
山頂には一等三角点があります。
2016年04月10日 09:58撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:58
山頂には一等三角点があります。
大峯奥駆道らしく錫杖がありました。
2016年04月10日 09:58撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:58
大峯奥駆道らしく錫杖がありました。
先着していたカップル(ご夫婦?)に写真を撮って頂きました。釈迦如来像の大きさがわかるでしょうか。
2016年04月10日 09:58撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 9:58
先着していたカップル(ご夫婦?)に写真を撮って頂きました。釈迦如来像の大きさがわかるでしょうか。
大日岳に登るため、深仙ノ宿に向かいます。
2016年04月10日 10:04撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:04
大日岳に登るため、深仙ノ宿に向かいます。
2016年04月10日 10:06撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:06
振り返って釈迦ヶ岳。
2016年04月10日 10:10撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:10
振り返って釈迦ヶ岳。
孔雀岳方向に奇岩が屹立しています。
2016年04月10日 10:10撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:10
孔雀岳方向に奇岩が屹立しています。
大日岳が近づいてきました。
2016年04月10日 10:19撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:19
大日岳が近づいてきました。
深仙ノ宿に到着です。赤い屋根の灌頂堂と、その向こうに避難小屋がありました。
2016年04月10日 10:26撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 10:26
深仙ノ宿に到着です。赤い屋根の灌頂堂と、その向こうに避難小屋がありました。
大日岳がすぐそこに。
2016年04月10日 10:27撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:27
大日岳がすぐそこに。
太古の辻だそうです。
2016年04月10日 10:29撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:29
太古の辻だそうです。
ここはもう大峯奥駆道の一部です。
2016年04月10日 10:31撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:31
ここはもう大峯奥駆道の一部です。
深仙ノ宿にはテント場・水場もあり、カップルが一組、幕営していました。
2016年04月10日 10:32撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:32
深仙ノ宿にはテント場・水場もあり、カップルが一組、幕営していました。
これは五角仙かな?
2016年04月10日 10:34撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:34
これは五角仙かな?
取り敢えず登ってみます。
2016年04月10日 10:38撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:38
取り敢えず登ってみます。
目印があるので、道はわかりやすい。
2016年04月10日 10:39撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:39
目印があるので、道はわかりやすい。
五角仙から神仙ノ宿と釈迦ヶ岳を振り返ります。
2016年04月10日 10:40撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:40
五角仙から神仙ノ宿と釈迦ヶ岳を振り返ります。
孔雀岳方向。
2016年04月10日 10:40撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:40
孔雀岳方向。
次のピークが見えてきましたが、まだ大日岳ではなさそう?
2016年04月10日 10:43撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:43
次のピークが見えてきましたが、まだ大日岳ではなさそう?
行場!ちょっとびびります・・・
2016年04月10日 10:44撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:44
行場!ちょっとびびります・・・
ここを登って行くと・・・
2016年04月10日 10:44撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:44
ここを登って行くと・・・
やーっと大日岳の山頂が目の前に現れました。
2016年04月10日 10:47撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 10:47
やーっと大日岳の山頂が目の前に現れました。
こ、この崖を登るんですかい!?
2016年04月10日 10:49撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 10:49
こ、この崖を登るんですかい!?
ここで敗退しました(;_;)
2016年04月10日 10:50撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 10:50
ここで敗退しました(;_;)
取り敢えず釈迦ヶ岳を振り返っておきます。
2016年04月10日 10:51撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 10:51
取り敢えず釈迦ヶ岳を振り返っておきます。
なんでしょう?マンサク?
2016年04月10日 10:59撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 10:59
なんでしょう?マンサク?
深仙ノ宿まで戻って大日岳を振り返る。あの右の白い部分が敗退した岩場ですね。
2016年04月10日 11:14撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 11:14
深仙ノ宿まで戻って大日岳を振り返る。あの右の白い部分が敗退した岩場ですね。
深仙ノ宿でランチした後、破線ルートで千丈平まで戻ります。
2016年04月10日 11:21撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 11:21
深仙ノ宿でランチした後、破線ルートで千丈平まで戻ります。
赤テープも踏み跡もしっかりとあるので、迷うことはありませんでした。
2016年04月10日 11:27撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 11:27
赤テープも踏み跡もしっかりとあるので、迷うことはありませんでした。
ときどき、こんな木がありました。シカが食べた跡かな?
2016年04月10日 11:33撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 11:33
ときどき、こんな木がありました。シカが食べた跡かな?
壊れた橋を渡ります。
2016年04月10日 11:39撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 11:39
壊れた橋を渡ります。
千丈平まで戻りました。
2016年04月10日 11:48撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 11:48
千丈平まで戻りました。
まーたシカが!
2016年04月10日 11:48撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 11:48
まーたシカが!
気持ちの良い稜線を戻ります。
2016年04月10日 11:53撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 11:53
気持ちの良い稜線を戻ります。
次は絶対登ってやるから待ってろよ!
2016年04月10日 12:05撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 12:05
次は絶対登ってやるから待ってろよ!
2016年04月10日 12:16撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 12:16
左手に大峯奥駆道を見ながら下山します。
2016年04月10日 12:36撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 12:36
左手に大峯奥駆道を見ながら下山します。
2016年04月10日 12:52撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 12:52
1mほどのかわいい梯子。ここを下ればもうすぐ登山口です。
2016年04月10日 12:53撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/10 12:53
1mほどのかわいい梯子。ここを下ればもうすぐ登山口です。
これは林道途中にあるもう一つの登山口です。
2016年04月10日 13:15撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 13:15
これは林道途中にあるもう一つの登山口です。
そういえば登山道には桜はなかったなぁ。
2016年04月10日 13:27撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/10 13:27
そういえば登山道には桜はなかったなぁ。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス GPS 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

かれこれ20年近く、十津川村には渓流釣り&鮎釣りで足繁く通ってます。
秘境・十津川村ですが、最近は国道168号線も新しいトンネルができたりとだいぶ整備され、行きやすくなりましたね。
それでも本流筋の168号線から支流に入ろうとするとまだ細い林道が残っていたりして、車の速度も上がりません。
そんな十津川で一番好きな秘境中の秘境(?)の支流・旭川上流で渓流釣りをするときは、旭川に沿って林道旭線を遡り、旭ダムを抜けて更にクネクネと林道栗平線を上り、途中で左に分岐して細くて舗装もされていない支線を宇無ノ川方面に向けて降りていくのですが、今回、初めて分岐を直進し、釈迦ヶ岳の太尾登山口に向かいました。

朝8時頃に駐車場に着きましたが、既に15台くらいの車が停まっていました。
この登山口にはトイレと登山届けのポストがあります。
少し手前にもう一つ別の登山口がありますが、駐車スペースもトイレもなく、皆、こっちの登山口まで上がってくるようです。
多少、標高も稼げるしね(笑)

自分とほぼ同時に車7台ほどのグループが到着しました、っていうか、その車列の中に自分の車がタイミング良く割り込んでしまったのですが、そちらの方々はヘルメットにザイル、カラビナじゃらじゃらっていう風体だったので、どこか岩登りのできるところがあるのでしょうか。
こっちは独り身ハイキングの気軽さで、トイレだけ済ませてさくっと出発です。

登山口からしばらくはやや急な部分もありますが、せいぜい1mほどのかわいい梯子がある程度で、身体が山登りに馴染んだ頃にはミヤコザサだらけで見通しのきく稜線に出ます。
傾斜も緩やかで、山頂の手前で少しきつくなる程度で本当に気持ちのいい登山道でした。

途中、古田の森あたりでココココンという音が何度も聞こえていました。
キツツキが縄張りを主張しているようです。 
千丈平ではシカがのんびりと草を食んでいるところに出くわしましたが、逃げる気配はありません。
かなり人慣れしているようです。

右に大峰奥駆道の稜線を見ながら歩いて、10時前には釈迦如来像が迎えてくれる山頂に到着。
1,799.9mという、微妙な数字の標高です。
あいにく天気は曇り空でしたが、山頂からは360度の展望で、去年登った八経ヶ岳もよく見えていました。
そして、旭川で渓流釣りするときは常に見上げていた七面山の絶壁を、今回は正面から見下ろします。

さて、事前の予定では時間のある限り孔雀岳方向に歩いてみるつもりだったのですが、ここまで登ってくるときに右側にずーっと見えていたピョコっと飛び出たピークが気になってしょうが無いので、そっちに行くことにしました。
地図を見ると大日岳のようです。
深仙ノ宿まで一旦下り、大日岳に向けて登り返します。

大日岳はノーマークで事前に情報を仕入れていなかったのですが、山と高原地図によると巻き道があって、ピークへ向かうのは破線ルート、クサリ、そして【危】マークが・・・
ま、取り敢えず行ってみましょと向かったのですが、結局クサリの手前、トラロープで登れるところまで行ったものの、ものすごい高度感で怖くなって諦めました。
もっと修行してから来いという大日如来のお告げだったのかもしれません。
ちなみに、クサリのある岩場とは逆側の方が多少は登り易い迂回路になっているようです。
http://www.enyatotto.com/mountain/oomine/jinsen/jinsen.htm
次回はそっちから登ってみよう。

深仙ノ宿に戻ってランチの後、また釈迦ヶ岳に登り返すのも癪なので、千丈平に向かう破線ルートを帰ることにしました。
地図では破線ですが、しっかりとした踏み跡があり、要所には赤テープもあるのでロストする恐れは少ないでしょう。
ササが刈り払われた跡もあったので、整備された道のようです。
ただ、私は千丈平に着くほんの手前(既に千丈平の中と言っていいようなところ)で獣道に迷い込んでしまいました。
すぐそこが朝通った登山道だとわかっていたので全然問題なかったのですが、シカの糞はたくさん落ちてました(笑)
千丈平周辺にはシカが多いようで、帰路もまた、同じようなところで草を食んでいる集団に出会いました。
朝よりも1頭増えていたのと、小さな角を生やしたシカがいたのに今度はいなかったので、違う群れかもしれません。

千丈平から古田の森まで、右側は旭川流域、左側は滝川流域やなぁ・・・と釣り人の脳みそで稜線を歩きました。
滝川の方から水の音が聞こえていたので、それに影響されたんでしょうかね。

13時に駐車場へ無事帰着。
天気が今ひとつだったのが残念でしたが(そのワリには気温が高くて暑かったのですが)、近畿にもこんな気持ちのいい登山道があるんだなと発見できました。

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コメント

お久しぶりです!
珍しいお山ですねー
僕なんか、ビビッて行けないような岩場じゃないですかー
信仰のお山なんでしょうねー
ホームグラウンドの奈良〜和歌山もいろんなお山ありそうですね
僕の方は、まだ雪 探して歩いてます❗(笑)
2016/4/13 1:07
Re: お久しぶりです!
cyberdocさん

今週は絶対に山に登る!と、強い気持ちで帰阪しました。
天気の良かった土曜は家庭の事情でNGになりましたが、
日曜にようやく山に行けました。
私も雪山に行きたかったのですが、大阪まで装備を持って帰ったり、
遠征しないと行けないので日帰りが厳しいというのもあり、諦めました。

山岳信仰はどこにでもありますが、紀伊山地は修験道の修行の場所なので、
特に宗教チックな山名が多いのかもしれませんね。
大日岳以外にも行場がたくさんあるようなので、
これからいろいろと登ってみたいと思います。

でもその前にもう一回くらい雪山に行きたいっす
2016/4/13 19:49
釈迦如来
amenouwoさん、はじめまして。
どちらの方かと思いながら拝見していたのですが、東京から来られたんですね。168号線はここ数年でかなり走りやすくなりましたね
写真17のコメントで書かれていますが、右上のちょっと尖った山が八経ヶ岳です。その左は弥山ではなく明星ヶ岳(近畿No3)ですね。八経ヶ岳は百名山だけに登山者が多いですが、私は釈迦ヶ岳の方が断然好きです 山頂のシンボルである釈迦如来像は大正時代に1人の強力が担いで登られたらしいですよ (像に名前が彫られています)
次回はぜひ大日岳に登ってください!
2016/4/13 2:13
Re: 釈迦如来
Hacchyさん

はじめまして!
コメントありがとうございます。
関西周辺の山にはお詳しいのでしょうか?
是非、いろいろ教えていただけると嬉しいです。
今は東京住みですが、来月には大阪の自宅に戻る予定です。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

17番目の写真の右側に写っているのは明星ヶ岳なのですね。
弥山は八経ヶ岳よりもさらに向こう側でしたね。
昨年、行者還トンネルから明星ヶ岳まで歩いたというのに・・・(^^;)
山座同定はどうにも苦手というか、わかりません。
少しずつ、覚えていきたいと思います。

八経ヶ岳は苔の道って感じで、それはそれで楽しかったですが、
釈迦ヶ岳への道は見通しがきいて本当に楽しいですね。
大日岳だけじゃなく、孔雀岳までの道も険しくて楽しそうなので、
どっちも是非挑戦してみたいと思います!
2016/4/13 20:00
Re[2]: 釈迦如来
amenouwoさん、こんばんは。
来月には関西に戻られるんですね!ではどこかでご一緒できるかもしれないですね!? またいろいろと情報交換しましょうね
山座同定は慣れですよね。同じエリアに通えば勝手に覚えていきますよ。最近はAR山など便利なスマホアプリもあるので、利用されてみては?
孔雀ヶ岳方面へは昨年歩きましたが、大峰の良さを感じられる道のりですよ!ぜひチャレンジしてみてくださいね。
2016/4/13 23:34
Re[3]: 釈迦如来
Hacchyさん

AR山1000は使っているのですが、ちょっと表示がズレてるんですよねぇ・・・
富士山等、自分でわかる山があったらズレを脳内補正したりしています。

これからは大杉谷や、いずれは双門コースなんかも行ってみたいと思っています。
いろいろと情報交換できればと思うので、よろしくお願いします!
2016/4/17 14:23
山頂でお会いしました!
こんにちは。
山頂でお会いしたspanolahnです!
写真を撮らせていただきました!
カップルなんて言われるとうれし恥ずかしです 笑
夫婦で山登りを楽しんでます。
大日岳は厳しかったようですね。
またどこかでお会いしましたらよろしくお願いします〜^ ^
2016/4/13 17:46
Re: 山頂でお会いしました!
spanolahnさん

その節はどうもありがとうございました!
やっぱりご夫婦さんだったんですね。
うちはカミさんの方がずーっと昔にトレッキングしていたのですが、
最近は私の方が山登りにはまってしまっています。

大日岳、あんなところ登る人はアタマイカレテル!とか思いながら、
でもやっぱり悔しかったです。

今は東京へ単身赴任中なのですが、来月には大阪に戻る予定です。
西日本の山を登り尽くそうと考えていますので、
またどこかでお会いできることを楽しみにしたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
2016/4/13 20:15
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