神ノ川 エビラ沢

2016年04月26日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 6.8km
• 登り: 1,003m
• 下り: 1,003m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:35

7:25 スタート地点
9:00 9:00 20ｍ滝（700ｍ）
10:00 10:00 12ｍ滝（940ｍ）
10:30 10:30 10ｍスラブ滝（1180ｍ）
12:00 12:00 風巻ノ頭
13:00 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

エビラ沢F1を臨むところに数台程度駐車できる広場がありますが、水を汲みにくる人も多そうなので、週末は停めるのは厳しいかも知れません。

写真

4/26 7:25

エビラ沢F1（12m）を臨める駐車場よりスタート

4/26 7:26

それにしても立派な滝だ
登るなら人工登攀とのことだが、そもそも登ろうという気にすらなれない・・

4/26 7:27

右岸側に作業道が伸びているのでそれを利用して巻く

4/26 7:29

しっかりした作業道となっている

4/26 7:36

F2(6m) , F3(3m)をまとめて巻いて、このように浅い沢形を下りて沢に戻る（450m付近）

4/26 7:37

下りたところからしばらく両岸が立ったゴルジュっぽい地形が続く

4/26 7:39

小滝がいくつか出てくる

4/26 7:41

切れ込んだ地形なのでこの時間では日の光が入らず薄暗い

4/26 7:44

ゴルジュと小滝

4/26 7:46

ヌメっている箇所が多く、神経を使う

4/26 7:49

日が差すと水がきれいだったりする
全般的に水がきれいな沢との印象を受けた

4/26 7:49

上を見上げると新緑がきれい♪

4/26 7:53

ゴルジュを抜ける辺り（500m）に堰堤がある
こんなところに良く作るよなあ

4/26 7:56

500〜550mは沢幅が広がり、河原状となる

4/26 8:02

新緑の柔らかい緑のトンネルを抜けて行く
ホントに気持ちの良い季節だ

4/26 8:09

550mを過ぎると再び滝場になる

4/26 8:12

2条4m滝
釜は深く、上がるのは厳しそう

4/26 8:12

ルートは左壁
残置スリングが3つぶら下がっていた
この大岩の奥がどうなっているか分からず、やや不安だったので巻くことに決定

4/26 8:14

巻きは左岸
トラロープが下がっていた

4/26 8:18

巻きの途中に下を見るとあの大岩の向こう側はこうなっていた
これなら問題なく行けたなあとちょっと後悔

4/26 8:20

巻いて下りると5mトイ状と3m

4/26 8:25

滝が続きます

4/26 8:28

2条5m
右は厳しいので、左から登ったがとにかくヌメリが酷くて難儀した

4/26 8:35

600mを過ぎると沢幅が広がり、再びゴーロとなる

4/26 8:35

新緑がいいねぇ
やっぱり沢は新緑と紅葉の時期が最高です♪

4/26 8:47

ゴーロ・滝場の繰り返しで、650mから滝が出てきます

4/26 8:53

4段8mの一部だろうか？
崩れている場所も多いので遡行図と合わないような部分も所々出てくる

4/26 8:56

20m滝（700m）
写真右の斜面より簡単に巻けます

4/26 8:57

前衛2m滝と20m滝
てかてかと黒光りしている
墓場尻川の雄滝みたいだ

4/26 9:11

20m滝を過ぎた辺りから倒木が多くなってくる

4/26 9:19

倒木が無ければきれいな4m滝

4/26 9:22

倒木と共に崩れてきた岩が多い
丹沢ってこのように崩壊しているところが多い気がする。脆い山塊なのかな？？

4/26 9:24

8mナメ
崩れかかってる

4/26 9:30

こちらも8mナメ

4/26 9:34

倒木の下にナメ
この辺りはきれいなんだけど、崩壊が進んでいる
勿体ないなあ・・

4/26 9:36

900mくらいから再び連瀑帯に入る
ヌメリにビビりながら登った滝

4/26 9:43

水がキラキラしてきれい

4/26 9:48

きれいなナメも残っている
ゴーロ帯も出てくるが、適度に連続する滝場が出てくるのでなかなか面白い沢だ

4/26 9:54

12m滝（940m付近）
水流右から登れそうだが、ヌメっているし、崩れやすそう。
フリーでも行けそうな気がしたが、高さがあるので止めた。1人の時にロープを出してまで登る気にはならないので右から巻いた。

4/26 9:54

こんな感じのところを右に大きく巻きます（高さではなく距離的に）

4/26 10:06

巻いて12m滝のすぐ上に下りると滝場が続きます

4/26 10:07

10m滝
結構なシャワークライミングとなります。
ここもヌメっているので慎重に。

4/26 10:12

5m滝

4/26 10:17

7m幅広？滝

4/26 10:24

見た瞬間に今までの滝とちょっと違うと思った滝。左の乾いている部分が快適に登れるので「楽しい」と思い、ガイドブックを見たら10mスラブ滝だった。やっぱりスラブはいい♪　早く上越に行きたい(笑)　1180m付近

4/26 10:41

これを越えるとこんなところにまだ石積み堰堤が出てくる。びっくりだ。

4/26 10:49

もう水も涸れて、涸れ棚となる
（上から撮ったところ）

4/26 10:50

いよいよ沢の崩壊が顕著になってきて

4/26 10:59

こんな荒涼とした源頭となる
適当に右の尾根に上がり、登って行くと程なく縦走路に出る。

4/26 11:35

縦走路ではこんな花がきれいでした。
名前は分からないけど・・
誰か教えて下さい。

4/26 11:57

風巻の頭には新しい休憩所が出来ていた。

4/26 11:58

泊まるところではなく、休むところ。

4/26 12:41

風巻の頭北西尾根から見たエビラ沢。
裏丹沢はなかなか山深い。

撮影機器：

COOLPIX S30 ニコン

感想

yoshi629

エビラ沢：2級
ゴーロと滝場を繰り返し、数多くの滝が適度な間隔で出て来るなかなか面白い沢。
後半は倒木と崩壊した落石が多くなるのが玉に傷だが、良い沢だと思う。
丹沢マスターkamogさんによると丹沢の中では距離が長いこともあって、丹沢における中級〜上級ルートとのこと。

神ノ川の新緑はとても好きで、これで3回目となる。丹沢の中では裏丹沢とも呼ばれるだけあって、静かで人里離れた山深さが感じられる場所。山々も素晴らしく、気持ち良さそうな稜線なので、次は檜洞〜蛭ヶ岳と環状縦走してみたい。

丹沢は埼玉からだとアクセスが悪く、さらに大嫌いなヒルが出るので敬遠してきた山域だが、このところ行くことが多く、今回のエビラ沢で17本目の遡行となった（stkさんの影響が大きいかな）ちなみに奥秩父（秩父）：28　奥多摩：20なので苦手な山域の割には遡行数が多くなってきたと思っている。

下山は風巻の頭北西尾根を使いましたが、末端まで行くと林道に下りる最後が懸垂したくなるほど急傾斜となるので530mくらいで横切る作業道を左に進んで下りた方が良いかも知れません。
もしくはkamogさんのように810m付近で出て来る作業道をたどってエビラ沢の河原（530m付近）に下りて、沢を横断し右岸の作業道でF1の巻き道に戻る、というのが良いと思います（これがベストかな）

コメント

kamog

お疲れ様です
風巻ノ頭北尾根末端まで行くとはさすがですねぇ
袖平山北面はどこも荒涼として、隣の社宮司沢もひどいもんですよ。

yoshi629

Re: お疲れ様です
kamog様
コメントありがとうございます。

810mで作業道が出てきた時はそれを利用して下山しようとも思ったのですが、せっかくなので読図をしながら尾根通しで行こうと考えてそのまま進みました。でも最後の急傾斜には参りました

社宮司沢も名前は聞いたことがあり、帰りにちょっと眺めてみました。面白そうと思いましたが、ガレガレですか・・
丹沢って崩壊が激しい山域なのでしょうか？　ホールドも安心できないものが多いので、丹沢＝手強いってイメージがあります

kamog

Re[2]: お疲れ様です
社宮司は下流部は単調、後半に滝が集中しており、３段滝の上段のみ（ソロでしたので）怖かったと記憶しています。
最後の詰めは丹沢ではありがちなレベルなので「激ワル〜」ってほどではありませんよ。

ＳＴＫ

温めてたプランですね
yoshiさん、こんばんは〜
以前から話してましたねエビラ沢。神ノ川はほんと入口からして奥深いですよね。うちからは丹沢の中では遠いですが、悪くないアプローチです。
立派な滝が多いですよね、ここは。遠くない将来に行ってみたいです。
丹沢は確かに庭となりつつあります。75回行っているようです(笑) とはいえそのうち沢は30回。有名どころも数多く残してますし沢ヤを名乗るには早いかな
玄倉エリアはぜひとも攻略していきましょう〜

yoshi629

Re: 温めてたプランですね
丹沢で遡行したのは
　勘七ノ沢　葛葉川本谷　水無川本谷　大山川
　火打沢　ボウズクリ沢　マスキ嵐沢　鬼石沢　
　小川谷
　水ノ木沢　樅ノ木沢
　伊勢沢　大谷（大岩）沢　エビラ沢
　二十女沢
　原小屋沢　四町四反ノ沢
ってところです。
私はお気に入りに何度も足を運ぶというよりも行ったことのないところに行きたい
という気持ちが強いです。
玄倉エリアだと女郎小屋沢・同角沢・モチコシ沢ですね。どれも登り応えがあり、
パートナーがいないと成立しなそうな沢なので、こちらこそ是非お願いします

yoshi629

社宮司沢
kamog様

社宮司沢の記録を拝見しました。こちらもなかなか面白そうですね。
私は難しいところに挑戦するというよりも探検的な嗜好が強いので、裏丹沢の山深さ
に惹かれています。
また新緑の時期か紅葉の時期に再訪してみます。
ありがとうございました。

yasuo12

こんばんわ
質問させてください
こちらは伊勢沢同様にヒルが侵食していますか？

yoshi629

Re: こんばんわ
こんばんは。

この日は見かけることはありませんでした。まだ少ない時期だったので遭遇しなかっただけかも知れません。

kamogさんの情報でも神ノ川にまで侵出し始めたとのことだったので、エリアとしてはまだ少ないと思います。でも夏の最盛期では遭遇する可能性もありそうです。
お気を付け下さい（まあ、丹沢をベースとする方は慣れっこかも知れませんが ）