ガスと強風の羊蹄山(比羅夫口〜真狩口)
- GPS
- 09:30
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 1,802m
- 下り
- 1,820m
コースタイム
天候 | 霧時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その後国道5号に出て、半月湖キャンプ場の駐車場で車中泊しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨夜降雪があったため、雪の状態は1000m付近より下はツボ足でふくらはぎから深いところで膝くらい。 時々腿の付け根までズボもあり、ストレスが溜まります。 そこから上はがりがりにクラストした急斜面となりました。 上部はとにかく深いガスで周囲の状況が全く把握できない状態が続きました。 |
写真
感想
前日(04/29)にいったん真狩キャンプ場により自転車をデポしました。
その後、比羅夫口に向かい、半月湖キャンプ場の駐車場で車中泊しました。
函館を出るときから降っていた弱い雨はその後もずっと降り続き、夕方ごろからみぞれ交じりとなり夜には雪に変わりました。
朝起きたら雪はやんでいて、晴れ間も見えていたので、天気回復を期待します。
ふわふわの新雪を踏みしめて登り始めます。
C900あたりからガスの中に突入です。
1000mを超えたあたりでアイゼン、ピッケルにスイッチしました。
その後登るにつれて、ガスはどんどん深くなり風も強くなってきます。
お釜の外輪山に出るころには自分の足元もまったく見えないほどのガスになりました。
お鉢巡りはこれでは無理です。最高点もあきらめです。
まるで牛乳の海を潜水してるみたいです。
こりゃやばいな。
と、突然体がふっと宙に浮いたかと思ったらずざざーっと滑り落ち始めました。
とっさに滑落停止姿勢をとりますが、ピックをまっすぐ突き立てられなかったのか、はじき返されてしまい止まれません。
「これはまずいな」と思ったら逆に心がしーんと落ち着いて、止まることができました。
相変わらずあたりは真っ白白で、状況が把握できませんが、どうやらお釜側に足を踏み外して2,30m滑り落ちたようです。
こりゃ危ない、もうすり足で進むしかありません。
ん?ちょっとまて。アイゼンですり足はできません。
そこからは足元が全く見えなくなったら立ち止まってうっすら見えるまで待ちながら慎重に進みました。
真狩への降り始めの急斜面も、あたりの状況がが全く把握できないため、超緊張しました。
1300mあたりから周囲の様子が見え始め、やっとまったり下山することができました。
真狩口からはデポしておいた自転車で比羅夫口まで戻ります。
キャンプ場手前の最後の1kmの登りがしんどかったです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する