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Yamareco

記録ID: 856520
全員に公開
トレイルラン
奥多摩・高尾

甲武信ヶ岳〜雲取山(西沢渓谷ー鴨沢)

2016年04月29日(金) 〜 2016年04月30日(土)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
47.2km
登り
3,422m
下り
3,962m

コースタイム

1日目
山行
5:58
休憩
0:00
合計
5:58
9:45
9:45
73
10:58
10:58
79
12:17
12:17
17
木賊山
12:34
12:34
13
12:47
12:47
56
13:43
13:43
31
14:14
14:14
18
14:32
14:32
35
15:07
15:07
15
15:22
15:22
7
15:29
雁坂小屋
2日目
山行
9:06
休憩
0:00
合計
9:06
5:01
41
雁坂小屋
5:42
5:42
34
6:16
6:16
10
6:26
6:26
25
6:51
6:51
60
水干尾根
7:51
7:51
28
唐松尾山
8:19
8:19
8
山の神土
8:27
8:27
98
将監峠
10:05
10:05
44
飛龍権現
10:49
10:49
49
北天のタル
11:38
11:38
30
三条ダルミ
12:08
12:08
47
雲取山
12:55
12:55
41
ブナ坂
13:36
13:36
31
天候 はれ
風が冷たい
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き
最寄り駅ー塩山駅
05:16発→08:12着(2時間56分)2,233円

塩山駅-西沢渓谷 1時間
8:30/9:05/13:30/14:30
平成27年 4/25〜9/30:土・日・祝日
http://www.city.koshu.yamanashi.jp/kurashi/files/20150310/H27%E8%A5%BF%E6%B2%A2%E6%B8%93%E8%B0%B7HP.pdf

09:30 西沢渓谷入口

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帰り

鴨沢ー奥多摩駅
06:52/07:47/09:58/10:32/12:23/13:53/14:40/16:03/18:38
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コース状況/
危険箇所等
甲武信ヶ岳らへんは残雪が多い。
6本爪アイゼン、チェーンアイゼンがなくてもいけるといえば行けるが、慎重になるため、タイムを減らすことができない
その他周辺情報 河辺まで行き、梅の湯寄り
乗ってきたバス
2016年04月29日 09:31撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/29 9:31
乗ってきたバス
2016年04月29日 09:45撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 9:45
富士山だ
2016年04月29日 10:47撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 10:47
富士山だ
分岐
2016年04月29日 10:58撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 10:58
分岐
2016年04月29日 10:59撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 10:59
さっきよりきれいにみえる
2016年04月29日 11:59撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/29 11:59
さっきよりきれいにみえる
あっちは金峰山のほうかな
2016年04月29日 11:59撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 11:59
あっちは金峰山のほうかな
ちょっと開けたところです。
半袖できたけど、ウインドブレーカーをつけます。
2016年04月29日 11:59撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/29 11:59
ちょっと開けたところです。
半袖できたけど、ウインドブレーカーをつけます。
2016年04月29日 11:59撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 11:59
2300mぐらいから雪
2016年04月29日 12:08撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 12:08
2300mぐらいから雪
つらら
2016年04月29日 12:09撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 12:09
つらら
よめない。フリガナがあったところもあったけど、全然覚えられない。スピードダウンしてしょうがないので、チェーンスパイクをつけます。
2016年04月29日 12:17撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 12:17
よめない。フリガナがあったところもあったけど、全然覚えられない。スピードダウンしてしょうがないので、チェーンスパイクをつけます。
樹氷だ
2016年04月29日 12:26撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 12:26
樹氷だ
ちょびっと補給。トイレもいく
2016年04月29日 12:34撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 12:34
ちょびっと補給。トイレもいく
えーと100名山もまたひとつ踏みましたが、何個目かは忘れました。風が冷たいので、すぐに下山
2016年04月29日 12:47撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 12:47
えーと100名山もまたひとつ踏みましたが、何個目かは忘れました。風が冷たいので、すぐに下山
パノラマモードで
2016年04月29日 12:47撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 12:47
パノラマモードで
あっちのほうも行きたいけど、アクセスが悪い
2016年04月29日 12:47撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/29 12:47
あっちのほうも行きたいけど、アクセスが悪い
2016年04月29日 12:47撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/29 12:47
えーと、わすれた
2016年04月29日 13:26撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 13:26
えーと、わすれた
出発点があんなにちいさく
2016年04月29日 13:26撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 13:26
出発点があんなにちいさく
お、きれい
2016年04月29日 13:43撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/29 13:43
お、きれい
2016年04月29日 13:43撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/29 13:43
倒木がとにかく多い
2016年04月29日 14:14撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/29 14:14
倒木がとにかく多い
2016年04月29日 14:15撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/29 14:15
2016年04月29日 14:32撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/29 14:32
ちょっとこの倒木が多い道も飽きてきたので、空が青い
2016年04月29日 14:32撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 14:32
ちょっとこの倒木が多い道も飽きてきたので、空が青い
さー、下るだけかなと思いきや
2016年04月29日 14:34撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 14:34
さー、下るだけかなと思いきや
雁坂嶺が残ってました。今日はもう登りはないです!
2016年04月29日 15:07撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 15:07
雁坂嶺が残ってました。今日はもう登りはないです!
2016年04月29日 15:21撮影 by  iPhone SE, Apple
4/29 15:21
三大峠です。同じトレランナーのかたたちがいました。
2016年04月29日 15:22撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 15:22
三大峠です。同じトレランナーのかたたちがいました。
写真も撮ってもらいました
2016年04月29日 15:22撮影 by  iPhone SE, Apple
4
4/29 15:22
写真も撮ってもらいました
とうちゃくー
2016年04月29日 15:29撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 15:29
とうちゃくー
6時間かからずに到着。
2016年04月29日 15:29撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/29 15:29
6時間かからずに到着。
これは分かりやすい高低図。ストックの使いどころが分かります。
2016年04月29日 16:09撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/29 16:09
これは分かりやすい高低図。ストックの使いどころが分かります。
おはようございます
2016年04月30日 05:01撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 5:01
おはようございます
2016年04月30日 05:42撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 5:42
2016年04月30日 05:52撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 5:52
もちろん、まき道を選択
2016年04月30日 05:52撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 5:52
もちろん、まき道を選択
今日も富士山
2016年04月30日 05:59撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 5:59
今日も富士山
このトレイルは素晴らしいね
2016年04月30日 05:59撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 5:59
このトレイルは素晴らしいね
いつまでも走っていたい
2016年04月30日 05:59撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 5:59
いつまでも走っていたい
景色もいい
2016年04月30日 06:03撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 6:03
景色もいい
展望はここらへんでいったん終了
2016年04月30日 06:16撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 6:16
展望はここらへんでいったん終了
2016年04月30日 06:16撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 6:16
2016年04月30日 06:16撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 6:16
雁峠。すごいところだ
2016年04月30日 06:23撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 6:23
雁峠。すごいところだ
2016年04月30日 06:26撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 6:26
2016年04月30日 06:26撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 6:26
小屋だ
2016年04月30日 06:28撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 6:28
小屋だ
雲取山まで173キロw
いつのまにかウルトラになっていたw
2016年04月30日 06:28撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 6:28
雲取山まで173キロw
いつのまにかウルトラになっていたw
ここらへんは霜柱をずっとザクザクさせながら歩きます。
2016年04月30日 06:32撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 6:32
ここらへんは霜柱をずっとザクザクさせながら歩きます。
やっぱり分水嶺トレイルのコースなのかな
2016年04月30日 06:34撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 6:34
やっぱり分水嶺トレイルのコースなのかな
2016年04月30日 06:51撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 6:51
ここから森のトレイル。
意外に長い
2016年04月30日 07:39撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 7:39
ここから森のトレイル。
意外に長い
あー。ついたついた
2016年04月30日 07:51撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 7:51
あー。ついたついた
こっちへ行けってことですね
2016年04月30日 07:50撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 7:50
こっちへ行けってことですね
ちょっとわかりにくい分岐だけど、よく見たら目印がありました
2016年04月30日 08:04撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 8:04
ちょっとわかりにくい分岐だけど、よく見たら目印がありました
走りそうで走ったら、体力が減る道
2016年04月30日 08:12撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 8:12
走りそうで走ったら、体力が減る道
すごい名前だ
2016年04月30日 08:19撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 8:19
すごい名前だ
2016年04月30日 08:19撮影 by  iPhone SE, Apple
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将監峠です
2016年04月30日 08:27撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 8:27
将監峠です
いやー素晴らしい道だけど、そっちに寄るとタイムロス。小屋には寄りません
2016年04月30日 08:27撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 8:27
いやー素晴らしい道だけど、そっちに寄るとタイムロス。小屋には寄りません
山に張り付いているような道が続きます。
走りにくい
2016年04月30日 08:55撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 8:55
山に張り付いているような道が続きます。
走りにくい
川の源流がチラホラと
2016年04月30日 09:00撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 9:00
川の源流がチラホラと
遠くに南アルプスが見える
2016年04月30日 09:07撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 9:07
遠くに南アルプスが見える
飛龍山だ
2016年04月30日 09:19撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 9:19
飛龍山だ
こっちのつららは地面とくっついてる
2016年04月30日 09:51撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 9:51
こっちのつららは地面とくっついてる
久しぶりに展望がいいところに出たので、ちょっと回復
2016年04月30日 10:02撮影 by  iPhone SE, Apple
3
4/30 10:02
久しぶりに展望がいいところに出たので、ちょっと回復
ここで道を間違えてしまい、20分程度タイムロス
2016年04月30日 10:05撮影 by  iPhone SE, Apple
1
4/30 10:05
ここで道を間違えてしまい、20分程度タイムロス
2016年04月30日 10:05撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 10:05
防火帯が見えるから、あれが雲取山だな
2016年04月30日 10:38撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 10:38
防火帯が見えるから、あれが雲取山だな
こっちも張り付いている道。
さすがに走れない
2016年04月30日 10:44撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 10:44
こっちも張り付いている道。
さすがに走れない
一息一息
2016年04月30日 10:48撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 10:48
一息一息
つぎの分岐まではすぐ!
2016年04月30日 11:38撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 11:38
つぎの分岐まではすぐ!
あとはここを登れば雲取山だ!
2016年04月30日 11:38撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 11:38
あとはここを登れば雲取山だ!
あれ、トイレが新しくなってる
2016年04月30日 12:06撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 12:06
あれ、トイレが新しくなってる
ついたー!
2016年04月30日 12:08撮影 by  iPhone SE, Apple
2
4/30 12:08
ついたー!
いつもは撮ってもらわないけど、疲れたせいもあって、撮ってもらいました
2016年04月30日 12:09撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 12:09
いつもは撮ってもらわないけど、疲れたせいもあって、撮ってもらいました
いやー、防火帯もやっぱいい道だなあ
2016年04月30日 12:12撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 12:12
いやー、防火帯もやっぱいい道だなあ
2時間程度で下山できますが、水が不安だったので、奥多摩小屋近くの水場で補給
2016年04月30日 12:38撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 12:38
2時間程度で下山できますが、水が不安だったので、奥多摩小屋近くの水場で補給
2016年04月30日 12:55撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 12:55
2016年04月30日 13:36撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 13:36
2016年04月30日 14:07撮影 by  iPhone SE, Apple
4/30 14:07
下界はもう夏の気配
2016年04月30日 14:13撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 14:13
下界はもう夏の気配
ついたー!つかれたー!
2016年04月30日 14:19撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 14:19
ついたー!つかれたー!
河辺まで行ってから梅の湯で入ります。
もちろんサウナ目当てです。
ご飯も食べます。おいしい
2016年04月30日 17:26撮影 by  iPhone SE, Apple
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4/30 17:26
河辺まで行ってから梅の湯で入ります。
もちろんサウナ目当てです。
ご飯も食べます。おいしい
撮影機器:

装備

個人装備
クッカー バーナー ガス110g ライター 折り畳みコップ トイレットペーパー(559g)<br />チェーンアイゼン352g<br />ゲイター53g<br />オーバーグローブ43g<br />ファーストエイドキット153g
備考 暖かいと評判のジオラインを買って軽量化に努められれば

感想

【はじめに】
走りどころが少なくなる残雪も少なくなり、マラソンのシーズンも終わり、トレイルランの季節が始まったこの季節。

もちろん、冬も行っておりましたが低山以外の2000m級に行けるのもこのゴールデンウィーク付近。さらに残雪の有無はある程度のスピードが求められるトレイルランにとっては死活問題です。そしてどこに行こうかというのも問題で、もちろん3000m級は残雪が深く残っているので無理。北方面も残雪がよくても走れるようなところはあんまりない。
西に目を向けると、そうそこに甲武信ヶ岳があったのです。

目にするのが瑞垣山荘から金峰山、十文字峠などを通るロングトレイル。
でももう疲れ切っている足にはよくないです。
2週間後にレースもあるし、という色々な諸事情で西沢渓谷から甲武信ヶ岳に寄りつつ雲取山を経て、鴨沢への下山ルートだったのです。

距離は50km。一泊二日のトレランです。


【西沢渓谷ー甲武信ヶ岳】
スタートは紅葉で有名な西沢渓谷、むかし登山しかやっていなかったころ、友達と来たんですが、風邪をひいていまして、苦い記憶があります。
しかし今日は周回するわけではなく、かすめるだけで甲武信ヶ岳方面に登りはじめます。
道の状態がよさそうということで、徳ちゃん新道を選びました。
急登ということは誰かの記事で見ましたが、あまり感じませんでした。
それよりも状態のいい道なので、さくさく進めます。
2300mを過ぎたころから残雪が多く残り、最初は堅かった雪の具合もところによっては滑る箇所や、踏み抜く場所があるため、木賊山の山頂でチェーンスパイクを装着。走れませんが早歩きすることはできます。

バス停から3時間ほどで山頂に到着。

前日に雪が降ったらしくて、樹氷をバッグに展望が開けた山頂でした。
しかし寒さには叶わない。
長いはせずにすぐに次の目的地へ向かいます。


【甲武信ヶ岳ー破風山避難小屋】
まき道を選んで破風山方面へ。
途中まで残雪がありましたが、なくなるとみるやすぐにチェーンスパイクを外します。
こっちは抜群の道である徳ちゃん新道とは違い、石と土のミックスでそこそこの斜面でもあります。つまりは走りにくい。走れなくもないけども、走ると体力を消耗してしまう。我慢の時間。

破風山避難小屋につくと開けた展望のいいところで、ベンチ、テーブルもあるため、思わず食料のミニクリームパンを半分だけ食べます。

おもぎりやパンなど、乾燥していない食料は重いので、注意した点です。
いつも用心のために買いすぎてしまうのですが、それはリスクを回避したとともに違ったリスクを抱え込むことになるのです。前の晩に買っておいたのはおにぎり2個とミニクリームパン。おにぎりは行きの電車で消費しなければいけないと口におしこみましたが、さすがにクリームパンまではいらない感じでした。

さらに開山祭りで西沢渓谷の入り口でお餅を配っていましたが、もちろん貰いません。


【西破風山ー東破風山ー雁坂嶺ー雁坂小屋】
破風山のエリアに入るときれいなトレイルが続きます。
しかしそこを邪魔するかのように倒木が一本、二本、、、たくさん。。。。
なんでこんなに倒木があるんだというぐらい道をふさいでいます。

でも、わかっております。4月の中ごろに台風かと思うぐらい強い風が吹いたことを。またその日も雨の中、トレランしていたのですが、目の前で強風により木を折れる瞬間も目撃しました。

この破風山でも同じことが起きたのでしょう。

ただそれにしても50mに1本ぐらいの割合の感じで倒木があるのはイヤになってきます。リズムが乱れるからです。

西破風山、東破風山、雁坂嶺のいずれも標高差はそんなになかったのが幸いで、雁坂嶺についたあとは登りがないというルンルン気分で雁坂峠まで降りてこれました。
雁坂峠は三大峠と呼ばれているのは知っておりましたが、そこで4人集まってしゃべっている。

互いに写真を取り合うと、その人らも服装はトレラン。
仲間に会えるっていいものです。
でも自分は小屋迫ですがその人らはテント泊。
根性が違うなと思いました。

トレラン、あるいはウルトラライトハイクと呼ばれる装備を削ってあるける距離を伸ばすその登山の方法でテントといったら快適なんてありえないです。我慢の心あるのみ。

雁坂峠から雁坂小屋まではすぐ、到着するとすぐに自分の名前を呼ぶ声が。
そう事前にメールで付近の残雪具合を相談していたことから、覚えてくれたのです。


【雁坂小屋】
素晴らしい小屋です。
もちろん今まで泊まった小屋の多くでかなり良くしていただいて、悪い印象の小屋などひとつもないなのですが、それを抜いても素晴らしい小屋。いつかここと雁峠までの短いトレイルだけのために来たいね。
早めに寝て夜中に出発するという青写真もありましたが、ついつい楽しかったので、9時過ぎに就寝。やっぱり寒い。何度か起きて予備の毛布を余すことなく、使って寝る。

翌日は4時半にきっかり起きて、残りのクリームパンとお茶を沸かして飲んで、バッチリ時間どおりに出発。


【雁坂小屋ー雁峠】

寒すぎた夜中ですが、体を動かせばすぐに体はあったまる。
20分もしないうちにいつものトレランスタイルに。
ここでジェルを落としていることを気づいて、すぐに引きかえす。
あのジェルがないと走れない!

でも、すぐに戻ってくる道で見つけられたので良かったです。
でも10分ロス

ここから雁峠までのトレイルの道はとても素晴らしかった。
開けた稜線に柔らかくなだらかな道。
いつまでも走っていたいですが、こういう道は雁峠まで。


【雁峠ー唐松尾山ー将監峠】
うって変わって森の中のトレイル
ちょこちょこ木の根と石があるので、ちょっぴりテクニカル
展望がないのとそこまで走れるところではないので、長く感じる。
登りはストックを使って、焦らないで登る。
なんとか唐松尾山まで行くとあとは峠までしばらく下り
でも下りでも我慢の我慢

急にすごい整備された道に出ると、そこは将監峠
将監小屋から続く道がやたら広くて、行ってみたい気持ちになるけども、あまりロスしたくないので、我慢。
ここで暑すぎるのでタイツを脱ぐ。


【将監峠ー飛龍権現ー北天のタルー三条ダルミ】
一番きつかった区間
いやアップダウンはそこまであるわけじゃないのだが、道が山肌にへばりついているような道でガレたところも多いので、やはり走るのに躊躇してしまうし、行き違う人も多くなるので、リズムがつかめなくなる。
ついにストックでもうペースは無視。
とりあえず調子が戻ってくるのを待とうと歩いているせいなのか、飛龍権現の分岐で間違ってしまってロスが20分ぐらい

ちゃんとは見てないけど、当初の予定よりは早くきているので多少のロスぐらい、多少の歩きぐらい問題ないのだけど、気持ちが焦る、でもそこまでやる気も湧き上がってこない。我慢我慢

北天のタルの分岐に出たので、ストックをしまっていると後ろからトレイルランナーが!

ちょうどいい!引っ張ってもらおう。
視界から外れない程度で追いすがる
寝かせておいた四頭筋をフル活躍で調子も戻ってくる。
ゆるい登りも走る。
と、だんだん前が詰まってくる。

ついに下りで道を譲られたので、そのままの勢いで走ります。
途中、足くじいてものすごい激痛が一瞬走った気がするけど、無視!
いつもたいてい大したことがない!
問題はリズムをつかむことだけ!

すぐに三条ダルミに到着!
あとは雲取山への登りだけ!


【三条ダルミー雲取山ー鴨沢】
この雲取山への登りがきつい。
たぶん30分ぐらいの登り。
これがストックを使ってつらい。
ただ300mあがるかと思ったら200mぐらいだったので、思ったよりすぐついた!

やった!やっと到着!
馴染みの雲取山だ!

雲取山はゴールデンウィークということで人がすごい多い。
いつもは自分の写真なんて撮らないんだけど、撮ってもらいました!
もうあとは勝手知ったる下山です。2時間もあれば鴨沢につくでしょ!

途中、ちょっと水が不安だったので奥多摩小屋の水場で500mlだけ補給
あとは全力じゃなく小走りで下山下山!
人とがんがんすれ違うけど、焦らない焦らない!

ほら、やっぱり2時間で鴨沢についたー!

いやーつかれたー!!

鴨沢からのバスは人が大混雑
この2日の影響でやっぱり座っているお尻の筋肉が激痛
これはやはりサウナしかない
ということで、奥多摩駅近くの「もえぎの湯」はサウナがないし、どうせ並んでいるのでNO!
河辺の梅の湯でフィニッシュです。

【まとめ】
自分の体力を想定して、計画したとおりに走りきる。
日帰りよりも1泊、2泊のほうが予定が狂いやすいです。
しかも標準タイムよりも大幅に狭めているトレランは少しのタイムロスがでかいです。
でも体力があれば色んな計画を立てられる。
山の楽しさと自分の限界への挑戦という一挙両得!

山行がすべて終わったあとの満足感はたとえようがありません。
おすすめのこのコース。
是非、参考にしてください。










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コメント

甲武信ヶ岳〜雲取山(西沢渓谷ー鴨沢)
憧れます。素晴しいです!
2016/5/1 21:18
Re: 甲武信ヶ岳〜雲取山(西沢渓谷ー鴨沢)
ありがとうございます!
2016/5/2 20:07
めっちゃ
ええやーん。
イケメンのジローさんもたくさん出て来たね(^^)

1日目あっという間だったみたいだけど、、、振り返ってみて、日帰りは流石に無理?
2016/5/1 21:58
Re: めっちゃ
えへへ

西沢渓谷いくまでに始発乗っても4時間かかるので、初日はしょうがないですね。
夜も走れればいいですが、自分は1日10時間ぐらいが活動限界なので、厳しいですね。

でも分水嶺トレイルのコースだと思うので、軽量でのスタイルもやってみたいですね。
2016/5/2 20:10
雁坂小屋いいですよね
去年このルートで補給のため利用したけど、とても感じよく次は宿泊してみたいなーって思ってました。
2016/5/2 10:24
Re: 雁坂小屋いいですよね
すごい親切でした。
同じ宿泊者の人も暖かい人たちばかりでラッキーでした
2016/5/2 20:11
こんにちは。
雁坂小屋で会いましたね。
翌日「奥多摩まで行く」と小屋のisisanさんの紹介に、「奥多摩は遠いですよ〜」と言ったものです。
あのアップダウンを走り抜けるなんて、超凄いです。
2016/5/3 10:58
Re: こんにちは。
どもども。

ありがとうございます。
でも、自分なんてまだまだの人間。上には上がいるので頑張るのみです
2016/5/3 20:04
木賊山
とくさやま。きっと次聞いたときはまた忘れてるだろうけど。
2016/5/5 22:58
Re: 木賊山
忘れる自信があるね!
2016/5/6 19:33
雁坂→雁峠はいいですよ、ほんとに
先日は雁坂小屋へおいでいただきありがとうございました。
また嬉しいお褒めの言葉、小屋番にとっての元気の基になります。
雁坂から雁峠までの道は私は大好きです。のんびりゆっくりしか歩けませんが。またお越しください。静かな雁坂を楽しんでくださいませ。
2016/5/9 21:27
Re: 雁坂→雁峠はいいですよ、ほんとに
お世話になりました。
色んなルートの分岐点であるので、雁坂峠、雁峠はバリエーション豊かですよね。
また寄らせていただきます
2016/5/10 22:00
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