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Yamareco

記録ID: 857799
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沢登り
奥多摩・高尾

川苔谷逆川〜ウスバ林道〜川苔山

2016年05月01日(日) [日帰り]
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orochi その他1人
GPS
--:--
距離
11.3km
登り
1,039m
下り
1,136m

コースタイム

川乗橋バス停8:55―9:25下降点9:40―10:35 3m+7m滝上―11:40 4m釜滝上―(途中10分休憩)―13:30ウスバ林道横断点13:50―14:15ウスバ乗越―14:45川苔山15:10―15:45大ダワ―16:50鳩ノ巣駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
川苔谷逆川:黒く苔むした岩・植林帯・羽虫の群れ・木の葉の堆積した斜面など「ザ・奥多摩の沢」と呼ぶに相応しい要素が揃っている笑。それでも、趣向が異なる滝が適度にかかっており、なおかつアプローチ、下山とも容易なのは良いところ。また、この時期は新緑が美しく、遡行していて気持ちが明るくなる。
ポイントとなる滝は、
・3m滝+7m滝
・大釜を持つ4m滝
・ウスバ林道直下10m滝
の3つ。なお、今回ウスバ林道横断点で切り上げたため、これより上流部の様相については不明です。
ここから川苔谷へ下降
ここから川苔谷へ下降
入渓点付近の様相
入渓点付近の様相
3m+7m(7mは右壁から)
1
3m+7m(7mは右壁から)
7m滝上から
大岩を縫って落ちる流れ
1
大岩を縫って落ちる流れ
何でもないところだけど新緑が美しい
何でもないところだけど新緑が美しい
ミニスライダー
函状を進みます
こういう小滝は気持ちがイイ
こういう小滝は気持ちがイイ
ゴルジュっぽくなってきた
ゴルジュっぽくなってきた
スラブ状をへつる
スラブ状をへつる
釜のある4m滝
ここの一歩が少し厄介
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ここの一歩が少し厄介
別の角度から見るとこんな感じ
別の角度から見るとこんな感じ
倒木もあるが気になるほどではない
倒木もあるが気になるほどではない
順調に進んでいます
順調に進んでいます
このくらいの水勢だと調度いい
このくらいの水勢だと調度いい
ミニスダレ状
眩い新緑と小滝
大ダワ沢は滝を掛けて出合う
大ダワ沢は滝を掛けて出合う
3段10mトイ状(3段目は突っ張り)
3段10mトイ状(3段目は突っ張り)
なるべく水流沿いが良いですよ〜
なるべく水流沿いが良いですよ〜
(どの滝か忘れたが…)巻きから本流に復帰するところ
(どの滝か忘れたが…)巻きから本流に復帰するところ
相変わらず所々倒木
相変わらず所々倒木
ウスバ林道直下10m滝(右壁直登)
1
ウスバ林道直下10m滝(右壁直登)
ウスバ林道到着〜
ウスバ林道到着〜
ウスバ乗越
ザイルを持ってこの樹林帯の登りは地味にきつい汗
ザイルを持ってこの樹林帯の登りは地味にきつい汗
登山道にはこんな花も
登山道にはこんな花も
川苔山着♪
多少靄っていますが雲取山や秩父の山々も見渡せます
多少靄っていますが雲取山や秩父の山々も見渡せます
ヤマツツジ
鳩ノ巣駅到着、おつかれさまでした〜
鳩ノ巣駅到着、おつかれさまでした〜

感想

沢登り3回目のA.K.さんを連れて日帰りでサクッといける沢はないか、、、と色々探し、結局学生時代に行ったことのある逆川に落ち着きました。(ホントは奥秩父の沢などに行ければ良かったのですが)

−−−−−−−−−−−−−

これでもか!
・・・というほど乗客を詰め込んだ西東京バスに揺られ、川乗橋まで。

芽吹いたばかりの新緑が目に眩しい。

大勢の登山者と一緒に準備をし、林道を歩き始める。
今日は熱中症への注意の呼びかけもされている絶好の「沢登り日和」である。

目印のカーブミラーのところで入渓準備。準備している間にも老若男女大勢の登山者が目の前を通過していく。

スリング類が大量についたハーネスを目に留められた方と

「ここを降りていくんですか?」
「沢登りなんですよ〜あの谷を詰めていくんです」
「これ(ATC)はなんですか?」
「懸垂下降のときにザイルに取りつけて使ったりするんです」

なんてしゃべったり。沢登りに興味をもってくれる方が増えるといいなぁ(^^)

下降点からは踏み跡明瞭。
若干下流側にトラバースしながら降りていく。

川苔谷本谷に到着し、わずかに遡行すると逆川出合。

遡行を開始すると、ほどなく3m+7m滝。若干悪そうだったので、最初左巻きを試みるが、ある程度登ると岩壁に遮られてしまったので敢え無く振り出しに戻り、直登の方針に切り替え。

3m滝は倒木も利用しながら水流中。
続く7m滝はフリーで右壁を登り、A.K.さんにはトップロープを出すが、落ち口付近が少々怖かった。

しばらく平凡な様相が続くが、標高710m付近から再びゴルジュっぽくなる。
ここは倒木のかかった4m(?)滝がちょっと厄介。
盛夏であれば泳いで取り付くことも可能だが、この時期は辛すぎるので左壁をトラバースしつつ巻く。
この巻きは一箇所怖いポイントがあり、空身でザイルを手すり状にセットしてA.K.さんを通す・・・って書くと1行だが、結構時間がかかった(^^;)

それ以外は簡単に登れる小滝が連続し、それなりに楽しめるところ。

大ダワ沢が5mほどの滝をかけて右から出合うと沢は左に屈曲し、さらに進んでいくと3段10m。下2段は容易で、上一段は突っ張りで越える。テクニカルで面白い。

4m滝を過ぎるとウスバ林道直下に10m滝がかかる。今回遡行した範囲では最も立派な滝だ。
水流からやや離れた苔むした岩壁を登る。上に行くほど傾斜は強くなるが、ガバが大量にあり見た目よりあっさり登攀できる。
最後にトップロープでA.K.さんを上げ、時間の関係もあり遡行打ち切り。

ここからウスバ林道を西側に辿り、川苔山を目指す。

ウスバ乗越まで植林帯をじりじり高度を上げながらトラバース。ウスバ乗越(看板アリ)からは忠実に尾根上を辿っていくが、一般道というよりも踏み跡という感じ。
傾斜がかなりきつくザイルを背負っての登りが結構きつかった(-_-;)

傾斜が緩むとほどなく一般道と合流。そこから10分ほどで川苔山に至る。

若干遅めの到着だったが、ピークは結構賑わっていた。靄っぽいが、雲取や遠く秩父の山(飛龍山?)も見渡せる。
山頂にいた他の若いグループと写真を撮りあったりしつつ休憩。

あとは大ダワ経由で下山(大ダワまで人に会わなかった。この下山ルートはマイナーなのかな??)
大ダワまでアップダウンが続くが、大ダワ以降はひたすらだらだら下りに終始する。

A.K.さんが足を岩にぶつけたということで途中でちょっと痛そうにしていたが、行動に支障をきたすほどではなく良かった。

というわけで鳩ノ巣駅に下山。(なんで駅の目の前に斎場があんねん・・・)
40分ほど待って来た電車に乗り、立川駅でラーメンを食べてから帰途についた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

凄くおススメできるほどの内容でもありませんが、この時期にサクッと行くには良い沢です。今回、沢よりもウスバ乗越からの登りの方がしんどかった気がします。なお、ウスバ乗越から尾根を下るルートやさらに北側にトラバースするルートは道に迷ったような記録も見られるので、こちらに進まれる方は注意した方が良いかもしれません。遡行図の大岩のところから延びる「山道」は良く分かりませんでした。。

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コメント

沢の季節ですね
はじめまして
逆川は楽しい沢ですね。ウスバ林道からの上部は右俣、左俣ともに20mくらいの滝を懸けていて面白いです。右俣は舟井戸のあたりに突き上げて、左俣は川乗山寄りの尾根に出ます。最後はきついですけど快適でした。昔は伐採で相当荒れた時期がありましたが、最近は随分ときれいになったようですね。
 綺麗な写真を堪能させていただきました。有難うございます。
2016/5/2 9:02
Re: 沢の季節ですね
bondonnoさん、

はじめまして!コメントありがとうございます!!やはり新緑の美しさが印象的でした。
今回は林道横断点で打ち切ってしまいましたが、その上も面白そうですね(*^_^*)

一昨年の大雪の影響の名残か倒木はそれなりにありました。でも、もっと荒れていた時期もあったのですか、、、渓相はこれからもずっと変化していくのでしょうね。

今回はほんとに足慣らしの山行でしたが、近いうちに奥秩父や上越、東北の沢などにも行きたいと思っています☆
2016/5/2 21:06
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