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記録ID: 858078 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走槍・穂高・乗鞍

穂高敗退

日程 2016年05月01日(日) [日帰り]
メンバー nukaboshi
天候雨あられ
アクセス
利用交通機関
車・バイク
沢渡からタクシー(1050円)
帰りバス(1250円)
表示切替:

コースタイム [注]

日帰り
山行
3時間30分
休憩
30分
合計
4時間0分
S上高地05:3007:50岳沢小屋08:2009:30上高地G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
上高地〜岳沢までなのでハイキングコース

写真

本降りの上高地
2016年05月01日 05:37撮影 by X-A1, FUJIFILM
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本降りの上高地
1
あられの岳沢小屋
2016年05月01日 08:07撮影 by X-A1, FUJIFILM
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あられの岳沢小屋
3

感想/記録

あえてレコ載せる予定はなかったのですが今回は天気の急変や遭難が相次いだ日の入山だったので感想だけでも書くことにします。

当初の計画は4/30〜5/1
ルートは岳沢から入山して1日目、奥明神沢〜ダイレクトルンゼ〜前穂〜奥穂〜穂高山荘(泊)
2日目、穂高山荘〜奥穂〜ジャンダルム〜天狗のコル〜西穂〜上高地でした。
昨年の連休では日帰りでジャン登ってますので今回は本格的にというはずでした。

この計画は4/28〜4/29急速に発達した低気圧の通過とそれに伴う寒気の流入による降雪によってダメージをうけましたが、幸いにも穂高一帯はうっすら白くなる程度で山行に影響するものではありませんでした。
その後、gpv解析画像をチェックして4/30午後から天気が崩れ5/1早朝にかけて雪になりそうだったので、天気が回復する5/1〜5/2の計画に変更します。

そして計画通り5/1に入山。
沢渡付近の気温が異様に高かったのを記憶しています。
道路に設置された温度計が10〜14度を表示。
同じ長野なのに東部の6、7度だったので
「やけに高いなあ〜」という印象でした。

その沢渡では晴れてました。
上高地に向かうにつれ天気は悪化。いやらしい雲が垂れ込めてます。
上高地は本降りの雨でした。
やはり気温は高めでした。手袋すると暑いくらい。

かなり気力は低下してましたが天気の回復を信じて岳沢に突撃します。
一時的に雨はやんだりしますが、基本降ったりやんだりが続きしだいに風も強くなってきます。
そのうち登山者が下山してきます。
岳沢小屋かテン泊の方々です。
片っ端から上の状況を聴いていくと、
積雪は10〜15僂箸いΥ兇犬任靴拭
それほどの積雪があるように見えなかったので意外でした。
その上の状況は不明のようでした。

遭難があった話も聞きました。
コブ沢上部での滑落&ビバーク。前穂高から下山できない等
4/30午後からの天気の急変で身動きがとれなくなってるらしい・・・

不安が渦巻く中、岳沢に到着します。
天気は雪というよりひょうかあられ状です。
気温が高く積もった雪が溶けかかっているのに雨じゃないんですね。

かなり激しい上昇気流が起きていて上空の氷が融けずに落ちてくるようです。
そこでこの悪天が夏の雷(熱雷)の大雪バージョンだと気づきました。
思えば沢渡の気温が異様に高かった・・・
日本海に寒気を伴った低気圧が通過中であった・・・
地表と上空の気温差が大きくなって大気が非常に不安定になっていた・・・
gpv解析ではこのことをしっかり予想してましたが、
その想定を上回る悪天が長時間続いたのだと思います。

岳沢小屋の上にトレースはありませんでした。
数人が南稜の偵察をしていたようですが、奥明神沢に向かうトレースもなし。
皆さん身動きとれない状態になってました。
日帰りで南稜やる、といってた2人組はあきらめて下山していきました。

上部の様子が分からない状況で行動はできません。
気温の高い小屋で10儖幣綫僂發辰討い襪箸いΔ海箸肋緝30儖幣紊寮兩磴呂△襪塙佑┐襪戮でしょう。風もおそらく20m/S以上。天気の回復を信じて・・・なんて運任せな行動は慎まなくてはなりません。

ではどうする・・・
というか答えは決まってました。
仮に岳沢小屋に泊まったとしても気温の上がる翌日には雪崩の心配もあるし、何て登れない理由づけだけして撤退です。仕方ないです。これが3000m級の山が本気を出した時の状態なのですから・・・

以上。

翌日、つまり5/2ですが、穂高山荘からのブログに書き込みがありました。
穂高山荘で30〜40僂寮兩磧吹き溜まり50儖幣紊箸。
また岳沢小屋のブログでは、ガイドさんが上部を目指せしたもののヒザまでの雪で進めず下山した旨の情報もありました。
次第に明らかになってきた4/30〜5/1の穂高稜線の状況。

もし仮に4/30入山していたら天気の急変と遭遇してたのかなあ〜と。
その時どこにいて、どのような状況になっていたんだろう・・・
天気急変を回避して日程を変更したことが正解だったのか失敗だったのか・・・
まだ気持ちの整理がついてません。







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この記録へのコメント

登録日: 2011/9/17
投稿数: 1075
2016/5/2 11:27
 ここは、分かれ道
nukaboshi さん、こんにちは。

「折角きたのだから行く」とならないところが、流石。
GW 中に低気圧が通ると、確実に 10 人前後の遭難がありますが、今回もこのパターンのようです。
確かに麓で 14℃とは、かなり暑い。南北から温寒がぶつかっている感じです。おそらく稜線の気温は、低かったのでしょうね。

天気図見ると、一見高気圧がきて安定しそうなところがくせ者で、変に曲がった等圧線が不気味でした。

突撃しなかったのは、運なのかそれとも、野生の感のなのか・・・(後者かな
判断により遭難しなければ、敗退ではありません。

お疲れ様でした。
登録日: 2011/11/8
投稿数: 476
2016/5/2 11:50
 Re: ここは、分かれ道
雨なら雪の方がいいと思ってしまいますが、急峻な地形での大雪となると動けなくなります。この辺が穂高の厳しさでしょうか。
今回は上層の寒気が流れ込んでくる中で、南からの湿った空気が北アルプス南部で収束して激しい上昇気流となって穂高一帯が大荒れとなったんだと思います。地上の天気図を見ただけでは山には登れませんからね。今は便利なツールがネット上にごろごろしているのである程度は予測できますが、そのイレギュラーな部分が今回のような悲劇を生んだのかもしれません。

>野生の感のなのか・・・
と思いたいところですが、あっ気力不足っていうのも野生の感にはいるのかなあ〜
って納得することにします
登録日: 2013/4/7
投稿数: 183
2016/5/2 18:19
 悪天には勝てない
岳沢でお会いした 二人組みの親子の親の方です
残念でしたが行かなくて良かったですよー
息子も何とか行けるんじゃないかとしきりに訴えたが
登れても降りて来れないよと 納得させて敗退してきました

天気の良いときに又やります。
登録日: 2011/11/8
投稿数: 476
2016/5/2 18:43
 Re: 悪天には勝てない
higaerisazenさん、こんにちは。
大変失礼しました。
昨年8月2日に岳沢の7号看板でお会いした方でしたか・・・
親子・・・という書き込みで、ハッ!と気が付きました。
鹿島槍東尾根とかご活躍素晴らしいです。
また穂高のどこかでお会いできそうですね。
息子さん、下りのシリセード楽しそうでしたね(^^♪

コメントありがとうございました。
登録日: 2013/12/26
投稿数: 968
2016/5/2 20:01
 お帰りなさいm(__)m
穂高で遭難のニュースが沢山ですね。
30日に入山していたら…、大変な事になっていたのではないでしょうか?
日程を変更しない方が正解だった可能性もあるのですか?(;・ω・)
よくわからないけれど、僕は単純に、nukaboshiさんが無事に帰ってきてくれて良かったと思います。
登録日: 2011/11/8
投稿数: 476
2016/5/2 20:43
 Re: お帰りなさいm(__)m
ご心配いただきありごとうございます。
結果的にですが、30日入山なら問題なく穂高山荘まで行けた自信はあります。
穂高は厳しい場所ですが山は浅いです。エスケープは容易い。逆にそれが遭難につながるという皮肉です。
日程を5/1からに変えたのは5/2に御来光が見られると思ったからです。
あそこまでの悪天候を予測できたからではないんです。悪天候との遭遇は紙一重だったかもしれませんね。
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
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