アカヤシオ満開の諏訪山でアナグマに遭遇
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 928m
- 下り
- 911m
コースタイム
天候 | 腫れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
要所には道標が整備されているが、登山道自体は細い。特に尾根を巻いている山腹の道は崩れやすい所が多く急峻なため足元には十分注意が必要。 三笠山(下ヤツウチグラ)の岩峰にはハシゴ、ロープが設置されている。 |
写真
感想
GWでも人の少ない山に毎年行っているが、今年は諏訪山にチャレンジ。
諏訪山の登山口は浜平と楢原の2か所で、今日は楢原から登る。
国道299号線の楢原トンネルを抜けすぐ左の林道に入る。林道終点にはお堂が建っていて、手前スペースに駐車。
お堂脇から登山道がはじまる。案内には「頂上まで5864m」とあり、下ひとケタまでどうやって測ったのか頭の中で???。この後も要所に同様の案内が建っていて山頂までの距離を表していた。
はじめ沢沿いの道を登り、途中から山腹の急斜面ををジグザグに登るようになる。所どころに小さなお堂や石碑があり、信仰の山だとわかる。
尾根に出ると少し緩やかになるが、尾根道というわけではなく、ほとんどの小ピークを巻く山腹の道なのでアップダウンは少ない。ただ、道は細く一人がやっとの幅。しかも崩れやすく急峻な所もあるので慎重になる。
湯の沢の頭で浜平からのコースと合流。
この先もほとんどが山腹のトラバース道で、狭くかつ足場の悪い場所もあって気が抜けない。でもこのあたりはミツバツツジが満開だった。
壊れた避難小屋を過ぎると険しくなる。と同時にミツバツツジに変わってアカヤシオがぽつぽつ出始めた。
道はどんどん急になり、ロープやハシゴが連続する。そのかわりアカヤシオも満開状態で緊張をほぐしてくれる。まさに「アカヤシオロード」だ。
頭上が明るくなってロープの岩場を登り切ると三笠山山頂だった。別名「下ヤツウチグラ」とも呼ばれるこの山は周囲の山がぐるりと見渡せる岩峰だが、今日はちょっと霞んでいて近場の山しか見えなかった。
山頂のお堂は扉を開けてお賽銭をあげて参拝。無事故のお祈りをする。
一旦下って諏訪山本峰へ向かう。1か所だけ足場の悪い岩場があってちょっと緊張したが、あとは難なく諏訪山本峰に到着。ここまで出会ったのは2人だけだった。
諏訪山山頂は樹林の中で展望こそないが、静かで自分好みのところだった。いくつも山頂標識があるが、標高が書かれているふたつの標識の数値が違っていて、1594.4mと1594.9m。微妙な差だが、どっちが正解なのかと手持ちの地形図を見るとこれまた違っていて1596.6m。地形図は三角点の標高だと思うが、三角点の場所が一番高みのようなのでこれが正解かな、などと思いながらも腹が減ったので、ちょっと早いがゆっくり昼食を摂る。
のんびりラーメンをすすっていると、少し先で何やら動くものが。よたよた歩いてだんだん近づいてくる。タヌキかと思ったが、ずんぐりしてちょっと扁平な感じ。それはアナグマさんだった。こっちに全く気付かず、しきりに地面に頭を突っ込んでいて愛嬌がある。10mほど近くまで来たが結局人間様の存在を知らぬまま去って行ってしまった。
ちょっとほっこりした気分になり下山。あとは来た道を引き返すだけ。
帰りのアカヤシオロードも素晴らしかった。
アカヤシオがなくなると今度はミツバツツジが見送ってくれた。
思わぬ出会いと花々に感激の諏訪山登山となった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する