雲取山(三条の湯泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,687m
- 下り
- 1,694m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 9:40
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小袖〜雲取山頂コースはまったく問題ありません。 三条ダルミ〜三条の湯コースは若干崩落個所がありました。 |
その他周辺情報 | 三条の湯宿泊 下山は後山林道歩行 |
写真
感想
2016年本格登山シーズン足慣らしに、雲取山を選びました。 長〜いルートを持つ
雲取山が、足慣らしとして正しい選択であったか? 同行のナベちゃんと「体力が持
つかな〜?」と心配しつつも、美しい新緑&三条の湯入浴を求めて、年齢合計が
(ラクに)3ケタ超オジサン2人の山行開始です。
(小袖乗越駐車場)
標高差200mを短縮できるこの駐車場、7:00到着時点すでに林道まで車が溢れてい
ます(>_<) 諦めつつもグルリと1周回ってみると、最奥部に角度を工夫すれば、
1台スペースがあるではありませんか! 「神のメグミ」と信じつつ恩恵に預る
事としました。と同時に、翌日下山後、再登り返しの宿命を背負ったワケでも
ありますが。。
(小袖乗越〜マムシ岩)
雲取山特有のユル過ぎず、急過ぎない長〜い山道歩きが続きます。途中、1150m
標識地点で遅めの朝食をとりつつ、高度を稼いでいきます。 樹林帯の木々は次々
と植生を変えながら、鮮やかな緑色の空気を降り注ぐ気持ちのよい山道です。
(マムシ岩 ちょっとしたハプニング)
やや急坂を上りきったマムシ岩に到着しました。ここまで約2時間の行程です。
すると私の体調がなにかおかしい?? 平衡感覚が薄くなり、眠気、吐き気まで
襲ってきました。 20分程休憩をもらい「ヨシッ!」と立ち上がったところ、
目の前が真っ白になり岩に向かい倒れ込んでしまいました。ナベちゃんは私の頭が
岩に当たらないよう手で支えてくれた為、大事に至りませんでしたが、ビックリ
(*_*)です。 貧血?でしょうか?更に10分間の休憩をもらい出発となりました。
その後下山まで、ナベちゃんからは、私の食生活(小食、かたより)、睡眠不足
等、温かい教訓を諭されたのは言うまでもありません。平身低頭(:_;)!
(マムシ岩〜ブナ坂〜奥多摩小屋)
マイペースで少し歩くと調子が戻ってきました。 七つ石山は(当然?)巻いて
稜線にたどり着くと、気持ちのよい尾根歩きが始まります。 途中ブナ坂からは
バスでも通れるのでは?? と広々とした登山道となり、おなじみヘリポートの
ある奥多摩小屋広場に到着します。 尾根道からは、大菩薩嶺の景色は望めました
が、富士山、南アルプス、丹沢の大絶景は望めず、ちょっぴり残念です。
(奥多摩小屋〜小雲取山〜雲取山)
ここから山頂に向け、最後の急登が始まります。 急坂になると若干フラフラ感
が残る為、ゆっくりとしたペースで休み休みつつ挑んでいきます。
元気なのはトレランの方達で、軽やかな足取で追い越していきます。 が!周囲に
立ち止まり息を整えている登山者達も散見され、ここは標高差1300mの行程中、
ガンバリ所である事に変わりないのでしょうね。
(雲取山頂)
結局、出発後約6時間もかけて山頂に到着しました。(よくガンバッタな!)
GW期間中の割にはゆったりとした山頂で、近景には飛龍山、鷹ノ巣山、遠景には
甲武信ヶ岳、大菩薩嶺が見え、山頂では珍しい(らしい)鹿親子も見かけました。
約1時間ゆっくりとした時間を過ごしました。
(雲取山頂上〜三条ダルミ〜三条の湯)
山頂から三条ダルミへ、いきなり30分の急な下りが開始します。 ここで急登を
ゆっくり登ってくる2名の方とすれ違いましたが、後に三条の湯までの3時間で、
見かけた唯一の登山者である事を知る事になります。(静かな道です)
三条ダルミでは、うっすらと(かすかに)富士山のシルエットも見られ、心が
フト和みます。
この先が実に長かった! 山肌に沿って標高差700mを若干のアップダウン&
崩落個所もありつつ、下っていきます。 ヤマつつじの紫、ブナの巨木、野生鹿
との「お見合い」等、所々目を楽しませてくれますが、疲れた体には「永遠に続く
坂道」に感じられ、ナベちゃんは膝の調子が悪くなり、そろそろ「もうダメ!」と
なりかけた頃に三条の湯の堂々とした建物が目に飛び込んできます。(よかった!
オジサン2人は無事にたどり着きました(^^♪)
(三条の湯)
疲労した体に染み渡る温泉は「もう最高」の気持ち良さです。硫黄の香りの漂う
湯船には熱めの湯が満たされています。
鹿肉のローストも入った食事も美味で、雰囲気のよい山小屋です。
名古屋から来た関東の山制覇を目指すオジサン(翌日は丹沢へ)
九州時代の同級性同志の愛好家(翌日は大菩薩嶺へ)
新百合ヶ丘からの夫婦登山(翌日は雲取山頂を目指す)
こんなみなさんとの山談義もはずみます。
当然のごとく 9時前には爆睡(-_-)zzzとなりました。
(三条の湯〜後山林道〜お祭りバス亭〜小袖乗越)
下山はゆったりとした林道歩きです。横に並び会話をしながら下りていけます。
何度も書きますが、雲取山は樹木の美しさを満喫できる行程です。
途中、山小屋の主人運転の送迎バスに偶然ピックアップしてもらい、30分程時間
短縮のラッキーにも恵まれました。
最後の最後、国道〜小袖乗越への標高差200mの登りが待ち構えています。
これをキツイと見るか? 前日ラクをしてるのだから自業自得と見るか?考えは
別れると思いますが、私は前日のヘロヘロ状態を思い返すにつけ、「正解!」
だったと結論を(今回は)だしました。
(結論)2回目の雲取山登山を終えて
雲取山は「健脚向」と評価しているガイドも多い山です。 上記述したように
確かにきつい行程かもしれません。 しかし宿泊者の多くが語っていたように、
「東京にもこんなにいい所があったのか!」と絶賛できる山だと改めて感じら
れた山行でした。
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