神津島・天上山

2016年05月01日(日) 〜 2016年05月03日(火)

• GPS: 09:48
• 距離: 29.3km
• 登り: 1,299m
• 下り: 1,305m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:19
• 休憩: 0:10
• 合計: 1:29

14:05 神津島・多幸湾
15:06 15:16 まっちゃーれセンター（観光協会・東海汽船）
15:34 沢尻キャンプ場

2日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 0:52
• 合計: 5:36

6:42 沢尻キャンプ場
7:30 7:35 黒島登山口
8:13 8:19 黒島山頂10合目
8:24 8:28 千代池
8:44 8:54 表砂漠
9:10 0:00 裏砂漠
9:29 9:33 新東京百景展望地
9:43 9:45 不動池
9:53 0:00 天空の丘
10:06 0:00 ババア池
10:16 0:00 不入ガ沢
10:27 10:33 天上山
10:42 10:51 白鳥下山口
11:03 0:00 白鳥トイレ
11:21 0:00 白島登山口
11:56 12:02 よっちゃーれセンター
12:18 沢尻キャンプ場

3日目

• 山行: 1:20
• 休憩: 1:57
• 合計: 3:17

8:32 沢尻キャンプ場
8:50 8:57 めいし公園
9:11 9:18 長浜キャンプ場
9:41 9:57 神津島温泉保養センター
10:06 11:33 沢尻キャンプ場
11:49 まっちゃーれセンター（観光協会）

天候

1日　快晴・強風
2日　晴れ・午前中は風強め　天上山頂上部はガスでたまに晴れ間
3日　午前中は晴れ

全日とも春霞か黄砂の影響なのか遠方までは見通せず

アクセス

利用交通機関：

自家用車 船

下田から神新汽船のフェリーで神津島を往復

1日
下田→利島→新島→式根島→神津島・多幸港(約4時間半)
3日
神津島・前浜港→下田(約2時間半)

神津島・多幸港から沢尻キャンプ場までは歩いて大体1時間半ほど

コース状況／危険箇所等

登山道に危険個所はありません。
天上山の山頂部は広く、分岐も多いのですが
分岐点には標識が立っているので迷う事はまずないと思います。
前浜から黒島＆白鳥登山口へは村落を抜けますが
こちらも分岐には案内標識がありますので問題ないかと。

登山ポストは黒島登山道が登山口、白鳥登山道はトイレがある6合目。
トイレは黒島登山口と白鳥登山道6合目と不動池にあります。
登山道に水場はないです。トイレの水は雨水のため飲用不可。

※天上山に登る際は長袖を推奨します
※うっかり左腕だけ腕まくりをしたまま歩いていましたが
※腰辺りまである植物で擦れてかぶれたのか
※あるいは植物についている虫に刺されたのかわかりませんが
※表砂漠へ着いた頃には左腕に無数の湿疹が出来て猛烈なかゆみに襲われました
※後日病院で診てもらった所、毛虫だろうと言われました。
※天上山は道幅の狭い樹林帯を歩く事も多いので注意してください。

その他周辺情報

神津島観光協会
http://www.kouzushima.org/

東海汽船(東京や熱海から)
http://www.tokaikisen.co.jp/
神新汽船(下田から)
http://shinshin-kisen.jp/

写真

5/1 8:45

神新汽船がある下田に到着
ここからフェリー(あざりあ号)に乗って出発です

5/1 10:37

当日は波が高く、船が揺れる揺れる
乗り物酔いするので外に出ていましたが
この日は航路が時計回りルートだったので4時間半の乗船は結構キツかった

5/1 11:04

最初の島　利島(としま)
良い形の山がありますね

5/1 12:11

二つ目の新島
サーファーがたくさんいました

5/1 12:41

熱海からのジェット船
早いです
HPには運行は夏季のみとありましたが
既に営業してたようです
こっちにすれば良かった

5/1 12:52

まあ、でも初日はテント張るだけだし
フェリーでゆっくり島巡るのも悪くはないかなぁ〜
と、自分に言い聞かせる

5/1 13:07

三つ目の島　式根島
ここは釣り客が多かった感じ

5/1 13:45

ひょっこりひょうたん島みたいな小さな島もありました

5/1 13:47

いよいよ神津島
ふ〜長かった

5/1 13:53

天上山が良く見えます

5/1 14:06

良い感じの山容です
明日が楽しみだ

5/1 14:06

多幸湾に到着
通常は前浜にある神津島港に着くのですが
この日は風が強いのか反対側の多幸湾でした

5/1 14:09

島内バスに乗ろうと思いましたが
1時間半も先らしく
待つのも暇なので
歩いて行く事にしました

5/1 14:17

多幸湾の光景
港とキャンプ場以外は何もないところですが
景色は良いですね

5/1 14:26

登り坂な車道歩き
久々にテント装備背負って歩いたので結構しんどい
やっぱ、バス待てばよかった

5/1 14:50

途中で車道をショートカット
先には神津島港が見えました

5/1 15:01

村落まで歩くとパン屋発見
バスからだと気付かない場所なので
やっぱバスに乗らなくて良かった
ここのパン屋には三日間通いました

5/1 15:07

丁度1時間で神津島港に到着

5/1 15:15

まっちゃーれセンター
沢尻キャンプ場の利用は無料ですが
この中の観光協会で申し込む必要があります

5/1 15:26

港からキャンプ場までは護岸を20分ほど歩く

5/1 15:30

沢尻湾が見えました

5/1 15:34

沢尻キャンプ場

5/1 18:11

夕方ごろのテン場の様子
ロケーションは最高ですが
この日は強風でモロに風を受けます

5/1 19:23

残念ながら日の入りは見えず
早々と寝ました

5/2 6:42

二日目の朝
晴れてはいますが、霞で見通しはイマイチな感じ

5/2 6:59

黒島登山道へ向かいます
分岐点には標識があるので迷う事はないです

5/2 7:25

途中にあった冷風穴
そんなに冷たくはなかった

5/2 7:31

キャンプ場から50分ほどで黒島登山口
登山ポストとトイレがあります
杖を一本借りて出発

5/2 7:36

登山道の様子
階段がひたすら続きます
この辺りで毛虫にやられました
半袖は注意

5/2 7:38

振り返ると海
見晴らしは最高ですね

5/2 7:44

登山道には4〜5分間隔で合目表示の標識があり
ベンチも設置してありました

5/2 8:00

コウヅシマヤマツバキ
至る所に咲いてました

5/2 8:02

7合目
一息入れて景色を楽しむ
この辺りまでは良い天気だったんですけど・・・

5/2 8:14

黒島登山道十合目
山頂はガスってました
激しくテンションダウン

5/2 8:16

十合目標識すぐ脇にはオロシャの石塁

5/2 8:16

昔、襲来に備えて石積みした跡が残っています
画像だと何が何だかわかりませんが・・

5/2 8:28

ちょい、寄り道すると千代池
読み名は「ちよいけ」ではなく「せんだいいけ」

5/2 8:23

天上山頂部の池の中では最大との事でしたが
水は少なく干上がる寸前の状態です

5/2 8:42

山頂はガレ場とザレ場
甲斐駒ヶ岳や野口五郎岳などを連想しました

5/2 8:46

山頂なのに山頂じゃない感じ
不思議な感覚ですねぇ

5/2 8:47

表砂漠
大昔の噴火口だそう

5/2 8:52

ちょっと晴れ間が出てきた
やったね

5/2 8:53

少しでも晴れてくれれば
やる気がでますな

5/2 9:09

でもすぐにガスってしまった
やれやれ

5/2 9:10

裏砂漠
こちらは強烈な風雨で出来たらしい

5/2 9:22

ここから先はしばらくガスが薄れて
山頂部が見通せるようになりました

5/2 9:30

先程通った表砂漠

5/2 9:39

中央奥に見えるのが天上山・最高地点(と、思う)

5/2 9:33

新・東京百景
天気が良ければ三宅島まで見通せるらしい
天気が良ければね

5/2 9:43

不動池

5/2 9:44

水はちょこっとだけ残ってました

5/2 9:49

不動池からは天空の丘を経由して
大周りのルートで天上山へ

5/2 9:53

天空の丘
視界を遮るものは何もない場所・・との事ですが
今日はご覧の通りガスで遮られています

5/2 10:06

ババア池
干上がってます
名前が勘にさわったのか標識の「ア」が削られていますが
器物損壊はいけませんね
ってか、むしろ余計に目立っています

5/2 10:12

白鳥登山口合流点の少し上から見た
天上山の様子
良い眺めですね

5/2 10:15

不入が沢(はいらないがさわ)
島々の神々が集まり会議をした場所であり
神津島の名の由来にもなった沢です

5/2 10:37

最高地点直下は岩ゴロゴロです
写真だけ見ると北アと見間違いそうな迫力

5/2 10:27

天上山・山頂最高地点
三角点がすぐ隣にありました

5/2 10:28

海側はそこそこ晴れ

5/2 10:28

山側はそれなりのガス
でも、何かちょっと幻想的な感じもする

5/2 10:54

下山は白鳥登山道から
こちらもひたすら階段が続きます

5/2 11:03

白鳥6合目トイレ
ここまでは車でも入れるみたい

5/2 11:20

白鳥登山口
黒島で借りた杖を返却

5/2 11:31

帰りの車道からの天上山
「下山したら晴れる」の法則も今日は不発の模様

5/2 11:52

下山後は薬局に寄るため遠回りしたので
ついでに前浜も歩いてきました

5/2 16:44

沢尻キャンプ場に戻った後は
虫刺されの薬を塗ってから
昼寝したりとのんびり過ごす

5/2 17:59

日の入りタイム
昨日に比べればそれなりに見られました

5/2 18:15

食事しながら黄昏る人と
ご飯のおこぼれを狙う鳩の図

5/2 18:22

陽が沈んだ後は
お隣さんにお呼ばれをして
ラーメンやコーヒーなどを御馳走になり
夜まで楽しく過ごせました

5/3 6:24

三日目の朝
天気は悪く無いのですが
今日も春霞で遠方は望めず

5/3 8:36

出港まで時間があるので
朝の散歩に海岸沿いをぶらぶら

5/3 8:50

めいし公園
ちょっと寄り道

5/3 8:52

めいし公園の展望台

5/3 8:53

展望台から見た長浜キャンプ場

5/3 8:55

こちらは歩いて来た側

5/3 8:54

遠くにはフェリーの姿

5/3 8:55

東京からのフェリーらしい
今日からGWは最盛期となるので
多くの乗客で一杯でしょうね

5/3 9:04

メッポー山
海からみて滅法目立ってるのでメッポー山だそうな

5/3 9:10

長浜キャンプ場
ここも無料でトイレや炊事場もあります

5/3 9:17

ここで時間になったので
小休憩して引き返しました

5/3 9:24

ぶっとおし岩
名前の由来はわかりませんが
おそらく穴がぶっ通しで空いているので
ぶっとおし岩なのだろう

5/3 9:34

海岸沿いには地層のねじれた岩がたくさんあります
昔、天上山が噴火した時のものだそうです

5/3 9:41

神津島温泉保養センターの露天風呂(営業前)
入りたかったのですが
腕のかぶれが悪化しそうだったのでやめました
残念無念

5/3 11:35

キャンプ場に戻り最後に一休みしてからテント撤収して帰ります

5/3 11:49

神津港
この日のフェリーは予定通りここに到着するようで
多幸湾までまた歩かずに済みました

5/3 11:56

まっちゃーれセンター
ここで昼食予定でしたが
混んでいたのでやめようと思ったら
テン場で隣だったkさんパーティーと合い
一緒に並ぶ事にしました

5/3 12:34

kさんオススメの煮魚定食
品数多いですが、どれも外れがなくおいしく頂きました。

5/3 12:08

おみやげに買ったイサキのサンドイッチ
これも結構おいしかった

5/3 13:28

まっちゃーれセンター2階から見た天上山の様子
結局最終日は一度も山頂が見えませんでした

5/3 14:24

フェリーから最後に神津島を一枚
島も山も人もテン場も良い所でした
また来ます

5/3 16:27

下田へと戻る
こっちは既にどんより曇り空で今にも雨が降りそうな感じ

5/3 16:41

船から下りて一息
おつかれさまでした
この後、自宅まで5時間近くの運転が残っていますが・・

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

ceptor

GWは伊豆諸島の神津島へ行ってきました。

初日は強風のためかフェリーが多幸湾に入港した事で
沢尻キャンプ場までテン泊装備背負って車道を1時間半歩くはめになったり
登山中に左腕を毛虫に刺されて猛烈なかゆみに見舞われたり
それのせいで温泉に入れなかったり(悪化する恐れがあるので)
なにより天上山頂部がガスってて景色がほとんど楽しめなかったりと
かなり散々な目にあってしまいましたが
それでもやはり神津島は良い所でした。

初日は強風でしたが快晴で見晴らしが良く
船から断崖のようにそびえ立つ天上山は神々しくもあり
多幸湾や前浜の海の美しさは特筆ものでした。
沢尻キャンプ場も真正面が海と大変ロケーションが素晴らしく
2日目は長浜キャンプ場へと移動する計画もあったのですが
そんな気は全くおきないほど悠遊快適な場所でした。
2日目の夜は隣でテントを張っていたkさんパーティーに
夕ご飯やコーヒーをごちそうになりながら楽しく過ごせました。

天上山だけはやはりガスってたのがとても残念でしたけど
それでも時折、晴れ間も出てきてくれたので
遠方までは無理でも山頂部を見通す事は出来たのでほっとしました。

散々な目にも合い
良い出会いや経験もあった今回の神津島＆天上山ですが
また行こうと思います。