涸沢から北穂(雨、風、雪、雷)

2016年05月03日(火) 〜 2016年05月05日(木)

• GPS: 55:04
• 距離: 37.0km
• 登り: 1,982m
• 下り: 1,975m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 1:12
• 合計: 7:11

6:45 上高地バスターミナル
6:54 6:54 河童橋
7:03 7:03 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
7:43 7:46 明神館
7:50 7:51 徳本口(徳本峠分岐)
8:37 8:46 徳澤園
9:02 9:03 新村橋(パノラマ分岐)
9:44 10:24 横尾 (横尾山荘)
10:42 10:42 横尾岩小屋跡
11:27 11:40 本谷橋
12:52 12:53 Sガレ
13:48 13:52 涸沢
13:56 涸沢ヒュッテ

2日目

• 山行: 4:51
• 休憩: 1:59
• 合計: 6:50

8:35 涸沢
8:39 8:40 涸沢小屋
11:22 11:43 北穂高岳(北峰)
11:46 11:46 北穂高小屋
12:03 12:51 北穂高岳(北峰)
14:31 14:32 涸沢小屋
14:36 15:24 涸沢
15:25 涸沢ヒュッテ

3日目

• 山行: 4:21
• 休憩: 1:14
• 合計: 5:35

8:13 涸沢ヒュッテ
8:33 8:33 Sガレ
9:20 9:26 本谷橋
10:00 10:01 横尾岩小屋跡
10:17 10:25 横尾 (横尾山荘)
11:08 11:08 新村橋(パノラマ分岐)
11:22 11:35 徳澤園
12:16 12:16 徳本口(徳本峠分岐)
12:20 12:25 明神館
12:57 13:38 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
13:48 13:48 河童橋
13:48 ゴール地点

天候

5/3 晴の曇り 夜半より雨 5/4 雨のち晴れ 強風 穂高稜線はガスったり晴れたりの繰り返し 夜半より風雪 5/5 朝方まで風雪

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

ムーンライト信州 松本4:35着ー新島々ー上高地バスターミナル6:25分着

コース状況／危険箇所等

本谷橋より雪が出てきます。多くの人はここでアイゼン着脱してます。

写真

ムーンライト信州で一路松本へ ちょっと眠るには厳しい環境。

ほぼ登山客ばかりの松本電鉄始発

さて眠い目をこすりながらも7時前には河童橋を通過 なかなかいい天気の滑り出し。

明神岳もナイス。

徳沢園も立ち寄り

横尾で大休止を入れます。冬装備+テント泊の重いこと、重いこと。

涸沢ヒュッテが見えてからの長い長い坂道。息も絶え絶えです。

15時の張り数はこんな感じ。夜半から朝にかけて寒冷前線通過とのことで、このテントの人たちは漏れなく強い雨に打たれます。

寒いながらも涸沢ヒュッテの生ビールとおでん。全部飲みきれず。後から考えれば脱水状態でした。テントで寝たら回復！

白出のコルに落ちていく太陽のシルエット。

雨が降り始めました。結構風を伴ってますが朝には上がって欲しいという期待を込めて寝ます。しかし天候が悪い時のテント泊はトイレに行くのがとても億劫です。

翌朝も雨が続きましたが、時間の経過とともに真っ青な空が出てきます。奥穂方向

北穂方向！テント場自体がわさわさし始めて続々と登り始めます。

我々も急ぎ支度をして北穂に向かう坂を登り始めます。

さすがの同行者 早いです (自分も遅い)

斜度が伝わるでしょうか？

一旦北穂山頂に出ますが槍の頂上が隠れてる！

って事でひとまず山荘で休憩

小屋内は別天地の暖かさ

コーヒー頂きます。

晴れてきました！大キレットの向こう南岳、大喰岳を挟んで槍ヶ岳のみならずよく見えます。

前穂と北嶺 涸沢のテント村も小さく見えます。

抜けるような青

北穂山荘裏の雪に階段

そして北穂山頂 槍ヶ岳付き

頂上からの降り口の斜面は緊張します。

この後ちょっと滑落してしまった。20-30m位。ゆっくりだけどピック側で止まらず左足のアイゼンも使ってやっと停止。怪我しなくてよかった。で、そこから本来のルートに戻るときに更に踏み抜きで腰まで落ちでザックで止まった。ヒヤリとした瞬間でした。

やっとこさっとこ戻るとテントは強風でこのような事態に。ポールは折れていなかったので復旧活動で対応。同行者の御殿も倒壊 スコップも紛失 踏んだり蹴ったりです。

さてお腹も空いたので食事をしている最中雪がちらついてきました。涸沢は携帯が通じないので天気予報のアップデートができていないので「なんで雪？」という感じ

パウダースノーの涸沢ヒュッテの水場

外の自炊場涸沢も新たに積もった雪が(これは意を決してトイレに行った時に撮影)

夜中じゅう暴風雪によってろくに眠れませんでした。

雪の防風壁も作ってないし唯一ペグの代わりに使ったストックとピッケルは強力。

寒々しいテント場

みなさん奥穂も北穂も登頂を躊躇しています。

我々はスパッと下山(本当は同行者は奥穂目指してました)

下界は春！徳沢園のソフトクリーム

猿も子連れ

上高地から見上げる西穂ー奥穂間の稜線も隠れ気味です

感想

tmykskst

初日は脱水ととシャリバテ気味で、2日目北穂の下りも太腿の筋肉が目一杯で体力的に不安が残って。短い遅いながらもリアル滑落も経験。暴風雨、暴風雪をテントで経験もしたし、テントも飛ばされたし色々と勉強になる点が多かった。至らない点は次回必ず改善を!