稲村ヶ岳・大日岳・山上ヶ岳〜母公堂から周回〜
- GPS
- 28:26
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,458m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 4:20
天候 | 晴れ、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山届は、母公堂、清浄大橋にあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
母公堂〜山上辻・稲村小屋 歩きやすい道でした。一部、橋が崩落しています。慎重に通過しました。 山上辻〜稲村ヶ岳・大日山 大日トラバースや大日山の上り下りは、慎重に行動しました。大日山の階段・手すりはかなり傷んでいるところがあります。頼り切らないこと。 山上辻〜レンゲ辻 歩きやすい道でした。 レンゲ辻〜山上ヶ岳 トラバースで登山道が狭いところや、滑りやすいところあり。 やせ尾根や階段、梯子の急登あり。一番気を使った区間でした。 山上ヶ岳〜清浄大橋 歩きやすい道でした。 |
その他周辺情報 | 天の川温泉センター ¥600 http://www.yoshikoren.com/amanokawa-onsencenter.html |
写真
感想
churabanaさんと大峰に出かけました。
3コースほど考えましたが、テント泊でゆっくりと大峰を味わいたい
というchuraさんのリクエストから、稲村ヶ岳山荘でテント泊して、
山上ヶ岳にお参りして下山するコースを選びました。
私自身、テント山行は10年以上ブランクがあり、以前に使用していた
エスパースも年代物となり、数年前にアウトレットで衝動買いして未使用
だったモンベルのモノフレームシェルターを使いました。
久しぶりの重荷が心配でしたが、なんとか普通に歩くことができて、今年は
テント泊が増えそうな気がします。明るい時間から山の上で山友と酒を酌み
交わすなんて贅沢の極みです。
今回の山行の目的の一つに大日山の祠と大峰山寺にお参りして御朱印をいた
だくことにしていました。過去3回大峰山寺を訪れましたが、いつも季節が
秋で、お寺は閉まったあと、今回初めて大峰山寺の開いているときにお参り
ができました。
下山後は洞川温泉の駐車場が満車だったので、天川温泉に足をのばし、弥仙
の山頂に奥の宮がある天河大弁財天社へもお参りできました。
churabanaさん ありがとうございました。
琵琶湖の周り、比良、鈴鹿の山々ばかり歩いていて、他の山域はあまり知らない。県外の山行は数えるほど。GWも無計画で、ご近所の山々を思いついたところへ散歩する程度とおもっていたところ、hirasuzukaさんより、大峰山系への山行へお誘いいただく。ありがとうございました。
早朝、市内でピックアップしていただき、一路、母公堂へ。
BGMは山の歌、山道を走っていると思えないハンドリングにアクセルワークで快適ドライブでした。(深謝いたします。次回は運転させてください。)
母公堂につき、いよいよ出発の準備。母公堂のお父さん、山行計画を聞いたら、お勤めを始められる。我々の安全祈願なのかなぁ?駐車料金、納めていないので、般若心経を唱え終わられるまで、お待ちする。
納めるものを納めて、いよいよ出発。
法力峠を経て山上辻へ。
快適な登山道。読図してイメージした通りの快適トラバースルート。
よい道が続きます。
でも、怪我をするのは、一瞬の気の緩みから。
山を楽しみつつ、感じながら、静かに歩を進める。
ちょっとのことだけど、余裕のある歩き方。
八丁平のときもそうだったけれど、大切なことだなぁ。
パーティー組んだら、ペースは遅い人に合わせるって、習ったけど、
結局、体力自慢、勝負みたいになっている。
自慢できることはな〜んにもないし、勝ったためしもないのですが、
焦る気持ちはすこしあったかな。
そんな気持ちは、日本コバと法力峠に全部おいてきました。
すっからかんへ心が向き始め、山からいろいろいただきました。
山上辻、稲村小屋につき、小屋のお父さんにご挨拶。
テントを張れる時間まですこしあるので、稲村ヶ岳、大日山、そして、宝剣探しへ向かった。
大日トラバースを通過。冬場は恐ろしいところだが、今はそんなに恐怖感はなかった。(時期が違えば、全く別物。積雪期でも、雪の状態で一変するだろう。)宝剣ポイントを下見しつつ、稲村ヶ岳へ。にぎやかな声が聞こえてきたら、すぐそこに展望台があった。御一行が記念撮影中でしたので、三角点を先に写真に納める。上に上がると、360度のパノラマ。
大峰の山々が見渡せた。その先には台高の山並みも。
十人十色というけれど、山にも顔があって、全然違う。
信州のアルプス、白山、比良、鈴鹿、北山の山々。
すてきな笑顔を思い出すが、大峰の山もいい表情で迎えてくれた。
宝剣目指して突っ込んでみると、シャクナゲがうるさいルートどりをしてしまう。下りは、それなりにくだることができました。
大日山は、遠くから見ていて、危なさが半端ないオーラが出ていました。
いよいよ、来るべきところにきてしまったのですが、設置してある階段、はしごを使って(しかし、たよりすぎず)山頂を踏んで降りてくることができました。登山道の分岐にもどるとやっと地に足がついた感覚が戻る。
(苦手なんです。スースーするところ)
小屋に戻って、テントを設営。強風の中、飛ばさず設置完了。
風上から作業、まず、ペグダウン。すぐに、ザックなどおもりになるものを中に入れてしまう。ポールを入れて立ち上げたら、ガイラインをポールの延長線上でしっかり張る。心配だったので、ペグを石で少し押さえる。
パリッとはれたので、中に入って、荷物の整頓。風上側にザックを置いて、強風対策とする。なぜか、段取りよく、手っ取り早いのは・・・
そう、お楽しみが待っているからです。
hirasuzukaさんのサイト横で、乾杯用のビールを出し、フライパンをお借りして、ベーコンを焼く。ビールは早々に飲み干してしまい、七本槍へ。互楽は、これまた飲みやすい。あてを並べて、山上辻の雰囲気とお酒に酔い、至極のひと時が過ぎていく。
(しばし、ここで、お昼寝休憩。CLの判断が入る)
テントに入ると、ぽかぽかと温かい。小説を読みながら、いつの間にか、ウトウトしてしまう。風は相変わらず強くて、フライシートはバタバタしていたのだが、子守歌に聞こえてしまったのだろうか?荒れた天気で停滞中って、こんな感じで過ごすのだろうか?
ヒトハチマルマル。夜の宴、再開。
小屋のお父さんのはからいで、水場前の風裏の場所をお借りすることができた。hirasuzukaさんは、オイルランタンを灯し、雰囲気アップ。シェラカップにワインを注ぎ、そのオイルランタンの灯でワインを温める。ホットワインが簡単に楽しめる。山男はこれだから、にくいね。churaは、せんべい汁を作る。少し冷えてきたので、片づけて、hirasuzukaさんのテントへ会場を移す。ワインが底をついたころにお開き。
翌朝、マルロクマルマル起床。マルナナマルマル行動開始予定で就寝。
しかし、そこは、おっさんですので、ずいぶん早く目が覚める(マルヨンマルマル)。
まずは、前夜の残りを温め、ご飯を投入。テント内もあたたまり、胃袋もあたたまる。さらにコーヒーを入れて、明るくなったころに、付近を散歩。風が収まり、静かな朝が一瞬おとずれる。穏やかなんだ。
テントは結露もほとんどなかった。撤収するころに、また風が強くなり出したので、大きいフクロにとりあえず詰め込んで、小屋の調理場へ逃げ込んで、パッキングした。今回、濡れてしまうテント類は、付属のスタッフバックをつかわず、大きいフクロにざっくり畳んで、ザックの隙間、荷物の緩衝材がわりにした。荷物の収まりもザックの形もよくなるので、一石二鳥だ。今後、スタッフバックできっちり収納するものと、大きいフクロでざっくり入れるものと分けていこう。
山上辻からレンゲ辻へもトラバースルートだ。途中のコルで尾根の南側から北側に変わる。谷筋で道が少し荒れて、ロープが設置してある。
レンゲ辻の女人結界門をくぐると、厳しい道に様変わり。足の置場を確かめて、一歩ずつ進まなければならないところが増える。これが、修行なんだろう。日本岩の上に立ち(ついに怖さがマヒしたのか)、眺めを楽しんだ。山上ヶ岳の一等三角点を踏んで、大峯山寺へお参り。内陣もお参りさせていただき、御朱印帳に御朱印をいただく。立派な宿坊に驚き、西の覗で行者さんの般若心境を聞き、鷲ノ巣岩を眺める。これから下る洞川の街並みや清浄大橋の大橋小屋もよく見える。「ようおまり」とあいさつを交わし、お茶屋さんを通りながら、下山した。
祈りの山へ山行し、「ありがとうございます。」と手を合わせると、心が空っぽになる。大峰へお誘いいただき、御朱印もいただけた。手を合わせに山へ向かうことが、増えるだろうなぁ。山は、もともとそういうところだったのかもしれない。
近畿では数少ない営業小屋である、稲村ヶ岳山荘。今度は、あたたかい小屋の中で、お鍋をいただき、ランプの明かりの下で、語り合うのも素敵でしょうね。小屋のお父さんは、こまめに表に出てこられて登山者の心配をされている。通り過ぎた方やこれから向かわれる方、テン場の様子など。歩いているときは、ご心配いただいていることに気づけなかったが、テン場でゆっくりしているとその姿が目に入る。母公堂でも、同じだった。自立した登山者はもちろんだが、この方々の御心で見守られているのだなぁ。ありがたいことだと心から思う。
ヒラスズカさん、チュラバナさんこんにちは
おふたりは登山仲間だったのですね
気合いを感じる山行?宴?
あの「七本槍」マジで持参したんですか?
めちゃくちゃ笑えました
yas43さん こんにちは
山レコを通じて、出会いご一緒させていただくようになりました。
ほとんどが日帰り山行で、コンビニおにぎりや、カップ麺で済ませています。
テント泊でも、食事はできるだけ軽量化に努めていたのですが・・・
今回は、特別です。
母公堂から稲村山荘までのルートを見て、ちょっと歩荷してみました。
結果これで私も、八雲ヶ原あたりなら持ち込めそうです
比良や鈴鹿のよい水でよい酒が醸し出されます。
地酒 も楽しみのうちです。
hirasuzukaさん、こんばんわ はじめまして、ですかね?
churabanaさん、こんばんわ 暫らくご無沙汰しております
いや〜 いいですね〜 山深い大峰の懐で、美味しいアテで旨い酒
まさに、至福のひと時でしょうね
お天気も良くて、いいテント行になりましたね
当方も数十年ぶり?のテン泊再デビューをもくろみ、好適地を思案中の
ところです。レコの情報、参考にさせていただきます
yas43さん pokopenさん
こんばんは
日帰り山行がほとんどで、しかも車で行くから飲めませんが
山中泊なので、 がゆっくり楽しめます
本当に至福の贅沢な時間でした
久しぶりのテント泊、強風と夜中に近くで鹿が鳴いたりで
ゆっくり眠れませんでしたが に恵まれよかったです。
pokopen さん こんばんは
稲村小屋は、母公堂からよい道で、トイレもきれい、お水は美味しい。
ビールは小屋で手に入る。星空もきれい。
あの水で、水割り、最高ですよ、きっと。
知っている方は、楽しまれていました。
churaは、無印良品のドリップパックを持っていきました。
コーヒーもおいしかったです。
設営料、トイレ使用料、ブナの森天然水、すべて込みで¥700です。
pokopen さんにだけ、こっそりお伝えします
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