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Yamareco

記録ID: 863355
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

稲村ヶ岳・大日岳・山上ヶ岳〜母公堂から周回〜

2016年05月05日(木) 〜 2016年05月06日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
28:26
距離
19.2km
登り
1,464m
下り
1,458m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:23
休憩
0:57
合計
4:20
7:47
58
8:45
8:50
71
10:01
10:02
4
10:06
10:13
14
10:27
10:28
9
10:37
11:00
35
11:35
11:50
11
12:01
12:06
1
12:07
2日目
山行
3:44
休憩
1:19
合計
5:03
7:08
42
7:50
7:59
30
8:29
9:10
24
9:34
9:41
32
10:13
10:23
20
10:43
10:45
16
11:01
11:01
36
11:37
11:45
23
12:08
12:10
1
12:11
ゴール地点
天候 晴れ、強風
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
母公堂 ¥500 数台
登山届は、母公堂、清浄大橋にあり。
コース状況/
危険箇所等
母公堂〜山上辻・稲村小屋 
歩きやすい道でした。一部、橋が崩落しています。慎重に通過しました。
山上辻〜稲村ヶ岳・大日山 
大日トラバースや大日山の上り下りは、慎重に行動しました。大日山の階段・手すりはかなり傷んでいるところがあります。頼り切らないこと。
山上辻〜レンゲ辻
歩きやすい道でした。
レンゲ辻〜山上ヶ岳
トラバースで登山道が狭いところや、滑りやすいところあり。
やせ尾根や階段、梯子の急登あり。一番気を使った区間でした。
山上ヶ岳〜清浄大橋
歩きやすい道でした。


 
その他周辺情報 天の川温泉センター ¥600
http://www.yoshikoren.com/amanokawa-onsencenter.html
初めての大峰山系。概念図を作って予習。トラバースが多い。ゆっくりあるけるが、谷筋で荒れていたら、慎重に通過すべし。核心部はレンゲ辻から山上ヶ岳への登り。テント泊装備をバランスよくパッキングすること。(重心を下にし過ぎてちょっとつらかった。経験不足でした。)2日目の方が長いので、疲れが出て足運びに気を付ける。C
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初めての大峰山系。概念図を作って予習。トラバースが多い。ゆっくりあるけるが、谷筋で荒れていたら、慎重に通過すべし。核心部はレンゲ辻から山上ヶ岳への登り。テント泊装備をバランスよくパッキングすること。(重心を下にし過ぎてちょっとつらかった。経験不足でした。)2日目の方が長いので、疲れが出て足運びに気を付ける。C
母公堂で、安全を祈願C
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母公堂で、安全を祈願C
帰りに、御朱印と、安産守りをいただく。C
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帰りに、御朱印と、安産守りをいただく。C
素敵な道を、一歩ずつ踏みしめて、法力峠。不思議な力に、守られて歩く初めての大峰山系。C
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素敵な道を、一歩ずつ踏みしめて、法力峠。不思議な力に、守られて歩く初めての大峰山系。C
私の先達、hirasusukaさん。お導きありがとうございます。大峰山系開眼しました。C
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私の先達、hirasusukaさん。お導きありがとうございます。大峰山系開眼しました。C
うっとりします。C
うっとりします。C
お水はパイプを掃除して、調整したら、採りやすくなりました。C
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お水はパイプを掃除して、調整したら、採りやすくなりました。C
靴がおそろいのタホーでしたね。C
2016年05月04日 09:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/4 9:14
靴がおそろいのタホーでしたね。C
お決まりのマンモスさん。C
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お決まりのマンモスさん。C
よい道が続きます。C
よい道が続きます。C
2016年05月04日 09:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/4 9:28
今だからこそ、感じることができる生命力あふれる森の姿。C
2
今だからこそ、感じることができる生命力あふれる森の姿。C
微笑んでくれています。C
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微笑んでくれています。C
影も美しい。C
しかし、ここは山。油断は禁物。慎重に足を運ぶべきところは慎重に!C
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しかし、ここは山。油断は禁物。慎重に足を運ぶべきところは慎重に!C
一番崩落がひどかったところ。C
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一番崩落がひどかったところ。C
テント泊は¥700でした。C
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テント泊は¥700でした。C
大日キレット C
三等三角点 稲村岳 C
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三等三角点 稲村岳 C
山上ヶ岳、地蔵岳、竜ヶ岳、阿弥陀ヶ森、大普賢岳、国見岳、七曜岳、行者環岳? C
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山上ヶ岳、地蔵岳、竜ヶ岳、阿弥陀ヶ森、大普賢岳、国見岳、七曜岳、行者環岳? C
バリゴヤの頭、弥山、頂仙岳、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳 C
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バリゴヤの頭、弥山、頂仙岳、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳 C
宝剣も見つかりました。C
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宝剣も見つかりました。C
しっかりしているところもありますが、グラグラの手すりもあるので、よく確かめて行動しました。C
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しっかりしているところもありますが、グラグラの手すりもあるので、よく確かめて行動しました。C
大日山に登るchurabanaさん h
この橋でこの腰引け。この後も・・・C
2016年05月04日 11:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/4 11:28
大日山に登るchurabanaさん h
この橋でこの腰引け。この後も・・・C
大日山 祠が二つ C
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大日山 祠が二つ C
ザックは山荘に預かっていただき、サブザックなので身体がメチャ軽い h
2016年05月04日 11:54撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/4 11:54
ザックは山荘に預かっていただき、サブザックなので身体がメチャ軽い h
やってまっせ 稲村岳山荘 C
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やってまっせ 稲村岳山荘 C
通行人が少なくなる13時を過ぎてから設営してくださいね。churaの宿 C
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通行人が少なくなる13時を過ぎてから設営してくださいね。churaの宿 C
こちらは、hirasuzuka亭。C
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こちらは、hirasuzuka亭。C
テント設営してしまったら、乾杯です。C
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テント設営してしまったら、乾杯です。C
歩荷にも気合を入れました。この調子で、飲んでいたら「ダメな人」間違いなしでしたので、一旦、昼寝タイム。hirasuzukaさんのすばらしい判断でした。C
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歩荷にも気合を入れました。この調子で、飲んでいたら「ダメな人」間違いなしでしたので、一旦、昼寝タイム。hirasuzukaさんのすばらしい判断でした。C
天気はサイコー h
2016年05月04日 17:55撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/4 17:55
天気はサイコー h
18時再開。せんべい汁を作りました。C
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18時再開。せんべい汁を作りました。C
鶏もも肉、ごぼう、しめじ、白菜、せんべい。繊維質もたっぷり。C
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鶏もも肉、ごぼう、しめじ、白菜、せんべい。繊維質もたっぷり。C
今夜は、強風18mの予報。谷筋を吹き上げ、風の抜け道になっているので、さらに強いと予想されました。しかし、そこは、山岳テント。心配無用でした。C
今夜は、強風18mの予報。谷筋を吹き上げ、風の抜け道になっているので、さらに強いと予想されました。しかし、そこは、山岳テント。心配無用でした。C
シェラカップにワインをそそぎ、ランタンの火で温めて、ホットワインに。さらにお酒が進みます。これは、よいことを学びました。C
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シェラカップにワインをそそぎ、ランタンの火で温めて、ホットワインに。さらにお酒が進みます。これは、よいことを学びました。C
星空も素晴らしいですよ。C
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星空も素晴らしいですよ。C
大日山の御朱印は、稲村ヶ岳山荘でいただけます h
次回は、私もいただきます。C
2016年05月05日 05:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 5:53
大日山の御朱印は、稲村ヶ岳山荘でいただけます h
次回は、私もいただきます。C
翌朝、小屋の周りを散歩。C
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翌朝、小屋の周りを散歩。C
風が一旦おさまり、静かな朝の森。モーニング珈琲をすすりながら。C
風が一旦おさまり、静かな朝の森。モーニング珈琲をすすりながら。C
ペグがよく効きました。途中、確かめたけど、緩んでいませんでした。C
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ペグがよく効きました。途中、確かめたけど、緩んでいませんでした。C
温暖化で、ぶなも弱ってきているそうです。C
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温暖化で、ぶなも弱ってきているそうです。C
おトイレ。バケツの水で流して、使います。つぎの方のために、水を汲んでおくシステム。C
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おトイレ。バケツの水で流して、使います。つぎの方のために、水を汲んでおくシステム。C
素晴らしい青空。C
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素晴らしい青空。C
レンゲ辻へ出発。歩きだしもよい道です。C
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レンゲ辻へ出発。歩きだしもよい道です。C
大峰の魅力に浸るchurabanaさん h
大日山を振り返って。C
2016年05月05日 07:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 7:28
大峰の魅力に浸るchurabanaさん h
大日山を振り返って。C
レンゲ辻。ここから女人結界です。C
レンゲ辻。ここから女人結界です。C
弥山、八経ヶ岳、稲村ヶ岳、大日山 C
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弥山、八経ヶ岳、稲村ヶ岳、大日山 C
もうそこが登山道分岐です。C
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もうそこが登山道分岐です。C
日本岩。御池岳のボタンブチそっくり。C
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日本岩。御池岳のボタンブチそっくり。C
山上ヶ岳に登って、ほっと。C
2016年05月05日 08:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/5 8:24
山上ヶ岳に登って、ほっと。C
一等三角点 大峰山上 C
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一等三角点 大峰山上 C
御朱印帳を手に入れ、御朱印をいただく。内陣もお参りすることができました。C
2
御朱印帳を手に入れ、御朱印をいただく。内陣もお参りすることができました。C
山上ヶ岳より、大普賢岳、国見岳、七曜岳、行者環岳、釈迦ヶ岳、八経ヶ岳、弥山、バリゴヤの頭、稲村ヶ岳、大日山、C
山上ヶ岳より、大普賢岳、国見岳、七曜岳、行者環岳、釈迦ヶ岳、八経ヶ岳、弥山、バリゴヤの頭、稲村ヶ岳、大日山、C
日本覗にて。C
珍しく気持ちよかった。C
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珍しく気持ちよかった。C
日本覗から、大日山、稲村ヶ岳、弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳 C
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日本覗から、大日山、稲村ヶ岳、弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳 C
竹林院さんをはじめ立派な宿坊でした。C
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竹林院さんをはじめ立派な宿坊でした。C
裏行場。先達なしでは通行困難!C
裏行場。先達なしでは通行困難!C
大峰奥駈。太線区間が気になりだす。C
大峰奥駈。太線区間が気になりだす。C
西の覗。こちらのルートは、参拝の方多数。行者さんにもたくさん出会いました。C
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西の覗。こちらのルートは、参拝の方多数。行者さんにもたくさん出会いました。C
西の覗から洞川の町並みを見下ろす。C
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西の覗から洞川の町並みを見下ろす。C
少し下って西の覗きを振り返る。C
1
少し下って西の覗きを振り返る。C
ろうそくやまの大日山ともお別れだなぁ。C
ろうそくやまの大日山ともお別れだなぁ。C
世界遺産になって C
世界遺産になって C
昔から C
お助け水。C
清浄大橋の女人結界門。C
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清浄大橋の女人結界門。C
山上ヶ岳に向かて、手を合わす。C
山上ヶ岳に向かて、手を合わす。C
母公堂でのお接待。C
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母公堂でのお接待。C
山並みの眺めが美しい露天風呂でした。お肌もすべすべ。C
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山並みの眺めが美しい露天風呂でした。お肌もすべすべ。C
ワラビごはん、ざるそば C
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ワラビごはん、ざるそば C
山菜の天ぷら 甘いのがありました。イタドリの炒めたものを天ぷらしたそうです。ワラビ、ユキノシタ、コゴミ、ミツバ、ヨモギ。タラの芽やコシアブラは終わったようです。C
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山菜の天ぷら 甘いのがありました。イタドリの炒めたものを天ぷらしたそうです。ワラビ、ユキノシタ、コゴミ、ミツバ、ヨモギ。タラの芽やコシアブラは終わったようです。C
hirasuzukaさんおすすめの柿の葉寿司。心遣いも学びます。C
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hirasuzukaさんおすすめの柿の葉寿司。心遣いも学びます。C

感想

churabanaさんと大峰に出かけました。
3コースほど考えましたが、テント泊でゆっくりと大峰を味わいたい
というchuraさんのリクエストから、稲村ヶ岳山荘でテント泊して、
山上ヶ岳にお参りして下山するコースを選びました。

私自身、テント山行は10年以上ブランクがあり、以前に使用していた
エスパースも年代物となり、数年前にアウトレットで衝動買いして未使用
だったモンベルのモノフレームシェルターを使いました。

久しぶりの重荷が心配でしたが、なんとか普通に歩くことができて、今年は
テント泊が増えそうな気がします。明るい時間から山の上で山友と酒を酌み
交わすなんて贅沢の極みです。

今回の山行の目的の一つに大日山の祠と大峰山寺にお参りして御朱印をいた
だくことにしていました。過去3回大峰山寺を訪れましたが、いつも季節が
秋で、お寺は閉まったあと、今回初めて大峰山寺の開いているときにお参り
ができました。

下山後は洞川温泉の駐車場が満車だったので、天川温泉に足をのばし、弥仙
の山頂に奥の宮がある天河大弁財天社へもお参りできました。

churabanaさん ありがとうございました。

琵琶湖の周り、比良、鈴鹿の山々ばかり歩いていて、他の山域はあまり知らない。県外の山行は数えるほど。GWも無計画で、ご近所の山々を思いついたところへ散歩する程度とおもっていたところ、hirasuzukaさんより、大峰山系への山行へお誘いいただく。ありがとうございました。

早朝、市内でピックアップしていただき、一路、母公堂へ。
BGMは山の歌、山道を走っていると思えないハンドリングにアクセルワークで快適ドライブでした。(深謝いたします。次回は運転させてください。)
母公堂につき、いよいよ出発の準備。母公堂のお父さん、山行計画を聞いたら、お勤めを始められる。我々の安全祈願なのかなぁ?駐車料金、納めていないので、般若心経を唱え終わられるまで、お待ちする。
納めるものを納めて、いよいよ出発。

法力峠を経て山上辻へ。
快適な登山道。読図してイメージした通りの快適トラバースルート。
よい道が続きます。
でも、怪我をするのは、一瞬の気の緩みから。
山を楽しみつつ、感じながら、静かに歩を進める。
ちょっとのことだけど、余裕のある歩き方。
八丁平のときもそうだったけれど、大切なことだなぁ。
パーティー組んだら、ペースは遅い人に合わせるって、習ったけど、
結局、体力自慢、勝負みたいになっている。
自慢できることはな〜んにもないし、勝ったためしもないのですが、
焦る気持ちはすこしあったかな。
そんな気持ちは、日本コバと法力峠に全部おいてきました。
すっからかんへ心が向き始め、山からいろいろいただきました。

山上辻、稲村小屋につき、小屋のお父さんにご挨拶。
テントを張れる時間まですこしあるので、稲村ヶ岳、大日山、そして、宝剣探しへ向かった。
大日トラバースを通過。冬場は恐ろしいところだが、今はそんなに恐怖感はなかった。(時期が違えば、全く別物。積雪期でも、雪の状態で一変するだろう。)宝剣ポイントを下見しつつ、稲村ヶ岳へ。にぎやかな声が聞こえてきたら、すぐそこに展望台があった。御一行が記念撮影中でしたので、三角点を先に写真に納める。上に上がると、360度のパノラマ。
大峰の山々が見渡せた。その先には台高の山並みも。
十人十色というけれど、山にも顔があって、全然違う。
信州のアルプス、白山、比良、鈴鹿、北山の山々。
すてきな笑顔を思い出すが、大峰の山もいい表情で迎えてくれた。

宝剣目指して突っ込んでみると、シャクナゲがうるさいルートどりをしてしまう。下りは、それなりにくだることができました。

大日山は、遠くから見ていて、危なさが半端ないオーラが出ていました。
いよいよ、来るべきところにきてしまったのですが、設置してある階段、はしごを使って(しかし、たよりすぎず)山頂を踏んで降りてくることができました。登山道の分岐にもどるとやっと地に足がついた感覚が戻る。
(苦手なんです。スースーするところ)

小屋に戻って、テントを設営。強風の中、飛ばさず設置完了。
風上から作業、まず、ペグダウン。すぐに、ザックなどおもりになるものを中に入れてしまう。ポールを入れて立ち上げたら、ガイラインをポールの延長線上でしっかり張る。心配だったので、ペグを石で少し押さえる。
パリッとはれたので、中に入って、荷物の整頓。風上側にザックを置いて、強風対策とする。なぜか、段取りよく、手っ取り早いのは・・・

そう、お楽しみが待っているからです。

hirasuzukaさんのサイト横で、乾杯用のビールを出し、フライパンをお借りして、ベーコンを焼く。ビールは早々に飲み干してしまい、七本槍へ。互楽は、これまた飲みやすい。あてを並べて、山上辻の雰囲気とお酒に酔い、至極のひと時が過ぎていく。
(しばし、ここで、お昼寝休憩。CLの判断が入る)
テントに入ると、ぽかぽかと温かい。小説を読みながら、いつの間にか、ウトウトしてしまう。風は相変わらず強くて、フライシートはバタバタしていたのだが、子守歌に聞こえてしまったのだろうか?荒れた天気で停滞中って、こんな感じで過ごすのだろうか?

ヒトハチマルマル。夜の宴、再開。
小屋のお父さんのはからいで、水場前の風裏の場所をお借りすることができた。hirasuzukaさんは、オイルランタンを灯し、雰囲気アップ。シェラカップにワインを注ぎ、そのオイルランタンの灯でワインを温める。ホットワインが簡単に楽しめる。山男はこれだから、にくいね。churaは、せんべい汁を作る。少し冷えてきたので、片づけて、hirasuzukaさんのテントへ会場を移す。ワインが底をついたころにお開き。

翌朝、マルロクマルマル起床。マルナナマルマル行動開始予定で就寝。

しかし、そこは、おっさんですので、ずいぶん早く目が覚める(マルヨンマルマル)。
まずは、前夜の残りを温め、ご飯を投入。テント内もあたたまり、胃袋もあたたまる。さらにコーヒーを入れて、明るくなったころに、付近を散歩。風が収まり、静かな朝が一瞬おとずれる。穏やかなんだ。

テントは結露もほとんどなかった。撤収するころに、また風が強くなり出したので、大きいフクロにとりあえず詰め込んで、小屋の調理場へ逃げ込んで、パッキングした。今回、濡れてしまうテント類は、付属のスタッフバックをつかわず、大きいフクロにざっくり畳んで、ザックの隙間、荷物の緩衝材がわりにした。荷物の収まりもザックの形もよくなるので、一石二鳥だ。今後、スタッフバックできっちり収納するものと、大きいフクロでざっくり入れるものと分けていこう。

山上辻からレンゲ辻へもトラバースルートだ。途中のコルで尾根の南側から北側に変わる。谷筋で道が少し荒れて、ロープが設置してある。
レンゲ辻の女人結界門をくぐると、厳しい道に様変わり。足の置場を確かめて、一歩ずつ進まなければならないところが増える。これが、修行なんだろう。日本岩の上に立ち(ついに怖さがマヒしたのか)、眺めを楽しんだ。山上ヶ岳の一等三角点を踏んで、大峯山寺へお参り。内陣もお参りさせていただき、御朱印帳に御朱印をいただく。立派な宿坊に驚き、西の覗で行者さんの般若心境を聞き、鷲ノ巣岩を眺める。これから下る洞川の街並みや清浄大橋の大橋小屋もよく見える。「ようおまり」とあいさつを交わし、お茶屋さんを通りながら、下山した。

祈りの山へ山行し、「ありがとうございます。」と手を合わせると、心が空っぽになる。大峰へお誘いいただき、御朱印もいただけた。手を合わせに山へ向かうことが、増えるだろうなぁ。山は、もともとそういうところだったのかもしれない。

近畿では数少ない営業小屋である、稲村ヶ岳山荘。今度は、あたたかい小屋の中で、お鍋をいただき、ランプの明かりの下で、語り合うのも素敵でしょうね。小屋のお父さんは、こまめに表に出てこられて登山者の心配をされている。通り過ぎた方やこれから向かわれる方、テン場の様子など。歩いているときは、ご心配いただいていることに気づけなかったが、テン場でゆっくりしているとその姿が目に入る。母公堂でも、同じだった。自立した登山者はもちろんだが、この方々の御心で見守られているのだなぁ。ありがたいことだと心から思う。

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コメント

槍ですか
ヒラスズカさん、チュラバナさんこんにちは
おふたりは登山仲間だったのですね
気合いを感じる山行?宴?
あの「七本槍」マジで持参したんですか?
めちゃくちゃ笑えました
2016/5/8 8:22
Re: 槍ですか
yas43さん こんにちは
山レコを通じて、出会いご一緒させていただくようになりました。
ほとんどが日帰り山行で、コンビニおにぎりや、カップ麺で済ませています。
テント泊でも、食事はできるだけ軽量化に努めていたのですが・・・
今回は、特別です。
母公堂から稲村山荘までのルートを見て、ちょっと歩荷してみました。
結果これで私も、八雲ヶ原あたりなら持ち込めそうです

比良や鈴鹿のよい水でよい酒が醸し出されます。
地酒 も楽しみのうちです。
2016/5/8 12:36
至福の時
hirasuzukaさん、こんばんわ はじめまして、ですかね?
churabanaさん、こんばんわ 暫らくご無沙汰しております

いや〜 いいですね〜 山深い大峰の懐で、美味しいアテで旨い酒
まさに、至福のひと時でしょうね
お天気も良くて、いいテント行になりましたね
当方も数十年ぶり?のテン泊再デビューをもくろみ、好適地を思案中の
ところです。レコの情報、参考にさせていただきます
2016/5/8 21:36
山の酒は最高です
yas43さん pokopenさん
こんばんは
日帰り山行がほとんどで、しかも車で行くから飲めませんが
山中泊なので、 がゆっくり楽しめます
本当に至福の贅沢な時間でした
久しぶりのテント泊、強風と夜中に近くで鹿が鳴いたりで
ゆっくり眠れませんでしたが に恵まれよかったです。
2016/5/8 23:37
Re: 至福の時
pokopen さん こんばんは
稲村小屋は、母公堂からよい道で、トイレもきれい、お水は美味しい。
ビールは小屋で手に入る。星空もきれい。
あの水で、水割り、最高ですよ、きっと。
知っている方は、楽しまれていました。
churaは、無印良品のドリップパックを持っていきました。
コーヒーもおいしかったです。

設営料、トイレ使用料、ブナの森天然水、すべて込みで¥700です。
pokopen さんにだけ、こっそりお伝えします
2016/5/9 20:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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