また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 863780
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳馬蹄形

2016年05月04日(水) 〜 2016年05月05日(木)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
18:43
距離
25.6km
登り
2,756m
下り
2,792m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:27
休憩
0:29
合計
8:56
8:35
8:36
46
9:22
9:23
45
10:08
10:12
69
11:21
11:25
24
11:49
11:49
100
13:29
13:45
1
13:46
13:47
67
14:54
14:56
45
15:41
2日目
山行
6:31
休憩
1:38
合計
8:09
6:53
53
7:46
7:51
23
8:14
8:14
71
9:25
10:33
17
10:50
10:51
10
11:01
11:04
39
11:43
11:49
13
12:02
12:13
5
12:18
12:20
23
12:43
12:44
26
13:10
13:11
73
14:24
14:24
38
15:02
白毛門登山口駐車場
天候 ◆5/4(水)
 雨のち晴れ
◆5/5(木)
 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆往路
 03:30 自宅
 06:30 白毛門登山口駐車場
◆復路
 15:30 白毛門登山口駐車場
 20:30 自宅

コース状況/
危険箇所等
◆土合橋→白毛門
 スタート地点は白毛門登山口駐車場の奥。
 谷川連峰馬蹄形概念図が掲げられている。
 その先には湯檜曽川の支流に架かる赤い橋を渡ると登山道。
 朝日岳・白毛門の道標に従いしばらく傾斜のきつい樹林帯の山道。
 樹木の高さが次第に低くなり見上げると白毛門が姿を現し、松ノ木沢の頭に至る。
 クマザサの合間にナナカマドなどの低木が広がり、路面に岩が目立つようになると白毛門山頂に近づく。
 最後は西から東に向けてアプローチすると白毛門山頂。
 山頂には山座同定盤と、ピッケルのヘッドが付いた「あゆむ山の会」が設けた山頂表示がある。

◆白毛門→朝日岳
 白毛門山頂を東に進んでまずは笠ヶ岳を目指す。
 笹原に白い一条の登山道が稜線に沿って笠ヶ岳まで続いている。
 路面はガレた場所もあるが、総じて歩きやすい。
 笠ヶ岳山頂も展望が良く開放的。
 山頂をそのまま100mほど進むと青色のかまぼこ型避難小屋。
 その先にトンガリ山の小烏帽子、大烏帽子を経て稜線をたどり、行く手を阻むような大岩を左から回り込むと朝日岳山頂に到着。
 朝日岳には山頂から南に少し離れたところに小さな祠がある。

◆朝日岳→蓬峠
 朝日岳山頂から北に進路を取り、しばらく雪原を進んでジャンクションピークを目指す。
 木道と雪原を交互に歩き緩やかに下った後に緩やかに登り返すとジャンクションピークに至る。
 そこを過ぎると路面がやや荒れた箇所があり、急傾斜の下り道になる。
 樹林の中、雪原を下り、夏道に戻り高度をさらに下げると白崩避難小屋、その先に立派な建物の送電線監視所に至る。
 監視所から西にそびえる急登を登り大源太山との分岐、七ツ小屋山を経て、笹原の尾根道を下り、小さな湿原を通過すると蓬峠に到着する。

◆蓬峠→茂倉岳
 笹原に一筋の登山道が武能岳に向かって延びている。
 武能岳山頂からは茂倉岳に延びる稜線が右に大きくカーブしながら続いている。
 展望の良い稜線が終わると正面に急登が待ち構えている。
 何度か登り切ったかと思う先に茂倉岳がある。

◆茂倉岳→谷川岳
 茂倉岳からも稜線歩き。
 一旦下って雪原をゆるく登ると一ノ倉岳に至り、山頂にかまぼこ型避難小屋がある。
 急坂を下ってノゾキに至り、一ノ倉沢の崖下をのぞき見ることができる。
 その先にはクサリ場があり、富士浅間神社奥の院を経てオキノ耳、続いてトマノ耳に到着する。

◆谷川岳→登山口
 トマノ耳から谷川岳肩の小屋を経て雪原を下る。
 木段や木道が設けられた登山道を下り、天狗の留まり場、熊穴沢避難小屋を経て田尻尾根分岐に至る。
 田尻尾根の下り道は、左手に谷川岳、西黒尾根を望みながら、所により深い轍のようにえぐられた箇所を通る。
 林道のような広い通りと合流する地点に「田尻尾根入口」と表示がある。
 ここから先はロープウェイの真下を田尻沢と何度か交錯しながら土合口まで続く道幅の広い登山道。
その他周辺情報 ◆日帰り温泉
  温泉センター諏訪の湯
   < http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/suwanoyu/suwanoyu.htm >
    300円(シャワーなし、石鹸・シャンプーなし(温泉成分の関係で使用不可?))
雨の中天気予報を信じて出発
2016年05月04日 06:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 6:45
雨の中天気予報を信じて出発
イワウチワが可憐に
2016年05月04日 07:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/4 7:45
イワウチワが可憐に
シャクナゲは鮮やかに
2016年05月04日 07:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
4
5/4 7:45
シャクナゲは鮮やかに
ショウジョウバカマが華やかに
2016年05月04日 07:48撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 7:48
ショウジョウバカマが華やかに
松ノ木沢ノ頭
2016年05月04日 08:38撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 8:38
松ノ木沢ノ頭
白毛門(1720m)
2016年05月04日 09:20撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 9:20
白毛門(1720m)
少し開け青空がのぞく
2016年05月04日 09:21撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
5/4 9:21
少し開け青空がのぞく
笠ヶ岳が姿を現す
2016年05月04日 09:30撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 9:30
笠ヶ岳が姿を現す
登山道は濁流
2016年05月04日 09:42撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 9:42
登山道は濁流
笠ヶ岳が近づくころは残雪が目立つ
2016年05月04日 09:58撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 9:58
笠ヶ岳が近づくころは残雪が目立つ
笠ヶ岳山頂(1852.1m)
2016年05月04日 10:11撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 10:11
笠ヶ岳山頂(1852.1m)
谷川岳方面の視界が良くなる
2016年05月04日 10:12撮影 by  ILCE-5000, SONY
6
5/4 10:12
谷川岳方面の視界が良くなる
小烏帽子、大烏帽子を経て朝日岳へ
2016年05月04日 10:19撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 10:19
小烏帽子、大烏帽子を経て朝日岳へ
細いリッヂを慎重に
2016年05月04日 10:39撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/4 10:39
細いリッヂを慎重に
滑落注意!
2016年05月04日 10:40撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/4 10:40
滑落注意!
お次は雪庇
2016年05月04日 10:48撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 10:48
お次は雪庇
朝日岳に延びる稜線
2016年05月04日 10:59撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 10:59
朝日岳に延びる稜線
朝日岳山頂(1945.2m)
谷川岳が全貌を現す
2016年05月04日 11:22撮影 by  ILCE-5000, SONY
6
5/4 11:22
朝日岳山頂(1945.2m)
谷川岳が全貌を現す
越後駒ヶ岳
2016年05月04日 11:22撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/4 11:22
越後駒ヶ岳
平ヶ岳
2016年05月04日 11:23撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 11:23
平ヶ岳
燧ヶ岳と至仏山
2016年05月04日 11:23撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/4 11:23
燧ヶ岳と至仏山
赤城山
2016年05月04日 11:24撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 11:24
赤城山
遠く苗場山
2016年05月04日 11:27撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/4 11:27
遠く苗場山
池塘は残雪の下
2016年05月04日 11:34撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 11:34
池塘は残雪の下
巻機山を見ながら進む
2016年05月04日 11:34撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 11:34
巻機山を見ながら進む
最高のタイミングで晴れる
2016年05月04日 11:36撮影 by  ILCE-5000, SONY
7
5/4 11:36
最高のタイミングで晴れる
振り返ると引き返して歩きたくなる
2016年05月04日 11:41撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 11:41
振り返ると引き返して歩きたくなる
ジャンクションピークから下り道
2016年05月04日 11:50撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 11:50
ジャンクションピークから下り道
雲が湧き立ち始める
2016年05月04日 11:59撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 11:59
雲が湧き立ち始める
晴れ間は1時間ほど
2016年05月04日 12:19撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 12:19
晴れ間は1時間ほど
池塘が無数に
2016年05月04日 13:10撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 13:10
池塘が無数に
上品なカタクリや
2016年05月04日 13:15撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/4 13:15
上品なカタクリや
ショウジョウバカマの大群生地
2016年05月04日 13:29撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/4 13:29
ショウジョウバカマの大群生地
白崩避難小屋で小憩
2016年05月04日 13:31撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 13:31
白崩避難小屋で小憩
清水峠・送電線監視所
2016年05月04日 13:47撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 13:47
清水峠・送電線監視所
ナエバキスミレ
2016年05月04日 13:51撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 13:51
ナエバキスミレ
ガスが次第に濃くなる
2016年05月04日 14:10撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 14:10
ガスが次第に濃くなる
手入れが行き届いた登山道
2016年05月04日 14:37撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 14:37
手入れが行き届いた登山道
大源太山へは断念
2016年05月04日 14:41撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 14:41
大源太山へは断念
未練がましく大源太山方向に進むが大源太の姿は見えず
2016年05月04日 14:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 14:43
未練がましく大源太山方向に進むが大源太の姿は見えず
足元はイワウチワや
2016年05月04日 14:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
5/4 14:43
足元はイワウチワや
カタクリの群生地
2016年05月04日 14:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/4 14:45
カタクリの群生地
七ツ小屋山で一息つく
2016年05月04日 14:56撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 14:56
七ツ小屋山で一息つく
池塘を経て
2016年05月04日 15:04撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/4 15:04
池塘を経て
彩り豊かな
2016年05月04日 15:11撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 15:11
彩り豊かな
登山道を
2016年05月04日 15:12撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 15:12
登山道を
徐々に下ると
2016年05月04日 15:33撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 15:33
徐々に下ると
2015年8月新築の蓬ヒュッテ到着
2016年05月04日 15:40撮影 by  ILCE-5000, SONY
5
5/4 15:40
2015年8月新築の蓬ヒュッテ到着
衣類や靴を乾かしていると晴れて朝日岳がスッキリ見える
2016年05月04日 16:11撮影 by  ILCE-5000, SONY
5
5/4 16:11
衣類や靴を乾かしていると晴れて朝日岳がスッキリ見える
テントを設営してひと休み
2016年05月04日 17:02撮影 by  ILCE-5000, SONY
4
5/4 17:02
テントを設営してひと休み
大源太行けたなぁ・・・
少しうとうと・・・
2016年05月04日 17:22撮影 by  ILCE-5000, SONY
5
5/4 17:22
大源太行けたなぁ・・・
少しうとうと・・・
明日歩く稜線
2016年05月04日 17:41撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/4 17:41
明日歩く稜線
静かに日没を迎える
2016年05月04日 18:34撮影 by  ILCE-5000, SONY
4
5/4 18:34
静かに日没を迎える
小屋の中でいつもの鍋
2016年05月04日 19:00撮影 by  ILCE-5000, SONY
8
5/4 19:00
小屋の中でいつもの鍋
翌朝・・・
朝日岳に挨拶して二度寝
2016年05月05日 04:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
5
5/5 4:45
翌朝・・・
朝日岳に挨拶して二度寝
ぼつぼつ出発
お世話になりました!
2016年05月05日 06:51撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 6:51
ぼつぼつ出発
お世話になりました!
進路にガス待機中
2016年05月05日 06:51撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 6:51
進路にガス待機中
晴れていればいい景色
2016年05月05日 07:05撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 7:05
晴れていればいい景色
武能岳(1759.6m)で薄日射す
2016年05月05日 07:41撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 7:41
武能岳(1759.6m)で薄日射す
蓬峠に別れを告げる
2016年05月05日 07:58撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 7:58
蓬峠に別れを告げる
武能岳から下ると稜線美
2016年05月05日 08:13撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/5 8:13
武能岳から下ると稜線美
少し登って振り返っても素晴らしい
2016年05月05日 08:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/5 8:45
少し登って振り返っても素晴らしい
キリリと大源太山
2016年05月05日 08:49撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 8:49
キリリと大源太山
雪渓にクマ?の足跡
2016年05月05日 09:12撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/5 9:12
雪渓にクマ?の足跡
ふと右を見ると茂倉岳避難小屋
2016年05月05日 09:23撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 9:23
ふと右を見ると茂倉岳避難小屋
茂倉岳山頂(1977.9m)
2016年05月05日 09:25撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 9:25
茂倉岳山頂(1977.9m)
会津駒ヶ岳・駒の小屋でいただいたコーヒーを淹れる
2016年05月05日 09:29撮影 by  ILCE-5000, SONY
6
5/5 9:29
会津駒ヶ岳・駒の小屋でいただいたコーヒーを淹れる
芝倉沢を遡上してきた一行
2016年05月05日 09:33撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 9:33
芝倉沢を遡上してきた一行
一ノ倉岳手前に雪原の登り
2016年05月05日 10:52撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 10:52
一ノ倉岳手前に雪原の登り
同日馬蹄形縦走中のパーティ
2016年05月05日 10:55撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 10:55
同日馬蹄形縦走中のパーティ
西からの風がガスを運ぶ
2016年05月05日 10:58撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
5/5 10:58
西からの風がガスを運ぶ
谷川岳東壁は険しい
2016年05月05日 11:13撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 11:13
谷川岳東壁は険しい
「ノゾキ」から一ノ倉沢を覗く
2016年05月05日 11:13撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 11:13
「ノゾキ」から一ノ倉沢を覗く
奥の院で手を合わせる
2016年05月05日 11:39撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
5/5 11:39
奥の院で手を合わせる
トマノ耳から上越国境稜線
2016年05月05日 11:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
5/5 11:43
トマノ耳から上越国境稜線
オキ・トマに多くの登山者
2016年05月05日 11:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/5 11:43
オキ・トマに多くの登山者
オキノ耳(1977m)
2016年05月05日 11:45撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/5 11:45
オキノ耳(1977m)
トマノ耳(1963m)
2016年05月05日 12:04撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 12:04
トマノ耳(1963m)
痛みが目立つ肩の小屋
2016年05月05日 12:18撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 12:18
痛みが目立つ肩の小屋
雪原を下る
2016年05月05日 12:20撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 12:20
雪原を下る
振り返ると意外と傾斜がキツイ
2016年05月05日 12:21撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 12:21
振り返ると意外と傾斜がキツイ
国境稜線を見上げる
2016年05月05日 12:36撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 12:36
国境稜線を見上げる
イワナシ
2016年05月05日 12:41撮影 by  ILCE-5000, SONY
2
5/5 12:41
イワナシ
右下に熊穴沢避難小屋
稜線をたどり上部に天神峠
2016年05月05日 12:53撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 12:53
右下に熊穴沢避難小屋
稜線をたどり上部に天神峠
西黒尾根を横から見るとかなり急登
2016年05月05日 12:54撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 12:54
西黒尾根を横から見るとかなり急登
田尻尾根を下る
2016年05月05日 13:41撮影 by  ILCE-5000, SONY
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5/5 13:41
田尻尾根を下る
ここの登山道も華やか
2016年05月05日 13:43撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 13:43
ここの登山道も華やか
艶やかなシャクナゲ
2016年05月05日 13:57撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/5 13:57
艶やかなシャクナゲ
ロープウェー直下の登山道を下る
2016年05月05日 14:27撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 14:27
ロープウェー直下の登山道を下る
谷川岳「近くてよき山」
2016年05月05日 14:28撮影 by  ILCE-5000, SONY
3
5/5 14:28
谷川岳「近くてよき山」
ロープウェー・どあいぐち駅から舗装路歩き
2016年05月05日 14:50撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
5/5 14:50
ロープウェー・どあいぐち駅から舗装路歩き
ゴール地点の白毛門登山口駐車場
2016年05月05日 15:02撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 15:02
ゴール地点の白毛門登山口駐車場
温泉センター・諏訪の湯
2016年05月05日 15:41撮影 by  ILCE-5000, SONY
5/5 15:41
温泉センター・諏訪の湯
撮影機器:

感想

◆2年半ぶりの馬蹄形
 3年前のGW、残雪が多く残る谷川連峰馬蹄形に挑戦しようとしたが、最初の取り付きで道間違いを犯し断念した。
 この時は積雪量が多く、入山者が少ない中、経験も装備も乏しいワタシが道間違いをしなければもっと大変なことになっていたかもしれない。
 今思うと、ヤマの神様が間違いをさせてくれたのではないかとさえ思う。
 その4か月後、ヤマ友と念願の馬蹄形縦走を果たした。

 このGW中盤はどこか華やかでイイ所に行きたい、と漠然と考えていた。
 しかし、日本海に低気圧が接近し、強風が吹いて決して条件が良いわけではない。
 天気予報に翻弄される中、やや消去法的に浮上したのが馬蹄形だ。
 今年は例年になく残雪が少ない。
 しっかりした距離と累積標高がある点でも満足がいく。
 2日の行程のうち、初日の午前中は雨の予報だったが決行した。

◆雨中行軍
 高速道路のPAで睡魔に負けて仮眠をとった上、寝坊したので予定より1時間半遅れで登山口駐車場に着いた。
 雨は一向に止む気配を見せない。
 GW中日だというのに駐車場には、5,6台しか駐車していない。
 そのうちの1台が駐車場から出て行った。
     この天候で断念したのか・・・
     しかし、ここまで来たのだから・・・
 そう思い装備を調えているとさっきの車が戻ってきた。
 準備を終え、降りしきる雨の中、予定よりだいぶ遅れて出発した。
 登山道はところどころ雨や雪解け水で削り取られ深い轍ができている。
 そこを川のように水が流れ落ちる。
 まるで川を遡行しているような状況だった。
 レインウエアに雪山用のゲーターを装備していたが、靴の中まで浸水した。

◆広がる青空
 降り続ける雨とレインウエアの蒸し暑さ、靴の浸水によりやや不機嫌になりながら白毛門の頂に立った。
 一面のガスで眺望は全くないので不機嫌に変わりはなかった。
 しかし、笠ヶ岳、小烏帽子、大烏帽子と登るにしたがって徐々に青空が見え始め気分が上向いた。
 朝日岳に到着すると巻機山、越後駒、平ヶ岳、燧ケ岳、至仏山、赤城山、苗場山が姿を見せた。
 もちろん、谷川岳も一ノ倉沢に深く刻まれた雪渓の頂点に輝いていた。

 朝日岳山頂からジャンクションピークに向かって雪原が広がっている。
 雨や融雪で踏み跡は消えているが、ところどころ木道が出ているので進路は明瞭だ。
 右を見たり左を見たり、また振り返ったり・・・
 絶好のタイミングで青空が広がり、雪からの照り返しに喜びを感じながらゆっくり歩いた。

◆やはり道迷い
 ジャンクションピークから下りだすとあっという間に厚い雲が広がり、濃い霧が立ち込めて視界が悪くなってしまった。
 池ノ窪付近に至ると樹林帯の登山道は雪で埋まり、ついには雪原に樹木が1,2m枝を突き出している状態になった。
 踏み跡は雨と融雪で消えている上、残念ながら赤テープの類は見当たらなかったが、そんなことを嘆いても解決にはならないことは十分わかっていた。
 持参した地図は「山と高原地図」で地形が詳細ではなく、何より2年前の記憶が最も当てにならなかった。
 それでもコンパスを当て、朝日岳で合わせた腕時計の高度計からだいたいの現在地点と進路が判明した。
 その後、周囲を見るとノコギリで切られた木の枝やうっすらとした踏み跡をたどり、登山道に戻ることができた。
 その間、何度か下っては登りを繰り返しているので、誤った踏み跡をいくつか残してしまったことを反省している。

◆アルペンムードの稜線
 出発の遅れや道迷いのせいで当初予定していた大源太山への登頂を断念した。
 上越のマッターホルンの異名を持つこのヤマは、姿かたちもさることながら岩稜でアルペンムードを味わえそうだ。
 山と渓谷・2015年3月号の第二特集で「見つけて登る残雪の山」で紹介されている。
 記事では残雪期といってもかなり雪深く、決して容易に登れる山ではなさそうだった。
 その時期はすでに過ぎ、無雪期であれば行けると判断して計画に入れていたところ、時間の都合により次回に持ち越しである。

 武能岳から茂倉岳に向かう稜線もアルペンムードが感じられた。
 この一帯は低いところで標高約1600mにもかかわらず、国内有数の豪雪地帯で厳しい環境のせいか森林限界を越えている。
 そのため鞍部を見下ろしたときにうねる稜線がはっきり見えるし、深い谷を隔てて威風堂々とした朝日岳が間近に迫り、相対的に標高が高い印象を受ける。
 約200m高度を下げたのち、400mほど登り返すため体力を消耗するが、それもまたアルペンムードが感じられる要素といえる。

◆蓬ヒュッテ
 2015年8月に新築された蓬ヒュッテは無人だったが、ありがたいことに解放されていた。
 小屋泊も考えたが、せっかく担いできたのだからとテン場で一人幕営した。
 小屋内のハンガーを拝借して小屋脇の黄色いタンクが乗った棚を利用して衣類を干し、靴に新聞紙を入れて湿気をとった。
 アタックザックにプラティパスを突っ込み水場を往復し、ハンガー拝借料として小屋のペットボトル1本を満水にした。
 沈む夕日を眺めたのち、小屋のテーブルで夕食を摂らせてもらった。
 翌朝、テン泊代と小屋休憩料の合わせて1500円をトイレ脇の目安箱に投入して出発した。

◆二つのパーティ
 茂倉岳には約1時間滞在した。
 残念ながら景色は開けなかったが、時間はたっぷりあるのでコーヒーを淹れ早めの昼食にした。
 その間、二つのパーティに遭遇している。

 最初に一ノ倉岳方面から12,3人の学生らしい団体がやってきた。
 腰にハーネスを装着し、いくつもの大きなカラビナがぶら下がっている。
 先頭の方に声をかけると登山道を通らず、芝倉沢を遡上して登高を続け稜線に出たという。
 山と高原地図にはないバリエーションルートのようである。
 続くメンバーは30kgはあろうかというザックを背負っている男性や元気に挨拶をする方もいれば、肩で息をしている女性の姿もある。
 一行は休むことなくそのまま山頂を通り過ぎて茂倉岳避難小屋に向かって下りて行った。
 しかし、30分もしないうちに戻ってきた。
 蓬峠に行くべきところ、小屋にたどり着いて誤りに気が付いたという。
 バリエーションルートを制するパーティがこの分岐で道を誤ったことが何とも滑稽な気がする。
 余程緊張の糸が緩んだということか。
 今度も休むことなく武能岳に向かって行く。
 その後ろ姿をしばらく見送った。

 次に、武能岳方向から2人のパーティが茂倉山頂に向かってきた。
 前日、いったん駐車場を出た車の方々だった。
 ワタシより遅れて出発し、清水峠の避難小屋で一泊した後、ここで追いついたのだという。
 お互い雨にたたられ苦しかったことや小屋のことなどを話した。
 ワタシが道迷いをした池ノ窪でのことは話題にならなかったので順調に進んだようで安心した。
 親近感が湧く笑顔が印象的だった。

◆暦
 前橋(群馬県)
 2016年5月4日(水)
 日の出 4:47
 日南中時 11:41
 日の入り 18:34
 月の出 3:03
 月南中時 9:12
 月の入り 15:30
 正午月齢 26.7

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コメント

こんにちは!
LArcさん、こんにちは!

雨中のスタートでも笠ヶ岳山頂以降は天気も一転!
あの時は朝日岳ではどんよりだった気がするので本当に最高のタイミングでしたね!!
残雪を纏った山々は一味違った美しさです!!
2日目も『心眼系 』なのは山頂からの景色だけですね〜

加えての百花繚乱!!
春の息吹が感じられるようです!!

大源太山に行けなかったのは残念ですが、
今回は『タイミング』ではなかったのかもしれませんね。
次回再チャレンジですね!!

蓬ヒュッテのテン場の『一等地』は快適なままでしたか?
自分も久々に行きたくなりましたよ〜!!

馬蹄形お疲れ様でした!!
2016/5/7 17:59
keiさん★
 2年半前の楽しかったことを思い出しながら歩いてきました!
 豪雪地帯も春を迎え「谷川岳って花百・新花百だったかな」と錯覚するほど花々が咲き誇っていました。

 大源太山は、あ・え・て「行かなかった」のです!
 ご一緒したときレコでkeiさんは「宿題」としたので、抜け駆けしなかったのです。
 行きたかったなぁ・・・負け惜しみ・・・

 蓬ヒュッテのテン場は少し池塘が広がっているようでした。
 草絨毯がまだ短かったうえ、雨上がりで湿気を含んでいたので、以前ほどの快適性はなく少し残念。。。
 でも、馬蹄形のコース上でテン泊できて朝日岳の眺望や沈む夕陽を堪能できる点では一等地であることは間違いありませんでした。

 コメントありがとうございました。
2016/5/8 23:25
眩しい!
道迷いの思い出があったようですが…。
今回はとても美しい馬蹄形を描けましたね

5月の谷川。今年は本当に雪が少ないようですが、
だからこそ稜線歩きも楽しそうですね。
もちろん、稜線まで出るのもたいへんですし、
最後もロープウェイを使わずの下山。
さすがは我らが歩荷担当のLArcさん

私は未踏エリアなので、イメトレさせていただきました。
蓬ヒュッテ、新築なんですね! 覚えておきます

ちなみに余談で、稜線に雲がかかった谷川の方が、
私のイメージにはぴったりなのです。
それを見せてくださり、ありがとうございます
2016/5/8 16:09
wwさん★
 wwさんに褒められた!
 そう!ロープウェーを使っていないんです<(`^´)>・・・当然って言いました?
 しかし、道迷いを犯す体たらく・・・まだまだ修行が足りませんね。

 谷川のガスに関しては、以前、読み物で「年間340日霧が発生する」とあったように記憶しています。
 つまりガスが発生しないのは年間たった20日ほど!!
 視界が遮られるのは正常なことのようです。
 そんなやっかいもののガスですが、谷を駆け上がり稜線を越えていく様子がすごくダイナミックでした。
 近くてよき山、谷川岳・・・イイ思い出になりました。

 コメントありがとうございました。
2016/5/8 23:25
馬蹄形ってUの字…
こんにちは。
まるっと歩いちゃってるじゃないですか(^_^)
さすが、我らが歩荷担当、ラルクさん\(^o^)/

最初の写真からは思いもよらない青い空
美しい稜線を楽しんでこられたのですね。
よかったよかった。
私にとっての谷川岳は、まだまだ遠いお山ですが、今年こそはもう少しお近づきになれたらいいなぁと思います。
っていうか、そんなに迷いやすいんだ~_~;
まずそこの対策が先だなぁ…

それと、二年前の握手。
懐かしく思い出させていただきました。
あれはいい絵でしたね(^_−)−☆
2016/5/9 18:57
muniさん★
 2年前のレコ、覚えていただいたんですね。
 ありがとうございます。

 で、今回・・・馬蹄形ではない!と。。。
 確かに、白毛門登山口に掲げられた概念図によると、登りか下りでロープウェーに乗るようになっているんですね。
 そうするとUの字になるので、まさに馬蹄形。
 ということはワタクシ、本当はレコタイイトルで馬蹄形と冠してはいけないのであります。
    これだから素人は・・・(-。-)y-゜゜゜
    ケチって乗らなかっただけ・・・( ´艸`)
    そんなんだから道迷いするんだ!!( `ー´)ノ
 このうちのどれか、または全部思われても仕方ありませんね。。。

 コメントいただきありがとうございました!!
2016/5/9 22:05
丸い馬蹄形
こんにちはー。

メジャー過ぎて実は行っていない谷川馬蹄形 。。
キレイなのは写真を見れば一発なのですけどね
自分が歩きに行くのはまだまだ先になりそうですが、"その時"がきたら参考にしたいなと思います!
2016/5/10 17:38
ジョーさん★
 あらら、ここにも未踏とおっしゃる方が・・・
 とっくの昔に制覇しているかと思っていました。
 しかし、そのレコを見た記憶はないですね。。。

 メジャーすぎて夏は混雑しますね。
 今は比較的人少なめではないでしょうか。
 ”その時”早く訪れるとイイですね。
2016/5/10 20:12
プロフィール画像
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