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Yamareco

記録ID: 863949
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

GWなのにがらがら?! 新緑まぶしい雲取山(日原から野陣尾根)

2016年05月05日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
09:08
距離
17.2km
登り
2,097m
下り
2,099m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:33
休憩
1:35
合計
9:08
8:37
53
八丁橋
9:30
9:30
25
大ダワ林道分岐
9:55
9:55
105
富田新道入口(唐松谷林道分岐)
11:40
11:50
55
サワラノ平
12:45
12:45
15
小雲取山
13:00
14:15
15
雲取山
14:30
14:30
95
小雲取山
16:05
16:15
28
富田新道入口
16:43
16:43
62
大ダワ林道分岐
17:45
ゴール八丁橋ゲート
天候 晴(ほぼ快晴)
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日原街道から日原林道に入り、八丁橋ゲート前に駐車。
コース状況/
危険箇所等
・日原林道は舗装・未舗装入り交じり。八丁橋手前約2kmは道悪し。
・八丁橋ゲートに登山ポストはなし(奥多摩駅登山ポストに投函した)。
・八丁橋から大ダワ林道分岐まで道標によると4.5km。
▼富田新道(野陣尾根)
 唐松谷林道(現在通行禁止)との分岐(1100m)からやや急な登りが、1500m
 付近まで続く。枯葉が堆積している。尾根が広いのでテープを目印に進む。
 1700m付近(サワラノ平)まで登ると、緩やかな尾根が石尾根との合流点まで
 続く。
・小雲取山〜雲取山
 石尾根の続きの広く緩やかな道。眺望良し。
その他周辺情報 ・もえぎの湯(\780、1時間)。
 奥多摩駅から青梅街道を青梅方向に車で3分(トンネル手前を右)。
八丁橋ゲート手前の駐車場。ゲート直前にも10台ほどの駐車スペースあり。登山に、渓流釣りの人たちの車。
2016年05月05日 08:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 8:37
八丁橋ゲート手前の駐車場。ゲート直前にも10台ほどの駐車スペースあり。登山に、渓流釣りの人たちの車。
小一時間で大ダワ林道分岐。左下に一度雲取谷へ下りていく。
(大ダワ林道コースは崩落のため通行禁止。)
2016年05月05日 09:29撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 9:29
小一時間で大ダワ林道分岐。左下に一度雲取谷へ下りていく。
(大ダワ林道コースは崩落のため通行禁止。)
ぐっと下りると…
2016年05月05日 09:34撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 9:34
ぐっと下りると…
渓流が見えて…
2016年05月05日 09:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 9:38
渓流が見えて…
吊橋を渡る。この辺りは4つの沢の合流点で、涼気あふれてます。
2016年05月05日 09:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 9:38
吊橋を渡る。この辺りは4つの沢の合流点で、涼気あふれてます。
吊橋を渡ると、本格的な登り開始。
2016年05月05日 09:39撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 9:39
吊橋を渡ると、本格的な登り開始。
2016年05月05日 09:40撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 9:40
新緑がまぶしいです。
2016年05月05日 09:50撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 9:50
新緑がまぶしいです。
唐松谷林道と富田新道(野陣尾根)の分岐点。右へ登る。唐松谷林道は通行止め!(渓流沿いでそれほど急でもなく気持ち良さげなのだが…)
2016年05月05日 09:58撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 9:58
唐松谷林道と富田新道(野陣尾根)の分岐点。右へ登る。唐松谷林道は通行止め!(渓流沿いでそれほど急でもなく気持ち良さげなのだが…)
さらに新緑がまぶしいです。穏やかに見えますが、道はけっこう急な登りです。
2016年05月05日 10:11撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 10:11
さらに新緑がまぶしいです。穏やかに見えますが、道はけっこう急な登りです。
「雲取山」の左右下に落書きがあるのだが、トレランはどうか知らないが50分じゃ着かないよ。
2016年05月05日 10:27撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 10:27
「雲取山」の左右下に落書きがあるのだが、トレランはどうか知らないが50分じゃ着かないよ。
道標の先をしばらく行くと、ミヤマツツジ(ミツバツツジ)が咲き誇っている一帯があった。
2016年05月05日 10:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 10:30
道標の先をしばらく行くと、ミヤマツツジ(ミツバツツジ)が咲き誇っている一帯があった。
色合いが何とも絶妙ですね。
2016年05月05日 10:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
5/5 10:32
色合いが何とも絶妙ですね。
2016年05月05日 10:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 10:33
野陣尾根は幅広の道が続きます。
2016年05月05日 10:45撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 10:45
野陣尾根は幅広の道が続きます。
幅が広くて一体どこが道なのか。踏み跡とテープを目印に進む。
2016年05月05日 11:14撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 11:14
幅が広くて一体どこが道なのか。踏み跡とテープを目印に進む。
左に踏み跡があるが、テープは正面の木にあるのでテープ方向に進んだが、根がごつごつしていて余計な体力を使ってしまった。
左の踏み跡が先の方で合流していた。(帰りに撮影)
2016年05月05日 15:50撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 15:50
左に踏み跡があるが、テープは正面の木にあるのでテープ方向に進んだが、根がごつごつしていて余計な体力を使ってしまった。
左の踏み跡が先の方で合流していた。(帰りに撮影)
道ではない方を歩いていたら見つけた。いつの時代の遺物だ?(でもバーコードはあるな)
2016年05月05日 11:18撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 11:18
道ではない方を歩いていたら見つけた。いつの時代の遺物だ?(でもバーコードはあるな)
やっと尾根の上、1,700m地点まで出た模様。
2016年05月05日 11:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 11:44
やっと尾根の上、1,700m地点まで出た模様。
空が開けてきて、道がなだらかになった。
2016年05月05日 11:48撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 11:48
空が開けてきて、道がなだらかになった。
草原が広がり、気持ちの良い空。日向ぼっこして昼寝したい…。それにしてもほとんど人に会わない。独り占めという感じの空間。
2016年05月05日 12:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 12:12
草原が広がり、気持ちの良い空。日向ぼっこして昼寝したい…。それにしてもほとんど人に会わない。独り占めという感じの空間。
野陣尾根をさらに進むと、突如左に開けた場所から、
富士山がどどーんと現れた。
2016年05月05日 12:23撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
3
5/5 12:23
野陣尾根をさらに進むと、突如左に開けた場所から、
富士山がどどーんと現れた。
天気が良くて良かった。ここでしばらくぼうっと眺めていたいところだが。
2016年05月05日 12:22撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 12:22
天気が良くて良かった。ここでしばらくぼうっと眺めていたいところだが。
この辺り1,845mの権衛ノ頭というあたりか。短い草原とカラマツ林が続き、気持ちの良いポイント。
2016年05月05日 12:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
5/5 12:30
この辺り1,845mの権衛ノ頭というあたりか。短い草原とカラマツ林が続き、気持ちの良いポイント。
左の眼下に、奥多摩湖対岸の仏舎利塔が見えた。あちらが鴨沢の方だ。ぼちぼち石尾根と合流かな。
2016年05月05日 12:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 12:42
左の眼下に、奥多摩湖対岸の仏舎利塔が見えた。あちらが鴨沢の方だ。ぼちぼち石尾根と合流かな。
小雲取山直下で石尾根と合流。にわかに人の姿が多くなってきた。さすがメインルート。
2016年05月05日 12:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 12:44
小雲取山直下で石尾根と合流。にわかに人の姿が多くなってきた。さすがメインルート。
小雲取から石尾根ルートを見ると、その先に富士山が気持ちよくそびえる!
2016年05月05日 12:43撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 12:43
小雲取から石尾根ルートを見ると、その先に富士山が気持ちよくそびえる!
やっぱり絵になる。飽きません。
2016年05月05日 12:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 12:44
やっぱり絵になる。飽きません。
目を転ずると、南アルプスもくっきり!右から北岳・間ノ岳の日本No.2,3、塩見岳がちょこっと見えて、左は荒川岳・赤石岳。これまた壮観。
2016年05月05日 12:45撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 12:45
目を転ずると、南アルプスもくっきり!右から北岳・間ノ岳の日本No.2,3、塩見岳がちょこっと見えて、左は荒川岳・赤石岳。これまた壮観。
あちらは西の飛龍山だろうか。ずっと奥、奥仙丈ヶ岳の方まで奥秩父の山並みが続く。
2016年05月05日 12:46撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 12:46
あちらは西の飛龍山だろうか。ずっと奥、奥仙丈ヶ岳の方まで奥秩父の山並みが続く。
雲取山まであと少し。
2016年05月05日 12:47撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 12:47
雲取山まであと少し。
もう一息。避難小屋がはっきり見えてきた。この辺り、秋に来た時も黄葉が美しかったが、春は草も黄緑でまた違った美しさ。
2016年05月05日 12:55撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 12:55
もう一息。避難小屋がはっきり見えてきた。この辺り、秋に来た時も黄葉が美しかったが、春は草も黄緑でまた違った美しさ。
今日は避難小屋にも結構人が泊まるんじゃないだろうか。
2016年05月05日 12:59撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 12:59
今日は避難小屋にも結構人が泊まるんじゃないだろうか。
雲取山に到着。やはりなかなか人がいる。
2016年05月05日 13:01撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 13:01
雲取山に到着。やはりなかなか人がいる。
前回はこんなに晴れていなかったので、うれしい。この看板、新しくなっていました(前はぼろぼろに朽ちていた)。
2016年05月05日 13:05撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5
5/5 13:05
前回はこんなに晴れていなかったので、うれしい。この看板、新しくなっていました(前はぼろぼろに朽ちていた)。
雲取山と富士山!うまく収まった。
2016年05月05日 13:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 13:20
雲取山と富士山!うまく収まった。
またしてもですが、富士山。何度見ても良いものは良いのです。
2016年05月05日 13:03撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 13:03
またしてもですが、富士山。何度見ても良いものは良いのです。
山頂からの南アルプス。ここからだと間ノ岳の辺りが少しかぶりますが、右端の方に甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が見えます。
2016年05月05日 13:04撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 13:04
山頂からの南アルプス。ここからだと間ノ岳の辺りが少しかぶりますが、右端の方に甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が見えます。
雲の感じといい、何ともおだやか。かなり気温は高かったが、標高2,017mの風は心地よい。
2016年05月05日 13:04撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 13:04
雲の感じといい、何ともおだやか。かなり気温は高かったが、標高2,017mの風は心地よい。
2016年05月05日 13:04撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 13:04
トレランで奥多摩駅から上がってきたこの方と、写真を撮り合った後に一緒に昼食した。
2016年05月05日 13:10撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 13:10
トレランで奥多摩駅から上がってきたこの方と、写真を撮り合った後に一緒に昼食した。
避難小屋上の岩場から東側、石尾根を望む。奥多摩駅から石尾根を4時間半で登ってきた?とんでもない!
2016年05月05日 13:24撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 13:24
避難小屋上の岩場から東側、石尾根を望む。奥多摩駅から石尾根を4時間半で登ってきた?とんでもない!
2016年05月05日 13:24撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 13:24
昼食を摂っていたら、岩場を下りた所にシカが出てきた。人が結構歩いているのに、へーぜんとして慌てることもなく道を横切って行った。
2016年05月05日 14:04撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 14:04
昼食を摂っていたら、岩場を下りた所にシカが出てきた。人が結構歩いているのに、へーぜんとして慌てることもなく道を横切って行った。
トレランの方とは小雲取でお別れ。3時間半で下りると話していました。がんばってください!
2016年05月05日 14:29撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 14:29
トレランの方とは小雲取でお別れ。3時間半で下りると話していました。がんばってください!
私はまた富田新道を行く。少し陽が傾いてきて、林が何ともいえず穏やか。昼寝したい…。
2016年05月05日 14:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 14:37
私はまた富田新道を行く。少し陽が傾いてきて、林が何ともいえず穏やか。昼寝したい…。
西日があたったカバノキが美しい。
2016年05月05日 14:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 14:44
西日があたったカバノキが美しい。
2016年05月05日 14:47撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 14:47
サワラノ平あたりまで下りてきた。午後の日差しはおだやかで、後はゆっくり下りるだけ。気怠い…。でもこんな時が危ないと気を引き締める。ここから下りがきつくなる。
2016年05月05日 15:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 15:13
サワラノ平あたりまで下りてきた。午後の日差しはおだやかで、後はゆっくり下りるだけ。気怠い…。でもこんな時が危ないと気を引き締める。ここから下りがきつくなる。
目に青葉! 野陣尾根の下りは予想以上にきつく感じて、ちょっと遊んでみた。
2016年05月05日 15:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 15:56
目に青葉! 野陣尾根の下りは予想以上にきつく感じて、ちょっと遊んでみた。
唐松谷林道との合流点まで下りた。
2016年05月05日 16:04撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 16:04
唐松谷林道との合流点まで下りた。
この辺りのブナ林は本当に新緑が美しい。
2016年05月05日 16:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 16:19
この辺りのブナ林は本当に新緑が美しい。
吊橋!あと少し。
2016年05月05日 16:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 16:30
吊橋!あと少し。
行きは気づかなかったのだが、吊橋から下流を見下ろすと、左岸に道らしきがついていて、その先に巨大な木が渡してある。あれは山作業に入るための道なんだろうか?
2016年05月05日 16:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 16:33
行きは気づかなかったのだが、吊橋から下流を見下ろすと、左岸に道らしきがついていて、その先に巨大な木が渡してある。あれは山作業に入るための道なんだろうか?
大ダワ林道の合流点に出る。後は林道沿いに下る。けっこう長い…。
2016年05月05日 16:43撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 16:43
大ダワ林道の合流点に出る。後は林道沿いに下る。けっこう長い…。
近くに道標があった。八丁橋の所が2.0kmとなっていたから、4.5kmもあるのか??
2016年05月05日 16:45撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 16:45
近くに道標があった。八丁橋の所が2.0kmとなっていたから、4.5kmもあるのか??
行きは急いでいたので周りをあまり見ていなかったが、全山新緑に包まれています。
2016年05月05日 16:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 16:44
行きは急いでいたので周りをあまり見ていなかったが、全山新緑に包まれています。
ふと見ると、人が入れそうにない高みに、まだヤマザクラが。
2016年05月05日 17:03撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
5/5 17:03
ふと見ると、人が入れそうにない高みに、まだヤマザクラが。
このルートは雲取山に至るまで、水場がない。日原林道上途中に名栗沢橋という橋があり、その沢にはすぐ行けるので、そこで補給しておくとよい。汗まみれの顔を洗った。
2016年05月05日 17:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 17:12
このルートは雲取山に至るまで、水場がない。日原林道上途中に名栗沢橋という橋があり、その沢にはすぐ行けるので、そこで補給しておくとよい。汗まみれの顔を洗った。
あの切れ目のあたりが、石尾根のブナ坂(ブナダワ)辺りになるのだろうか。
2016年05月05日 17:15撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 17:15
あの切れ目のあたりが、石尾根のブナ坂(ブナダワ)辺りになるのだろうか。
八丁橋ゲートに戻る。富田新道、なかなかの道でした。
2016年05月05日 17:47撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
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5/5 17:47
八丁橋ゲートに戻る。富田新道、なかなかの道でした。
すぐ脇には北西にある天祖山・水松山からの道も合流。
2016年05月05日 17:49撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 17:49
すぐ脇には北西にある天祖山・水松山からの道も合流。
おまけ。八丁橋から見下ろした日原川。朝は川原に下りている人たちがいた。
2016年05月05日 17:50撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
5/5 17:50
おまけ。八丁橋から見下ろした日原川。朝は川原に下りている人たちがいた。
撮影機器:

感想

初めて雲取山に登った時は紅葉の季節だったが、利用者の多い鴨沢ルートを使った。素晴らしい道だったが、東京都民としては多摩川の支流・日原川を詰めて東京都最高峰まで行ってみたいとも思っていた。こちらの利用者はあまり多くないようだが、5月新緑の季節、日原側から登ろうと決めた。

本来は日原川から大雲取谷を遡って行きたいところだが、その道大ダワ林道は数年前に崩落して通行禁止となっている。南側の唐松谷林道もまた同様。残るは野陣尾根を登る富田新道だが、等高線を読むと結構きつい登りのように思える。

八丁橋のゲートには大型連休中にも拘らず、それほど車は停まっていない。渓流釣りに行く人、登山の人、沢登り(?)に行く人などそれぞれだ。渓流釣りに行く御年81になるおじさんと話していたら、去年9月に雲取谷で背後からクマに襲われたという話になった。いきなり後ろから押されたが、まるで人間に押されたようだったという。左二の腕に最初は軽く噛みつかれたが、目が合ったらきつめに噛んできたそうだ。大声を出したところ逃げていったが、傷を負ったので下山した。傷の跡は今はもうほとんどわからない。お気をつけて行って下さいと言って別れた。

大ダワ林道分岐までは幅広の日原林道を歩く。車通行止めとなっているから、八丁橋ゲートまでの道よりよほど状態がよい。分岐から下りて吊橋を渡ると登りが始まる。唐松谷林道分岐を右に山に入ると、富田新道(野陣尾根)の始まりだ。
いきなりきつめの登り。尾根の上に出るまでは、急坂が続く。しかし尾根は広く、林はゆったりとして、きわめて緩やかなところを登っていくような錯覚を起こす。
新緑がまぶしい季節だ。ブナ林の若い緑がとても美しく、しんどいながらも尾根に上がるまでの広々とした林が広がる風景は予想していたよりも穏やかな感じがして、この季節にこの道を行くのは正解と思えた。

それにしてもこの気持ちの良い道、見通しが良いのでクマに突然遭遇する心配はしなかったものの、まるで人に会わない。自分より先に出発した数人にどこかで会うかと思ったが全く追いつかないことからすると、ゲートから天祖山の方へ上がっていった様子だ。小雲取山に出るまでに下山の人と会ったのが5,6人のみ。

そのうちの一人の方としばし話をしたら、早朝に八丁橋を出て天祖山から長沢背稜周りで雲取山に出て下山中とのことで、よく富田新道を使っているようだった。
いわく、この道を使う人はあまり多くなく、大型連休中の今日はまだよく人に会う方で、富田新道は静かにゆっくりと登山が楽しめるお勧めのコースとのことだった。
積雪期にはこの広い尾根はどこが道がわからなくなるので、テープを慎重に辿って進むと話していた。

標高1,700mのサワラノ平まではほぼきつい登りだが、サワラノ平まで出るとあとはゆるやかな尾根道が小雲取山まで続いている。方々に草原が広がっている。天気も良い。昼寝したい気分だ。
1,800mの権衛ノ頭という辺りに来ると、左手林の切れ目から突然富士山が目に入った。ここは富士山を眺める絶好のポイントだ。

小雲取山で石尾根と合流すると、富田新道とは打って変わって多くの人が歩いていた。さすがに大型連休のメインルートという感じだった。
雲取山頂からは富士山、南アルプス、奥秩父の連山が全て見渡せた。前回登った時は東側のみしか見通せなかったので、登ってきた甲斐があった。

山頂で出会ったトレランの方と昼食がてら話をした。奥多摩駅から石尾根を4時間半で上がってきたそうだ。普通8,9時間かかるルートではなかったか。7回目の挑戦で山頂までたどり着いたのが今回で3回目ということで、自分に対する挑戦だと話していた。ずっと高校から社会人までラグビーをやっていて、自分より年配の方だったが他にマラソン、音楽、写真と趣味が多く、いろいろ趣味の点で話が合ったので楽しい時間だった。

彼は3時間半で奥多摩駅まで下りると行って、小雲取で別れた。自分は富田新道をのんびりと戻っていった。帰路も出会ったのは登ってくる2人だけで、本当に大型連休の雲取山なのかという感じだったが、その分何の気兼ねもなくのんびりと歩いた。
帰路は日原林道に出てからが単調でだらだらとなってしまったが、野陣尾根を行く富田新道はこの季節、ブナ林の新緑が広々と広がっていて、気持ちの良い道だった。

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コメント

眺望が素晴らしい!
眺望に恵まれましたね、うらやましいです!
富田新道、新緑がきれいです。静かなのがいいですが、そんな話しを聞いた後では、物音にびくびくしそうです。
唐松谷林道、さらに静かな沢沿いコースで、ちょっと寂しいかも。
2016/5/7 8:34
Re: 眺望が素晴らしい!
ありがとうございます
soranoiroさんは逆側のヨモギ尾根破線コースから登っていましたが、
あちらも連休に関わらずさらに人のいないコースでしたね。
何度も雲取山に登られているんですね。
唐松谷林道がさらに静かなコースという話、惹かれます。
現在は通行止めで行けませんが…。
2016/5/7 22:28
素敵なコースですね
はじめまして・・・・・・・
私も野陣尾根が好きで何度か登降していますが、大ダワ林道、唐松林道が通行止めのため周回できないのが残念です。
 昔は日原林道が車で通行できたので、大ブナ別れに車をデポし、大ダワ林道〜野陣尾根(富田新道)と、周回するのが素敵なコースでした。特に今の時期、新緑の頃は最高ですね。石尾根コースの喧騒とは打って変わり静寂そのもので、静かに山歩きを楽しむにはうってつけです。
 綺麗な写真を堪能させていただきました。
有難うございます。
2016/5/7 13:34
Re: 素敵なコースですね
bondonno様、はじめまして。コメントありがとうございます
昔は大ブナ別れまで車で入れたのですね。
私も以前地図を見ていて、大ダワ林道から雲取山に登って、
野陣尾根か唐松谷林道で下りてくる周回ができたら楽しいだろうなと思っていたのですが、
数年前から大ダワ林道、唐松谷林道とも通行止めになっているのは残念です。
富田新道はきつそうな尾根だなと思っていましたが、確かに楽ではなかったですが、
仰るとおり新緑の林が大変美しく広々とした尾根を続いていて、
連休中の喧騒とも無縁で、素晴らしいコースだということがよくわかりました。
日原側から登る雲取山は、やはり基本的に川沿いに遡行する魅力があると感じました。
bondonnoさんもよく奥多摩に行かれているとのこと、
記録を参考にさせてもらえればと思います。
2016/5/7 22:46
新緑が綺麗!
私も雲取山へは鴨沢か石尾根コースしか歩いた事がなかったので
こちらのコース、興味を持って読ませていただきました
雲取山へは4回登っていますが、同じ山でもコースが違うと
また随分と違う雰囲気が味わえるのでしょうね、そして歩く人が少なくて
静かなコースが好きなので、いつかは歩いてみたいと思いました
雲取山では鹿さんに会った事がないので私も見てみたいです
2016/5/7 14:11
Re: 新緑が綺麗!
popieさんも雲取山に4回も登っているんですね
私は逆に石尾根をまだ行ったことがないんです。
あの長いコースは日帰りでやるにはきつそうで、
(今回トレランの方はやっていましたがwww)
小屋泊して下りで使う感じかなと思っています。
静かなコースが好きということであれば、お勧めのコースです。
きつそうな尾根と予想していましたが、それを上回る風景の良さがあったのは発見で、
アプローチがやや不便なことからあまり人が多くないのでしょうが、
それゆえにゆったりと歩けると思います
カモシカには今回会えませんでした
そんなに簡単には会えないか…
2016/5/7 23:04
お疲れさまでした
雲取山、長年いつか登ってみたい候補の筆頭であるのになかなか行けない山の1つです。展望よし、緑よし、静かさよしの三拍子揃った山なのですね。しかし距離はそうでもないようですが、累計標高差2,000m以上ですか。かなりありますねぇ 写真とレポ、大変参考になりました。ありがとうございます!
2016/5/7 23:55
Re: お疲れさまでした
ryoさん、こんばんは!
丹沢主脈や同角山陵の日帰り縦走を成し遂げたryoさんの足であれば、
雲取山日帰りもできますよ
メインルートの一つ・鴨沢ルートなら、道が広々としていて気持ち良いためか、
大倉尾根の登りより少し楽な感じがしましたし、累積標高差も2,000まではいかないのでは?
ぜひぜひトライしてみてくださいませ
2016/5/8 22:23
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