ヤマレコ

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記録ID: 864591 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走大峰山脈

大峰山 北奥駆

日程 2016年04月30日(土) 〜 2016年05月03日(火)
メンバー kazu-yama
アクセス
利用交通機関
電車バス

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
10時間30分
休憩
1時間0分
合計
11時間30分
S近鉄吉野駅04:0004:00吉野山駅05:00金峯山寺05:00吉野水分神社05:00高城山05:00奥千本口バス停06:00金峯神社06:00青根ヶ峰08:00四寸岩山08:1008:20足摺の宿跡09:10二蔵宿小屋10:20大天井ヶ岳10:3011:10五番関11:3013:10洞辻茶屋13:2013:20西の覗岩14:40山上ヶ岳14:5015:30小笹ノ宿
2日目
山行
8時間30分
休憩
1時間0分
合計
9時間30分
小笹ノ宿04:0004:40阿弥陀ヶ森04:5006:00大普賢岳06:00国見岳07:40七曜岳07:5007:50行者の水場08:40行者還岳09:00行者還小屋09:2009:20天川辻09:20しなの木出合10:30一ノ垰10:30一の垰プレート11:00奥駈道出合11:2011:20弁天の森11:20聖宝ノ宿跡13:30弥山小屋
3日目
山行
9時間40分
休憩
40分
合計
10時間20分
弥山小屋04:2004:20弥山04:20国見八方覗04:50大峰山05:10明星ヶ岳05:2006:00五鈷峰07:00舟ノ垰07:00楊枝ノ森07:30楊子ノ宿08:20仏生ヶ岳09:20孔雀岳10:50釈迦ヶ岳11:0011:40深仙ノ宿12:0012:30大日岳12:30二ツ岩14:40小仲坊
4日目
山行
3時間40分
休憩
0分
合計
3時間40分
小仲坊05:5009:30前鬼口G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図 [pdf]
2016年05月の天気図 [pdf]

写真

四寸岩山 頂上
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四寸岩山 頂上
足摺宿
中は周囲にベンチのみの土間、トイレ無し
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足摺宿
中は周囲にベンチのみの土間、トイレ無し
二蔵宿小屋
内部は板張りの間有、簡易トイレあり
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二蔵宿小屋
内部は板張りの間有、簡易トイレあり
大天井ヶ岳頂上
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大天井ヶ岳頂上
1
五番関 女人結界門
ここから山上ヶ岳方向は女人禁制
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五番関 女人結界門
ここから山上ヶ岳方向は女人禁制
洞辻茶屋
登山道はこの茶屋の中を抜けており、中にお店と休憩所有
5月3日が大峰山寺の戸開け式のため、店の方が開店準備をしていた
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洞辻茶屋
登山道はこの茶屋の中を抜けており、中にお店と休憩所有
5月3日が大峰山寺の戸開け式のため、店の方が開店準備をしていた
洞辻茶屋の内部の休憩所
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洞辻茶屋の内部の休憩所
行場の西の覗
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行場の西の覗
西の覗から下を望む
写真だとあまり高度感が無い
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西の覗から下を望む
写真だとあまり高度感が無い
大峰山 山上ヶ岳 頂上お花畑
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大峰山 山上ヶ岳 頂上お花畑
1
山上ヶ岳頂上 大峰山寺
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山上ヶ岳頂上 大峰山寺
2
小笹宿
ここでテント泊、いい雰囲気のテント場で沢の水が豊富
ただしトイレは無い
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小笹宿
ここでテント泊、いい雰囲気のテント場で沢の水が豊富
ただしトイレは無い
2日目早朝、阿弥陀ヶ森分岐の女人結界門
ここから山上ヶ岳方向は女人禁制
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2日目早朝、阿弥陀ヶ森分岐の女人結界門
ここから山上ヶ岳方向は女人禁制
大普賢岳頂上
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大普賢岳頂上
1
行者還岳頂上
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行者還岳頂上
1
行者還避難小屋
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行者還避難小屋
1
聖宝ノ宿跡 理源大師像
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聖宝ノ宿跡 理源大師像
弥山からの八経ヶ岳
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弥山からの八経ヶ岳
1
弥山頂上 天河大弁財天社奥の院
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弥山頂上 天河大弁財天社奥の院
1
3日目 早朝
八経ヶ岳 頂上
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3日目 早朝
八経ヶ岳 頂上
2
明星ヶ岳 頂上
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明星ヶ岳 頂上
1
明星ヶ岳からの釈迦ヶ岳方向
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明星ヶ岳からの釈迦ヶ岳方向
仏生ヶ岳 頂上
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仏生ヶ岳 頂上
1
楊子ヶ宿小屋
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楊子ヶ宿小屋
鳥の水
渇水期には涸れることがあるらしいが、この時は十分な水量があった。
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鳥の水
渇水期には涸れることがあるらしいが、この時は十分な水量があった。
孔雀岳 頂上
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孔雀岳 頂上
釈迦ヶ岳頂上の お釈迦様の立像
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釈迦ヶ岳頂上の お釈迦様の立像
3
大日岳頂上の 大日如来像
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大日岳頂上の 大日如来像
1
太古辻の分岐
ここから南が南奥駆道
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太古辻の分岐
ここから南が南奥駆道
1
前鬼への急な下り
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前鬼への急な下り
前鬼 小仲坊の宿坊
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前鬼 小仲坊の宿坊
前鬼から林道を約10キロ下った前鬼口
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前鬼から林道を約10キロ下った前鬼口

感想/記録

4月29日 移動、吉野周辺(金峯山寺、水分神社、金峰神社等)観光、民宿泊

1日目 4月30日
 早朝、まだ暗い4時に宿を出発し、七曲坂を登り始める。金峯山寺、水分(みまくり)神社を過ぎ、奥千本口の金峯神社修験門(05:50)まで約2時間。
 門をくぐり急坂を登ると金峯神社、ここから山道になる。西行庵との分岐にある東屋を過ぎ、青根ヶ峰を巻いて進むと舗装された林道に出る。以降しばらく林道と登山道を交互に歩く。
 林道から四寸岩山への登山道に入り、モノレールと沿うように登る。何もない試み茶屋跡を過ぎ、四寸岩山(1,235.9m)(07:56-08:10)。
 四寸岩山から下って足摺宿(08:24)、小屋は祈祷所で、中は周囲にベンチのみの土間。
 下って再び林道に出て、再度山道に入ると百丁茶屋跡(09:08)、立派な二蔵小屋、内部は板張りで、簡易トイレもある。
 ここから、巻き道もあるが通行止めと言う情報があったので、大天井ヶ岳への急な登りをモノレールと並行して1時間強登り、大天井ヶ岳頂上(1,439m)(10:20-30)に到着。頂上から40分下ると五番関(11:10-25)。巻き道の通行止めという標識は確認できなかった。
 五番関には山上ヶ岳方向の女人結界門がある。山上ヶ岳は未だに女人禁制で女性は立ち入ることができない。結界門の近くには女人禁制の注意書きや協力のお願い等がかかれているが、女という字が壊されている。
 五番関から30分弱で鍋カツギ行者(11:52)、役(えんの)行者(ぎょうじゃ)の修行を妨げようとした大蛇が吐いた火の玉を食事用に携行していた鍋を被って防ぎ、呪術で退治したという伝説が残っている。開けた今宿跡(12:16)を過ぎ、天気も良くさわやかな尾根筋の道を登ると洞(どろ)辻(つじ)茶屋(13:11-23)。茶屋の中を登山道が通っており、中には店と休憩所がある。大峰山寺の戸開け式が5月3日なので、店は従業員が今年の開店の準備をしていた。洞(どろ)川(がわ)から登って来たと思われる登山者が数名休憩している。
 陀羅尼(だらに)助(すけ)茶屋(13:34)、陀羅尼助とは役行者が製法を教え伝えたと言われる1300年の歴史を持つ胃腸の薬。陀羅尼助茶屋の少し先から鐘(かね)掛(かけ)岩を経由するコースと西ノ覗の手前に出るコースに分かれており、鐘掛岩コースを登る。急な階段と鎖場を登り、鐘掛岩(14:00)へ、鐘掛岩は上に上がれ役行者の像がある。
 台形上の山上ヶ岳の稜線を進み、行場で有名な西の覗(14:17)へ、下を覗こうと思ったが、さすがに落ちると怖いので、端までは行けなかった。行場らしく高度感は十分。
 いよいよ山上ヶ岳の頂上、大峰山寺へ、宿坊の脇を抜けて大峰山寺の山門をくぐって、少し登ると山上ヶ岳、大峰山寺(14:37-51)。戸開け式前で参拝はできないが、人々が戸開け式の準備をしている。大峰山寺の脇にある笹原が広がる頂上お花畑を歩き、最高点の聖蹟湧出岩へ行った後、大峰山寺前の広場で休憩。今日は長丁場でかなり疲れたが、あと1時間弱で目的地の小笹宿だ。大峰山寺から約40分下り、今日の目的地の小笹宿に漸く到着(15:33)。11時間30分の行動時間だった。小笹の宿は、非常に綺麗な所で、緑の苔が広がり、水量豊富で綺麗な沢が流れ、テント設営が可能な平坦な場所も多く、数十張は展張できると思われる。トイレが無いことが欠点だが楽園のような場所だ。水場に近い平坦な場所を確保しテントを設営して夕食。明日に備えて早めに就寝する。
 ちなみに、ここはdocomoの携帯が繋がった。

2日目 5月1日
 まだ暗い小笹宿を4時過ぎに出発する。暗いので道を間違わないように確認しながらゆっくり歩く。阿弥陀ヶ森は頂上に向かわず少し巻くように進むと阿弥陀ヶ森分岐(04:43-48)に出る。ここにも女人禁制の結界門があり、ここから山上ヶ岳方向に女性が入ることは出来ない。森の中を歩いていると徐々に明るくなり、東の空から太陽が登ってくる。木々の間から大普賢岳の切り立った岩壁が見え隠れする。
 普賢岳への急な登山道を登り、もうすぐで頂上だと思ったら、そこは小普賢岳で目の前に大普賢岳が聳えている。小普賢岳(05:45-50)で少し休憩し大普賢岳に向かう。大普賢岳(1,780.1m)は山上ヶ岳(1,719.4m)よりも60m程標高が高く最後の急登に疲れる。06:01大普賢岳に到着。振り返ると山上ヶ岳が見え、頂上には大峰山寺の屋根が見える。南の方向には、今日の目的地である弥山や八経ヶ岳、釈迦ヶ岳も見える。
 七曜岳に向かう途中には鎖場や木の階段があり、バランスを崩さないように気をつけて進む。振り返ると恐竜の背のように凸凹した大普賢岳の稜線が見える。七曜岳(1,584m)(07:36-45)の頂上は岩場でやや狭い。
 行者還(ぎょうじゃかえり)岳への分岐に荷物をデポし行者還(ぎょうじゃかえり)岳(1,546.6m)(08:40)まで約15分かけて往復する。行者還(ぎょうじゃかえり)避難小屋に向けて急なガレた斜面と木の階段を下る。大きな岩と岩の間からパイプが引かれて、その先から豊富な水が流れ出している。この水場が行者還(ぎょうじゃかえり)避難小屋の水場になっているようだ。天川辻の鞍部に立派な木造の行者還(ぎょうじゃかえり)避難小屋が立っている。中には2部屋と炊事場があり、一つの部屋は2階になっている。トイレもあり快適な避難小屋だ。そこから気持ちの良いササの稜線を歩くが、風も弱まり天気が良いため暑くて疲れる。一(いち)ノ(の)垰(たわ)の分岐を越えて、昔登った行者還(ぎょうじゃかえり)トンネル西口からの登山道と合流する奥駆道出合に11時頃に到着する。約1時間40分休憩なしで歩いたので、ここで15分の長めの休憩をとる。この辺からは登山者が増えて少しにぎやかになる。奥駆道出合から約1時間歩き、聖宝ノ宿跡の理源大師像の前で休憩(12:19-30)し、いよいよ今日最後の弥山への登りになる。岩がゴロゴロした急な登山道と木の階段が続く、暑さと疲れで足が進まない。休み休み登り、漸く弥山小屋の三角の屋根が見え始め一安心する。13:30弥山小屋到着。
 まず、テントの手続きをし、コーラを買って飲み、一息ついてから弥山の頂上に向かう。頂上の天河大弁財天社奥の院に参拝し、登山の安全を祈願する。神社では数名の方が何かの準備をしていた。5月中旬に予定されている弥山奥宮大祭の準備だろうか、それにしては少し早い気がするが。
 弥山小屋に戻りテントを設営し、少し休憩する。夕食は軽量化のためにアルファー化米とカレー等のフリーズドライ食品を一緒にビニール袋に入れたものを持ってきた。これに水を加えて加熱し、沸騰させた後に、しばらく吸水させると米も柔らかい雑炊ができる。軽量で手軽に出来、ゴミも軽減できるので、長期の縦走には最適だ。また、軽量化を考慮した行動食のレーションも、カロリーを従来より少なめにし、全てビニール袋に小分けして持ってきたので、以前のように残ることもないうえに、ゴミも少なく非常に良いレーションだということがわかった。
 夕食後、今日も早めに就寝し、明日の最終日の縦走に備える。今回の山行で、奥駆を吉野から熊野まで縦走する人が意外に多いのにびっくりする。何度か休憩箇所で一緒になり話をした人のほとんどが奥駆を縦走する人で数十名はいると思われる。それだけ魅力的なコースなのだろうが、なにせ一日の行動距離が長いので疲れる。やはり修験道の修行の道なのだ。参考までに、弥山小屋はdocomoの携帯は繋がらない。

 3日目 5月2日
 弥山小屋を04:24に出発。04:52、大峰山の最高峰、八経ヶ岳(1,915.2m)(04:52)頂上、まだ薄暗いので休憩せずに写真だけ撮って通過。約20分で明星ヶ岳(1,894m)(05:12-17)。登山道から少し登った所が頂上。かなり明るくなり、天気も良いので、紀伊半島の山々が望める。この辺の山の名前に詳しくないのが残念だが、今日登る仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳ははっきり見える。
 五鈷峰の周辺は、西側の斜面の崩壊が激しく、一部登山道が付け替えられている所もある。足元は崩れた急斜面のガレ場で、落ちたらまず助からない。慎重に歩けば問題無いが、気を使う。五鈷峰は、どんぐりの様なずんぐりと尖った山で、名前の由来は宗教用具の五鈷(ごこ)杵(しょ)の端の形に似ているからだろう。船ノ垰(07:03)は、場所がはっきり分からなかったが、中央が低く、左右が盛り上がった船のような形の場所があったので、多分そこだろうと思う。
 楊子ノ森は小さなピークを巻いた所だと思うが、どこだろうと思って歩いているうちに楊子ヶ宿小屋(07:32)に出てしまった。ここもイメージと違って山の狭い鞍部に登山道から少し離れた所に小屋が建っていた。内部は確認していないが、外見は木造の綺麗な小屋だった。仏生ヶ岳の登りは、背の低い笹が生えていて登山道を一時見失ったが、高いところを目指して登ると登山道に出ることができた。仏生ヶ岳のピークも登山道から離れている。登山道から登ったピークが頂上かと思ったが、実際はその奥で、思った以上に遠いうえに道が明瞭でないため、帰路を失わないように確認しながら登る。08:17小さな標識と三角点のある仏生ヶ岳(1,805.2m)頂上。再度登山道に戻り、孔雀岳へ向かう。
 孔雀岳の手前には登山道の東側に鳥の水と言う水場がある。渇水期は涸れることがあるらしいが、今日は良く出ている。少し行くと孔雀岳(1,779m)だが、ここの頂上も登山道から離れている。ここもピークかなと思った所のさらに奥に頂上があった。
 登山道から見える尖った釈迦ヶ岳も大きく見え始め、よく目を凝らすと頂上のお釈迦様の像も見える。
 孔雀岳から下った所の鞍部に孔雀覗がある。東側が急激に切れ落ち、下には屏風岩と呼ばれる岩の塔が切り立っている。なかなかの高度感だが、後で写真を見ると今一つ高度感が感じられない。
 ここから釈迦ヶ岳までは、岩場が続き、鎖場等が多くなる。両部分けは大きな岩と岩の間に鞍部があり、鞍部に下りると両側の岩の斜面が切り立っている。登山道は一旦鞍部に下ってから次の岩の左側を巻くように下って再び登っている。岩場が続き、馬ノ背と言われる細い岩のリッジもあるが、慎重に進めば問題は無い。釈迦ヶ岳直下は、かなりの急登のうえ暑さで体力を消耗し、休み休み登る。有名な頂上の釈迦立像の背中が頭上に見え始め、もう少しで頂上だと一安心する。釈迦ヶ岳(1,799.9m)の頂上に出ると数名の登山者が休憩をしていたが、弥山や八経ヶ岳に比べるとはるかに登山者は少ない。10:46-11:00まで休憩し深仙小屋に下る。
 かなり急な斜面を下り30分強で深仙小屋。奥駆を全縦走する計画をたてた時は、ここで宿泊する予定だったが、今日は北半分なので、ここから前鬼まで一日で下る計画とした。暑さで、かなりバテたので、小屋の日陰で長めの休憩をとる(11:37-12:00)。近くの水場に水を補給しに行った人の話を聞くと、水場はちょろちょろなので、下のたらいに溜まっていた水を汲んできたそうだ。
 深仙小屋を出発し、大日岳に登る。ここは行場になっており、鎖が張られた絶壁のような所は立ち入り禁止の標識がある。頂上へは迂回ルートがあり、そこを登る。頂上(1,568m)(12:25)には大日如来の座像がある、釈迦ヶ岳の釈迦像といい、大日岳の大日如来像といい、どのようにして持ち上げたのだろうかと思うとともに昔の人々の宗教心の深さに驚かされる。
 太古の辻まで下ると、「これより大峰南奥駆道」という標識がある。ここで下るのは後ろ髪を引かれる思いであるが、南奥駆は次の機会とし、前鬼に向かって下る。
 前鬼までの下りも急で、木の階段が続き、足に負担がかかる。途中珍しい2本の岩柱がそそり立つ両童子岩が圧巻である。登山道は岩がゴロゴロした沢筋を下るところもあり、近年の大雨の影響だと思うが、道が荒廃した所も数ヵ所ある。長い下りに疲れ果てて下っているとチェーンソーの音が聞こえ始め小屋が近いことがわかる。五鬼童住居跡と書かれた石垣が積まれた場所を過ぎると、一軒だけ残っている宿坊の小仲坊(おなかぼう)に漸く到着(14:39)。小仲坊で、まず沢水で良く冷えたポカリスエットを買って飲み、テント泊の手続き(500円)をする。
 ここもdocomoは繋がらないので、妻への下山の連絡は宿坊の横にある懐かしい電話ボックスから行う。なんとピンク電話で10円玉しか使えない。妻に電話し無事下山したことを伝えるが、10円玉が飛ぶように無くなってゆく。大学生の頃を思い出して、懐かしい気持ちになる。
 広いテン場でテントを設営し一休みしていると10名くらいの登山者が下山してくる。大半の人が私と同じ吉野からの縦走者だった。テント泊だと小仲坊にあまりお金を落とせないので、仕方なくビール(500円)を2本買って飲む。
 宿坊のご主人にバスの時刻等を確認している時に、前鬼口から大和上市とは逆方向に3駅くらい行った所の池原と言う所に温泉があるので、朝の下りのバス(前鬼口10:29発)で池原に向かい、池原で温泉に入って食事をした後に、大和上市行のバス(池原15:14発)に乗れば良いと教えてもらう。
 明日は池原の温泉に行くことにし、前鬼口に向かう途中で不動七重滝に向かうことにする。

4日目 5月3日
 朝05:45に前鬼小仲坊のテント場を出発する。前鬼までの林道は舗装されており、前鬼口までは約10キロ歩くことになる。
 途中不動七重滝を見るために森林浴遊歩道を行くが、これが意外に遠い上に急な階段を登ったり下りたりで、往復に1時間10分程かかり、かなり疲れた。しかし、展望所から間近に見た不動七重滝はかなりの迫力だった。
 長い林道を歩き、09:24に前鬼口のバス停に到着。漸く携帯が繋がる所に出ることができ、妻に無事下山のメールを送る。約1時間バスを待ち、池原へ。池原では下北山温泉「きなりの湯」で入浴、昼食、休憩し、池原15:14発の一日一便のバスで大和上市に向かう。バスは少し大きなマイクロくらいのサイズだったので、登山者でぎゅうぎゅうの状態。私は座ることができたが、膝の上に大きなザックを載せ、かなり窮屈な状態で2時間のバスの旅になった。
 大和上市から近鉄で京都へ、京都から新幹線で品川へ戻り、11時頃無事に自宅に到着。
 今回は諸事情で、奥駆の北半分しか行くことができなかったが、体力的には丁度良かったのかなとも思う。雨にあうこともなく天気に恵まれ、日本百名山の大峰山(八経ヶ岳と山上ヶ岳)と二百名山の釈迦ヶ岳を縦走でき、思い出に残る山行の一つになった。
 他に行きたい山が、まだまだいっぱいあるので、次の機会はなかなか難しいが、可能であれば南奥駆を歩いてみたいものだ。
訪問者数:197人
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