御岳〜西ヶ岳【クリンソウ自生地を廻る】
- GPS
- 06:33
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,153m
- 下り
- 1,156m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 道標はよく整備されていて道間違いはあまり心配ない。 急登、急降の坂や鎖場があり、すべらないように注意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ポール
GPS
携帯
時計
ハンカチ
カメラ
双眼鏡
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
|
感想
御岳のクリンソウが咲き始めているという、teizanさんのレコを見て、行くことにしました。昨年は御岳〜小金ヶ岳を回るルートを歩いたので、今年は未訪の西ヶ岳を登るルートを計画。八柱神社から御岳へ登り、クリンソウ自生地まで下り、再び御岳を登り返した後西ヶ岳に向かうというルートを歩くことにしました。
八柱神社前の駐車場に車を停め、少し東に行くと登山口を示す標識があり、わかりやすい。荒れた別荘地を過ぎて山道に入っていく。行者道だったからか、石段が多い。愛染窟に着く。洞窟には愛染明王が祀られている。
展望が出てきて三尾三山や鋸山が見えてくる。薄い雲が流れているようで曇っている。鎖場が出てきて、険しい岩場を慎重に登る。「西の覗き」に着き眼前の絶壁に足がすくむような気分になる。
きびしい登りが続き、ようやく主稜線分岐に出る。御岳へ向かう。御岳でしばらく休憩し、クリンソウ自生地まで下る。大岳寺跡から少し下れば自生地への標識がある。入口にはパンフレットやアンケートが置かれていて、丁寧に管理されていることを実感する。クリンソウはまだ咲き始めたばかりのようだが、圧巻の群生に惹かれて写真を撮りながら自生地を廻る。
自生地に張られたロープに誘導されて登っていくと大岳寺のすぐ下に出る。ここから御岳に登り返す。山頂では丁度高校の山岳部の方たちが錬成で登ってこられていた。早々に山頂を切り上げ、少し下ったところの展望所で昼食を取ることにする。
展望所からは西ヶ岳、そしてその向こうの三尾三山方面がよく見渡せる。午前中山頂にかかっていた雲もだいぶ上空に上がってよく見えるようになってきている。展望を楽しみながらの昼食は格別。
西ヶ岳に向かう。いくつかの小ピークを越えてのアップダウンは少々きつい。時々振り返って御岳を見返しながら登っていく。西ヶ岳に着く。ここからの御岳の眺めもいい。
西ヶ岳からは八柱神社への引き返す道も考えていたが、栗柄口へのルートを取り、周回することにする。西ヶ岳からのルートは比較的よく整備された歩きやすい道が続く。標識も要所にあるのでわかりやすい。一気に急坂を谷筋まで下って沢に沿って進めば栗柄口登山口。ここにも登山口の標識があってわかりやすい。
栗柄口から八柱神社まで道路を歩く。途中、「栗柄谷中分水界」の説明板がある。ここは分水界が谷中にある不思議な地形の場所になっている。説明板には、次のように書かれている。
「栗柄は、三方を山で抱かれた山間盆地の狭い平地で水田が開けていますが、この付近は、大変めずらしい谷中分水界の地形を形成しています。
右側の県道(丹南三和線)を2kmほど進むと、鼓(つづみ)峠の頂上に至ります。この鼓峠も日本海と瀬戸内海への分水界で、鼓峠から瀬戸内海側へ分かれた水は「宮田川」(右側の河川)となり、篠山川、加古川を経て瀬戸内海へ注ぎます。
正面の谷から流れる「杉ヶ谷川」は、この辺りで宮田川に合流するのがごく自然な形と思われますが、前方観音堂横で突如西へ折れ倶利伽羅不動で4m近く落下し、滝の尻川、竹田川、由良川を経て日本海へ注ぐ不思議な谷中分水の地形となっています。
約2万年前、河川争奪によって形成されたと言われるこの二つの川が、谷中の平地内で百数拾米まで相寄り、しばらくは同じ方向に流れながら、突如方向を転じる地形は実に珍しく、しかも、二つの川が見通せる位置で、中央分水界が目のあたりに観察できる希少な地であります。一つの地区に二つもの中央分水界があるというのも、またきわめて珍しいことです。」
また、機会があればゆっくりと川の流れを見てみたいものだ。
八柱神社まで戻り山行を終える。クリンソウ観賞と多紀連山の未訪ルートを歩くことができ、満足の山行になった。
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