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記録ID: 870912 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走剱・立山

黒部ダム〜一ノ越ピストン(荒天のため縦走断念)

日程 2016年05月03日(火) 〜 2016年05月05日(木)
メンバー palito
天候曇・雪/強風
アクセス
利用交通機関
車・バイク
東京〜扇沢:バイク、扇沢〜黒部ダム:トロリーバス
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
1時間0分
休憩
0分
合計
1時間0分
S黒部ダム15:0016:00ロッジくろよん
2日目
山行
6時間50分
休憩
10分
合計
7時間0分
ロッジくろよん08:0009:30黒部平14:10東一ノ越14:2015:00ビバーク地点
3日目
山行
5時間10分
休憩
2時間10分
合計
7時間20分
ビバーク地点08:4009:30一の越山荘10:4012:00東一ノ越12:1013:30黒部平14:0015:00ロッジくろよん15:2016:00黒部ダムG
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル スコップ 行動食 非常食 調理用食材 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ

写真

ロッジくろよん。黒部湖畔にあり、黒部ダムから徒歩30分ほど。
2016年05月03日 16:03撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ロッジくろよん。黒部湖畔にあり、黒部ダムから徒歩30分ほど。
初日はロッジくろよんのテン場までのアプローチのみ。
2016年05月03日 16:54撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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初日はロッジくろよんのテン場までのアプローチのみ。
4日朝。昨夜から雨がポツポツ降り始め、今朝もまだ降り続いていた。テント撤収するの嫌だなあと思いながらダラダラしてるうちに、ようやく雨があがった。というわけで出発したのは8時。
ロープウェイの黒部平駅を横目にタンボ平を通過。このあたりは天気いい。
2016年05月04日 09:28撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4日朝。昨夜から雨がポツポツ降り始め、今朝もまだ降り続いていた。テント撤収するの嫌だなあと思いながらダラダラしてるうちに、ようやく雨があがった。というわけで出発したのは8時。
ロープウェイの黒部平駅を横目にタンボ平を通過。このあたりは天気いい。
立山の峰と左に東一ノ越の斜面
2016年05月04日 09:33撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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立山の峰と左に東一ノ越の斜面
振り返って針ノ木・スバリ・赤沢岳
2016年05月04日 10:51撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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振り返って針ノ木・スバリ・赤沢岳
標高2000m付近からアイゼンを履いた。
2016年05月04日 11:04撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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標高2000m付近からアイゼンを履いた。
ようやく東一ノ越。出発の遅れに加えて、ここまでの行程も予定よりかなり遅れ気味。この調子じゃ計画通りに今日中に龍王岳に登頂して、さらに雷鳥沢まで下るのは厳しいだろう。
2016年05月04日 14:08撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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ようやく東一ノ越。出発の遅れに加えて、ここまでの行程も予定よりかなり遅れ気味。この調子じゃ計画通りに今日中に龍王岳に登頂して、さらに雷鳥沢まで下るのは厳しいだろう。
東一ノ越から一ノ越へと続くトラバース道。カール谷を挟んで龍王岳。稜線はまだだけど、風がとても強い。
2016年05月04日 14:53撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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東一ノ越から一ノ越へと続くトラバース道。カール谷を挟んで龍王岳。稜線はまだだけど、風がとても強い。
極度に疲労がたまり、歩みは遅くなるばかり。風も強い。一ノ越山荘がもう少し先に見えているが、そこまで辿り着ける気がしない。しかも一ノ越にはテン場はない。
ここならちょうど岩の出っ張りもあって比較的風を防いでくれる。スコップでならせばテント1張分の平地は確保できそうだ。この先にこれ以上の適地はないだろう。とっさに判断してここで幕営することにした。気温は高いので、ゴアライズのシングルウォールのみ。フライシートは張らなかった。ていうかフライシートを張る元気がなかった。
2016年05月04日 16:46撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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極度に疲労がたまり、歩みは遅くなるばかり。風も強い。一ノ越山荘がもう少し先に見えているが、そこまで辿り着ける気がしない。しかも一ノ越にはテン場はない。
ここならちょうど岩の出っ張りもあって比較的風を防いでくれる。スコップでならせばテント1張分の平地は確保できそうだ。この先にこれ以上の適地はないだろう。とっさに判断してここで幕営することにした。気温は高いので、ゴアライズのシングルウォールのみ。フライシートは張らなかった。ていうかフライシートを張る元気がなかった。
龍王岳に日が沈む。
2016年05月04日 16:46撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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龍王岳に日が沈む。
夕食にいつものカレーを食べて、やっと安堵の時間と思いきや。。。
2016年05月04日 17:25撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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夕食にいつものカレーを食べて、やっと安堵の時間と思いきや。。。
5日朝の写真。
昨夜の寝入りばなから雪が降り始め、気づいたら尋常じゃない積雪がテントを押し潰そうとしてる。いくらなんでも短時間でこんなに降雪があるとは考えられない。ここは風を防いでくれる場所ではあるが、逆に雪が吹き溜まる場所でもあったようだ。テントの中から雪を押し退けようとしたが、とても埒があかない。30分か1時間、それくらいのうちに積雪はテントの壁を覆ってしまうくらいの勢いだった。
急斜面の山側からどんどん溜まってくる雪は、しばらくしてテントの頂点にまで達した。ここまできてテントがもちこたえているなら、あとの雪はテントを乗り越えて谷側の斜面にどんどん落ちていくだろう。自分の中で良い方向に結論を出して、安心して熟睡に入った。

朝起きて、テントから出るのも大変だった。あいにくスコップもピッケルもテント外に置いたままだ。出入口を塞いでる雪を手で押しどけて、ようやくテントから這いずり出ることができた。
2016年05月05日 06:33撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5日朝の写真。
昨夜の寝入りばなから雪が降り始め、気づいたら尋常じゃない積雪がテントを押し潰そうとしてる。いくらなんでも短時間でこんなに降雪があるとは考えられない。ここは風を防いでくれる場所ではあるが、逆に雪が吹き溜まる場所でもあったようだ。テントの中から雪を押し退けようとしたが、とても埒があかない。30分か1時間、それくらいのうちに積雪はテントの壁を覆ってしまうくらいの勢いだった。
急斜面の山側からどんどん溜まってくる雪は、しばらくしてテントの頂点にまで達した。ここまできてテントがもちこたえているなら、あとの雪はテントを乗り越えて谷側の斜面にどんどん落ちていくだろう。自分の中で良い方向に結論を出して、安心して熟睡に入った。

朝起きて、テントから出るのも大変だった。あいにくスコップもピッケルもテント外に置いたままだ。出入口を塞いでる雪を手で押しどけて、ようやくテントから這いずり出ることができた。
一難去ってまた一難。
急に便意を催してきた。こういうときは一刻の猶予もない。慌ててテントの脇(平らな所はそこしかない)で排便をした。
冬は吊りズボンなので、ズボンを下ろす際には、ジャケットも脱がなければならない。極寒でもないのだから、テントの中で脱いでおけばいいものをその余裕がなかった。外は依然として強風で、拭き取りに気を取られてるうちにジャケットが風に飛ばされた。
少し谷側に落ちたところで一旦止まったが、こちらは尻をむき出しの状態なのですぐに取りに行くことができない。しかるべき処理をして、さあジャケットを取りにいこうと思いきや、辛うじて斜面にへばり付くように止まっていたジャケットはさらに風に煽られて滑り落ちていった。この写真のU字谷の谷底の遥か彼方に見えるブッシュに引っ掛かったように見えた。
あんなところまで取りに行くのか、、、防寒着は他にダウンジャケットを持ってるから、いっそのこと諦めるか?幸い気温はそんなに低くない。しかし雨に降られるようなことになれば、ゴアテックスジャケットがなければ命取りになる。あー!しかもあのジャケットのポケットにはデジカメも入ってるんだった!そのような葛藤を経て、急いでアイゼンを履き、雪に埋まったピッケルを掘り起こし、U字谷を下りた。
2016年05月05日 08:37撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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一難去ってまた一難。
急に便意を催してきた。こういうときは一刻の猶予もない。慌ててテントの脇(平らな所はそこしかない)で排便をした。
冬は吊りズボンなので、ズボンを下ろす際には、ジャケットも脱がなければならない。極寒でもないのだから、テントの中で脱いでおけばいいものをその余裕がなかった。外は依然として強風で、拭き取りに気を取られてるうちにジャケットが風に飛ばされた。
少し谷側に落ちたところで一旦止まったが、こちらは尻をむき出しの状態なのですぐに取りに行くことができない。しかるべき処理をして、さあジャケットを取りにいこうと思いきや、辛うじて斜面にへばり付くように止まっていたジャケットはさらに風に煽られて滑り落ちていった。この写真のU字谷の谷底の遥か彼方に見えるブッシュに引っ掛かったように見えた。
あんなところまで取りに行くのか、、、防寒着は他にダウンジャケットを持ってるから、いっそのこと諦めるか?幸い気温はそんなに低くない。しかし雨に降られるようなことになれば、ゴアテックスジャケットがなければ命取りになる。あー!しかもあのジャケットのポケットにはデジカメも入ってるんだった!そのような葛藤を経て、急いでアイゼンを履き、雪に埋まったピッケルを掘り起こし、U字谷を下りた。
U字谷の谷底からテントを見上げる。思ってた場所にジャケットは見つからなかった。より風下側まで探してみたが見つからない。もう諦めて下山しようか。そう思って引き返しはじめたところでブッシュに引っ掛かってるジャケットを発見!無事デジカメも回収できた。
2016年05月05日 07:45撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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U字谷の谷底からテントを見上げる。思ってた場所にジャケットは見つからなかった。より風下側まで探してみたが見つからない。もう諦めて下山しようか。そう思って引き返しはじめたところでブッシュに引っ掛かってるジャケットを発見!無事デジカメも回収できた。
回収したジャケット
2016年05月05日 07:45撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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回収したジャケット
これだけの厚みの雪が一晩で積もった。ようやく出発できる。
2016年05月05日 08:37撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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これだけの厚みの雪が一晩で積もった。ようやく出発できる。
やっと一ノ越山荘に着いた。稜線は猛烈な風でまともに立つことさえできない。とりあえず小屋の中に入って様子をみる。小屋内には室堂から登ってきた人で溢れてる。小屋番の人に聞いたら、この強風は明日も続くだろうとのこと。
やっと縦走のスタート地点まで来たのにここで断念するのは虚しすぎる。せめてすぐ目の前の龍王岳だけでも登頂できないだろうか。そう思って意を決して小屋を出たが100mほど歩くだけでも体は真っ直ぐに保てないし、油断をすると体ごと飛ばされそうになる。これはいくらなんでも無謀すぎる。もう諦めよう。
雷鳥沢へ下りて今日明日様子をみることも考えたが、天候が回復しない場合、黒部ダムまでの交通費が余計にかかることになる。さらに強風でロープウェイが動かない可能性も考えて、登ってきた道をそのまま下ることにした。
2016年05月05日 09:34撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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やっと一ノ越山荘に着いた。稜線は猛烈な風でまともに立つことさえできない。とりあえず小屋の中に入って様子をみる。小屋内には室堂から登ってきた人で溢れてる。小屋番の人に聞いたら、この強風は明日も続くだろうとのこと。
やっと縦走のスタート地点まで来たのにここで断念するのは虚しすぎる。せめてすぐ目の前の龍王岳だけでも登頂できないだろうか。そう思って意を決して小屋を出たが100mほど歩くだけでも体は真っ直ぐに保てないし、油断をすると体ごと飛ばされそうになる。これはいくらなんでも無謀すぎる。もう諦めよう。
雷鳥沢へ下りて今日明日様子をみることも考えたが、天候が回復しない場合、黒部ダムまでの交通費が余計にかかることになる。さらに強風でロープウェイが動かない可能性も考えて、登ってきた道をそのまま下ることにした。
小屋から少し離れるとホワイトアウトで方向がわからない。トレースもいろんなところに付いている。登ってきたときの感覚を頼りに進む。
2016年05月05日 10:56撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小屋から少し離れるとホワイトアウトで方向がわからない。トレースもいろんなところに付いている。登ってきたときの感覚を頼りに進む。
黒部平まで下りてきてようやく安堵した。
2016年05月05日 14:20撮影 by TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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黒部平まで下りてきてようやく安堵した。

感想/記録
by palito

龍王岳、立山、真砂岳、別山、剱御前と「百高山」未踏が集中するこのエリア。お気軽登山者が増える夏山の前にこれを踏破してしまおうという計画だった。室堂からスタートすれば標高差は少なく楽にアプローチできる。しかしそれで登頂したと言うのは自分自身のプライドが許さない。いや、実はそれ以上に室堂までの「黒部・立山アルペンルート」のバカ高い交通費をケチりたいというのが本音だった。ということで交通費出費を最小限に抑えるべく、黒部ダムを起点にすることにした。
当初の計画では5月4日のうちにロッジくろよんのテン場から龍王岳を登頂して雷鳥沢へ下りる予定だった。しかし雨天による出発の遅れや体力の消耗により、その日のうちに一ノ越まで辿り着くことさえできなかった。さらには稜線付近は猛烈な風が吹き荒れ、縦走を全てあきらめ一座も登頂することなく下山した。
訪問者数:166人
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