お気軽な3000m超の名峰〜乗鞍岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 500m
- 下り
- 503m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
摩利支天分岐より肩の小屋までに3ヶ所、急斜面のトラバースあり ルートは手書きの為正確ではありません。 |
その他周辺情報 | ジョイフルほうの木 大人(中学生以上)600円 バスを降りてすぐに温泉に入る事ができます。 |
写真
感想
乗鞍岳は手軽な3,000メートル級の山として人気です。ハイヒールでも登れる3000M級の山と比喩されるほどですが?・・・ 我々は来るべく夏山シーズンに向けて高地順応しておこうと・・・剣ヶ峰を目指すことに・・・乗鞍スカイラインはマイカー乗り入れ禁止の為、ほうの木平から始発のバスで畳平へ、同じバスにはスキー装備の方々がほとんどで登山者は少数でした。AM7:32、乗車50分ほどで標高2700mの畳平に到着。いまのところは天気も上々、山頂も晴れてるかな?畳平ここは労せずして標高2800〜2900mの高峰を真近に眺めることができる別天地です。
ここから最高峰・剣ヶ峰までは往復3時間ほど3,000メートル級の山としては超楽である。それに、眺めもいい。山頂ピストンだけの行程ではもったいないのでのんびり写真を撮ったり寄り道をしながら行くことに・・・まずは手始めに大黒岳に登って北アの絶景を堪能しハイテンションで下山。登山道はとても歩きやすく景色も素晴らしいし・・・緑のハイマツと真っ白な残雪と青空が描き出す模様がまるで絵画のようでした。
さあ、次にいってみましょ〜摩利支天の分岐を左に・・・遊歩道を覆う急斜面の残雪のトラバースにびびりながら慎重に歩を進めると摩利支天直下の肩ノ小屋に着く。まだ営業前のようで窓は閉まっていましたが奥のwcは使用可能でした。ここからは緩い残雪の急坂を登って行きます。雪がなくても絶対ハイヒールでは無理だと思う乗鞍岳の威厳が損なわれずにほっとしました。アイゼンを付けるほどのことはないですが急な登りがしばらく続きますので安全第一の我々は途中で装着しました。
振り返るとコロナ観測所のドームを頭に載せた摩利支天岳、その先には雪を被った北アルプスの山々のパノラマが広がっています。ひときわ目を引くのは槍ヶ岳、その先を目で追いかけると奥穂高岳、西穂高岳の岩尾根も春霞の中おぼろげですが見付けることができます。軟弱な我々は手前の朝日岳を左に迂回して、左奥の蚕玉岳を目指す。
やがて蚕玉岳に到着。ここから西を見ると乗鞍のカルデラの形状を実感できます。途中、ここがピークかな?とも思いましたが、単なる通過点の模様。目の前には神秘的なたたずまいが印象的な権現池。ここから見る剣ヶ峰はかなかピラミダルで、カッコ良い!ここからは山頂を巻くように登山道を登って行きます。頂上小屋を越えると山頂は目の前、石垣に囲まれた山頂神社を回り込むと1等三角点が置かれた剣ヶ峰に登頂!ここは360度の広い展望を楽しむことのできるところですが残念ながらどんどんと雲が上がってきたのと春霞による透明度の悪化で遠望が利きません。う〜んしかたない、長居は無用と畳平へと下ることにしました。満員御礼の剣ヶ峰山頂は、この時期ほとんどがスキーやスノボーを背負っている人達で普通に登山している我々が場違いな感じがしました。
時間もあるし距離も歩いてないので畳平へ向かう途中、富士見岳に寄り道します。入口から10分ほどで、山頂に到着しました。登る人が少ないのでとても静かな山頂です。そして山頂からの見晴らしも素晴らしい、眼下にはこれから下る畳平と鶴ヶ池、背後には恵比寿岳・魔王岳が・・・寄り道して大正解です。乗鞍岳は、一つの山というより、様々な峰の集合体だと再確認。剣ヶ峰から下山を開始して、富士見岳に寄りほとんど休憩することが無く畳平に12:11到着しました。お店も開店していい感じに賑わっていました。バス待ちの列にリュックで場所取りをして、乗鞍本宮にお参りしお店を散策し12:50のバスでほうの木平へ・・・ほおのき平駐車場にある日帰り温泉で汗を流し帰路に着く。
北アルプス?・・・に属しながらも、独立峰のようなでかい山容の乗鞍岳いいお山でした。さて次は、どの頂へ行きますか相棒殿
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