上権現堂山
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:10
天候 | うす曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は雪解けが早く、残雪は探すのが大変なほどで、問題個所はなし。 |
その他周辺情報 | 六日町まで移動すれば、17号沿いにまだ新しい公衆浴場の「湯らりあ」がある。シャンプーなどない銭湯だが、400円で源泉掛け流しが楽しめる。 |
写真
感想
今年の季節は2週間早いと言われている。したがってまさか残雪は少ないだろうとは思っていたが、実際は残雪を見つけるのが困難であった。したがって、雪解けに伴う百花繚乱の新潟の山を期待して行ったのだが、少し遅すぎたようだ。写真には何とか見つけた花を掲載したが、やはり2週間早くの5月連休直後に来たほうが良かった。
戸隠駐車場から下権現堂山までは景色が良い急登をひたすら稼ぐ。一合目、二合目と標識があるのでペースをつかみやすい。途中の岩の陰に弥三郎清水がある。真夏でも期待できそうだ。空気が澄んでいる日なら、越後三山を眺めながら、いつのまにかてっぺんにつくだろう。ここは360度の展望があり、山座同定がしやすいように、地元の山岳会がプレートを南北に分けて埋め込んである。
中越を経由して上権現堂山まで上り下りの多い稜線が続くが、花も多いので写真を撮りながらのんびり行くといい。そうそう、「中越」はまったく同じ標識が二か所あるので注意が必要。最初の中越は国土地理院やガイドブックなどに掲載されている昔ながらの道。10分ほど先の中越の標識は新しい分岐で、10分ほど下ると昔の道に合流する。せめて新しい方の中越は、「新中越」としておいて欲しい。
ところで、雪解け直後の新潟はブヨが顔の周りをうろつくので気を付けたほうがいい。五月蠅いなあと思っていると、下山してから顔のあちこちにかゆみを感じることが多い。せっかく頭からすっぽりかぶる網を持参したのだから、使えば良かった。
花の時期にはやや遅いと思えたが、上権現堂山近くなると100m高いだけで、イワカガミやイワウチワ、タムシバ、サンカヨウ、カタクリ、ムラサキヤシオツツジなどの花が残っていた。どれもこれも甲乙つけがたいほどの美しさだ。北アルプスなどで見かけるのと違って、どれもみずみずしい雰囲気がある。
下りは「新中越」から降りると無駄がない。しばらくすると気持ちの良い源流地帯に出て、もう登山口が近いと思わせられるが、昔の道と合流してからが長い。登った分だけ下るのだから当然だ。途中には気持ちの良い水場がある。麓に近くなって戸隠神社への分岐に入ると、足元にカタクリの実がたくさん見られる。種を播いて芽が出てきても、7年間は花が咲かないという。戸隠神社のトイレはきれい。コースタイムでは正味4時間20分であるが、我々はのんびりと8時間をかけた。せっかく遠くから来るのだから至福の時間を十分楽しみたい。満足。来春は近くの高倉山にしよう。
p.s. 帰途に六日町の温泉に寄ったときのことです。源泉の掛け流しでさっぱりして車を出そうとしていたら、車の前にカラスがでてきて、何やらくちばしにくわえ、電線の上に止まりました。見ていると高い電線の上から何度も地面に「くるみ」を落として、割ろうとしているのです。しかも繰り返し。ひょっとしたら、最初は、私の車の前にくるみを置いて、割ってもらおうとしたのではないか。そう思えてきました。東北大学の研究者によると、この行動をとるのはハシボソガラスだけのようです。カラスって風の強い日には旋回の遊びもできるし、色黒で悪さをしなければ、きっと人気が出るのになあ。
上権現堂山→下権現堂山、オオヤマツツジ→ムラサキヤシオツツジ、ヤブツバキ→ユキツバキを修正しました。p.s.くるみ割りカラスを追加。
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