西上州上野村 秘境の山、諏訪山へ

2016年05月24日(火) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,219m
• 下り: 1,244m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:13
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:46

7:38 諏訪山登山口
9:16 9:17 湯の沢の頭
11:04 11:15 三笠山
12:05 12:10 諏訪山
12:20 12:30 三笠山
13:42 13:48 湯の沢の頭
15:24 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

下仁田町国道254号から県道45号へ、さらに国道299号、県道124号を経て御巣鷹山登山口方面へ入り込む。その手前約12kmの所、左手に諏訪山・浜平ルートの登山口の駐車場有り。下仁田町から約40分。
　事前に車ナビで経路を選び、ストリート・ビューで登山口までを眺めておきましたのでスムースに行けました。

コース状況／危険箇所等

事前にレビューしておけばコースを迷うことは無いと思います。
避難小屋（？）以降は次第に勾配も上がり、ロープ、梯子も出てくる岩稜ですが、経験が無い入門者でない限り問題ありません。

その他周辺情報

登山口近くに「しおじの湯」在り。

写真

5/24 7:36

午前8時前に浜平ルート登山口前の駐車場へ到着。写真駐車場奥の右手より入り込みます。簡易トイレ有り。

5/24 7:40

すぐに虎王神社の鳥居前へ。鳥居の奥が道路、左手が駐車場。

5/24 7:41

鳥居の下に橋が有り、渡ると左手、諏訪山登山口となります。
ちなみに登山路へ進まず、右手の川方向へ行けば大神楽沢、沢登りの入渓口となっています。

5/24 7:47

登山口近くは浜平鉱泉跡、廃屋の前を通過。

5/24 7:51

まもなく沢沿いの道へ入り、幾度か渡渉します。

5/24 8:08

当日は夏日の暑い一日でしたが、この沢の道、新緑の木々に囲まれ涼しい山行を楽しめました。

5/24 14:49

・・・山野草も。タニギキョウがひっそりと。

5/24 8:22

こちらは初夏の山でよく見かけるフタリシズカ。
でもこれではヨニンニギヤカですね。

5/24 8:38

沢石は次第に苔むし、誰一人いない美しい緑陰の世界、マイナスイオンをたっぷり満喫しました。

5/24 8:26

かなりの沢道を楽しみ、支陵へ登る急坂へ。これは結構長かった。

5/24 9:15

支陵からすぐに湯ノ沢の頭へ。ここで楢原からのコースと合流します。

5/24 9:17

ヤマザクラが新緑に映えて美しい！

5/24 9:19

しばらくは新緑の林の中、快適な尾根歩きです。

5/24 9:55

避難小屋と呼ばれている小屋ですが天井、壁はやぶれ雨、風を凌ぐには厳しそう。

5/24 9:59

緑の優しい山道も、そろそろ・・・・

5/24 10:05

ロープもチラホラと勾配も上がってきた。。。。

5/24 10:12

このあたりロープ無しでも行けますが・・・。

5/24 10:15

ここは60度くらいの梯子、左上に（見えませんが）二段目が続きます。

5/24 10:22

登った先のピーク、石の祠が有りました。ここがヤツウチグラ（三笠山）ではありません。

5/24 12:39

こちらが、ヤツウチグラ。ピークをいったん下り、いよいよこのヤツウチグラへ向かいます。

5/24 10:36

ヤツウチグラの真下へ来ました。見上げて先の道が思いやられましたが・・・。

5/24 10:46

でも思ったほどで無く、無事到着！ここからの360度の展望が素晴らしい！正面の尖った三角の山は帳付山、その左奥に両神山、妙義山が見えたのですが、この写真では・・・。

5/24 10:53

こちらは、次に向かう諏訪山（左手）です。その向こうは御巣鷹山方面ですが諏訪山の陰ですね。

5/24 10:59

一服の後は諏訪山へ。

5/24 12:10

すぐに70度近いロープ場の下り。ちょっとスリルが味わえます。（下から見上げた所）

5/24 11:25

緊張の後をアズマシャクナゲ、ミツバツツジが癒してくれました。

5/24 11:24

アズマシャクナゲのクローズアップ。

5/24 11:29

さて、諏訪山に向けて最後の急登。

5/24 11:42

ほどなく無事山頂へ。展望は有りません。

5/24 11:57

山頂はそこそこにミツバツツジの向こう、ヤツウチグラへ引返します。

5/24 12:00

途中、足元に見つけた小さな可愛いリンドウはフデリンドウです。

5/24 12:03

これは面白い葉っぱ、なんの木かな？

5/24 12:24

ヤツウチグラで展望をもう一度。こちらは浅間山が見えるはずだが・・・。今日は遠方が霞み・・・残念、八ヶ岳も見えない！

5/24 14:13

下山時も緊張感を保ちつつ・・・。

5/24 13:58

山野草を楽しみました。これはクワガタソウ。

5/24 13:59

コンロンソウ

5/24 14:44

ヨツバムグラの小さな蕾み。

5/24 14:47

スミレはもう花も終わり、種（種さや）を付けていました。

5/24 14:51

沢道へ戻ってきました。小さなトイ状の滝、いい風景です。

5/24 14:57

マムシグサです。

5/24 15:00

ヘビイチゴの花。

5/24 15:24

駐車場へ無事帰還！クサノオウが目につきました。

5/24 15:50

（以下、番外編：車走行中に目にした初夏の木の花です）
白いフジの花。

5/24 15:51

白いフジは珍しいと思いますが、西上州の山には多く見られます。

5/24 17:52

これは普通の紫のフジ。これも多い。

5/24 17:52

クローズアップ。

5/24 17:22

これはエゴノキ。一見、白い桜のようです。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

matsutakesan

この諏訪山、群馬県西上州の山奥で地の利が悪いせいか訪れる登山者が少ない静かな山。その魅力は、この季節では、静寂に包まれ苔むす涼しい沢沿いの道、緑陰の爽やかな尾根道、そして展望とそれなりのスリルも楽しめる岩稜の道、とバラエティに富む山行が楽しめるところ。
今回も出会った登山者は他に単独行の男性、女性の各一人のみ。静けさの中の山行で、その良さを充分に堪能出来ました。前半の支陵へ上がる処、後半の岩稜、と二回の急登で予想以上にバテましたが、花々や鳥、深山のセミの声など自然の声にも包まれ、その疲れを癒してくれました。