野川遺跡見学
- GPS
- 04:20
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1m
- 下り
- 20m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
戦後の久っ気考古学の原点である野川遺跡の見学会。一之橋バス停を降り、一之橋北口入口から野川公園に入り、野川にかかる「くぬぎ橋」を渡るあたりがすでに野川遺跡の中だった。戦後の旧石器考古学史上重要な遺跡だが、現在は難の標識もなく、専門家に説明されなければ誰にもわからなくなっているのは残念でならない。悪いことにこのあたりは小金井市、三鷹市、調布市の境で、総合科学的な調査手法を初めて取り入れたこの1970年代の重要な遺跡も看板を掛けようにもどの自治体に話をすべきかすら分からない現状のようだ。都立公園の中なので都が動いてくれればよいのだがーー。この遺跡は野川の右岸、南側の立川段丘のハケ上にあり、様々な石器や礫群などが出土した。野川左岸(北側のICU敷地内では武蔵の段丘のハケ上にさらに多くの遺跡があり、より古いX層からも石器などが出ている。古い時代には遺跡北西側に「緑沼」があり、暮らしやすかったのだろうと、解説の小田静夫博士―東京都の教育委員会で発掘の指導をされた研究者で、、科学的な調査法を取り入れた野川遺跡発掘の責任者だ。道志の案内で遺跡見学の後、ICUの湯浅記念館に移動し、野川遺跡出土品を中心に展示の見学、解説を聞いた。この辺りの遺跡の多くは旧石器遺跡の上の層に縄文文化層があり、中には重要文化財にもなりそうな動物の絵が描かれている優美な土器もあったが、申請し損なったとかーー。展示では「酒器」展もあるが時間がないので最後の「熊の郷遺跡」ー戦後、岩宿遺跡より前に発見されるも、発掘調査が一歩遅れ、岩宿のように有名になり損ねた無念の遺跡ーを見に行くことになったが、私は残念ながら所用があり、ここで分かれて三鷹行バスに乗った。
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