バテバテの登りと北ア大展望、そしてライチョウ 上高地〜長塀尾根〜蝶ヶ岳（テント泊）

2016年05月27日(金) 〜 2016年05月28日(土)

• GPS: 28:39
• 距離: 27.3km
• 登り: 1,363m
• 下り: 1,354m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:36
• 休憩: 1:22
• 合計: 7:58

7:45 上高地バスターミナル
7:52 7:53 河童橋
8:05 8:05 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
8:41 8:50 明神館
8:53 8:53 徳本口(徳本峠分岐)
9:31 10:22 徳澤園
11:56 11:58 チューダイ広場
14:13 14:13 長塀山
14:22 14:25 カモシカの池
14:52 14:53 妖精の池
15:11 15:13 蝶ヶ池
15:27 15:40 蝶ヶ岳
15:43 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

• 山行: 4:53
• 休憩: 0:32
• 合計: 5:25

6:59 蝶ヶ岳ヒュッテ
7:31 7:31 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
7:38 7:52 蝶ヶ岳三角点
7:57 7:57 蝶槍
8:10 8:10 蝶ヶ岳三角点
8:20 8:21 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
9:59 9:59 横尾 (横尾山荘)
10:36 10:36 新村橋(パノラマ分岐)
10:46 10:46 徳澤園
11:22 11:22 徳本口(徳本峠分岐)
11:27 11:27 明神館
12:01 12:18 河童橋
12:24 ゴール地点

食事
5/27
昼食:徳澤園野沢菜チャーハン
夕食:カレー、ハンバーグ、缶詰
5/28
朝食:キムチ雑煮、ハンバーグ
昼食：五千尺ホテルケーキセット

天候

5/27(金)曇り一時雨、夕方晴れ
5/28(土)曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

5/26(木）
(車)20:30自宅発→八王子IC→中央道→松本IC→沢渡BT2:00
　高速料金：3,120円　
　・駐車場料金：1200円（1日600円）
(バス)6:40沢渡BT7:10上高地BT
　・バス料金往復：大人2,050円
5/28(土)
(バス)12:25沢渡BT→上高地BT
(車)すべて下道(13:30→21:45　夕食休憩あり、風呂なし）

コース状況／危険箇所等

上高地〜徳澤
・特に危険個所なし
徳澤〜長塀尾根〜蝶ヶ岳
・9割型展望のない樹林帯の急坂
・特に危険個所なし
・2150メートルから頂上まで残雪あり
・踏み抜き注意（時間帯によってはアイゼン必要かも)
・残雪歩き時、登山道目印を見落とさないように注意
蝶ヶ岳〜2625地点〜横尾〜上高地
・残雪は2625地点直下の樹林帯の一部（長塀尾根に比べればほとんどない)
・急登なので下山時転倒注意
・横尾〜上高地は危険個所なし

写真

5/27 6:53

予報午前中曇り一時雨
沢渡BTでは青空も

5/27 7:46

上高地BT着
5月の平日は初めて来たが天気いまいちのためか人少ない

5/27 7:50

今日の河童橋
穂高はガスの中

5/27 7:53

河童橋も人少ない
観光客や登山客より車や外にいる従業員の方のほうが多い

5/27 8:00

河童橋と焼岳

5/27 8:08

明神までは誰ともすれ違わず、後ろに人気もなく
聞こえるのは川の音、鳥の鳴き声、自分の足音だけ

5/27 8:28

明神もガスの中

5/27 8:33

明神手前
崩れた？？

5/27 8:40

明神着
やっと人に遭遇(笑)

5/27 8:48

綺麗に咲いている
コナシというらしい

5/27 8:50

徳澤へ

5/27 9:00

何の花？？

5/27 9:04

ニリンソウ
やっと覚えた

5/27 9:24

徳澤までもうすぐ

5/27 9:25

ここも崩れた
GW来たときは何もなかったと思うが・・・

5/27 9:31

徳澤着
テントはひと張もなし

5/27 9:33

道草する

5/27 9:44

ニリンソウは終盤か？

5/27 9:45

この道を行く

5/27 9:59

その前に道草
だが、野沢菜チャーハンは10時から、30分ほど待つ

5/27 10:09

やっ10時過ぎ、野沢菜チャーハンでチャージ

5/27 10:24

さて出発

5/27 10:32

いきなりの急登

5/27 10:58

テント装備が重くて、雨も降りだし、急登に心が折れそう

5/27 11:54

ようやく一息だが先は長い

5/27 11:56

綺麗に咲いてる

5/27 11:59

すぐに急登
ペースが上がらず、立ち止まること増える

5/27 12:03

少し晴れ間が

5/27 12:32

展望もなくひたすら登る

5/27 13:10

えっ、まだ半分？？

5/27 13:15

残雪登場

5/27 13:32

登って上から撮影
踏み抜かなくてよかった

5/27 13:44

残雪の攻撃が激しくなる・・・

5/27 13:46

池

5/27 13:47

一面残雪に

5/27 13:56

ところどころ踏み抜く・・・

5/27 14:13

長塀山頂上着
まだ先は長い

5/27 14:19

下りで踏み抜き地獄
目印を見失わないように

5/27 14:22

何池？？
妖精の池はどこにあるのかわからなかった

5/27 14:38

あと1キロ

5/27 14:53

妖精の池はこれなのか？？
そういえば青空が広がってる

5/27 15:06

踏み抜き地獄とザックの重さにヘロヘロ

5/27 15:09

ようやく樹林帯抜けた

5/27 15:13

最後の力を振り絞り登る

5/27 15:16

ようやく北アルプスのスターたちが

5/27 15:17

蝶ヶ岳ヒュッテも見えた

5/27 15:21

ハイマツを抜け

5/27 15:28

頂上着

5/27 15:31

いやー、長かった

5/27 15:34

大展望

5/27 15:37

爽快

5/27 16:30

我が家の完成
朝日が拝める位置に

5/27 16:33

テント場から

5/27 16:36

蝶ヶ岳ヒュッテ

5/27 16:37

テント設営後、写真撮影

5/27 16:38

いやー壮大

5/27 16:39

常念方面

5/27 16:41

やりポーズ

5/27 16:43

とにかく撮りまくる
自撮りも多め(苦笑)

5/27 17:00

安曇野方面は雲海が

5/27 17:00

テントは少なめ

5/27 17:47

コーヒータイム
贅沢な時間

5/27 17:56

安曇野方面は雲海でおおわれる

5/27 18:02

八ヶ岳

5/27 18:19

瞑想の丘
ガスで穂高が覆われる

5/27 18:29

ガスが取れた

5/27 18:30

美しい

5/27 18:36

常念も夕日に染まってきた

5/27 18:55

夕焼けの穂高

5/27 19:01

しつこい自撮り(苦笑)

5/27 19:15

日は沈んだがいつまでも見ていたい

5/27 19:19

そろそろテントへ

5/27 20:31

安曇野の夜景と星

5/27 20:35

デジカメの星空機能で撮影
常念方面

5/27 20:42

北アルプスのスターと星
洒落ではない(苦笑)

5/28 4:10

曇り空のため朝日は残念

5/28 4:12

ガスはなく穂高はよく見える

5/28 4:39

富士山も見える

5/28 4:39

朝の八ヶ岳

5/28 4:44

朝の写真撮影タイム

5/28 4:47

乗鞍岳と御嶽山

5/28 6:58

いざ出発

5/28 7:32

横尾に行く前にザックをここにデポして蝶槍へ

5/28 7:39

途中のピーク頂上

5/28 7:41

ライチョウセンセイ発見

5/28 7:42

向こうから近づいてくる

5/28 7:44

全然逃げない
手を伸ばせば届く位置に

5/28 7:44

ライチョウと蝶ヶ岳

5/28 7:46

ライチョウと蝶ヶ岳2

5/28 7:54

蝶槍へ

5/28 7:57

もうすぐピーク

5/28 8:01

蝶槍からの常念山

5/28 8:01

蝶槍からの蝶ヶ岳

5/28 8:25

さあ、戻ってザックを回収し下山
残雪があるが長塀尾根に比べればすぐなくなる

5/28 8:33

凍っているところも
ただ、アイゼンなしで大丈夫だった

5/28 8:35

目印を見失わないように

5/28 9:15

なんちゃって槍見台

5/28 9:16

こちらも急登続くので下山時転倒注意

5/28 9:40

槍見台

5/28 9:40

槍見台から槍ヶ岳
「なんちゃって槍見台」からのほうが好み

5/28 9:42

ニリンソウの群生地帯

5/28 9:57

やっと横尾山荘が見えた
足が痛いがまだ長い林道歩きがある・・・

5/28 10:00

昨年の奥穂以来の横尾

5/28 10:00

今年、奥穂再チャレンジするならまた寄るが今回はすぐ通過

5/28 10:02

横尾から蝶ヶ岳方面

5/28 10:19

GW頃はここの落石により迂回していたよう
今は通れるように

5/28 10:30

ニリンソウ

5/28 10:47

徳澤園のソフトクリームは今回パス
とにかく上高地へ

5/28 11:27

明神も通過

5/28 12:04

上高地着t
五千尺ホテルでイチゴタルト
これが食べたいので上高地来たのと徳澤園のソフトクリームもパスした(笑)

5/28 12:19

今日の河童橋
穂高上部は雲の中

撮影機器：

PowerShot G7 X CANON

AQUOS ZETA SH-01H docomo シャープ

装備

個人装備

保険証 トイレットペーパー ティッシュ・手拭きシート 手ぬぐい スマホ レインコート・スパッツ 防寒着（ダウン フリース タイツ） 水筒（ナロゲン 折畳） 時計 食糧（行動食 食事） シート 着替え ビニール袋 ゴミ袋 登山靴・靴下 カメラ 手帳・ペン 帽子・手袋 ホイッスル ヘッドライト コンパス・地図 ホッカイロ スマホ充電池・カメラ充電池 ザックカバー 救急セット 予備コンタクト＆歯ブラシ＆メガネ ストック コンロ・ガス クッカー コップ・フォーク テント シュラフ マット サブザック サンダル 汗ふきシート＆虫よけ府プレー＆日焼け止め ランタン 椅子

備考

・荷物の軽量化
・残雪対策でロングゲイター必要
・荷物仮置きシート(雨用)忘れ
・テント場に水を持参する場合はもう一つプラティパスあったほうが良い

感想

stream29

　当初の予定は金峰山・瑞牆山のテント泊か尾瀬テント泊の予定だったが、イマイチ直前まで天気がすっきりしない。蝶ヶ岳は行きたいと思っていたけど、最初候補に入っていなかった。天気悪くても楽しめる尾瀬に気持ちは傾きつつも、前日の天気予報で北アのほうがよさそうということで、急きょ計画を立て、上高地からの蝶ヶ岳へ。
　5月の平日は初めて来たが上高地に人が少ない。河童橋では観光客もいなく、外にいる従業員のほうが多そう。静かな林道を徳澤まで曇り空ながら雨も降らず順調に到着。栄養補給のため、徳澤園で野沢菜チャーハンを注文するも10時からとのことで（9時半に到着）、水くんだりトイレ済ませたりで10時まで待ち、ようやく食べることができた。
　そして、いよいよ長塀尾根へ。事前に観たり聞いたりしたところでは長い樹林帯の急登で展望がないとのこと。実際登ってみると・・・まさにその通り（苦笑）。とにかく初めから急登でザックも重く足が進まない。さらに登りはじめから雨が降り出し、レインウエアが蒸れ、暑いし重いし息あがるしの三十苦で、徳澤に戻ってテント置いてこようかと心が折れそうに。テント泊装備を背負って登ったのは昨年の涸沢以来だが、体力・筋力がない。テント泊縦走は相当鍛えないと無理そう（苦笑）しかもだいぶ登ってきたつもりがまだあと半分の標識が・・・
　ヘロヘロになりながら登り続けると、2150mあたりから残雪登場。アイゼンは必要なかったが踏み抜き地獄でさらに体力消耗。長塀山頂上を超え、さらに残雪が続き、あと少しがとにかく長い。池などは点在するが展望がないのでとにかく登る。残雪を楽しむ余裕なく進むと、ようやく頂上が見える。ここまで9割型樹林帯の中だったので、「やっと着いた」という感じ。もう少し進むとやっと北アのスターを一望できる場所に到着。ヘロヘロになっていた今までの疲れが吹き飛んだ。
　頂上で撮影し、テント設営してからまた撮影。いくら撮っても、見ていても飽きない壮大な景色。初めて稜線上にテント張るが天気も回復し、風もない最高の条件。コーヒーを入れて、また北アのスターを眺め、夕日を堪能し、そして星空も満喫。ほんと最高だった。
　翌日の朝は曇り空でご来光は拝めなかったが、ガスもなく槍穂はくっきり、テントをしまい、下山開始。この日は横尾経由で下山だが、途中、分岐のところでザックをデポして蝶槍方面へ。蝶槍の手前ピーク頂上に着くと先にいた方が何やら撮っている。近くで見ているとライチョウがいる。近づくまでは足音うるさく歩いていたけど、たちまち抜き足差し足状態(笑）逃げなくて良かったがむしろ向こうから近づいてくる。急いでカメラで撮影。手を伸ばせば届きそうな位置まで近づいてきて、警戒心なくていいのって感じ。でも絶好のチャンスにたくさん写真や動画をとることができた。ライチョウがハイマツに消えた後、蝶槍まで行き、絶景を堪能して、いよいよ下山。
　こちらのほうは残雪あるが昨日の尾根に比べればすぐに終了。こちらもアイゼンは必要なかった。踏み抜き地獄はあったが・・・長い長い下り坂を経てようやく横尾に到着したが、ここからさらに林道歩きがあると思うと、ザックがさらに重く感じる。それでも五千尺ホテルのケーキセット目指して、途中の徳澤園のソフトも我慢し（苦笑）、ようやく上高地に到着。ケーキセットを堪能し、今回の山行終了。
　今回、初めて稜線上にテント張ったが、とにかく担いで上がる体力、筋力が不足していると感じた。つらい尾根だったけど最高の展望とライチョウに会えてとても良かった。次回もこの尾根をと言いたいところだけど、しばらくはパスします( ゜Д゜)
　と、ここまで書いてコースタイム観たら、登りは標準ぐらいだった。残雪とテント装備考えれば良しとする。ただ、相当ばてたのは事実。