記録ID: 888282
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
魚止山−矢筈岳 【室谷ピストン】
2016年04月30日(土) 〜
2016年05月01日(日)
pusuke
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 30:16
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,869m
- 下り
- 1,879m
コースタイム
天候 | 4/30:晴れ時々曇り(一時雪) 5/1:雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道最終点〜魚止山 取付きしやすい地点にはロープとピンクテープあり。無い場合は沢の左手から南方向に登っていく。踏み跡が付いており握りやすい灌木も多いためそれほど苦労しない。40mほど上ったところで魚止山とP404への分岐となる。我々は濃い踏み跡に従いP404に引きこまれてしまった。気を取り直しP854への尾根に向かう。ここでも山道と思しき濃い踏み跡があり快適に進むことが出来る。C600ほどからは急斜面となり藪を掴んで登る。道迷いの心配はなし。P854付近より残雪を確認する。C900ほどからは太郎山の山容と手前のスラブが素晴らしい。魚止の直下までは緩やかに進み、30mほどの急登をよじ登った先に魚止山の三角点となる。 〜三川分水嶺 魚止山より次ピーク(C1120)までは比較的長めに残雪を使うことが出来た。藪は細めの灌木が主で笹は少なめ、バラ科やツタ系は非常に少なく歩きやすい。進行に苦慮する横からの藪もそれほど多くはない。藪の順目・逆目は往路復路で同じ程度。踏み跡が濃いために道迷いの心配は無いが要所の岩場で急登・急下りがあり注意。尾根上にはいくつか松があるために回り込んで進まれたい。魚止山より先は天候により駒形山を左手に眺めながら進むことが出来る。P1055より先はほぼ藪で残雪は拾えても短めであった。大胆に漕ぎまくる。三川分水嶺(P1066の次ピーク)では綺麗に藪刈りされた平地がありソロテントで2・3張りくらいは設営出来そう。ここから眺める駒形山群は地形図ほどの距離を感じさせない。北から見るP1096は東西へなだらかに肩を下ろし、奥の駒形山を隠すようにそびえる姿が美しかった。 〜下矢筈〜矢筈岳 分水嶺を過ぎると残雪はほとんどが解け落ちている。お楽しみの藪漕ぎ。急な岩場を下ると緑色のザレ場がアルパカの背のごとく続き風の抜け道となっている。ここだけは藪から一時の休息。P1051手前ピークの藪にザックをデポして矢筈岳へのアタック。尾根の東斜面は残雪が豊富で拾いながら進むことが出来た。P1241、下矢筈直下のC1100ほどからは体感30度越えの斜面に取り付く。雪質によってはアイゼン・ピッケルの携行が好ましいがこの日はチェーンスパイクとポールで登り切れた。下矢筈から矢筈岳の稜線は雪解けが早いようで完全な藪道に。それでも腰下ほどしかないために気持ち良く漕ぎ進めることが出来る。緩やかなアップダウンの灌木・熊笹を越えると矢筈岳の三角点があり、おなじみ村松町の山頂標と矢筈山岳会の看板が出迎えてくれた。 本山行での残雪割合は1〜2割程度。残雪歩きよりも藪道を好む私には丁度良いくらいであった。時間は掛かったものの予想していた藪よりも薄く、踏み跡は濃い。危険個所は夏道の岩場登り下り、細尾根の松トラバースか。我々が下山の際には風雨が強かったため特に慎重に進んだ。また残雪は時間により腐り具合が異なるために注意されたい。下山の際に魚止山と思い込み辿り着いたピークがP1055の次ピークであった。その際には霧で視界がなく下山道を探すために地図・コンパスが活躍した。地形図で眺める以上に遠く、深く、魅力的な山々であった。 |
写真
感想
【最高に愉しく、タフで、達成感溢れる山行でした!】
同行いただいた師匠には感謝しても尽くせません。残雪歩きでは常に先行していただいた師匠、ビビリーな私一人でしたら幕営地でタイムアップ!今回は矢筈の稜線を眺めて撤退していたと思います(笑。さらに美味い山飯、飲み物、軽妙なトークで最高の山旅となりました。本当にありがとうございました!
それと矢筈山岳会の元会長Yさん。地形図を眺めながら色んなルートを教えていただき、何度も一緒に脳内登山を楽しみました。お陰様で今までのイメトレを思い出しながら登頂できました。Yさんの好きだった矢筈岳、最高でした!ありがとうございました!
また、寛大な心で連休に送り出してくれた家族にも感謝しています。ありがとう!
今度は別ルートでお邪魔します( ´,_ゝ`)
皆さまも善き山旅を〜♪
先ほどまで暴風雪だったのにピークに着いた瞬間に晴れ間がのぞいて来ました〜!ありがとう!やはり我々の日頃の行いが良いのでしょうかね〜?の動画.
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