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Yamareco

記録ID: 889379
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

十字峡-丹後山-中ノ岳-十字峡

2016年06月03日(金) 〜 2016年06月04日(土)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:44
距離
18.5km
登り
2,153m
下り
2,128m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:38
休憩
0:01
合計
4:39
2日目
山行
7:08
休憩
1:09
合計
8:17
4:51
4:55
23
5:18
5:23
8
5:31
5:38
31
6:09
6:22
18
6:40
6:41
106
8:27
8:27
16
8:43
9:20
12
9:32
9:33
75
10:48
10:49
130
12:59
12:59
5
13:04
ゴール地点
6/3
十字峡 0830-0902
栃ノ木橋 0938
高度計読み625 0953-03
一合目 1012
二合目 1040
標高950m付近 1051-1101
三合目 1116
四合目 1144
高度計読み1260 1147-1204
五合目 1223
六合目 1234
高度計読み1550 1246-58
七合目 1304
八合目 1316
九合目 1335
丹後山 1340

6/4
丹後山 0447
利根川水源碑 0518
大水上山 0531-42
兎岳 0608-24
小兎岳 0700
鞍部 0719-34
池の段 0827
中ノ岳 0844-0920
池の段 0932
七合目 1003-14
六合目 1031
五合目 1049
高度計読み1400 1102-18
四合目 1126
三合目 1140
二合目 1156-1209
水場分岐 1217
二合目 1230
高度計読み690 1233-41
十字峡 1259
天候 両日とも晴れ。気温は6/3は平年並み、6/4は高めで風弱い。
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十字峡の駐車場に駐車。合計20台位のスペースがあり。
工事関係者のものも含まれるようだが、7割がた埋まっていた。
登山届入れは中ノ岳方面と丹後山方面双方にあり。プライバシー配慮、下山届付き。
コース状況/
危険箇所等
十字峡〜丹後山:残雪全くなし。丹後山避難小屋の天水タンクは満タン。
丹後山〜兎岳、中ノ岳〜十字峡:部分的に残雪あるが問題なし。
兎岳〜中ノ岳:残雪あり。滑落注意(感想参照)。滑ったらおしまいの場所もある。
次第に展望が開けてくる
次第に展望が開けてくる
イワウチワはどこで見てもきれいだ
イワウチワはどこで見てもきれいだ
こうして見ると越後駒より格上に見えます
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こうして見ると越後駒より格上に見えます
白の競演
魚沼方面を見下ろす
魚沼方面を見下ろす
八海山と中ノ岳
フデリンドウが一番見事だったと思います
フデリンドウが一番見事だったと思います
中ノ岳単独で
八海山ひきつけて
八海山ひきつけて
本谷山方面。右奥巻機山
本谷山方面。右奥巻機山
稜線までもう少し
稜線までもう少し
オオカメノキも稜線近くでは矮小化
オオカメノキも稜線近くでは矮小化
カタクリもシラネアオイと並んで主稜線全般で見られた
カタクリもシラネアオイと並んで主稜線全般で見られた
奥は巻機山から谷川岳へ向かう稜線
奥は巻機山から谷川岳へ向かう稜線
丹後山山頂。奥は平ヶ岳
丹後山山頂。奥は平ヶ岳
山頂は広い笹原。越後駒もちょっとだけ見えています
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山頂は広い笹原。越後駒もちょっとだけ見えています
中ノ岳と兎岳。背は低いが密生したネマガリザサでとても踏み込めない。
中ノ岳と兎岳。背は低いが密生したネマガリザサでとても踏み込めない。
荒沢岳へ続く稜線
荒沢岳へ続く稜線
中ノ岳へはまだ雪の上を登るようです
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中ノ岳へはまだ雪の上を登るようです
ミツバツチグリ(多分)
ミツバツチグリ(多分)
本谷山方面
会津駒だと思います
会津駒だと思います
(非)は意味不明ですが、二行目のカッコは避難小屋に対する
建前と本音が見えて面白い。
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(非)は意味不明ですが、二行目のカッコは避難小屋に対する
建前と本音が見えて面白い。
天水タンクは満タン近い
天水タンクは満タン近い
日が傾いた時間の荒沢岳。東に続く稜線が険しい
日が傾いた時間の荒沢岳。東に続く稜線が険しい
燧と至仏
夕陽の写真などは撮ったことがない
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夕陽の写真などは撮ったことがない
夕陽と八海山
グリーンフラッシュが偶然撮れないかと構えてみたが、
撮れる以前に見れるわけない
グリーンフラッシュが偶然撮れないかと構えてみたが、
撮れる以前に見れるわけない
早発優先のため日の出は割愛。
早発優先のため日の出は割愛。
朝日を浴びる中ノ岳
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朝日を浴びる中ノ岳
その前に踏む兎岳
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その前に踏む兎岳
利根川準源流域
利根川最源流域
利根川水源碑
左兎岳、右大水上山。実際にはこの写真の下半部あたりが
真の源流なのではないかと思います
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左兎岳、右大水上山。実際にはこの写真の下半部あたりが
真の源流なのではないかと思います
ミネザクラ
兎岳が切れちゃいました
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兎岳が切れちゃいました
写真が良くないのが残念ですが、見事なシャクナゲの群落
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写真が良くないのが残念ですが、見事なシャクナゲの群落
大水上山から丹後山
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大水上山から丹後山
兎岳山頂。標柱は「中ノ岳」だけが読み取れます。この山に来る人で間違える人はないと思いますが。
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兎岳山頂。標柱は「中ノ岳」だけが読み取れます。この山に来る人で間違える人はないと思いますが。
きれいなストライプ
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きれいなストライプ
中ノ岳と越後駒
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
小兎岳付近より
小兎岳付近は灌木が結構あります。
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小兎岳付近は灌木が結構あります。
一番奥に2本の縦筋が見えますが、多分そのどちらかが私の滑落跡です(恥)
一番奥に2本の縦筋が見えますが、多分そのどちらかが私の滑落跡です(恥)
この辺のシラネアオイは戸隠のに比べて色が赤っぽい
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この辺のシラネアオイは戸隠のに比べて色が赤っぽい
本谷山から巻機山を経て谷川岳へと連なる上越国境
本谷山から巻機山を経て谷川岳へと連なる上越国境
何とかここまで登ってきた
何とかここまで登ってきた
やっと着きました
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やっと着きました
越後駒。奥は守門浅草
越後駒。奥は守門浅草
上越国境とこれから下る道
上越国境とこれから下る道
手前から兎岳、平ヶ岳、左奥燧かな?
手前から兎岳、平ヶ岳、左奥燧かな?
巻機山でしょうか?
巻機山でしょうか?
かなり遠い山々を無理にズームインして撮ったけどどれがどれだか...意味ないですね
かなり遠い山々を無理にズームインして撮ったけどどれがどれだか...意味ないですね
荒沢岳。南面のせいもあるが、雪が少ない。
荒沢岳。南面のせいもあるが、雪が少ない。
奥の長いのは浅草岳?
奥の長いのは浅草岳?
越後駒引きつけて
越後駒引きつけて
下降する尾根
歩いてきた稜線
この尾根を下る
キバナノコマノツメ?
キバナノコマノツメ?
七合目より中ノ岳を振り返る。
七合目より中ノ岳を振り返る。
イワナシ
ミツバオウレン
丹後山に登った尾根と違い残雪が多い。
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丹後山に登った尾根と違い残雪が多い。
五合目より振り返る
五合目より振り返る
本谷山方面
ツバメオモト。五合目からしばらく急傾斜だが日陰が多い。
ツバメオモト。五合目からしばらく急傾斜だが日陰が多い。
三合目から日陰なしで暑い。タニウツギ
三合目から日陰なしで暑い。タニウツギ
ナナカマド
この尾根の下部はヤマツツジが飽きるほどあった
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この尾根の下部はヤマツツジが飽きるほどあった
あと少し

装備

個人装備
長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ライター 地形図 コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ シェラフ 予備電池 1/25000地形図 ガイド地図 ライター(3) ティッシュ 三角巾 バンドエイド(5) タオル(2) 携帯電話 スパッツ 手袋 ビニール袋(5) 替え衣類 入浴道具 シュラフ シュラフカバー クマよけ鈴 食器 水筒(3) コンロ ガスカートリッジ コッヘル(鍋) ローソク 医薬品 ラジオ ポリタンク

感想

6/3
まさか6月頭に実行するとは思ってはいなかった計画であるが、どこの山でも
ひと月位季節が進んでいるようだし、少し前のレコを見ても行けそうだ。
三国川右岸を通って十字峡へ。土木作業関係者のものも含まれるようだが、意外にも
そこそこ車が止まっている。登山口まで、渓谷は落ち込みあり、ゴルジュ有で
美しい。出発時間が遅いせいもあるが、日差しが厳しい。
林道には全く雪がない。40分ほどで登山口だが、風が通らないので
少し登ってから休憩。ハエはそれなりにいるし、蚊も少し飛んでいるが、
虫よけを使わなくても刺されることはなかった。ヤマツツジが目立つ。
二合目を過ぎると展望が途切れ途切れに得られるが、休憩場所は展望よりも、
日陰と風の通りを重視した。
四合目あたりから、ムラサキヤシオ、イワカガミ、イワウチワ、オオカメノキ、
ドウダンツツジ、タムシバ、アカモノと出てきて、楽しい。
急ぐこともないので、のんびりとまでいかないがゆるめのペース。
コースタイムは少し甘め。(同じ「越後三山」でも平ヶ岳や荒沢岳ではそうでもない)
七合目で森林限界を超え展望が大きく開ける。花もオオカメノキとイワカガミはまだあるが、ミツバツチグリやフデリンドウ、シラネアオイ、ミツバオウレン等に
代わる。フデリンドウが一番きれいだったか?
1340丹後山避難小屋着。とてもきれいな小屋。貸切利用で快適。
天水タンクは満タン。それにしても奥利根方面の雪が少ないと思う。
(戻ってから、6月末の平ヶ岳、7月半ばの荒沢岳の写真と比べてみた。
視点が違うから雑な比較だが、両者の中間位か?)
時間があるので、ザックの中を色々見てみたが、常に持ち歩いている
「非常用セット」が、やばかった。予備電池は盛大に液漏れしている上に
震災時に会社用に格下げしたヘッドランプ用のサイズ。ライターは着火しない。
非常時でないときに気付いてよかったが、少なくとも2-3年はこんなガラクタを
必ず持ち歩いていたと思うとあほらしい。

6/4
3時半起床。日の出は見逃したが5時前に出発。良い天気。丹後山北の残雪で
半分ほど水を入れた水筒に雪を詰める。
大水上山の北ではシャクナゲの見事な群落になっていた。兎岳では
陽の水のテン場に泊まったという人と一緒になる。荒沢岳のクサリは
重要な部分については先週つけたられたとのこと。
ここから、ストックを使用。残雪上を歩くことが多くなる。
かつて5月連休に毎年神居尻山に登っていた私にはさして問題ではない、などと
慢心していたバチがあたって、小兎岳の先で見事に滑落。
幸い、10mほど下で雪が途切れており、その先は小石まじりの斜面であったが、
下手に止めようとしなかったのも幸いして、手首のプチ出血で済んだ
(+あとで気付いたがズボンの尻に小穴)。
丁度対向してきたパーティに見られており、恥ずかしいことこの上ない。
また、話をした際に「丹後山」という言葉が出てこなかったのは、動揺して
いたのだろう。(単なる老化かも?)
尻に泥が付いたので、少し進んだ鞍部の手前で尻セードをしてみたが、
あまりきれいにはならなかった。
鞍部で休憩し、気を取り直して進む。これまでも部分的にはそうだったが
この先の残雪は高さ方向に長大で、滑ったら恥ずかしいでは済まされない。
結構真剣に登ったので、記録をまとめて気付いたが、30分ほど写真も撮っていない。
池の段手前の肩まで来ると一安心。池の段の分岐はやっと道標が出たところ。
中ノ岳0844着。越後三山縦走、あるいは裏越後三山縦走という形の計画を何度も
立てた。都度計画倒れと挫折を重ね、結局こういう形での登頂となったが
やはりうれしい。
(時間も早いし、ここで越後駒へ計画変更しても行動時間はあまり変わらず、
タクシー代が余計にかかるだけだ、と悪魔のささやきが聞こえたが、止めておいた)
下りにかかるとぼちぼち人とすれ違う。池の段で右折すると急な下りが続く。
昨日よりも風が無い感じがして暑く、きつい。五合目近くなると残雪が数か所あり、
少し掘っては一ヶ所につき2口くらいづつ食べながら歩く。暑いとすぐ頭が
ぼーっとなる私は、これでだいぶ助かった。
五合目からはまた急傾斜、三合目から二合目の緩傾斜の尾根は展望は良いが
日陰がなく日差しがきつい。この辺から下はヤマツツジは見事。そして、
二合目から下は超の付く急傾斜。歩き始めにこんな傾斜を登るのはつらそうだが、
下るのも大変だ。最後は階段になって、13時十字峡着。

蛇足:
梅雨入り前にと思って取った3日金曜日の休み。読みが当たって天気は良さそう。
当初は白峰南嶺の核心部のどこかに当てる予定で、プランは山ほどあった。
しかし、笊から椹島へは道の状況が不明、青笹から青薙へ回るのも青薙崩れを
重荷で通過するのが不安。伝付峠への入山路は通行禁止で早川町役場に電話しても
詳細不明。最後まで有力だったのが、伝付峠の代替として林道別当代線から
別当代山へ上がるものだが、記録をよく見ると部分的に倒木帯があるようで、
苦労するかもしれない。こんな感じでそれぞれに難点を抱えている。
この位であれば、いずれも自分に自信があれば決行するのだが、最近、宿泊山行が
億劫になり、2年近くも日帰りばかりだ。これは一からやり直すほうが良いと考え、
避難小屋泊での丹後山中ノ岳を選択した。

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