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Yamareco

記録ID: 894705
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻

利尻山(利尻富士)

2016年06月10日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
32:00
距離
12.6km
登り
1,554m
下り
1,549m

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
2:10
合計
8:30
4:20
4:20
130
6:30
6:30
10
6:40
6:40
30
7:10
7:10
30
7:40
9:50
20
10:10
10:10
10
10:20
10:20
10
10:30
10:30
120
12:30
12:30
10
12:40
ゴール地点
鴛泊港〜北麓野営場の往復は徒歩。
距離は約4kmで1時間程度の道のり。
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
旭川市から自家用車で稚内市へ。(約4時間30分)
利尻島(鴛泊港)までフェリー。(約1時間30分)
フェリーターミナルから北麓野営地まで徒歩。(約1時間)
コース状況/
危険箇所等
山頂までの数100m区間で雪渓が残っていましたが、キックステップで十分に対応できました。
その他周辺情報 北麓野営地でテント泊(1泊500円)
利尻富士温泉で日帰り入浴(500円)
2016年4月6日。
旭川から初めて稚内に行った帰り、海岸線沿いを走っていた車内から見えたこの景色。
何とも言えないその存在感に、ただただ感動。
いつか必ず登ってみたいと思わせるに十分なインパクト。
2016年4月6日。
旭川から初めて稚内に行った帰り、海岸線沿いを走っていた車内から見えたこの景色。
何とも言えないその存在感に、ただただ感動。
いつか必ず登ってみたいと思わせるに十分なインパクト。
旭川市から稚内市までへのルート途中にある苫前町。今から100年も前の開拓の時代、この山奥で日本最大の熊事件が起こった跡地を訪れる。
旭川市から稚内市までへのルート途中にある苫前町。今から100年も前の開拓の時代、この山奥で日本最大の熊事件が起こった跡地を訪れる。
「ケサガケ」と呼ばれたこのヒグマ。
家と比較してこのサイズ!?380kgものデカさが恐すぎる!
「ケサガケ」と呼ばれたこのヒグマ。
家と比較してこのサイズ!?380kgものデカさが恐すぎる!
海岸線沿いの「オロロンライン」を北上。途中、利尻富士がカッコ良く見えるはずの地点。雲に隠れて何も見えない・・・。
海岸線沿いの「オロロンライン」を北上。途中、利尻富士がカッコ良く見えるはずの地点。雲に隠れて何も見えない・・・。
稚内市のマンホール。
「利尻富士」「防波堤ドーム」そして「タロとジロ」。
稚内市のマンホール。
「利尻富士」「防波堤ドーム」そして「タロとジロ」。
いよいよ稚内市の「ハートランドフェリー」に乗って初の利尻島へ!ワクワク!
フェリーの2等客室は片道2,030円。
平日ですからこの感じです・・・。
いよいよ稚内市の「ハートランドフェリー」に乗って初の利尻島へ!ワクワク!
フェリーの2等客室は片道2,030円。
平日ですからこの感じです・・・。
利尻島に渡りました!!
実感が湧いてきます。
利尻島に渡りました!!
実感が湧いてきます。
利尻島のマンホール。
やっぱり利尻富士!
利尻島のマンホール。
やっぱり利尻富士!
北麓野営場まで4kmの道のりを徒歩で行きます。
そうなんです、緑の匂いの中を歩きたいんです。
北麓野営場まで4kmの道のりを徒歩で行きます。
そうなんです、緑の匂いの中を歩きたいんです。
北麓野営場。
もちろん水場、トイレ、自販機ありますよ!
施設がとっても綺麗!
北麓野営場。
もちろん水場、トイレ、自販機ありますよ!
施設がとっても綺麗!
テントを設営。平日なので誰もいません・・・。
今回は縦走じゃないので、ステラリッジ1型は置いてきました。
ICIの「STAR DOME」2人用。
テントを設営。平日なので誰もいません・・・。
今回は縦走じゃないので、ステラリッジ1型は置いてきました。
ICIの「STAR DOME」2人用。
ビールで乾杯!
夕方、テント内で休んでいたら、管理人さんに呼ばれた。
行ってみたら・・・
さっきまで雲に隠れていた利尻山の山頂がクッキリ!!
おじさんありがとう〜〜〜〜!
1
夕方、テント内で休んでいたら、管理人さんに呼ばれた。
行ってみたら・・・
さっきまで雲に隠れていた利尻山の山頂がクッキリ!!
おじさんありがとう〜〜〜〜!
凄いっ!!
6/10 朝4時15分、北鹿野営場をスタート。
ツアーの団体さんが先を行きます。
6/10 朝4時15分、北鹿野営場をスタート。
ツアーの団体さんが先を行きます。
甘露泉水。
この先、水場はありません。
甘い??
ん〜〜・・・よく分かりません。(笑)
甘露泉水。
この先、水場はありません。
甘い??
ん〜〜・・・よく分かりません。(笑)
3合目。
ここから5.5km先か・・。
3合目。
ここから5.5km先か・・。
ルートは一本道で明瞭。
このような感じがずっと続きます。
ルートは一本道で明瞭。
このような感じがずっと続きます。
6合目
この高度ではまだ視界が広がっていますね。
6合目
この高度ではまだ視界が広がっていますね。
7合目。
この辺りから斜度が上がり始めるのを感じます。
7合目。
この辺りから斜度が上がり始めるのを感じます。
第二見晴台。
見えない〜〜。
濃いガスと霧雨。
第二見晴台。
見えない〜〜。
濃いガスと霧雨。
8合目。長官山。
長官山の石碑。
8.5合目にある避難小屋。
8.5合目にある避難小屋。
内部にお邪魔します。
収容人員:最大30名
内部にお邪魔します。
収容人員:最大30名
9合目。
残り300m。
やっぱりここからの急登が長い。
9合目。
残り300m。
やっぱりここからの急登が長い。
ルート中にはこのような危険ヵ所もあります。
ルート中にはこのような危険ヵ所もあります。
最後の急登。
と何度思ったことか。
最後の急登。
と何度思ったことか。
スタートから3時間30分後の7:43。
利尻山山頂へ!
7
スタートから3時間30分後の7:43。
利尻山山頂へ!
稚内方面の絶景があるはずの景色を撮影。。。。
稚内方面の絶景があるはずの景色を撮影。。。。
濃いガスが消えるかもしれないので、しばらく粘ることに。
熱いコーヒーで温まります。
30分ほどして登頂してきた滋賀県から来た男性とトークタイム♪
濃いガスが消えるかもしれないので、しばらく粘ることに。
熱いコーヒーで温まります。
30分ほどして登頂してきた滋賀県から来た男性とトークタイム♪
2時間粘りましたが、絶景は諦めました。
濃いガスのなか2人で下山。
2時間粘りましたが、絶景は諦めました。
濃いガスのなか2人で下山。
風が強く、気温7℃でも体感温度は低く感じる。
風が強く、気温7℃でも体感温度は低く感じる。
風裏に来るととたんに暑くなって、レインウェアとフリースと脱ぎます。
風裏に来るととたんに暑くなって、レインウェアとフリースと脱ぎます。
これからは植物の勉強しなきゃ。
これからは植物の勉強しなきゃ。
全っ然わかりません。。。
全っ然わかりません。。。
葉っぱが無い。
ここまで下りるとガスが薄くなってきた。
ここまで下りるとガスが薄くなってきた。
昨年10月の台風で折れた木々が見られました。
大木がこんな姿に。
昨年10月の台風で折れた木々が見られました。
大木がこんな姿に。
花の名前も知らないくせに色々撮影しながらゆっくり下山。
下山から3時間後に北麓野営場に到着。
テントを撤収してから、滋賀の男性と一緒に利尻富士温泉に向かいます。
花の名前も知らないくせに色々撮影しながらゆっくり下山。
下山から3時間後に北麓野営場に到着。
テントを撤収してから、滋賀の男性と一緒に利尻富士温泉に向かいます。
エゾハルゼミが夕方まで鳴いていました。
帰りは4kmの道のりもあっという間。
エゾハルゼミが夕方まで鳴いていました。
帰りは4kmの道のりもあっという間。
帰り道に咲いていた花。名前はもちろん知らない。
帰り道に咲いていた花。名前はもちろん知らない。
利尻富士温泉♪
気持ち良い露天風呂でした!
1時間以上滞在。
利尻富士温泉♪
気持ち良い露天風呂でした!
1時間以上滞在。
風呂上りのアイス。
乾いた体に浸み渡ります。
1
風呂上りのアイス。
乾いた体に浸み渡ります。
港に近づいてきました。
港に近づいてきました。
死ぬほど腹が減っていたので、鴛泊港の目の前にある「磯やき亭」に入りました。
死ぬほど腹が減っていたので、鴛泊港の目の前にある「磯やき亭」に入りました。
海鮮の街にある「磯やき亭」に来て
カツ丼を注文!
2
海鮮の街にある「磯やき亭」に来て
カツ丼を注文!
17:35のフェリーで利尻島に別れを告げる。
フェリーから見えたこんなにキレイな利尻富士。
また来るしかないでしょ!!
3
17:35のフェリーで利尻島に別れを告げる。
フェリーから見えたこんなにキレイな利尻富士。
また来るしかないでしょ!!

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ ポール

感想

6/9、6/10が6月唯一の連休となり、利尻山に登ることを決めた。

6/9(木)
初日は移動日で、3時に起床して旭川の自宅を朝4時に出発。
まずは車で稚内を目指す。

途中、苫前町を通過するので、以前から一度見たいと思っていた苫前町三毛別という場所へ寄ってみました。今から100年ほど前の開拓の時代に日本最大のヒグマによる獣害事件が発生した場所だ。新潮社の「熊嵐(吉村昭著)」でリアルな描写が非常に脳裏に焼き付いていた。
苫前町から山奥に20km程進んだ場所にその跡地はあった。当時の小屋を再現した建物に実物大のヒグマ(380kg)が襲いかかろうとしているシーンが強烈。

充分すぎるほどに現場を感じたので、すぐに稚内へ向かう。
約4時間30分かけて無事に稚内市へ到着。

稚内のフェリーターミナルからハートランドフェリーで約1時間30分で利尻島へ渡った。料金は片道2,030円。
鴛泊港に到着するとまずは近くのお店で冷えたビールを購入し、それから北麓野営場までの約4kmの緩やかな上り坂を徒歩で移動。今日の利尻島は曇っていて、小雨がパラつく天気。山頂はおろか山の中腹さえも見えず。
約1時間の14時に今日の宿泊地である「北麓野営場」に到着した。テント1張り500円。
受付して同時に明日の入山届を記入。すぐにテントを張ってマットとシュラフを広げ、遅い昼食(インスタントラーメン)を食べる。
もらった案内に目を通しながら、明日の利尻山登山のイメージを膨らませていく。往復8〜10時間は覚悟しておいた方が良いようだ。
夕方に下山してきた登山者に話を聞くと、山頂付近に雪が残っているがアイゼンが必要なほどではない様子。重たい荷物はできるだけ置いていきたい。
夕方17時過ぎに管理人さんに声をかけられて行ってみると、雲が晴れて利尻山山頂がクッキリと見えていた!!こんな距離で山頂までハッキリ見れるなんて・・・。
18時に夕食をとってすぐに就寝。明日朝は3時起床、4時に出発予定。

6/10(金)
予定通り3時に起床。夜中じゅうずっと小鳥が鳴いていた。
カレーメシ、インスタントラーメン、味噌汁、コーヒーで朝食をとってから身支度を整え、ハイドレーションに水を2L補給してから4:15に北麓野営場を出発。
既に10名ほどのツアー登山者が出発していた。
どうせ後半でバテるので、できるだけゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせて歩き始めた。5分程度で最初で最後の水場「甘露泉」に到着し、冷たい水を飲む。途中、ツアーの団体さんをゆっくり抜き、5合目で一旦休憩。
先に休んでいた滋賀県から来た男性(Mさん)と、後から来た年配の男性と少し談笑し、3名でまたスタート。その後は休憩なく行けたので、山頂まで単独。
8合目くらいまではあっという間に到着した感じがした。体力を温存するため、できるだけザックを軽量化して8.5kg程度の重量にしておいて良かった。
ルートは全体的に狭く、ハイマツやダケカンバなどに覆われていてトンネルのような地帯も多く、何度か頭をぶつけた・・・。
「長官山」、「避難小屋」を通過し、標高1,410mの9合目からは本格的な急登が続く。「ここからが正念場!」と書かれていたが、ここにきて残り300mの高度を稼ぐのがホント長かった。濃いガスで山頂が全く見えない。9.5合目付近だろうか。崖が浸食されて非常に狭いルートになっている危険ヵ所がある。これ以外は特に問題なく、山頂付近に残る雪渓も柔らかくてキックステップで十分登れる。

ようやく山頂の祠が見え、7:43遂に山頂へ!
分かってはいたが、もちろん真っ白なガスの中。風も強い。
5分も経たないうちに寒さで震えてきたのでフリースとレインウェアを着てから、お湯を沸かして熱いコーヒーを頂く。この状況からすぐにガスが消える見込みは無かったが、せっかくきたのでMさんと2時間ほどおしゃべりしながら粘ってみた。
9:50頃まで粘ってみて一向に天候が変わらず、Mさんと一緒に下山。帰りはせっかく持ってきた重たいカメラで花やら景色やらを撮影しながらゆっくり進む。
帰りはツアー登山のグループが2組とまばらに5〜6名の登山者とスレ違った。下山は7合目から下が異常に長く感じ、登りでかかった時間の2倍くらいに感じた。(実際には3時間)
北麓野営場に戻ってきたのは予定より1時間ほど早い12:45。
下山のサインをして、テントを撤収し75Lのザックに全て収める。お世話になった管理人さんに挨拶をし北麓野営場を後にして、鴛泊港への約4kmの道のりをまた歩いて戻りました。
途中、「利尻富士温泉」にGO!デカすぎるザックはフロントで預かってくれ、露天風呂を満喫することができました!!また、風呂上がりのアイスもサイコー!
あまりにも腹が減っていたので、フェリーターミナルの目の前にある食堂「磯やき亭」に寄り、遅い昼食?早い夕食?
私はボリュームMAXのカツ丼、Mさんはイチ推しのウニ丼を完食!
その後17:35のフェリーに乗ります。フェリーから見えた美しい利尻富士の山頂!そうくるかよ・・・。
稚内に戻り、19:30過ぎに稚内を出発し、旭川に向けて車を走らせる。
偶然にも旭川まで行く予定だったMさんを乗せて、深夜12時頃に無事旭川到着。
2日間、44時間の凝縮された楽しい時間でした!!

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
4/5

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