焼石岳(花園の山…ハクサンイチゲの舞)(岩手県)

2016年06月19日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.1km
• 登り: 835m
• 下り: 824m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:41
• 休憩: 1:03
• 合計: 9:44

6:04 ３合目登山口
6:43 6:43 釈迦懺悔
8:45 8:50 長命水
9:00 9:10 焼石沼
9:50 10:00 焼石神社
10:40 10:55 焼石岳
11:10 11:25 泉水沼
11:35 11:35 姥石平分岐
11:59 12:07 東焼石岳西分岐
12:38 12:38 焼石神社
13:19 13:19 焼石沼
13:23 13:23 長命水
15:48 ３合目登山口

天候

晴れ(梅雨どきにしては最高)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

焼石岳へは、東成瀬三合目登山口より登りました。国道397号、秋田県境付近に登山口の大きな看板が立っています。大きな看板の割に少し狭い林道に入り、約3km進みます。砂利道で少々坂道になっており普通車でも進めますが砂利等でハンドルを取られるので安全運転でお願いします。
トイレは東成瀬三合目登山口の林道に入って直ぐの所、国道397号線沿いの、つぶ沼登山口、ジュネス栗駒パターゴルフ場などがあります。
今回は、ジュネス栗駒パターゴルフ場を利用させて頂きましたが水洗で綺麗でした。親切にもトイレ利用の方への看板もありました。

コース状況／危険箇所等

急登は、そんなにありませんがコースは長く、少なからずアップ・ダウンが続き、だんだんとボディブローの様に効いてきます。登山道は、泥濘や木の根、徒渉点が3箇所、平坦な所と変化がありすぎますが全体的に歩きにくいです。
午前中山頂付近で雨が降ると午後には沢が増水するので気を付けて下さいと地元の根曲竹採りの方にアドバイスを頂きました。

その他周辺情報

お風呂は､低価格で源泉掛け流しが多く､アルカリ性で入浴中､肌はﾇﾙﾇﾙして､湯上がりにはｽﾍﾞｽﾍﾞです。
岩手県側には､ひめか湯､やけいし館､秋田県側には､ｼﾞｭﾈｽ栗駒ｽｷｰ場内のやまゆり温泉があります。今回は､やけいし館(\500)を利用｡
秋田県側､増田町(国道397号沿い)には蔵の町並みがあり散策もお勧めです。釣り吉三平の作者の『矢口高雄』の出身地でもあり､それにちなんだものもあります。

写真

6/18 12:19

6/18(土)　悪天候のため、登山前日は蔵の町増田町を散策。

6/18 5:18

6/18(土)　村営パークゴルフ場のトイレへの案内。

6/18 5:27

6/18(土)　村営パークゴルフ場のトイレ。水洗で綺麗です。

6/18 7:59

6/18(土)　東成瀬村方面からの　三合目焼石岳登山口入り口の看板。非常に分かり易いです。

6/19 6:04

東成瀬三合目駐車場脇の登山口。連日TVでも報道されています様に、熊注意の看板も新しいものでした。
少々、怖い感じもしますがタケノコ採りの方々は、鈴の他に爆竹やメガホン風のサイレン等も持って入山。
注意、ここの登山口には、トイレはありません。

6/19 6:07

登山道のマイズルソウのお花畑。

6/19 6:19

すずこやの森駐車場への分岐点。東成瀬三合目登山口からは、15分足らずですが、すずこやの森からは70分も掛かるとか。

6/19 6:27

四合目・大森沢通過。

6/19 6:43

釈迦ざんげと回り道の分岐点。ずるして回り道を選択。

6/19 6:52

どちらを選択しても、ここに到着。焼石岳へ向かいます。

6/19 7:27

滑り易い坂も、泥濘だ道も沢山登場。

6/19 7:28

最初の徒渉点。難なく通過…でも無かった。

6/19 7:33

第二徒渉点。さらに難儀。でも靴は脱がず、濡らさず通過。

6/19 7:35

六合目・与治兵衛通過。

6/19 7:40

第三徒渉点通過。少々渡りずらかったよ。

6/19 7:47

胆沢川を右手に左手にして進みます。

6/19 8:10

ミツガシワでしょうか ?

6/19 8:26

とても小さな鳥が、虫取りに必死でした。

6/19 8:38

ハクサンチドリ。これから沢山お目に掛かれました。

6/19 7:30

エビネチドリ　?

6/19 8:40

キヌカサソウ(少々過ぎ加減で赤みを帯びていました)

6/19 8:46

八合目手前前の水場。冷たくてとても美味しいです。
水も補給。この辺一帯は以前放牧地との事で見晴らしも良くなりました。

6/19 8:53

八合目手前のお花畑より、焼石岳(中央)も見えてきました。天気は心配なさそうです。どんな花が咲いてるか充分期待が持てそうです。

6/19 8:54

八合目に到着。右奥に進むと焼石沼です。
ここで休憩するつもりが、見事な花園に疲れも忘れ写真撮りに夢中でした。

6/19 8:55

まさに、焼石沼周辺はミヤマキンポウゲの花園です。
(お花畑では表現し尽くせません)

6/19 8:56

ミヤマキンポウゲと三界山(左)と(モッコ岳)

6/19 8:58

ミヤマキンポウゲと焼石沼、奥に焼石岳。

6/19 9:01

ミヤマキンポウゲと焼石沼、奥に焼石岳。

6/19 9:10

ミヤマキンポウゲ西焼石岳。

6/19 9:10

八合目の道標と、これから向かう焼石岳方面。

6/19 9:16

再び振り返り三界山(左)と(モッコ岳)

6/19 9:19

カラマツソウ。

6/19 9:22

焼石沼方面を振り返る。

6/19 9:25

雪渓脇のミニチュア盆栽風、水芭蕉。

6/19 9:26

雪渓の雪解け後に水芭蕉が芽吹いていました。

6/19 9:52

なかなか見晴らしの良い登山道です。九合目手前は少々、急登になりますが絶景で疲れ知らずです。

6/19 9:55

九合目に到着。ここから南本内岳(権四郎森)・東焼石岳・焼石岳への分岐点になります。しばし絶景を眺めながら座り休憩。

6/19 10:03

九合目より焼石神社(岩場の中にあります)方面、焼石岳山頂を目指す方は焼石神社脇を通過します。

6/19 9:56

同上、後ろが焼石岳。

6/19 10:04

焼石神社。大きな岩の下に祀られています。

6/19 10:08

暫く、大きなゴロゴロ岩の上を歩きます。コンパスの短い方は難儀します。

6/19 10:14

少しは焼石岳に近づいたかな ?

6/19 10:27

焼石岳中腹より、焼石沼・三界山方面。

6/19 10:40

焼石岳中腹より、南本内岳、奥に牛形山方面でしょうか。

6/19 10:52

焼石岳山頂に到着(少々強い風がありました)、写真撮り後、急ぐ心を落ち着かせながら姥石平のハクサンイチゲを目指しました。

6/19 11:03

登山道脇に凛としたシラネアオイ一輪。

6/19 11:04

横岳分岐点付近より横岳方面。

6/19 11:10

泉水沼手前にチングルマ。

6/19 11:10

泉水沼と東焼石岳方面。

6/19 11:24

泉水沼と焼石岳。

6/19 11:30

姥石平付近よりハクサンイチゲと焼石岳。

6/19 11:31

登山道脇のヒナザクラ。

6/19 11:32

姥石平分岐点付近は、ツアーの方々で賑わっていました。
中沼コースからの人が多いみたいです。

6/19 11:34

チングルマと焼石岳。

6/19 11:35

姥石平の道標。

6/19 11:35

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。
これから同じ様な画像が沢山出て来ますが嬉しくて一杯シャッターを押してしまったのでご了承下さいm(_ _)m

6/19 11:43

登山道脇のカラマツソウ。

6/19 11:44

登山道脇のミヤマシオガマ。

6/19 11:47

登山道脇のイワベンケイ。

6/19 11:52

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。

6/19 12:02

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。

6/19 12:03

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。

6/19 12:04

ハクサンイチゲと横岳方面。

6/19 12:06

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。

6/19 12:06

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。

6/19 12:14

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。

6/19 12:12

ハクサンイチゲと残雪の焼石岳。

6/19 11:59

東成瀬コース九合目と東焼石岳への分岐点。帰りの長い東成瀬コース下山体力温存の為に東焼石岳へは行かないと言う人が居り、やむなく東焼石岳へは断念。
東成瀬コース九合目へ向かいます。

6/19 11:57

うらめし〜や、東焼石岳。

6/19 12:12

チングルマと焼石岳。

6/19 12:13

道端の可憐なヒナザクラ。

6/19 12:17

池塘と焼石岳。

6/19 12:17

ヒナザクラと焼石岳。

6/19 12:20

雪渓と南本内岳。

6/19 12:28

登山道脇のサラサドウダン。

6/19 12:31

登山道脇のベニサラサドウダン。

6/19 12:32

キヌガサソウ。(神室連峰のキヌガサソウ比較するとかなり小振りの感あり)

6/19 12:34

九合目付近の雪渓。　熊！！…と思ったら登山者でした。

6/19 12:35

雪渓近くのベニバナイチゴ。

6/19 12:38

九合目に到着。

6/19 12:43

西焼石岳方面。残雪を顔として見ると滑稽な感じがします。

6/19 12:44

お名残惜しや雪渓と焼石岳。

6/19 12:45

ウメバチソウ ?

6/19 12:45

登山道は、ハクサンチドリの小径。

6/19 12:49

急登で小砂利で足が取られそう、慎重に足を運びます。

6/19 12:53

焼石沼が見えてきました。

6/19 13:04

雪渓脇のリュウキンカ。

6/19 13:16

八合目付近のミヤマキンポウゲ。

6/19 13:17

山界山とミヤマキンポウゲ。

6/19 13:17

西焼石岳とミヤマキンポウゲ。

6/19 13:18

焼石沼付近のミヤマキンポウゲと焼石岳。

6/19 13:19

焼石沼付近のミヤマキンポウゲと見納めの焼石岳。

6/19 14:55

アカモノ(イワハゼ)　…　二輪可愛いです。

6/19 15:36

ギンリョウソウ。(これから沢山見られそうです)

6/19 15:48

東成瀬三合目登山口(駐車場)に到着。

撮影機器：

EOS Kiss X3 CANON

IXY DIGITAL 810 IS CANON

PowerShot S120 CANON

感想

yamanamie

前日(6/18(土))に東成瀬三合目登山口まで来たのですが天気予報の通りで
既に、三合目登山口でガスってて、時折霧雨や雨になったりで、暫く車の中で仮眠しながら天気の回復を待ちましたが良くなりませんでした。
遠方(関東・関西)から来られた方々は、予定があるのか悪天候(?)の中、出発されました。我々はせっかく来て日曜日に登山をする事にして登山口を後にしました。月曜日からの仕事は大変だけどやはり、花の山(何処の山でも)は、晴れなくては何事にも変えられません。
6/19(日)は、朝から晴れ(でも夕方には天気は崩れるとの事)、東成瀬三合目登山口の駐車場は、30台駐車可となっていますが私の感覚では10数台しか駐車出来ないように感じ駐車出来るかが何よりの心配事でした。
駐車場に着いたら予想に反して駐車している車は少なく、地元のネマガリタケ採りの方が多いように見受けられました。
地元の方は、熊対策として熊避けスズはもとより、爆竹やハンドマイクにサイレン付きの小道具を持っている方もおられました。
我々の熊対策は、熊避けスズを3つ、ラジオをつけて出発しました。

東成瀬三合目コースは、小さいながらアッブダンの道で、雨の後は、登山道はかなりぬかるみます。徒渉点は大きなもので3箇所あります。
タケノコ採りの方のアドバイスでは、午前中山頂で雨が降ったら午後には沢が増水するので注意するようにとアドバイスを頂きました。
東成瀬三合目登山口から、八合目近くの長命水までは、見晴らしが悪く雑木林の中をもくもくと歩くだけでとても長く感じました。実際長いです。
長命水付近から一転して絶景の登山道に変身します。
今の時期は、焼石沼周辺は、それはそれは、ミヤマキンポウゲの花園です。
鳥肌が立つくらいの絶景でした。
梅雨時の、天気ですから近くの山々は見られましたが、これまた花の山鳥海山等々は、霞んでいて姿形も見えませんでした。
とても楽しみにしていた、姥石平付近のハクサンイチゲは、当たり年で無いのか花の数が少ないように感じました。そして満開時期が過ぎ掛けていました。でも登山者の情報で東焼石方面は見事と聞き足を運びました。
満足のゆく、景色を見ることが出来感激ひとしおでした。

焼石岳の花々を充分に堪能してして下山を開始、後ろ髪を引かれ何度も焼石岳方面を振り返りながら……。
途中から、山々の峰峰に雲が掛かり出、三号目登山口に着いたときは、周りはガスっていました。思わずセーフと行ってしまいました。
大満足の焼石岳の花・花・花の山行きでした。