水根沢谷
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
腰に疲れが溜まっているので今週末はレストしよう、梅雨入りしたことだし。
…と思っていたら、どういうわけかドピーカンの予報。しかもかなり暑くなりそう。
うーむ、どうしたものかしら…と迷い始めたところに水根沢谷のお誘いがあっものだから、ついウッカリ?…いやホイホイと出かけてまいりました。
腰の調子はあまりよくありませんでしたが、絶好の沢日和でやはり行ってよかった。
半円の滝までは以前遡行したことがありましたが、水量が多くて登れなかったトイ状の滝や半円の滝も今回は登れたし、登山道と交差する木橋まで遡行し、充実した一日になりました。
ご一緒いただいたお姉様方、ありがとうございました〜^^。
これだけ天気がよく暑い日だったので、水根沢谷は案の定大盛況。
駐車場で準備していた大人数の方たちより先に出発して、8時半頃入渓しましたが、トイ状の滝で大集団に遭遇。
聞けば某大学の探検部とのこと。
ほ〜、探検部と言えばW大学?と思ったけれど違いました。
W大探検部は大学探検部の中でも別格の存在なのだそうです。
先に行ってくださいと言われ、この日なぜか攻め達磨と化していたハルルが、胸まで水に浸かりながらまず突撃。
で、水圧に負けて取りつけず、あっさり引き返してきましたw。
次は探検部の男子。
取りつくことはできましたが、何度やっても突っ張りムーブで足が滑り撃沈。
最後はゴボウで強引に突破しましたが、激闘の残骸として、脱げた短パンが水にプカプカと浮いていましたw。
次も探検部男子。
突っ張ったきり上がれず、水流の真ん中で停止。
水の溜まった短パンが徐々にずり落ちてくるw。
パンツが膝まで脱げて、とてもカッチョ悪かったですよ、お兄さん‼
この男子は結局突破できず、次にいたいけな女子大生がトライ。
でも、何度も滑り落ちてはドボン。
戻ってきて寒さに震えているので、親切なオジサン(=ワタシ)が優しく声をかけてあげてました^^。
あまりにも登り方が下手だったので、こうすればいいんだよと教えてあげようかと思いましたが、もし自分も登れなかったらとてもカッコ悪いので自重。
いざ登ってみると簡単で、しまった!偉そうに講釈垂れてやればよかった〜と少し後悔。
核心は滝壺から滝に取りつくところで、いかに水圧に耐えるかということ。水量が多かったら巻きですナ。
お姉様方たちも難なく突破。
その先の滝は右足が滑りそうだったので、無理せず左岸の乾いた壁から巻きましたが、お散歩さんはその滝をサクッとフリーソロ(^^;。
ハルルとMMさんに右壁からロープを垂らそうとしているとき、後から登って来たベテランらしきオジサンが残置ボルトにささっとクリップして行ったのを見て、意地でもこれは使うまいと思い、カムで支点を構築したため、お待たせしてしまいました。
(この方、そのボルトを中間支点としてロープを屈曲させてから歩いて安定したところまで上がり、肩がらみか何かでフォローを確保していました。なるほどそういう方法もあるのかーと、見ていて勉強になりました。)
後から気づいたことですが、ここでちょっと反省点が。
一つはほぼバチ効きのカムセットだったのですが、もう一つは少し怪しかったのに流動分散にしてしまったこと。
万一怪しい方が抜けたときの衝撃荷重を考えると、固定分散にすべきでした。
結び目が解きにくくなるのが嫌で、最近流動分散を使うことが癖になっているので、改めなければ。
始めのうちはなるべく濡れないようにしていましたが、そうも言っていられなくなり、やがてずぶ濡れに。
水根沢谷は、この日のように茹だるような暑さじゃないと寒くてダメですね。
シャワークライミングした方が楽しい沢ですし。
半円の滝まではウォーターアトラクションのようで飽きさせないし、地図読みの必要な二俣もない。アプローチは至近、下山は楽チンと、人気なのも頷けます(もちろん、素人同士では危ないですけど)。
その後も数々の小滝登りを楽しみつつ、2時間半ほどで半円の滝に到着。
半円の滝も水量が少なかったので、今回は楽に登れました。
突っ張るときに体勢を低くしなければならないので、水量が多いとまともに水圧を受けて厳しいんじゃないかしら?
MMさんはリーチが短い(しかもとびきり)からか、あと少しのところで突っ張り切れず、何度も滑り落ちて断念しましたが、墜ちても墜ちてもトライを繰り返すバイタリティは大学生並?でした。
リーチが云々という話をしたら、それは言い訳にしないと決めているそうで、強くなりそう。
ワタシは腰痛が不安だったので、半円の滝でエスケープするかも?と宣言していましたが、何とか行けそうだったので、暫し休憩したのち木橋まで遡行することにしました。
(行けたのは、途中からハルルがロープを持ってくれたからかも。ありがとねー。あっ、ハルルと言えば、交通費を貰い忘れていた‼)
半円の滝から先に現れる二俣の現在位置を確認する際、地図読みに今一つ自信を持てませんでした。
距離感から想定した右俣の支沢の形状が、地形図から読み取れるものと一致しなかったのです(地形図ではそれほど切れ込んでいる沢には思えなかったが、実際には出合からかなり切れ込んでいた)。
迷った二つの現在位置のどちらであっても左俣が本流だろうし、間違えて右俣に進んでも登山道にぶつかると思いましたが、念のためGPSで確認。
結局間違ってはおらず、当初は地形図と実際の地形を照合する経験が少ないからかなと思いましたが、後でじっくり地形図を確認してみると、読み方が甘かったせいもあるように思います(あるいは老眼のせい?)。
半円の滝から先はそれまでと比べると滝も少なく穏やかな渓相で、ちょっと長いかなという印象。
半円の滝で遡行終了する人が多いのも分かるような気がします。
ただ木橋の少し前に現れる滝(遡行図にはスラブ滝と書いてありましたが、どう見てもスラブには見えなかった)は、初心者にはロープが必要なレベル。
ここはご本人の希望により、お散歩さんがリード。
沢でリードするのは初めてということでしたが、カムでプロテクションを取りながら無事突破。安定して落ち着いたナイスリードでした。
残り三人はフォローで続いたわけですが、二番手のハルルは問題なく登ったものの、三番手のMMさんが途中で墜ちてしまい、振られて流芯の真下へ。
ロープにぶら下がったままいつまでも滝に打たれているので、こりゃまずいなと思い、ロープ弛めてー!と叫ぶも聞こえるはずもなく(^^;。
何とか自力で復帰して事なきを得ましたが、こういう事態も想定して打合せしておくべきでした。
クライマーが見えるところまでビレイポイントを延長した方がよかったとか、すぐにロープを弛められるよう半マストか折り返しボディビレイにした方がよかったなどと偉そうに後講釈を述べてしまいましたが、自分がリードしたとしてそこまで気が回ったかどうか…MMさんが滝に打たれてくれたおかげで?勉強になりました。
この滝を越えて少し歩くと登山道を歩くハイカーの方たちの姿も見えてきて、14時頃木橋に到着して遡行終了。
装備を解除し、登山道をピュピューーンと下りて駐車場に戻りました。
天気に恵まれ、楽しい沢登りを満喫できた一日でした。
ご一緒いただいた皆さま、改めてありがとうございました。
※始めは5行ぐらいの感想で終わらせるつもりだったのに、いつの間にか長くなってしまった。
記録をつけるために思い出してみると色々と反省点も浮かび上がってくるので、ただ楽しかったで終わらせてしまうより、これはこれで意味があるかも(他の人には何の役にも立ちませんけどネ)。
あれほどレストした方がいいと忠告したのに行ってしまったのですね〜
腰だいじょびですか?
でも滝に打たれてJDにちょっかいを出そうとするヨコシマな心も浄化されたでしょうからよかったかも
次はワタシも仲間に入れてください。
ワタシがリードしてスリリングな気分を味わせてあげてもよろしくてよ
あの天気で行かなかったら、悶々とするだろうと思いまして。
先週と違って早い段階で痛みが出てきたのですが、何とかなりました。
重い荷物を背負うのが一番よくないので、ご一緒するときはよろしくお願いしますネ。
リードしていただいてもよいですよ。
フリーソロのつもりでフォローしますから。
水根沢谷には仔猫のように震えるJDがいるということが分かりましたので、次回はkanosukeさんもぜひ行きましょう!
まったくさーー
自分のせいだとはいえ、土曜日の下界はクソ暑くて昼からビール飲んじゃったわよ!
>この方、そのボルトを中間支点としてロープを屈曲させてから歩いて安定したところま>で上がり、肩がらみか何かでフォローを確保していました。なるほどそういう方法もある>のかーと、見ていて勉強になりました。
これの状況がよくわからないので、来週の飲み会で詳しく教えてください(^^)/
土曜日はそんなに暑かったのですか?
それは気がつきませんでした。
重々ご承知の通り、ここで無理すると長引くだけなので、しばらくは悶々とご自愛くださいませ。
ベテランさんのロープワークは大した話ではないのですが、今度説明しますね〜。
沢登りではこういう簡易的な方法がよく使われるのかと思ったのですが、塾長にも聞いてみましょう。
見つけましたよ!ヤマレコやってらしたのですね‼
(土)は楽しい沢をご一緒できて満喫させていただきましたー!
綺麗な沢に感動しました。
腰、大丈夫ですか? そんなに悪いとは存じませんでうっかりお誘いしてしまいました(>_<)
アドバイスも色々と頂戴し感謝です♪
まだまだ経験値も少ないですが、腰が良くなったらまたよろしくお願いいたします‼
見つかってしまいましたか。
こちらこそ、楽しい一日をありがとうございました。
危うく昼間からビール飲んじゃうところでしたが、お陰さまで悶々としなくて済みました。
腰は当分治る予定はないので、治らなくてもまたよろしくお願いします‼
この二週で、日帰り装備なら大丈夫だということが分かりましたので。
PS.プラム美味しゅうございました。m(__)m
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