記録ID: 901485
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
急登ドM尾根 鋸岳から甲斐駒ヶ岳へ
2016年06月18日(土) 〜
2016年06月19日(日)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 2,648m
- 下り
- 1,626m
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
河原のため増水時には注意 車ではここまでしか行けず、後はバスになる |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇戸台大橋〜角兵衛沢分岐 数回〜十数回、靴を脱がないと渡れない渡渉あり 雨量や雪解け量により川の流れは変化が多そう ◇角兵衛沢〜鋸岳 わずか3km程度で標高差1,400mの超急登 蟻地獄状のガレ場がかなり厄介 どの岩も大小関係なく動き斜面を流れる 崩れる石や岩を下まで転がらないように慎重に慎重に登る 踏み跡がしっかりしてる場所は大丈夫だが、常に崩れているようなガレ場の為、ルートは確かではない 登山者は少ないが頻繁に落石の音がする 混雑時の通行は避けるべき ◇鋸岳〜中ノ川乗越 鹿窓ルンゼ、小ギャップ、大ギャップと核心部が続く 掴んだ岩の殆どは剥がれたり浮いていて信頼できるホールドを岩を叩いて見極めないと事故る 一見ルートには思えない場所がルートだったり、途中でマーキングが途絶えてコースアウトする可能性あり ルートファインディングとクライミング技術を要する さもなければ絶壁から登ることも降りることもできず救助要請するか息絶えて落ちる事に成りかねない。 ピーク以外は安心して休憩できるポイントはほぼ無い。 ◇中ノ川乗越〜六合目小屋 難所はない 道は北側をトラバースするようなルートだが、優しくもない。 意外とアップダウンも多く急登を越えてきた脚には堪える。 六合目小屋は収容10人程度の避難小屋 少し手前にテント10張以上できる砂場のスペースあり ◇六合目小屋〜甲斐駒ヶ岳 ここからはとにかく岩場を登るだけ 岩稜経験者なら難しいほどのものでは無い。 登っても登っても本当のピークが出てこない。 目印はほぼ無いが迷うほどじゃない。 ◇甲斐駒ヶ岳〜双児山〜北沢峠 甲斐駒の砂の斜面が綺麗 展望が効くのは双児山頂上までで下りは樹林帯 |
その他周辺情報 | 仙流荘で日帰り入浴可能 AM10:00より |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
山を始めてもうすぐ5年生
記念すべき100日目の山は戸台〜鋸岳経由で甲斐駒ヶ岳へ
脚を運べる難ルートにはできるだけ挑戦してみたくて鋸岳はずっと気になっていた山でした。
戸台から5回ほど渡渉を繰り返し沢を登り、
角兵衛沢からのガレた急登を進みました。
個人的にはここが1番いやらしかった…
ガレの取付きの最初の段階でルートの先から爆発音ともジェット機とも違う爆音の落石音が聞こえ凍りつく…
ガレ沢を左の樹林帯よりにルート変更し登るが踏み跡のない場所はアリ地獄のように岩が崩れ流れてなかなか進めない…
どの大きさの岩も動き、下まで転がっていかないように移動し神経が疲れた。
このルートを下りにしなくて良かった。
鋸岳頂上からは甲斐駒ヶ岳が厳つくて綺麗だった。
その後の鹿窓、小ギャップ、大ギャップなどを通過するが掴む岩の殆どは剥がれ落ちるか浮石でザイルや鎖を使わない自分にはタイムロスとなった。
途中、目印を見失い直登するなど自ら難易度を上げていき、ようやく中丿川乗越まで到着。
それから先はこれといって書き記す事は無いが、優しいトラバースではなくアップダウンはそこそこにあった。
六合目小屋前までかなり時間がかかってしまった。
夜は月明かりで星は見えなかったが99日目の夜は月の下でジンギスカンをディナーに宴を開いて就寝…
翌朝、甲斐駒の日の出に間に合う事ができた。
100日目の朝は気持ちが良かった。
山を始めてから価値観が大きく変わった。
山が与えてくれたものは計り知れなくて
自分の中でとても大きな存在になっていた。
次は365日目を目指したいと思います。
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