第3回スパトレイル72k 四万から草津へ
- GPS
- 11:16
- 距離
- 66.6km
- 登り
- 3,506m
- 下り
- 2,910m
コースタイム
- 山行
- 10:39
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 11:07
天候 | 曇り時々晴れ 13-21度(草津) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:ゴール地点から草津バスターミナルまで大会主催者のバス。バスターミナルから軽井沢まで草軽交通バス。軽井沢から新幹線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
しっかり整備されていました。ただ、雨上がりでグチョグチョの箇所が多数。 |
写真
感想
四万温泉から草津温泉までの72.8キロスパトレイルというトレランレースに参加した。
第1回大会に参加された人が、レース中盤にある野反湖の写真とコメントをネットにアップされていたのを見て、いつかここを走りたいと思っていたが今回実現した。天候にも恵まれ楽しかったが、合わせて50キロ以降は久しぶりに苦しいレースとなった。最後は足が痛くて走ることができず、会心のレースとはならなかったが、822人中196位でゴールすることができた。
前日
昼前に家を出て、JR特急草津で中之条まで。一車両に10人くらい参加者が乗っていた。
中之条から受付会場まで、主催者が用意したバスが往復していたが、全ての参加者が座れるように配慮されていた。素晴らしい。
受け付けはスムーズに終了。その後ブリーフィングに参加した。コースの説明があり、関門ぎりぎりだと完走できない設定になっているとのこと。完走する為の目安として第1関門8時、第2関門10時半に通過するようにと説明された。時間とともにわくわく感が高まってくる。
四万温泉への移動バスも座れるように配慮されていた。宿泊予定の宿を一旦通り過ぎてバスを下車。スタート地点の下見をした後、宿泊する三木屋まで戻る。スタート地点から宿まで5分程度と近い。
宿は3人相部屋。一泊夕食付で10000円。なかなか良い温泉だった。部屋も風呂でも食事会場でも会う人は参加者ばかり。トレラン談義に花が咲く。日本のトレラン事情に疎い私としては、色々と情報がもらえてうれしい。
夜は9時には布団に入った。
スタートまで
朝3時半起床。緊張していたらしく、夜中何度か起きた。朝食をレース主催者に予約したが、受取はスタート会場とのこと。失敗した。パンを買って持ってくるべきだった。仕方がないのでカロリーメイトを食べる。レースに持って行く食料はジェル3本と羊羹2つのみとなってしまった。食料が足りなくなるかもとちょっと心配。
4時15分ごろ宿を出て、スタート会場へ。トイレは大行列だが、済ませてきたので大丈夫。荷物預かりも、朝食受取もスムーズに終わり、4時半に列に並ぶ。ハセツネ30Kの時と違い、隙間のある余裕のある列なので、座り込んで朝食で受け取ったおにぎり2個を食べる。
第1エイドまで
5時ちょうどにスタート。最初の20キロは林道なので、1000人参加者がいるものの渋滞もなくスムーズに走ることができた。うまく配慮されている。最初の10キロは標高差700mの上り。最高地点は1350m。最初の5キロは走ったが、その後は歩きとなりどんどん抜かされる。峠を越えて、次の10キロで標高差350mの下り。お天気は曇りベースで時々日が差す程度だが、朝なので空気が冷たく。下りになるとお腹が冷える。保温のために雨具を出そうかと悩んだが、立ち止まるのも面倒くさく、標高が下がるにつれて気温も上がるだろうと思い我慢。足を使わないように無理に飛ばさない。第1エイドには完走目安時間である8時の13分前に到着。完走ぎりぎりペースのようだ。
第2エイドまで
エイドではコーラを飲んで、アクエリアスと水をそれぞれボトルに詰め、アンパンを一つ食べて5分で出発。食料に不安があるので、アンパンを二つもらってリュックに詰める。
エイドを出て1キロほどの所にある川の渡渉地点で5分くらい渋滞したが、その後はスムーズ。標高差600mを野反湖に向けて登って行く。
だんだんエンジンがかかっていたが、まだ序盤なので抑え気味に登る。抜かされることはほとんどなくなった。植生が変わって熊笹が増えてきた。いつも走っている奥武蔵は植林地が多く、針葉樹の暗い森だが、このコースは序盤から広葉樹の明るい森の中を走り、高度が上がって熊笹となり、トレイルの雰囲気が全く違う。
そして標高1500mの野反峠に到着。野反湖を臨む素晴らしい景色。
一周10キロ弱の湖畔。湖の反対側にエイドがあり、ハーフの38キロレースのスタート地点にもなっている。ほぼフラットなので、全部走れるかと思ったが、エイド手前に小山があった。すぐに着くかと思ったエイドが遠い。ハーフがスタートした熱気が残っている中でエイドに到着。ブリーフィングで案内された完走目安時間である10時半に対して、10時10分到着。
第3エイドまで
アクエリアスを補給しようと思ったら、既に準備していた分は無くなったとのこと。そんなに自分の到着は遅いのか? 仕方なく二つ共に水を詰める。そして提供されたうどんを頂く。汁が熱いので水で薄める。
今回のレースからハイドレーションを止めて、フロントボトルとしたため、いちいちリュックを下す必要が無く、補給がやりやすい。うどんもリュックを背負ったままで座ってすする。
5分で出発。フラットのトレイルを走る。だんだん歩いている人が多くなり、どんどん抜かす。そして湖畔に別れを告げた後はレース最高地点の弁天山へ向かう。頂上を超えて直ぐの地点の急な下りが原因で10分弱の渋滞になったが、休めてちょうど良い。渋滞を超えてからは標高差800mの下り。足を使い切らないように慎重に走るが何しろ長くて標高差がある。トレイル自体は木の根っこやガレ場もなく、広葉樹の明るい森の尾根なので最高の気分。11時42分到着。
第4エイドまで
エイドではマイタケ汁があったので頂いたが、炭水化物系は残念ながら無かった。ただこのエイドではアクエリアスがまだあったのでボトルに詰める。5分で出発。
コースマップを見ていると、一部周回コースになっているのがこの区間。変なコース取りだと思ったが、どうやら日本で最も美しい村で売り出し中の六合村(くにむら)を味わってもらうためのコースになっていたようだ。ロード区間も多く走りやすいが、滝の横にある700段の階段には閉口した。周回区間を脱した時には正直ほっとした。
50キロ地点になるこの辺りから足が止まりだし、いつも痛む右股関節と右ひざ外側はすでに痛みが無くなっていたが、左ひざが痛くなりだして軽い上り坂も走れなくなった。エイドには13時47分到着。第3エイドから2時間。完走が見えてきた。
第5エイドまで
六合村名物のかりんとうが提供されていたが、残念ながら胃が受け付けない。だんだん食べられなくなってきた。やばい。日当たりのよいエイドだったため、コーラも温かくなっていたが、むしろそれがありがたい。この先は疲れて記憶もあいまい。
途中私設エイドで味噌田楽を頂いた。レモンと麦茶も頂いた。味噌田楽おいしかったが、お礼もきちんと言えたかどうか。。。
第5エイド直前に雰囲気の良い森の中の川沿いをトレイルがあったが、走ることもできずにとぼとぼ歩く。途中2-3人に抜かされたが、追う気力もない。
エイド間は5.8キロだったのですぐに着くだろうと思ったが、第4エイドから1時間。14時49分着。
ゴールまで
第5エイドは空いていた。ゆっくり休む誘惑にも駆られたが提供された冷たいそばと大きな花豆を頂いて5分で出発。ただもう走れない。高原の畑の中で走れたら気もち良いだろうなあと思う道だが、残念。走ると100mも行かないうちに左足全部がしびれて、顔が引きつる。残り8キロが遠い。ゴールに近づくにつれて、元気のよい人に抜かれる。そして何とか4時過ぎにゴールすることができた。
帰宅まで
完走証をもらい、豚汁を食べるが、食欲が無いので何とか詰め込むだけ。
そして着替えることもなく、ゴール地点から草津温泉バスターミナルバスまでの主催者が準備した4時半の送迎バスに乗り込む。このバスを逃すと帰宅が一時間半以上遅くなるので仕方ない。バスターミナルに着いてから調べると、長野原草津口行きだけでなく軽井沢行のバスがあるようで、こちらの方が少々高いが早く帰宅できそうなので、こちらに乗ることにした。乗客はレース参加者4人だけでガラガラ。軽井沢駅で乗り換え時間3分。痛いはずの足も気にならず駅の階段を走って新幹線に飛び乗って帰宅した。
痛いところ
レース中盤:右股関節、右ひざ外側
レース後半:左ひざ外側、左足全体しびれ
レース後:左ひざ下ふくらはぎ
翌日:左足外アーチ
公式結果
A1:2.47
A2:5:05
A3:6.42
A4:8:47
A5:9.49
Goal:11:06
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