明神岳主稜〜前穂高岳
- GPS
- 13:21
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,862m
- 下り
- 1,857m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 4:18
天候 | 両日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
【駐車場】 沢渡駐車場利用 ¥600/日 【バス】 沢渡〜上高地 往復券 ¥2050/人(30分おきに発車) (タクシーだと¥4200/台) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 ●アプローチ 前穂高登山道より岳沢小屋方面に進み7番標識より一般登山道を外れます。 標識の反対側に伸びる尾根(ロープが張られている)より取り付きます ●明神岳主稜 樹林帯の急登から始まります。しばらく進むとトラロープ地帯が現れ通過するとハイ松帯に変わり5峰が目前に現れます。ここまでは踏み跡は明瞭です。 5峰へ登りより主峰間までは一部不明瞭な区間が有るのでルーファイは慎重に。 5,4峰はピークを踏み、3峰は岳沢側を巻きました。 2峰はピーク直下の肩より2Pの懸垂下降(懸垂支点は明瞭)のち主峰へ登り返します。 ●明神岳主峰〜前穂高岳 主峰より少し進むと奥明神沢のコルへと懸垂下降します。2Pの懸垂ですが上部はクライムダウンし下部のみ懸垂下降しました。 コルより前穂高岳へは小ピークの連なる稜線上は通過せず、岳沢側をトラバースするように通過します。この区間ルーファイには慎重に進みます。個人的にはこのトラバースのルート取りが、核心部と感じました。 トラバースを終えると前穂のピークを目指し左上しながら高度を上げます。 この区間も踏み跡は不明瞭なのでルーファイには注意が必要です。 【ビバーク可能地点】 5峰直下台地 4〜5可 5〜4峰間 2可 4峰ピーク 1可 3〜2峰間は確認できず 1峰ピーク 1可 1峰ピークを少し下って 2可 前穂高岳ピーク 2可 【水場】 無し |
写真
感想
上高地に降り立つとまず目前にそびえ目にする明神岳。その姿は多くの人の目を引き付ける山です。
梅雨の合間を狙い以前より登ってみたいと思っていた明神岳へと行ってきました。
1日目。早朝、沢渡は雨。本日の行程は5峰直下までの予定なので遅めの出発。心配していた天候は、上高地につく頃には上がり日差しが降り注ぐ中登山開始。
岳沢小屋へ向かう途中より一般登山道を離れ明神岳主稜へと取り付きます。登り始めより樹林帯の急登から始まります。踏み跡は思いのほか明瞭。
ひたすら急登に耐え高度を上げて行きます。森林限界を超えるころにはガスも切れ、穂高の峰々が目前に現れ圧巻です。ハイマツ帯を少し進むと5峰直下の大地に到着。点々と幕営可能なスペースが広がります。本日はここで行動終了。
2日目。日の出とともに行動開始。梅雨時期とは思えない好天の空が広がる中5峰へと取り付きます。気持ちよく高度を上げピークへ。ピークにはもはやモニュメントと化した残置ピッケルが有り、これより進む明神岳のピークが一望出来き期待を込め先へ進みます。4峰までは踏み跡は明瞭、続く3峰はピークは踏まず巻いてゆきます。この区間慎重にルートを選びトラバースして行き再び2峰へと高度を上げます。
2峰の肩より2Pの懸垂下降をします。垂璧で無いためかえって難しい下降でした。
主峰には快適に登りピークへと立ちます。目前には最終ピークである前穂高岳が荒々しくそびえます。
主峰より少し進み奥明神のコルへと1P懸垂下降しコルへと降り立ちます。
これより前穂高へと高度を上げて行きます。稜線は辿らず、岳沢側をトラバースしながら高度を上げます。この区間が今回の行程の中の核心部に感じました。ルート取りが非常に難しく、浮石が多いなか慎重に進み前穂高のピークへと立つ事が出来ました。
ピークからは北アルプスの峰々はおろか、遠く富士山までもが望める程の好天が広がり明神岳主稜を縦走で来た達成感と共にアルプスを満喫する事が出来ました。
下山は一般登山道より高度を下げます。 整備された登山道に感謝をしひたすら高度を下げ登山終了。
梅雨時期とは思えない程、両日好天の中気持ちの良い山行を満喫する事が出来ました。
詳しいレポートありがとうございます。大変参考になります。
各々懸垂は何メートルくらいありました?もっていくロープの長さを図りたいのでずうずうしいお問合せですがおきかせください。
懸垂の長さについてですが1か所目。2峰肩からの懸垂は1,2Pともに20m弱。
2か所目。奥明神のコルへの下部への懸垂も20m弱程でした。仮に上部も懸垂するとしても20m弱程でした。
ロープは40mあれば間に合うと思います。30mだと、少し厳しいいかと思いました。
ちなみに私は50m8.5のロープを使用しました。
参考になれば幸いです。
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