娘(5歳)といっしょに。仙丈ケ岳(11/百名山 娘の3000m超え 南ア デビュー)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,218m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 6:56
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 8:07
上の気温は10℃ほどでした。
天候 | 1日目 快晴、2日目 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
さて、娘には3000m超えは可能なのか?
無理はさせないという大前提で3000m超えの楽そうなコースを選択。
最高標高以外は、距離、標高差ともこれまでの経験値からは大丈夫なはず。。。
幼稚園がお休みなので、金土日の3日間でアタック!
天候も梅雨時ではあるが、まあまあの予想。
さてどうなるものか。。。
■1日目
いつものように前日深夜に自宅を出発。駐車場の車中泊で連絡バスを待ちます。
少しでも高度に慣れるように、早めのバスで上がることにします。
北岳の登山口でバスを乗り継ぎますが、隣国からの登山者グループはバスが通る道の真ん中で道路を塞いで記念撮影。特にその場所の景色がよいわけでもないし、バスが着たんだから避ければよいと思うのですが、、、娘も「あぶないよ。どうしてどかないの?」と素直な疑問。説明に困りました。。。
ここからはマイクロバスで、北沢峠に上がりますが、未就学児の娘は膝に乗せると無料とのことで膝にかかえました。
標高2032mの北沢峠の登山口を出発。スタートからまあまあの斜度で登山道を登っていく。1合目、2合目、3合目、、、と黙々と登っていく。ようやく6合目あたりから景色が見えてなかなかの展望。
標高2855mの小仙丈ケ岳で景色を見ながら休憩しながら、このまま登るかあきらめるかの見きわめ。高度的にはすでに概ね登りきったし、今のところ体調は良さそうなのでこのままアタックすることにする。
金曜日ということもあって、比較的登山者も少なく、二人の山登りは続く。
ただ、前半で単調な登りが続いたせいか、ややゴキゲン斜め。どうにか富士山やら北岳を見て上り続けてくれるが、足取りが重いようなので、山頂は明日に持ち越すことにして山小屋到着予定時間を15時30分に決めて、ペースを落としてゆっくりと登る。
天気が良く、風も弱く条件はよい。
山頂アタックは明日に持ち越すことにしたので、仙丈小屋分岐から直接小屋を目指し、分岐から小屋はコースタイムは10分ほどだが、あせらずゆっくりと小屋まで進む。
小屋が見えたとたんに娘は元気を取り戻し、小屋に向かって「ヤッホー」の声をかけると、小屋からも鐘を鳴らして応援してくれる中、小屋に到着。
展望もよく、きれいに手入れされていて、山小屋のオヤジさんも温かく迎えてくださりとても居心地のよい山小屋。
夕食まで、ベンチで景色を堪能。贅沢で豊かな時間。
コーヒーを入れようかとも思いましたが、夕食時間も近いので、まったり。
平均的な山小屋メシでしたがとても美味しくいただきました。
夕食後、トイレを済まし就寝。
深夜に娘がトイレ宣言したため、0時過ぎにトイレへ。
天の川が見えたので、七夕のお話しをしてから寝床に戻って熟睡。
■2日目
4時過ぎに目を覚ますが窓の外は真っ白。
午後からは天候は回復しそうなので5時からの食事はゆっくりと食べさせていただく。
見晴らしは無いが、風も弱く、体調もOKなので、いよいよ3000m峰にアタック。
雲の中で全く見晴らしもなくちょっと残念だが、お花や虫や石っころを見ながら、1時間20分をかけてゆっくりと歩く。
頂上付近は少し風があるが、特に問題なし。
誰もいない、真っ白な山頂にたどり着いた。
写真を撮ってしばらく休んでいると、何組か登頂してきたが、皆さんサッと引き返してしまう。
ここでの天候回復は期待できないので、小仙丈ケ岳あたりまで下りて様子を見ることに決め、ボチボチと下山。
今日は土曜日なので、上がってくる人も多く、皆さんにご挨拶しながら小仙丈ケ岳へ下った。 少し早めだが、ピザトーストを作る。ピーマンは輪切りにして、フライパンで軽く炒めてからハム、チーズと一緒に。 なかなかうまい。 しばらくはまりそうです。
コーヒーとココアを入れて、食事をしているとだんだんと雲が切れてきてやがて展望が開けてきた。
レモンのお菓子を下さった若者グループさん、
マンゴーのドライフルーツを下さったおかあさんたち、
下のテン場からソロで上がってきたお姉さん、
ほか皆さんと山話をして盛り上がりました。
これで思い残すことなく、下山できるということで、バスの時間を気にしながら下山。
2合目の分岐点で、娘が別ルートで降りることを提案してきた!
登りに地図を見ながら話しをしていたのを覚えていたようだ。
ソロのお姉さんはテン場に降りる話しをしたりしていたので、そちらにいきたいと言う。
地図を見る限りは問題なさそうだし、バスの時間までたっぷりあるが、事前の調査不足なので、娘にはよく説明して登りのルートを戻ることにした。
程なくして北沢峠の建物、バスが見え、無事下山。
やはり下りはそこそこのペースで下れるようになってきたようだ。
もう少し身長が伸びてくれれば登りも楽になるよ。と話しをしながら、バスを待つ。
小屋の前では大勢のツアーの皆さん、レンタルの靴を履いて明日のアタックに備えている様子。
皆さん、がんばってくださいね〜
あとはバスを乗り継いで、中央道も渋滞なく、スムースに帰宅。
ドキドキの娘の3000mチャレンジでしたが、景色もよくて大成功!
出会った皆さんも優しく対応していただきよい思い出になりました。
次は、いつ登れるかな〜。。。
――追記ーー
それから、5年。 11歳になった娘と塩見岳方面から縦走しました。
当時、塩見小屋に宿泊していたお兄さんが小屋番さんに仙塩ルートについて何か質問して、「そんなことも調べていないなら行くな!」と言われていたのを薄っすら記憶しています。 私はここから北岳方面に抜けられることに驚きながら話しを聞いていました。 5年後、雪の時期にそこを2人で歩くとは想像もしていませんでした。。。
そして、その時に娘が提案したルートを下山することができました。 当時はリスクと判断したルートは、実は楽に歩けるルートでした。。。
娘と百高山99 蝙蝠尾根+仙塩尾根の冬季縦走は下山不能?
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3704545.html
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