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Yamareco

記録ID: 909101
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ハイキング
東海

籾糠山 岐阜の宝ものに癒される

2016年05月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:10
距離
9.8km
登り
626m
下り
613m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:40
休憩
0:29
合計
5:09
7:57
25
8:22
8:24
102
10:06
10:27
58
11:25
11:29
75
12:44
12:46
20
13:06
天生峠
登山コースとしては初級者向けと言えますので、たくさんのお花や素晴らしい森に癒されながらゆっくり時間をかけて楽しむことをおすすめします。
この日もそんな感じで歩いたコースタイムとなっています。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道360号・天生峠を目指します。駐車場にトイレあり。
白川郷ICからがわかりやすいですが、この日はまだ白川郷方面は冬季通行止め解除前でしたので、飛騨市河合町側からのアクセスとなりました。
国道ですが、対向車注意の狭い道です。また、冬季通行止め解除時期は年によってかなり違いますので、お出かけ前には下調べをお願いします。
コース状況/
危険箇所等
よく整備された快適な登山道です。
入山時に森林環境整備推進協力金(500円)の徴収あり。
その他周辺情報 籾糠山について詳細な情報サイト
http://hidamoriaruki.com/map/amou/

白川郷観光協会
http://www.shirakawa-go.gr.jp/top/

白川郷の湯
http://www.shirakawagou-onsen.jp/
大白川温泉 しらみずの湯
http://hidahakusan.jp/spa/index.html
快晴の天生峠駐車場は8時近くでもガラガラ。
2016年05月22日 07:57撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 7:57
快晴の天生峠駐車場は8時近くでもガラガラ。
すっかり茂ったブナ。
2016年05月22日 08:04撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:04
すっかり茂ったブナ。
快晴ながら霞強く、北アはのぞめず。
2016年05月22日 08:12撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:12
快晴ながら霞強く、北アはのぞめず。
天生湿原は一方通行で。
2016年05月22日 08:21撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:21
天生湿原は一方通行で。
ミズバショウは終わり?
2016年05月22日 08:22撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:22
ミズバショウは終わり?
すっかり緑の湿原です。
2016年05月22日 08:23撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:23
すっかり緑の湿原です。
ブナの門を抜けて籾糠山へ向かいます。
2016年05月22日 08:31撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:31
ブナの門を抜けて籾糠山へ向かいます。
ここでもミズバショウは終了、リュキンカが咲き残るのみ。
2016年05月22日 08:32撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:32
ここでもミズバショウは終了、リュキンカが咲き残るのみ。
でも青空と新緑が爽やかです。
2016年05月22日 08:34撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:34
でも青空と新緑が爽やかです。
リュウキンカ。
2016年05月22日 08:36撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:36
リュウキンカ。
ミドリニリンソウありました。
2016年05月22日 08:36撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:36
ミドリニリンソウありました。
唐谷分岐。
2016年05月22日 08:37撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:37
唐谷分岐。
お疲れのサンカヨウ。
2016年05月22日 08:38撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:38
お疲れのサンカヨウ。
ニリンソウも終盤。
2016年05月22日 08:40撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:40
ニリンソウも終盤。
ブナ探勝路へ。
2016年05月22日 08:44撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:44
ブナ探勝路へ。
グリーンシャワーを浴びます。
2016年05月22日 08:45撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:45
グリーンシャワーを浴びます。
ミズバショウ群生地へ寄っていきましょう。
2016年05月22日 08:47撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:47
ミズバショウ群生地へ寄っていきましょう。
どうやらギリギリ間に合ったようです。
2016年05月22日 08:49撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:49
どうやらギリギリ間に合ったようです。
リュウキンカの黄色も見えます。
2016年05月22日 08:49撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:49
リュウキンカの黄色も見えます。
獣(おもに猪)除けの電柵が設けられていました。
2016年05月22日 08:50撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:50
獣(おもに猪)除けの電柵が設けられていました。
ブナ探勝路に戻ればサンカヨウの小道に。
2016年05月22日 08:54撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:54
ブナ探勝路に戻ればサンカヨウの小道に。
少し標高が上がり瑞々しい状態に。
やれやれ、よかったです。
2016年05月22日 08:55撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 8:55
少し標高が上がり瑞々しい状態に。
やれやれ、よかったです。
立派なブナが増えてきますよ。
2016年05月22日 09:09撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:09
立派なブナが増えてきますよ。
大自然ですね。
2016年05月22日 09:13撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:13
大自然ですね。
さらに標高が上がり芽吹き始めのブナも。
2016年05月22日 09:27撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:27
さらに標高が上がり芽吹き始めのブナも。
ダケカンバは芽吹き前。
2016年05月22日 09:33撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:33
ダケカンバは芽吹き前。
木平方面との分岐。
2016年05月22日 09:42撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:42
木平方面との分岐。
そこからは亜高山帯の雰囲気が醸し出されます。
2016年05月22日 09:42撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:42
そこからは亜高山帯の雰囲気が醸し出されます。
ムラサキヤシオが映えます。
2016年05月22日 09:44撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:44
ムラサキヤシオが映えます。
ダケカンバの白は本当に爽やか。
2016年05月22日 09:52撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:52
ダケカンバの白は本当に爽やか。
バイカオーレンかな?
2016年05月22日 09:56撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 9:56
バイカオーレンかな?
籾糠山に到着。
五箇山の人形山方面。
2016年05月22日 10:07撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:07
籾糠山に到着。
五箇山の人形山方面。
北アルプスは霞で残念。
2016年05月22日 10:07撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:07
北アルプスは霞で残念。
猿ヶ馬場山への縦走は禁止ということです。
残雪期にやりましたが。
2016年05月22日 10:07撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:07
猿ヶ馬場山への縦走は禁止ということです。
残雪期にやりましたが。
山頂をあとにします。
2016年05月22日 10:29撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:29
山頂をあとにします。
笈〜大笠の展望地から。
2016年05月22日 10:30撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:30
笈〜大笠の展望地から。
美しき岐阜の宝もの。
2016年05月22日 10:33撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:33
美しき岐阜の宝もの。
今日の主役のサンカヨウ。
2016年05月22日 10:35撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:35
今日の主役のサンカヨウ。
林床を埋めるオオカメノキの花。
2016年05月22日 10:40撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:40
林床を埋めるオオカメノキの花。
白と紫。
2016年05月22日 10:46撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 10:46
白と紫。
木平分岐。
2016年05月22日 11:04撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:04
木平分岐。
ずっと続くサンカヨウロード。
2016年05月22日 11:10撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:10
ずっと続くサンカヨウロード。
籾糠山とオオカメノキ。
2016年05月22日 11:15撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:15
籾糠山とオオカメノキ。
とにかくサンカヨウ。
2016年05月22日 11:22撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:22
とにかくサンカヨウ。
ヤブの奥まで咲き広がってます。
2016年05月22日 11:24撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:24
ヤブの奥まで咲き広がってます。
オオカメノキも譲りませんよ。
2016年05月22日 11:24撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:24
オオカメノキも譲りませんよ。
登山道全域で開花中。
ゆえに今週でほぼ終了かな。
2016年05月22日 11:27撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:27
登山道全域で開花中。
ゆえに今週でほぼ終了かな。
こじんまりとした木平湿原。
2016年05月22日 11:29撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:29
こじんまりとした木平湿原。
下山します。
2016年05月22日 11:33撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:33
下山します。
コチラのブナも負けてません。
2016年05月22日 11:48撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:48
コチラのブナも負けてません。
唐谷分岐付近。新緑見事。
2016年05月22日 11:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 11:58
唐谷分岐付近。新緑見事。
天生湿原の残り半分を回って帰ります。
2016年05月22日 12:32撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/22 12:32
天生湿原の残り半分を回って帰ります。

感想

今年は雪解けが早く、国道360号もいつになく早い冬季通行止め解除(ただし飛騨市河合町側のみ)となりました。当然まだヤマレコでの最新記録もなく花の開花状況はつかめませんが、各地の早い開花状況を考えれば急がないと春の花に間に合わないと気が焦り、前日の静岡・安倍奥遠征による寝不足を顧みず、連日の早起きで出かけてみることにしました。

【天生峠〜天生湿原】
例年よりずいぶん早い国道の開通のせいか?はたまた白川郷側がまだ通行止めのせいか?ゆっくり到着した天生峠の駐車場には先客の車はほんの数台。こんなことは初めてですが、のんびり静かに楽しめそうでなによりです。
登山口の受付テントで森林環境整備推進協力金(500円)を払ってイラストの登山道地図をいただき、花の開花情報を教えてもらいます。やはり今年は花は早いそうで、水芭蕉は最奥の群生地でなんとか見頃ギリギリ、サンカヨウでさえ散り始めているとのこと。今日来ておいてよかった。
すでに青々と葉を茂らせたブナの道を天生湿原めざして歩き出します。天気は快晴ながらかすみが強く、北アルプスは全く見えません。まあ花が目当てなのでそこは気にしないで行きましょう。
天生湿原入口に着くと湿原周囲の遊歩道は一方通行と書かれています。それに従って進んでいきますが、確かに水芭蕉の花がほとんど見当たりません。代わりにコバイケイソウがかなり葉をだしていました。

【天生湿原〜ブナ探勝路〜籾糠山】
さてここからが籾糠山登山の始まりです。まずは緩く下って例年ならミズバショウとリュウキンカが出迎えてくれる小湿原に出ますが、やはり水芭蕉はほとんど終わり。かろうじてリュウキンカが咲き残っている感じでした。
唐谷分岐のニリンソウも盛りはとうに過ぎています。いくらなんでもこれは想定外の状況。なんとか見頃のニリンソウの中にミドリニリンソウを見つけられたのは救いでした。
サンカヨウの群落も散り始めのものが目立つ中、ブナ探勝路へ進み水芭蕉群生地へ。周囲には以前はなかった獣除けの電柵が設けられています。その中に十分見頃といえる水芭蕉が咲き誇っていて一安心。何とか頑張ってもう1週間早く国道を開通させてほしかったというのが正直なところですが。
ブナ探勝路に戻り素晴らしい新緑のブナ林を楽しみながら登れば、足元には見頃状態のサンカヨウが続きます。そして目をひいたのはオオカメキの白い花。山全体で林床を埋め尽くすほどの花付きのよさを見せています。登山道入り口で今年は木の花が良いとガイドさんが言っていたとおりです。
標高が上がるとブナ一色からダケカンバ・針葉樹のまじる亜高山帯ムードの森に変わります。その中にムラサキヤシオの鮮やかなピンクが映えていました。
タイミングよく貸切の山頂からはやはり霞で遠望はのぞめず、五箇山の人形山方面が眺められる程度。パンを少しかじって山頂をあとにしました。

【籾糠山〜木平探勝路〜天生湿原〜天生峠】
山頂から下りかけたところで登りで見過ごしていた笈ヶ岳〜大笠山の展望地でパチリ。そして素晴らしい森を堪能しながら木平分岐へ急下り。
そこから木平湿原への登りでは、まばゆい新緑とサンカヨウ・オオカメノキの白の競演。こじんまりとした木平湿原にはとくになにも見当らず。
ブナ探勝路にも負けないブナ林の道を下って唐谷分岐へ戻ってきました。ここでガイドの方のお話を聞きながらランチタイム。ここのガイドさんは皆さん話好きのいい方ばかりですよ。
天生湿原ではまたまた別のガイドさんから、あと2週間もしたら咲くだろうというある花のポイントを教わったりして一方通行の湿原の残り半分をいろいろな花を愛でながら歩き、天生峠へと戻りました。


2年ぶりに訪れた天生の山はやはり美しく、岐阜県が「岐阜の宝もの」と認定しているのに納得でした。遠方の方々にもぜひ訪れていただきたいと思います。世界文化遺産・白川郷へ旅行の際には籾糠山をオプションで追加していただくことをおすすめします。

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