富士山6合目まで(村山道〜富士宮6合目〜ガラン沢コース)
- GPS
- 03:42
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,286m
コースタイム
- 山行
- 3:26
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 3:43
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
旧料金所下のスカイポート富士跡は右端のゲートチェーンが切れていて、入って左に進むと駐められる場所がありますが、私有地への不法侵入になるでしょう。 静岡市方面から登ってくる富士急バスが西臼塚駐車場とスカイポート前に停まりますが、3.5km程の1区間乗るだけでも3,100円なんでしょうか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登り降りともマイナールートです。村山古道は総じて急ですが、目印も多く、トレイルコンディションはいいです。降りのガラン沢コースは一部踏み跡の薄いところがありますが、その割にやたらと標柱があります。 |
写真
装備
個人装備 |
バックパック サロモン XA ADVANCED SKIN12
アッパー TNFアクティブシェルジャケット(出発時のみ)+スキンズA200ロングスリーブ+TNFネックゲイター
ボトムス モンベルトレントフライヤーパンツ(出発時のみ)+CW−Xレボリューション+TNFショーツ
TNFバイザー
グローブ TNFアルファドライ
シューズ Reebok ZIGSONIC
ソックス DexShell防水ショート
ポール BDウルトラディスタンス
水1.2L
携行食 大福2(▲1)+VAAMゼリー+塩熱サプリ
ファーストエイドキット
携行トイレ2
iPhone5S
ソニーDSC-HX30V
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感想
山梨側が山開きしてしまったので、静岡側が山開きする前最後の週末に富士山に行ってきました。富士登山の問題はシューズ。火山岩でソールは擦り減り、何回洗っても無くならない細かい砂が大量に入り込むので、いいシューズを履いてはいけません。下山までギリギリ持ちさえすれば、廃棄予定のシューズがベストです。2週間前に平地用ランニングシューズを入れ替え、1足処分予定になってチャンス到来。
富士山直近3回は水ヶ塚からの須山ルートでの登頂だったため、更にマイナーな村山古道を行ってみることにしました。山と高原マップには載っていますが、オフィシャルガイドでも国土地理院地図でもスルーされているルートですね。
前日夕方水ヶ塚駐車場に入りましたが、いかにも強風な雲で山頂が見えません。当日朝も同じ状態。山頂を目指しても楽しくなさそうと登頂は早々に見送って、あくまで未体験の村山古道とガラン沢コースを辿ることにしました。
富士山スカイライン8.1kmポスト付近にある駐車場に駐車(荒れてます。入山時も下山時も私1人。)、300m程駆け下りて村山古道入口。リボンが出ていますが、手製プレートは林の中を覗き込まないと見えません。
《村山古道》
岩の少ない快適なフラットトレイルから始まり、終盤は倒木帯を跨いで潜って通過します。全体としては斜度があり、走れるところは多くないのですが、鳥の声だけが聞こえる静かな樹林帯に柔らかい落ち葉のシングルトラックが続く、快適なトレイルでした。よく乾いて下草もないので、濡れる心配も少ないです。本日は頭上の風の音が結構凄かったのですが。
岩屋不動は、歩くと20分くらいのトラバース(木馬道だそうです)から、トラロープを目印に急斜面を少し降りると着きます。かつて修験道の修行場だったそうです。村山古道を再興した「富士山 村山古道を歩く」(勿論読みました!)の畠堀操八さん達が、名前を手掛かりに不動沢を踏査、発見されたとのこと。この岩屋の少し上にも岩屋っぽいところがあります。岩屋不動前は通路のようになっていますが、更に須山道方面にトラバースできるかは不明。
本道に戻り、笹垢離を過ぎ、更に倒木帯を過ぎて本日初めて他のハイカーと遭遇、登りの5人連れを追い越すと間も無く突然白いロープに進路を阻まれます。5合目から宝永山への自然探勝路との交差です。交差点でなく通せんぼです。何でしょうか、この扱いの違い。
間も無く赤い火山礫のハイマツ帯に入ると下りのハイカー1人とすれ違い、間も無く6合目の雲海荘の下に出ます。ここで白いロープを乗り越えてメジャートレイル復帰。コース外を勝手に歩くマナー悪ハイカーの気分でした。
0合目、1合目スタートと比べれば大分短いでしょうが、寄り道を除いて6合目までの所要時間が1時間56分、水ヶ塚からの須山ルートより30分も余計にかかりました。会った人2組6人。
村山古道は、手製プレートあり、リボンも多く、安心して歩ける道でした。下りで使う場合には6合目から暫くトレースが分かり難い点だけ要注意でしょうか。
火口縁から初めて宝永第一火口に降りました。上空は西からの強風、火口内は逆に東からの強風。火口底から東に回り込んだら石飛礫が酷かったので、宝永山方面には進まず、火口西縁まで引き返しました。
《御殿庭〜ガラン沢》
暫くは勝手知ったる須山ルート、砂礫の急坂をハイマツ帯まで下ると、あとは走り易い比較的緩やかなシングルトラックを下ります。下山中は御殿庭上で1組2人とすれ違っただけ。
御殿庭下のすぐ下の分岐から、慣れたルートから離れますが、遠い水ヶ塚が70分、高鉢駐車場・ガラン沢はなんとそれぞれ85分との表示。
以降のルートは標柱とリボンを目印に下りますが、概ね緩い下りで全線走れます。ガンガン走れます。ガラン沢で高鉢ルートと別れるまで35分のところ、8分でした。
ガラン沢に入ると踏み跡薄くなり、一方やたらと標柱が立っていてアンバランスですが、爽やかな、多分夏でも結構涼しい樹林帯を走る、更に柔らかくなった落ち葉のトレイルが超快適。ポケットから飛び出したiPhone回収と枯れ沢渡りで止まった以外ノンストップで飛ばし、残り50分を17分で旧料金所。結局85分のコースを25分で降りました。
私はあまり膝が強くないので、抑える下りはランナーとしては遅いはずなのですが、ここまで気持ちよく駆け下りられるコースはちょっと記憶にないくらい。
旧料金所からは駐車場まで楽しくないロードを1.5km程下ってゴール。
前日の農鳥岳ピストン25kmで攣った足が気になってはいましたが、無事ゴール。いいトレランができました。
ランタイム: 3:42:48
距離: 14.95 km
登り: 1206m
降り: 1195m
山行再開後、前日の往復26km弱は最長、2日合計40km超も最長。まだまだですが、大分体が動くようになったかなと。
村山古道は、田子の浦からのSEA TO SUMMITで使おうという構想を前から温めていますが、平地を走る脚力の不足から未だ実現せず。もう1回「富士山 村山古道を行く」を読んで自分を奮い立たせようかな。、
《道具レビュー》
今日履いたZIGSONICは、クッションもよく効きましたが、急登でフォアフットで登ろうとすると、レースをきつめに締めた筈なのに、踵が浮きます。ヒールカップがルーズなんですね。設計の古さもあるかもしれませんが、平地用TAKUMI 戦 BOOST、ZIGSONICの後任通勤RUN用BOSTON BOOSTのアディゼロシリーズと比べると大分性能が落ちる印象。でも山頂に向かわずソールに然程ダメージなく、砂走りせずあまり汚れなかったので、もう1回履けそう。勿体ないので、秋の富士山まで取っておくことにしよう。
本日も気持ちよく通して下さったハイカーの皆さん、有難うございました。とは言え、6合目〜宝永火口付近までの挨拶もさーっぱり返してくれない富士特有の皆さんを除くと3組8人しかいらっしゃいませんでしたが。
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