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Yamareco

記録ID: 912025
全員に公開
沢登り
奥多摩・高尾

ヨシスキ沢〜ボウメキ沢〜三頭山〜御堂指尾根

2016年07月07日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:43
距離
9.3km
登り
1,243m
下り
1,235m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:07
休憩
0:36
合計
6:43
10:15
11
スタート地点
10:26
10:26
58
入渓
11:24
11:35
121
二俣
13:36
13:40
24
最後の二俣
14:04
14:05
1
三頭山中央峰
14:06
14:22
10
三頭山東峰
14:32
14:32
71
御堂指尾根下降点
15:43
15:47
71
1072m峰
16:58
ゴール地点
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ヨシスキ沢にかかる橋の少し手前に広い駐車スペースがある
コース状況/
危険箇所等
ヨシスキ沢
・入渓点から二俣(入小沢・ボウメキ沢出合)までは小滝が続く登りやすい沢。難しそうな滝もあったが容易に巻ける。
・二俣からは左のボウメキ沢を登る。足場の不安定なゴーロが延々と続き体力を消耗する。ウンザリしたころようやく涸滝がいくつか現れるが快適な滝場ではない。
・詰めは急だが大したヤブもなく登山道に出られるので容易なほうだろう。

御堂指尾根下降
・一部急な露岩の箇所があるが、注意してルート取りすればロープを出すほどではない。
・1072m峰に登り返したら尾根の方向に注意すること。北西に下る支尾根のほうがトレースがしっかりしており標柱やテープも沢山ついているので、うっかり下ってしまい途中で引き返した。このテープは森林調査用との表示があったが、あちこちに付けられているので惑わされないように。
奥多摩周遊道路がヨシスキ沢を渡ったところにある擁壁の末端を上がる。階段とロープあり
2016年07月07日 10:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 10:19
奥多摩周遊道路がヨシスキ沢を渡ったところにある擁壁の末端を上がる。階段とロープあり
導水管に沿って作業道が付いているのでこれを進むと簡単に入渓できる
2016年07月07日 10:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 10:22
導水管に沿って作業道が付いているのでこれを進むと簡単に入渓できる
取水口のストレーナ
2016年07月07日 10:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 10:26
取水口のストレーナ
いよいよ沢歩き開始
2016年07月07日 10:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 10:45
いよいよ沢歩き開始
最初の滝らしい滝。ガイド本によると4m。水流右側を直登可能
2016年07月07日 10:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
7/7 10:49
最初の滝らしい滝。ガイド本によると4m。水流右側を直登可能
落口から見下ろす。難しくはないが濡れていてちょっと怖い。巻くなら右(左岸)からだろうが、沢床に降り立つところが急斜面で難しそうだった
2016年07月07日 10:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 10:51
落口から見下ろす。難しくはないが濡れていてちょっと怖い。巻くなら右(左岸)からだろうが、沢床に降り立つところが急斜面で難しそうだった
深い釜のある滝。水中から取付こうとしたが、腰まで浸かったところであまりの冷たさに降参し高巻くことにした。右から簡単に巻ける
2016年07月07日 10:54撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 10:54
深い釜のある滝。水中から取付こうとしたが、腰まで浸かったところであまりの冷たさに降参し高巻くことにした。右から簡単に巻ける
小滝を快適に越えてゆく
2016年07月07日 10:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 10:59
小滝を快適に越えてゆく
こちらの滝の釜はさほど深くないので取り付ける
2016年07月07日 11:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 11:01
こちらの滝の釜はさほど深くないので取り付ける
チョックストン滝。右壁を登るというガイド本もあるが、ホールドが細かく私には無理そうなので高巻いた。左右の斜面とも植林なので高巻きは容易。私は左を巻いた
2016年07月07日 11:16撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 11:16
チョックストン滝。右壁を登るというガイド本もあるが、ホールドが細かく私には無理そうなので高巻いた。左右の斜面とも植林なので高巻きは容易。私は左を巻いた
二俣。右が入小沢、左がボウメキ沢。左に入る
2016年07月07日 11:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 11:24
二俣。右が入小沢、左がボウメキ沢。左に入る
立派な木橋が掛けられていて驚く。明瞭な作業道もついている
2016年07月07日 11:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 11:51
立派な木橋が掛けられていて驚く。明瞭な作業道もついている
右岸が長距離にわたって崩落している。倒木もひどくて歩きにくい
2016年07月07日 12:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 12:11
右岸が長距離にわたって崩落している。倒木もひどくて歩きにくい
空が近くなり明るく開けてきたものの、足場の不安定なガレが延々と続く
2016年07月07日 12:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 12:42
空が近くなり明るく開けてきたものの、足場の不安定なガレが延々と続く
沢床がようやく落ち着いてくると、
2016年07月07日 13:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 13:02
沢床がようやく落ち着いてくると、
涸滝1。容易
2016年07月07日 13:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 13:08
涸滝1。容易
涸滝2。容易
2016年07月07日 13:17撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 13:17
涸滝2。容易
涸滝3。階段状で難しくはないが、途中ちょっと登りづらい箇所あり
2016年07月07日 13:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 13:25
涸滝3。階段状で難しくはないが、途中ちょっと登りづらい箇所あり
最後の二俣。どちらを詰めても良いらしいが、左はヤブが濃そうなので右に入る
2016年07月07日 13:36撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 13:36
最後の二俣。どちらを詰めても良いらしいが、左はヤブが濃そうなので右に入る
こんな感じでヤブもない
2016年07月07日 13:50撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 13:50
こんな感じでヤブもない
最後はヤブが濃くなったので沢筋を離れ左の小尾根に乗ると間もなく登山道に出た
2016年07月07日 14:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 14:00
最後はヤブが濃くなったので沢筋を離れ左の小尾根に乗ると間もなく登山道に出た
三頭山最高点
2016年07月07日 14:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/7 14:04
三頭山最高点
三頭山三角点
2016年07月07日 14:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 14:06
三頭山三角点
デッキで休憩。疲労困憊
2016年07月07日 14:09撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 14:09
デッキで休憩。疲労困憊
今日は猛暑日らしいが、ここは涼しい
2016年07月07日 14:10撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 14:10
今日は猛暑日らしいが、ここは涼しい
バリエーションルートの下りに備えてチェーンスパイクを装着(本当は沢の詰めで付けるべきだったが忘れていた)。
2016年07月07日 14:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 14:21
バリエーションルートの下りに備えてチェーンスパイクを装着(本当は沢の詰めで付けるべきだったが忘れていた)。
御堂指尾根下降点
2016年07月07日 14:32撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 14:32
御堂指尾根下降点
トレースは明瞭で標柱も頻繁にある
2016年07月07日 14:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 14:34
トレースは明瞭で標柱も頻繁にある
露岩帯の難所だが、直進せず左(下降方向に向かって)を巻きながら下れば問題ない
2016年07月07日 15:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 15:15
露岩帯の難所だが、直進せず左(下降方向に向かって)を巻きながら下れば問題ない
コルから登り返すと明瞭な作業道が分岐する。下ってみたい誘惑にかられるが、先がどうなっているか不明なので止めておく
2016年07月07日 15:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 15:35
コルから登り返すと明瞭な作業道が分岐する。下ってみたい誘惑にかられるが、先がどうなっているか不明なので止めておく
1072m峰にはロープが張ってあり何やら書き込みが。前回は何も書かれていなかった(6月10日のログ参照)
2016年07月07日 15:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
7/7 15:47
1072m峰にはロープが張ってあり何やら書き込みが。前回は何も書かれていなかった(6月10日のログ参照)
裏面にも書き込みあり。これはこれで正しいかもしれないが、この通り直進するとうっかり枝尾根に入ってしまいかねない
2016年07月07日 15:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 15:47
裏面にも書き込みあり。これはこれで正しいかもしれないが、この通り直進するとうっかり枝尾根に入ってしまいかねない
枝尾根をこんな下まで降ってようやく間違いに気付いた。5493の標柱で引き返す。赤テープもいくつかあったので漫然と歩いてしまった。トレースは明瞭なので下山できるのかもしれないが、この時間にリスクは犯せないので1072峰まで引き返す。
2016年07月07日 16:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 16:00
枝尾根をこんな下まで降ってようやく間違いに気付いた。5493の標柱で引き返す。赤テープもいくつかあったので漫然と歩いてしまった。トレースは明瞭なので下山できるのかもしれないが、この時間にリスクは犯せないので1072峰まで引き返す。
ここで間違えた。ほんの一月前に登っていても間違えるのだから油断大敵
2016年07月07日 16:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/7 16:06
ここで間違えた。ほんの一月前に登っていても間違えるのだから油断大敵
奥多摩周遊道路直前で左に下ると導水管のところに出る
2016年07月07日 16:43撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/7 16:43
奥多摩周遊道路直前で左に下ると導水管のところに出る

装備

個人装備
GPS ロープ ハーネス ヘルメット ロックカラビナ カラビナ スリング ディッセンダー 渓流シューズ
備考 ロープは使用しなかった。上部はガレているのでヘルメット必携。

感想

1.ヨシスキ沢〜ボウメキ沢
ヨシスキ沢は初心者向きらしいが、あまり登られていない沢だ。ヤマレコにも登録されていない。三頭山北面の沢は登ったことがないので以前から気になっていた。
周遊道路に車を置くとすぐに取付き点である。ここは先月登った御堂指尾根と同じ。
入渓すると小滝が続く。最初の滝らしい滝は思ったより登り応えがあったものの、あとの大釜の滝やCS滝は巻いてしまったので残念だが仕方ない。
二俣からはボウメキ沢に入る(ヨシスキ沢という名はここまで)。初めは小滝があったが、やがて果てしないゴーロ歩きとなった。地形図で見ると等高線の間隔が広くなるあたり。ここは土石流で押し出された膨大な土砂が堆積してできた台地のようで、沢筋は二筋に分かれている。足場は不安定なので注意が必要だ。何度か足を置いた岩や掴んだ岩が崩れて転倒しそうになる。
ウンザリしたころ、ようやく涸滝が出てくるが、丹沢のような乾燥した岩ではないので面白くない。最後の詰めはヤブも少なく傾斜もそこそこなので容易な部類に入るだろうが、三頭山に辿り着いた時は疲労困憊の状態だった。
ガイド本には初級者向きと書かれていて、確かに岩登りという観点からは難しくはないだろうが、二俣から上は快適さとは程遠く、初心者を連れて行ったら沢登りが嫌いになってしまうかもしれない。自然と静寂が好きな篤志家向けの沢と言えるかもしれない。

2.御堂指尾根下降
先月この尾根を登ってみて、下降も可能であることを確認済みだったので、自信を持って下り始めた。マイカーで来てヨシスキ沢を登る場合、この尾根を下降路とするのが効率的だ。露岩の難所も過ぎ、1072m峰に登り返し、見覚えのあるロープを過ぎてテープや標柱のあるほうに下ってゆくと、何となく尾根の方向がおかしいことに気付いた。GPSを見ると支尾根を下っていることに気付く。道がよくテープも沢山ついているのでうっかり入り込んでしまったようだ。1072m峰直下まで登り返して方角を確認する。トレースは薄くテープも目立たない。なるほどこれでは間違うわけだ。前回は登りだったので気づかなかった。初めて下降するのだったら、コンパスなりGPSで慎重に尾根の方向を確認しただろう。2度目だという自信が油断を招き、地図も開かず歩きやすい方へ進んでしまったと反省。

追記:沢靴で土の斜面を歩くと結構滑るので、今回初めてチェーンスパイクを使ってみた。御堂指尾根の急な下りも不安なく下れ、効果を確認できた。長時間付けていたら足裏が少し痛くなったので一旦外したが、ザレた斜面で滑って転倒してしまい慌てて再装着することになった。下りが長い場合、いつもはスニーカーを背負っていくのだが、チェーンスパイクのほうが軽くて嵩張らないので、これからも使うことになるだろう。

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