ヨシスキ沢〜ボウメキ沢〜三頭山〜御堂指尾根
- GPS
- 06:43
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,243m
- 下り
- 1,235m
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:43
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヨシスキ沢 ・入渓点から二俣(入小沢・ボウメキ沢出合)までは小滝が続く登りやすい沢。難しそうな滝もあったが容易に巻ける。 ・二俣からは左のボウメキ沢を登る。足場の不安定なゴーロが延々と続き体力を消耗する。ウンザリしたころようやく涸滝がいくつか現れるが快適な滝場ではない。 ・詰めは急だが大したヤブもなく登山道に出られるので容易なほうだろう。 御堂指尾根下降 ・一部急な露岩の箇所があるが、注意してルート取りすればロープを出すほどではない。 ・1072m峰に登り返したら尾根の方向に注意すること。北西に下る支尾根のほうがトレースがしっかりしており標柱やテープも沢山ついているので、うっかり下ってしまい途中で引き返した。このテープは森林調査用との表示があったが、あちこちに付けられているので惑わされないように。 |
写真
装備
個人装備 |
GPS
ロープ
ハーネス
ヘルメット
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ディッセンダー
渓流シューズ
|
---|---|
備考 | ロープは使用しなかった。上部はガレているのでヘルメット必携。 |
感想
1.ヨシスキ沢〜ボウメキ沢
ヨシスキ沢は初心者向きらしいが、あまり登られていない沢だ。ヤマレコにも登録されていない。三頭山北面の沢は登ったことがないので以前から気になっていた。
周遊道路に車を置くとすぐに取付き点である。ここは先月登った御堂指尾根と同じ。
入渓すると小滝が続く。最初の滝らしい滝は思ったより登り応えがあったものの、あとの大釜の滝やCS滝は巻いてしまったので残念だが仕方ない。
二俣からはボウメキ沢に入る(ヨシスキ沢という名はここまで)。初めは小滝があったが、やがて果てしないゴーロ歩きとなった。地形図で見ると等高線の間隔が広くなるあたり。ここは土石流で押し出された膨大な土砂が堆積してできた台地のようで、沢筋は二筋に分かれている。足場は不安定なので注意が必要だ。何度か足を置いた岩や掴んだ岩が崩れて転倒しそうになる。
ウンザリしたころ、ようやく涸滝が出てくるが、丹沢のような乾燥した岩ではないので面白くない。最後の詰めはヤブも少なく傾斜もそこそこなので容易な部類に入るだろうが、三頭山に辿り着いた時は疲労困憊の状態だった。
ガイド本には初級者向きと書かれていて、確かに岩登りという観点からは難しくはないだろうが、二俣から上は快適さとは程遠く、初心者を連れて行ったら沢登りが嫌いになってしまうかもしれない。自然と静寂が好きな篤志家向けの沢と言えるかもしれない。
2.御堂指尾根下降
先月この尾根を登ってみて、下降も可能であることを確認済みだったので、自信を持って下り始めた。マイカーで来てヨシスキ沢を登る場合、この尾根を下降路とするのが効率的だ。露岩の難所も過ぎ、1072m峰に登り返し、見覚えのあるロープを過ぎてテープや標柱のあるほうに下ってゆくと、何となく尾根の方向がおかしいことに気付いた。GPSを見ると支尾根を下っていることに気付く。道がよくテープも沢山ついているのでうっかり入り込んでしまったようだ。1072m峰直下まで登り返して方角を確認する。トレースは薄くテープも目立たない。なるほどこれでは間違うわけだ。前回は登りだったので気づかなかった。初めて下降するのだったら、コンパスなりGPSで慎重に尾根の方向を確認しただろう。2度目だという自信が油断を招き、地図も開かず歩きやすい方へ進んでしまったと反省。
追記:沢靴で土の斜面を歩くと結構滑るので、今回初めてチェーンスパイクを使ってみた。御堂指尾根の急な下りも不安なく下れ、効果を確認できた。長時間付けていたら足裏が少し痛くなったので一旦外したが、ザレた斜面で滑って転倒してしまい慌てて再装着することになった。下りが長い場合、いつもはスニーカーを背負っていくのだが、チェーンスパイクのほうが軽くて嵩張らないので、これからも使うことになるだろう。
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