ポンカウンナイ川
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 1,355m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 7:30
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 6:40
天候 | 7/8 晴れ 7/9 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期はヒグマに要注意. 大滝はルートファインディングをしっかりしたい. Co1250mの10mFはザック吊り上げや,確保をしても良いかもしれない. 雪渓が幾つかありましたが,ゴルジュではないので何とかなりました. |
その他周辺情報 | 天人閣はタオルの貸出あり,いい温泉です |
写真
装備
個人装備 |
雨具
ザック
行動食
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
ナイフ
カメラ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
ハンマーバイル
渓流シューズ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ロープ(Φ8mm×40m)
|
感想
7/7
どこに行くか悩んだが,沢靴のソールが大分キテる感じになったので,夏道下山をするポンカウンナイでこのソールに別れを告げることにする.後でその報いを受けることになるのだが.
山行前はやはり寝れないのでC0プラン.21時札幌デッパ.日付が変わる頃に清流橋着.久しぶりに七夕の夜の天の川.超綺麗.
7/8
清流橋から踏み跡へ入っていく.踏み跡を辿っていると,突然Y君が「熊だ!」とか言って僕を追い抜かしていく.逃げるな馬鹿野郎,と思って振り返ると斜面がガサガサして踏み跡に熊がドーンと着地してくる.怖かったが背中を見せず踏ん張る.寿命が縮む思いだった.常日頃ヒグマを見たら写真を撮ろうとか法螺を吹いていたが,中々難しい.すぐに逃げて行ったが我々の心に大きな衝撃を残していった.以降うるさいくらい笛を吹きながら進む.
堰堤先から入渓.2段函滝までは去年行ったので省略.2段函滝はAB君とY君は直登.Y君が登った時に残置の鐙(あぶみ)が千切れたらしい.こわやこわや.僕は右岸捲き.楽勝.その先に幅広クラック.左岸捲き.難しくない.865二股先でSB.右岸捲き.15m滑滝は斜滝状で,ワシワシ登れる.ルートはいくつかある.
その先にco1000の大滝.前衛本体合わせて30m位か.本体の滝下は物凄い風.涼しい.滑滝の落口すぐの右岸の小尾根から大捲き.最初斜度が結構あり,木登り気味に登っていく.結構登り,Trv.途中ガレ場とかも通りつつ.多少RFしつつ進むと良い感じに降りることが出来た.掴むものも結構あり,然程時間もかからず,良いルートだった.
Co1150に旧オーバーハングの滝.かつての姿はどのような感じだったのだろうか.今はスタスタ登れる.Co1180の10mFは少し戻った辺りから左岸捲き.samoaさんと大体同じルートだろう.Co1250の10mFは右岸のフェースを登り,滝上へトラバースするルート.余り考えず全荷で突っ込んでしまい,沢シューズの僕はフェースで微妙なスタンスに悪戦苦闘する.沢足袋の2人は割りとひょいひょい登っていた.傾斜が緩いので気合で突破.この沢が終わったらソールを張り替えることを心に誓う.トラバースは,得意な人なら正直何も感じないだろう.その後沢に降りる所は,落口すぐそばにせり出した岩から滑床にジャンプか,もっと先から頑張って降りるか.ジャンプはそこそこ勇気が要るが,簡単.AB君はもうちょい先から降りていた.
その上からミニカウンナイ.まさにミニ滝の瀬13丁.フリクション抜群の苔までそっくり.Co1290右岸の快適テン場に泊まる.増水は△だが,増水する天気でここに入渓する人はいないと思うので,基本的にはここを予定テン場にするのが良いのでは無かろうか.
主だった核心を処理し切り一安心.久しぶりの山中泊を楽しむ.
7/9
明るくなった頃に出発.進んでいくと結構雪渓が出てくる.捲いたり乗ったりしつつ進む.この辺はゴルジュではないので,大体何とかなったが,軽アイゼン持ってくれば良かったと後悔する程度には斜度のある雪渓を歩く羽目になった.
Co1450の4段の滝の1段目はかなり豪快に雪渓に埋まっていて,滝に下から取り付くのは崩落が怖すぎたので,僕は右岸の岩壁を登り,20mほどトラバースして滝上に出るルートを取る.そこそこ緊張.トラバースは普通.AB君とY君は雪渓に乗って左岸から滝の途中に出るルート.雪渓自体は安定していそうだったが,凄い所歩いてるなーと思って眺める.2段目3段目は適当に登り,門みたいな形の4段目はY君は水流中を攀じ登り,僕とAB君はサクッと左岸捲き.
Co1480の二股は右股を取る.踏み跡を使ったり雪渓を詰めたりしつつ行く.途中雪渓が壊れた時は肝が冷えた.源頭には可愛らしい花々が咲き,心が癒される.北海道に来て数年経つが,この時期の大雪が綺麗だということをようやく実感する.ハイシーズンはもっと綺麗なのだろうか.小化雲岳南西コルに出て,腰くらいのbushを多少漕ぎつつ小化雲岳着.良い眺め.旭岳はデカイなー.後はダルい夏道をてくてく下って天人峡着.お疲れ様でした.
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