八海山 ロープウエイ利用往復(大日岳まで)
- GPS
- 04:21
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 711m
- 下り
- 291m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 7:15
ロープウェイ山頂駅から歩き始める時は記録開始操作を忘れてしまい漕池の手前辺りで気付いて開始した為、それ以前のログは無し。
大日岳からの下山途中に地蔵岳に寄ったがGPSの不調によりそれ以降のログは無し。
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
六日町ICを降りた場合、六日町八海山スキー場への案内看板が幾つかある。 大和ICを降りた場合は案内看板は無いかもしれない。 ナビがあれば六日町八海山スキー場を目的地にすればよい。 スキー場に着くとすぐに駐車場がありベースキャンプという建物があるが、八海山ロープウエイの乗り場はそこではなくもう少し上った所にあるのでそっちの駐車場に停める。 スキー場の駐車場なのでさすがに十二分に広く、停められないということはまず無いと思われるが、紅葉の時期になるとこの駐車場も大分埋まることがある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウエイ乗り場にトイレ、飲み物の自動販売機がある。 またロープウエイ乗り場よりも麓寄りにあるベースキャンプと言う施設にはトイレや売店がある。 ロープウエイ山麓駅と山頂駅の2か所に登山届提出用ポストがあり、用紙も用意されている。 八ツ峰迂回路は迂回路といっても気を抜かずに行きたい。 八ツ峰の下部をトラバースする道で幅は狭く基本的に谷側は急斜面または崖。 鎖が付いている所も多いが、鎖が無く踏み外すとまずそうな所も何か所かある。 スズメバチが異様に多かった。 八ツ峰周辺の岩場地帯にはいなかったが、それ以外、特にロープウエイ山頂駅から千本檜小屋の間は常にスズメバチがまとわりついている状態だった。 刺されるのも危険だが、気になって足運びに集中できなくなることがあり、これも危ない。 去年はこんなにいなかったが、、、。 |
その他周辺情報 | 近くに八海山の蔵元、八海醸造があるが一般客は中に入ることはできなそうな感じ。 しかしさすがに地元なので八海山を取り扱っている酒店は多い。 宿泊は登山口より少し麓寄りに何件かあるペンションが近くて便利そう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
サバイバルシート
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ヘルメット
ウレタンザブトン
靴紐スペア
熊鈴
|
---|
感想
去年行った八海山だが景色が良くて気に入ったのと、もう少し高い山へ行く前のトレーニングとして今年も行きたいと思っていた。
しかし登山道の雪が消える頃には梅雨になり、週末になると天気が悪くてなかなか行けずどうしたものかと思っていたが、7月10日は曇りのち晴れという予報だったので八海山行きを決めた。
とは言っても前日まで7月10日は雨の予報だったし、この週はほとんど毎日雨が降り典型的な梅雨の天気だったので本当に晴れるのか少し心配だった。
当日起きて外を見てみると降ってはいないもののどんよりと曇っており、路面は昨夜降った雨でまだ半乾きだった。
まあ、せっかく準備したのだし、本格的に天気が崩れたら引き返せば良い。
ということで登山口目指し出発。
7:00頃にロープウエイの駐車場に到着した。
地面は濡れているし、いつ降ってきてもおかしくない空だがここまでくればやる気になってくる。
既に登山者の車が10台以上停まっており、皆さん準備しているようだ。
始発の8:00までは時間の余裕があるのでゆっくり準備し、ストレッチも済ませてロープウエイ乗り場へ。チケットを購入し登山届を提出して並ぶと間もなく改札が開き始発に乗車した。
山頂駅に近づくとガスの中へ突入した。
駐車場から見上げた時、八ツ峰はおろかロープウエイ山頂駅もガスの中だったので予想はしていたがちょっとテンションが下がる。
山頂駅に到着し、装備を整えて出発する。
登山者はたくさんいる。ロープウエイはほぼ満員という感じだった。
と言っても定員の81名近く居るかというとそんなことはない。
40人位だろうか。だとすると定員の半分くらいしか乗っていないことになるが、最後の方の乗客が乗る時には立っている人が少し詰める必要があった。
大勢の登山者に交じって出発。
歩き始めは木道やしっかりした作りの木階段が設置されたよく整備された道を行く。
前に6人位のパーティ、その前にも複数人のパーティがいたようだ。
後ろには4人位の年配の方たち。
この辺は歩きやすいからかパーティ間の間隔はほぼ一定でちょっとした登りがあると若干渋滞気味になった。
このころからスズメバチが周囲を飛ぶようになった。
刺激しないように淡々と歩くが結構長距離に亘ってついてくる。
やっといなくなったと思ったら次のスズメバチが現れ、これも暫くの間付いてくる。
前後のパーティの人はどうだったのだろう。
スズメバチがどうの、という声は聞こえなかったが、自分にだけ寄ってくるのだろうか?この日は一日中こんな調子でスズメバチに悩まされた。
八ツ峰一帯にはいなかったが、ロープウエイ山頂駅から千本檜小屋の間は常にスズメバチと一緒に歩いていたようなものだった。
30分ほど歩くと前後のパーティの姿は見えなくなり自分のペースで歩けるようになった。
ここで現在位置でも確認しようとGPSを取り出そうとした時、ログデータの記録をスタートし忘れたことに気付く。やらかしてしまった。
このためログデータは途中からしかない。
漕池を過ぎると少し登りがきつくなる。もうすぐ女人堂だ。
女人堂の手前に胎内くぐりという場所があった。洞窟のようになっている岩の間を通って少し上の登山道に出ることが出来るようになっているらしい。ちょっと面白そうだったが行かなかった。
この辺から時折陽が差すようになり、女人堂に着いた時には良い天気になった。
ここで小休止するのだが今日は人が多く座る場所があまり空いていない。
小屋入り口辺りのコンクリートにザックを下ろして休む。
天気が良くなり俄然テンションは上がる。元気になって薬師岳目指し出発。
ここから薬師岳までが急登であり距離も結構あるので、このコース中で体力的には一番きつい区間だ(精神的には大日岳辺りの方が当然きつい)。
その代わり渡渉点を過ぎたころから左手(北東)方面の眺めが良くなってくるので景色を見ながら登ればきつさも多少紛れる。
守門岳、浅草岳方面が見える場所に来たが眼下に雲があって良く見えなかった。
やがて最初の鎖場が現れ、これを登ると薬師岳に出た。
鐘を鳴らし、写真をいくつか撮る。
薬師岳から先は左手にずっと駒ケ岳と中ノ岳が見える。
この景色を見るのも八海山の楽しみの一つで今日も期待していたが山頂付近はガスっていてなかなか見えない。それでも1枚写真に収めてしまった。
薬師岳を後にし千本檜小屋へはすぐに到着する。
ほとんどの登山者はここで休憩するのでいつも賑わっている。
着いたときはベンチが一杯だったがトイレを借りたり写真を撮ったりしていると空いてきたのでザックを下ろして休憩とする。
ここで八ツ峰迂回路と大日岳に備え帽子からヘルメットに替える。
八ツ峰方面へ行く人の多くがここでヘルメットを装着しているようだ。
いよいよ八ツ峰方面へ。
去年は地蔵岳、不動岳までだったので大日岳を目指すのも迂回路を歩くのも初めてだ。
迂回路を歩き始めるといきなり下りの鎖場が現れた。
迂回路とは思えない道だと噂に聞くがその通りだということがすぐにわかった。
八ツ峰の下部をトラバースする道だがアップダウンも結構あり、鎖場、梯子も何か所かある。谷側は急斜面や崖なので滑落したらただでは済まない。
しかも道幅が狭く、転倒した場合滑落の可能性が高そうなので慎重に進む。
やがて八ツ峰縦走路への分岐点に出る。ここを左に進み上っていくと釈迦岳と摩利支岳の鞍部で縦走路に合流する。
月の池という小さな池があった。少し登ったところに日の池というのもあるらしい。
八ツ峰後半の岩峰群が目の前に聳え迫力がある。
休憩したくなるような、ちょっと雰囲気の良い所だった。
さらに進み迂回路も終盤になると長い連続梯子が待っている。
梯子が何個続いたかよく覚えていないが3個や4個ではない。10個近くあったと思う。
そして梯子を登り切ると稜線に出て縦走路に合流、迂回路は終わりだ。
右は入道岳方面、左が大日岳方面なので左へ。
すると大日岳の手前に一つピークがある。八ツ峰には含まれていないピークだ。
そのことは下調べで分かっていたので驚くわけではないが、実際に目にするとこれはこれで結構立派な岩峰で、九番目のピークと言ったところ。
垂直に近い鎖を登り九番目のピークに立つと大日岳の全貌が見えた。
大日岳は大勢の登山者で混雑している。
こちら(九番目ピーク)に向かうため鎖を下りる人が渋滞中なので暫くここで待つことにする。大日岳の登りの前に丁度良い休憩だったかもしれない。
待つこと数分、下りる人が途切れたので大日岳へ向かう。
直下から見上げるとかなり威圧感がある。これを登るのかと思うと緊張する。
が、いざ登り始めれば思ったほどの恐怖感は無かった。
但し、鎖を離したら命は無いだろうから油断してはならない。
登っている途中、下ろうとして頂上からこちらの様子を窺っている人が見えたので声をかけて先に登らせてもらった。
鎖を登り切り、待っていてくれた人たちにお礼を言う。目の前にピークが見えた。
11:30大日岳登頂。
眺めはどの方向も最高。写真をいくつか撮った。
休憩していると登山者が続々と登ってくる。
ここで昼食にしようかとも思っていたがあまり広くない頂上に居座るのは他の人の邪魔になるからやめて、下山することにする。
と言ってもこれだけ人が多いと下りの鎖場は渋滞するわけで大日岳を下りたのは12:00だった。
目の前に入道岳が見える。今回は行かないがいつか行ってみたい。
九番目ピークを下り、分岐から迂回路に進み、長い連続梯子を今度は下る。
どこで昼食にしようかなどと考えながら迂回路を進む。
どうせなら眺めの良い所で昼食にしたいと思い、地蔵岳か不動岳に寄ることにする。
迂回路も六日町方面の展望は非常に良いがあまり見ている余裕は無い。
地蔵岳、不動岳への分岐まで戻ってきたが、迂回路ではここまで誰にも会わなかった。八ツ峰縦走路方面へ進み、鎖場を登り地蔵岳と不動岳の鞍部に出た。
どちらにするか迷っていたが、去年は不動岳で昼食だったので今年は地蔵岳にした。
地蔵岳で景色を楽しみながら昼食を済ませ出発の準備をしていると目の前の木にアゲハ蝶がとまっていた。
去年の妙高山でもこれから下山するという時に蝶(アサギマダラ?)がいて写真を撮ったことを思い出した。
相変わらず賑わっている千本檜小屋でヘルメットをしまい、帽子を出す。
ここからはまたスズメバチと一緒に歩く羽目になる。
女人堂まで止まらずに歩き小休止。
その後も漕池に立ち寄った以外は止まらずロープウエイ山頂駅に到着。
15:40の便に乗車し無事下山した。
心配していた天気も予報通り回復し良い山行になった。
朝ロープウエイに乗る前はいつ降り出すかという位に曇っていたので日焼け止めは持っていたが塗らず、車に置いてきた。このことは下山後に後悔することになった。
腕、首、顔がかなり日焼けしていた。
去年に続き2度目の八海山だったが今回も楽しい山だと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する