北岳に来ただけ。(白根御池ベースで、左俣→草すべり)
- GPS
- 28:54
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,780m
- 下り
- 1,760m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:36
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 11:36
天候 | 7/16(土) 芦安で小雨、広河原は11時時点で晴れていたが、登るにつれて雲に覆われる 7/17(日) 宵のうちは雨。朝方は雨が上がったが、吊尾根分岐〜頂上〜小太郎尾根分岐の稜線は雨で風も強い。昼頃の白根御池も雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
板橋5:03ー(池袋・新宿乗り換え)−6:15 八王子 6:35ー8:09甲府 甲府9:00=(山梨交通バス2050円)=10:53広河原 ★八王子駅6:35発の松本行きで座るためには、八王子6:15着の電車で来ることが望ましい。 ★甲府駅8:09着で、9:00発の広河原行きの列はできていました。(最終的に2台目に乗車)ただし、3連休初日などの混雑する条件がなければ、9:00の広河原行きはそれほど混雑しないと思われます。 ▼帰り 広河原16:40=(山梨交通バス2050円)=18:40甲府駅 甲府18:59ー19:47大月19:54ー21:33新宿 ★夜叉神でバス待ちしていた人は無事に乗車できたんでしょうか…。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●広河原〜白根御池 道中の木の階段、梯子が相変わらず苦手です。登りは良いのですが、下りが本当に歩きにくい。 ⛺白根御池小屋 ・水は湧水を小屋にひいてあり無料。 ・Docomoの電波はアンテナ3本でしたが、人多すぎのせいかネットには極めてつながりにくくなっていました。 ●広河原〜二俣 ・道中は道幅の狭いトラバース。細かなアップダウンも多い。 ・「山と高原地図」では、右俣コースと合流して少し下ったところが二俣の分岐のように描かれていますが、右俣コースを経由せずに直接左俣コースに入ることができます。とはいえ、二俣周辺は広く、初見ではわかりにくいので設置された指導票をしっかり確認すること。 ●大樺沢左俣ルート ・二俣から少し登ったあたりで、数メートルほど雪渓を歩く場所がありまいたが、それを除けば完全に夏道です。 ・大樺沢沿いの夏道は、細かくルートが分かれていることが多いですが、なるべく沢に近づかないように踏み跡をたどるとよいです。 ・沢から離れると、連続梯子地帯に突入、さらにルートのややわかりづらい岩礫地帯を経て八本歯のコルに到着。この辺りは上り下りのすれ違いに非常に時間がかかります。 ●八本歯のコル〜池山吊尾根分岐 ・トラバース気味の登山道ですが、特筆すべき危険個所はありません。 ●池山吊尾根分岐〜北岳 ・北岳へは稜線の西側をトラバース気味に進みます。ザレて滑りやすい場所も多く、過去には転落死亡事故も発生している地帯です。 ・西風が強く、このあたりから雨が本降りになってきました。 ●北岳〜肩の小屋 岩稜帯。天気が悪いと、緑ペンキのマーキングがみづらいです。 ●草すべり 急坂が続きます。道は下部のほうがよくない感じですが、概ね歩きやすく整備されています。上り下りのすれ違いも、左俣コースに比べればスムーズにいくことが多い印象です。 |
写真
感想
ここ数年、夏場に体調を崩すことが多く7月に登山をすること自体が4年ぶりという中、その4年前に塩見岳まで縦走して以来の北岳に行ってきました。
3連休の天気予報は低気圧や前線が日本列島近くをうろうろしてかなり微妙でした。しかし、この程度の予報なら意に介さないのが3000m級の登山…という感覚がすっかり鈍っていました。
甲府駅を9時に出る広河原行きのバスは、8時の時点ですでに列。
この雰囲気、懐かしい。北岳に登るってこういうことだよなあ…としみじみしながらバスに乗ります。
広河原行きのバスは今年から竜王駅を経由するようになりましたが、下車はともかく、ここから乗車する人はいるのでしょうか?
広河原に着いたときは車酔いでフラフラ。林道では工事関係車両とのすれ違いが多く、車酔いの身には応えました。酔い止め持っていたのになあ(帰りのバスは酔い止めのみました)
白根御池小屋でのテント泊は今回が3回目。
甲府駅9時のバスなのは、過去2回と同じでしたが、3連休初日の混雑を完全に甘く見てました。
すでに白根御池のほとりまでテントで埋まりつつある中、小屋前台地の狭いスペースにテントをねじ込んでヤレヤレ。
夜中2時に目が覚めるとテントを叩く雨の音。
途中であった人の話では雷も鳴ったとのことでしたが、それに気づかないくらいよく眠れました(珍しい)。
朝4時半にテントを出るころには雨も止んで、これならまずまずだなと思いながら二俣へと歩きだします。
二俣に着いたときには蒸し暑さのあまりにレインウェアを脱ぎます。
左俣ルートを登りで使うのは今回が初めて。
白根御池の宿泊者はほとんど草すべりから頂上を目指すと思っていたのですが、左俣コースを登る人も結構いました。
途中ですれ違った人から、稜線は風が強いと教えてもらいました。
そうだよなあ、低気圧も前線も近いんだもんなあ。
稜線のテント場は大変だったんだろうなあ。
白根御池小屋のテント場最高や!
…これって4年前にキタダケソウみに行った時と全く同じ。
八本歯のコルに到着。
このあたりは風も大したことなく、眺望はなくとも大樺沢とは一気に変わる花の顔ぶれに心が躍ります。
シロバナタカネビランジ、ミネウスユキソウ、キンロバイ・・・
高山植物との出会いを楽しくするには、「予習しすぎないこと」も重要です。ただ、あまりに予習不足だと見るべき花を見落とすリスクも増えるのでその辺のバランスは難しいです。
主稜線に合流すると、一気に雨と風が強くなります。
ここで、今回の北岳登山は実質終了です。
あとは、雨とガスの中淡々と登って、頂上踏んで、肩の小屋に降りて、草すべりを下って、御池に戻って、雨の中テント片付けて…
後半は4年前にキタダケソウを見に行った時の再現のような山行になってしまいました。違いがあるとすれば気温が今回のほうが高かったことでしょうか。
あの時は、冷たい雨の中1日行動したせいで、バスで甲府駅に着いた時に寒さで震えが止まらなかったくらいでした。
今回はむしろ蒸し暑いくらいでしたが、念のためにシャツと靴下を着替えてから帰りのバスに乗り込みました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する