金峰山⇔大弛峠
- GPS
- 06:17
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 524m
- 下り
- 502m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
紛らわしい分岐もない一本道。金峰山頂付近の岩場は足元に注意を |
その他周辺情報 | 塩山駅南口の喫茶?夢乃家がおいしい。柔らかい馬刺しと冷たいほうとう「おざら」がなかなかでした。 |
写真
感想
会社のゆる〜い歩く会恒例の夏山登山で金峰山を訪ねた。前日は塩山温泉に一泊し、朝7時半のバスで大弛峠へ。朝の天気は低い雲がかかり、まとわりつくような湿気で今にも雨が降りだしそうだったが、バスからワゴン車に乗り継いだ乙女湖畔では夏の日差しが燦々。富士山まで見えて、曇りのち雨の天気予報からは考えられない好天の稜線歩きが楽しめた。
塩山駅北口からバス〜ワゴン車と乗り継いで延々1時間20分。標高2300mを超す大弛峠は日差しこそ強いものの、吹く風は心地よい。一行5人はまず樹林帯の急坂に挑んだ。後続グループは先に通し、マイペースでのろのろと登る。細かなアップダウンが続き、たまに左手の視界が開ける。ワゴン車から視認したシルエット状の富士山が樹間から覗くが、幹が邪魔で撮影しにくい。
朝日峠で一休みし、オオシラビソやダケカンバの森を30分ぼど登ると、森が切れて絶景ポイントに出た。大ナギだ。南には雲海に浮かぶ富士山がそびえ、北寄りには甲武信ヶ岳方面の稜線などの山並みが続く。休憩兼撮影タイムのあと、朝日岳に向かった。
朝日岳は山頂の西寄りで視界が開け、鉄山から金峰山、五丈岩までの稜線が一望できた。「まだ、あんなに遠いの?」という一部メンバーのボヤきは聞こえなかったことにして、いったん下る。一見、急な岩場のように見えるがジグザグに道が切ってあり、両手を使うほどではない。
「せっかく登ったのに、もったいない」とボヤきながら標高差にして110mほど下り、またじわじわ登り返す。稜線の北をトラバースする樹林帯の道で眺望はない。途中の鉄山はまだかまだかと思ううちに頭上の木々が小さくなり、森林限界のようになって見晴らしの良い稜線に飛び出した。
リーダーが「あれ? 頂上が見える」と指をさす。振り向くと、先ほど朝日岳で見た鉄山らしきピークがある。いつの間にか賽の河原に着いてしまったようだ。帰りに大きく「鉄山」と書いた看板が登山道わきにあるのを見たが、行きは5人とも誰一人気づかなかった。
ともあれ、ゴールが見えて安心し、最後に待ち構える岩の堆積を経て岩のゲートをくぐり、全員無事に金峰山に到着した。狭い頂上で記念撮影し、そそくさと五丈岩の方へ移動して弁当とする。見ていると、若い男性2人ほどが五丈岩に登頂した。一番上は剣呑だが、真ん中あたりなら行けそうだ。腹ごなしを兼ねて自分ひとり途中まで五丈岩に挑戦してみた。近くで見ると、一番上へは登ることはできても降りるのは相当に難儀しそうだ。
雲行きが怪しくなってきたので頂上から撤収し、元来た道を戻る。このコース、行きも帰りも同じ程度上ったり下ったりを繰り返すので、疲れの出てきた一部メンバーはペースが上がらない。賽の河原でまた一息し、行きに気づかなかった鉄山の看板を通り過ぎる。ゼッケンを付けたトレイルランナーをはじめ、まだまだ金峰山を目指す人と次々にすれ違う。このランナーたちは、後で大弛峠の主催者テントで尋ねたところ、分水嶺トレイルの参加者たちだった。3連休で4つの分水嶺と4つの百名山を踏破する大会とのこと。別世界の方々ではある。
こちらは息継ぎ休憩をはさみながら急なジグザグ道を詰めて朝日岳。振り向くと金峰山が雲に隠れかけている。昨夏の西吾妻山は当方も好酸球肺炎で息苦しく、ペースが上がらなかったことを思い出したが、今年はステロイドのおかげでほとんど痰も絡まない。
さあ、後は下り基調で朝日峠などすぐそこだと思ったが、甘かった。その朝日峠の先も1ピーク過ぎてもさらに細かな登り下りが4、5回続き、最後に標高差100mほど下って、ようやく駐車場が見えた。帰りのワゴン車の発車まで40分以上ある。運転手が声を掛けてくれるというので、リュックをワゴン車に預け、傍らの金峰山小屋でビールにありついた。山を降りたら改めて馬刺しで一杯やる予定だ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する