山伏[ヤナギラン咲き始め]
- GPS
- 07:02
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,254m
- 下り
- 1,458m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
梅ヶ島温泉。
そこは1700年前に発見されたと言う。沢沿いに39度の入浴に適した温泉が湧出しており、古来多くの人々を癒して来たのであろう。
そこはまた安倍川の源流であり「安倍奥」と呼ばれる地域であるらしい。幸いにして静岡駅より1日5便のバスが出ているが、乗車時間は1時間と50分かかる。最も近いコンビニは30km手前ということなので相当の「奥」なのであろう。
温泉に惹かれて3連休の旅先に選んだのですが、当該山域の山伏という山が良さそうだったので登って見ることにしました。調べてみるとヤナギランが群生する山として有名なようです。
梅ヶ島温泉から山伏登山口までは結構距離があり、これだけの奥であるとタクシーを呼ぶこともままならないため、宿のご主人に相談してみたところ、ご好意で車で送迎していただけるとのこと。まったくもって有り難いことです。
昔々は金が採れたという日影沢の登山口から登り始めます。登山道はしばらくはこの沢に沿って作られており、沢を横切るために作られた橋を何度か渡って進みます。「熊に注意」の看板もあるのですが、休日で先行する登山者も何組かありましたので比較的安心でした。
大岩、蓬峠を経て登って行き、稜線に出ると急に様相が変わります。穏やかな笹藪の平原となり、木道も出現します。ヤナギランの看板はあるものの、花は見付けられず、まだ早すぎたかと思いましたが、鹿除けのネットの先をよくよく見てみると、疎らではあるものの何輪か咲いているヤナギランを確認することができました。
山頂で少しランチブレークをした後、登山道を北側に向かいました。3つ4つのピークとコルを越えて進んで行きますが、こちら側は登山者も少なくなりましたので、時折、熊鈴を手で大きく振り鳴らして警戒しながら進みました。
やがて新窪乗越に到着。ここからは「大谷崩れ」と呼ばれるガレ場を下って行きます。この大谷崩れは江戸時代に発生した地震によって崩壊したところだそうなのですが、私が歩くたびにも足元の礫がずり落るわけで、今でも崩落が続いているのだなあと納得します。斜度もかなりあり、歩きにくいガレ場なのですが、花も咲いており、とても不思議な感じのする場所でした。
沢の道、山頂のヤナギラン、静かな稜線、崩落地など、とても変化に富む、面白いコースでした。
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