南紀 大塔川黒蔵谷 泳ぎの沢
- GPS
- 21:41
- 距離
- 48.0km
- 登り
- 5,056m
- 下り
- 5,043m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:39
- 山行
- 14:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 14:25
天候 | 1日目 曇ときどき晴、2日目 曇一時雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
苔が多かった。メンバーの靴は、フェルトが4人アクアが1人 このコース、とにかく帰りの林道歩きが長いです |
その他周辺情報 | 川湯温泉公衆浴場 http://www.hongu.jp/onsen/kawayu/kawayu-kousyuu/ |
写真
装備
備考 | ライフジャケットは持っていって大正解 フローティングロープがあるとよかったかも ヒルがいるので、ヤマビルファイター、防虫剤などもあったほうがよいです |
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感想
今回は、会で高知に転勤になった人と、関東と四国の真ん中あたりで落ち合って沢登りしましょうという企画。
とにかく泳ぐ沢ということでどのガイドブックもライフジャケット持参を推奨。ということで新たにモンベルのライフジャケットを購入。5人中3人がライフジャケット持参。
千葉を前夜午後10時に4人で出発。ナビタイムで8時間かかるという計算で、その通りの時間で到着。ナビタイムすごい!
登山口に近い駐車場で無事合流して出発。
1日目
この日の予報は曇ときどき晴れ。たまに日が差す沢日和。
駐車場から入渓点まで50分くらい林道歩き。途中2ヶ所車止めのフェンスあり。
入渓してすぐの鮎返しの滝は泳いで左側に取り付いて登る。
下ノ廊下、中ノ廊下と泳ぐ場面は多く、ライフジャケットは大活躍。水の流れ強くないので、足で漕がなくても岩を伝うことで前進できます。
かなり時間がかかり、7時間かかって高山谷出合に到着。荷物を置いて先を見に行ったけど、この先のビバーク適地まではかなり歩きそうなので、ここでビバークを決定。
そうなれば、薪木集め。結構容易に集まる。そうこうするうちに別の3人組パーティーが到着。流れの対岸でビバークしていました。
今回、軽量化のためシュラフはやめてシュラフカバーだけにしたけど、標高300メートル足らずの場所とはいえ山は山、冷え込むというほどではないけど、夜は寝てて少々寒かった。シュラフの包まれ感がないんですよね。もっと標高の高いところだったらシュラフなしではキツいなぁ。
2日目
この日の事前の予報は雨。朝は曇。最初の予定は野竹法師を超えて高山谷を下りる予定だったのだけれど、天候がイマイチということもあり、黒蔵谷を遡行して終点から林道に上がって戻ることに。
この沢の見どころ、地図上のカンタロウ滝は前衛10メートル滝を右岸から巻いて一旦下降し、左岸の支尾根を登って巻く。
この先も泳ぐ場所は続く、さすが関西随一の泳ぎ沢。途中、白っぽいヘビがゆうゆうと向う岸に泳いでいた。泳ぎがうまいなぁ。
だんだん水流が少なくなってきたところで、左側に石垣が出現。炭焼きの跡?標高640メートルあたり左から緩やかな涸れ沢が合流するところで左へ。
途中、左から急な涸れ沢が合流するのでそこを左側。登りきったところで藪漕ぎもなく林道に出て沢登りは終了。
林道に出たところで、メンバーの靴や服にヒルが取り付いているのを発見。すぐに防虫剤で退治し、ヤマビルファイターを靴にスプレーするが、その後も散見された。ヒルに注意!
実は2日目の行程この後が長く、ほぼ沢登りと同じ時間がかかる。等高線にほぼ忠実に沿って最初は登り、乗っ越してからは緩やかに下り、延々と6時間の林道歩き。最後はひさびさのヘッ電山行でした。
全体としてタフな、そして名に恥じない泳ぎ沢でした。
下山後は、まずは風呂に入りたいと川湯温泉共同浴場へ。受付終了を15分過ぎていたのに入れてもらえました。ありがたい。料金も250円と格安。石鹸、シャンプーはありませんが、この料金なので。
お風呂の後には何か食べたくなるのが人情。でもこのあたりに夜の9時過ぎに食事を提供してくれる店はなく。30キロ以上離れた新宮までクルマを飛ばし、すき家に駆け込みました。
紀伊半島の沢登りは初めて。そもそも紀伊半島に来るのだって20年ぶりくらいで、しかもそのときはせいぜい瀞峡までしかこなかったのだけれど、今回あらためて関東甲信越の山とは空気感からして違う、なんというか樹の濃密な感覚がする山に思えました。降雪がないので、雪が削った沢ではなく、渓相もだいぶ違う。やはりいろいろなところに行ってみるのはいいなと思いました。
泳ぎまくる沢ということは認識していましたが、これでもかというくらい想像以上に水につかる場面が多くまた時間がかかり、あっけなく跳ね返された感じです。
計画では野竹法師を越えて八丁こじか経由で戻ってくる予定でしたが途中から林道に上がる1泊2日コースに変更。
それでも黒蔵谷自体はたいへん素晴らしかったです。関東とは違った渓相を体験でき大いに堪能しました。
・最後の詰めは水が枯れるので早めに水を汲んだ方がよい。林道に上がれば何か所 か水場はあり。
・突っ張りのトイ状は下からは見えなくて落ち口の水量が迫力満点で少しビビりま すが取りついてしまえば大したことはなかったです。落ちてもウォータースライ ダーで釜にドボンです。1人経験。
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